オクラはレンジで茹でる？加熱時間など簡単な下ごしらえのやり方

オクラは様々な料理のレシピに使用する事が出来るという事で、非常に汎用性の高い野菜です。外側の厚い皮の青々とした味わいと、中のとろみのある実が和食にとても合います。またオクラは栄養が豊富な野菜という事でも有名です。

オクラは基本的には今まで鍋で茹でると言った調理方法が一般的ではありましたが、最近では電子レンジを使って茹でる方法が主流になってきています。今回は便利なオクラの電子レンジを使用した茹で方について紹介していきます。何分茹でればいいのかも詳しく紹介していきますので、オクラ好きで普段からよく食べるという方は必見です。

オクラのメジャーな調理方法と言えば鍋を使用してお湯で茹でるといったものです。茹でる事によってオクラの外皮と実がふっくらとした食感になり美味しく食べる事が出来るようになります。鍋を使用して茹でる場合は鍋にお湯をはって塩もみ等の下ごしらえをした上で何分か茹でます。

何分茹でるかはオクラを使用する料理によって変わってはきますが、大体10分前後と言われています。忙しい現代人にとってオクラをただ茹でるという工程で10分も使用するのは何だか勿体無い気もします。

時間の価値観は人によって様々だとは思いますが、この茹でる工程が短縮出来るのであればほとんどの人が利用するそうするはずです。オクラを鍋で茹でるよりも早く調理する方法が電子レンジを使用する事です。電子レンジを使用する事で、鍋で茹でるよりも簡単に早く調理する事が出来ます。

電子レンジを使用する事で簡単に茹でる事が可能なオクラですが、鍋で茹でるのと同様にオクラを美味しく食べる為に下ごしらえは必要です。オクラの下ごしらえですが、包丁を使って不要な部分を切り落とします。

ヘタ付近の筋張った部分を包丁の根元を当てながら、オクラを回すようにして切っていきます。ガクという呼び名の部分ですが、ここが残っていると食べた時の食感が固く、味を損ないます。

包丁を使ってオクラを食べやすい大きさにカットするのは鍋で茹でる場合はNGです。中に水分が入り込んでしまい、味や栄養が損なわれてしまうからです。ですが、電子レンジを使用する場合は料理によっては事前に一口大にカットしてしまっても大丈夫です。

オクラの表面には細かい毛が生えていて、そのままにしておくと食べた時に微妙にチクチクとした食感が残ります。より美味しく食べたいという方はオクラを電子レンジで茹でる前に塩揉みしておきましょう。軽く塩もみするだけで食感がよくなる上に、茹で上がった後の色合いが良くなります。

上で紹介した下ごしらえを終えたオクラを電子レンジで実際に茹でていきます。食感は別にそれ程気にしないというのであれば軽く水洗いしたものをそのまま使用しても大丈夫です。オクラを耐熱性の容器に入れて電子レンジで加熱します。オクラを何分加熱するかは料理や切り方によって変わってきます。

電子レンジでオクラを何分か茹でたら完成です。鍋の場合はガスや火を使うのでその場を離れるわけにはいきませんが、電子レンジを使用した場合は、加熱している間の何分間かその場から離れる事が出来るので、かなり効率的に料理をする事が出来ます。電子レンジで何分間か茹でたオクラは、鍋を使用したものと寸分違わぬ味わいです。

オクラを電子レンジで茹でる最大のメリットは何と言っても時間短縮です。鍋で茹でる場合は、鍋に水を入れて沸騰するまでまず待たなくてはいけませんし、沸騰した後もオクラが茹で上がるまでに時間がかかります。

電子レンジを使用した場合はものの何分かで出来上がってしまうので、大幅な時間短縮になります。ガスを使用していないので、電子レンジを使用している間は他の料理等を作る事も出来るので全体的な調理時間の短縮にもつながります。

しかも、鍋で茹でる場合と違ってキッチンタイマーや目視での確認がいりません。オクラを加熱する時間を電子レンジで自在に調節する事が出来るので、茹で過ぎたり、茹でが足りなかったりと言った失敗も起きにくいです。

オクラは電子レンジで調理する事によって栄養が逃げにくくなります。オクラには非常に多くの体に良い栄養素が含まれています。オクラの栄養素で主に挙げられるのは実の部分にあたるペクチンやガラクタンと言った食物繊維や、カルシウムやカリウムと言った栄養素です。

これらの栄養素は少なからず水溶性があるので、水を使用した調理をする事によって栄養が流れ出してしまいます。つまり、オクラを鍋で茹でるとせっかくの栄養が水に流れ出てしまうという事になります。野菜のスープであれば、飲み干すので良いかもしれませんが、茹でるだけなら、その後残ったお湯は全て捨ててしまう事になります。

電子レンジを使用しての調理方法は水をほとんど使用せずに加熱するので、オクラの豊富な栄養を保ったまま調理する事が出来ます。これも電子レンジを使用してオクラを調理する大きなメリットです。オクラの栄養もちゃんと摂りたいという方は、鍋ではなく電子レンジで加熱して調理するようにしましょう！

オクラを電子レンジで調理する事で、時間短縮や栄養をしっかり活かすといったメリットもありますが、それ以外にも良い事があります。オクラを電子レンジで調理する事により、ガスを全く使用せずに済みます。ガスの場合自ら沸騰させてオクラを茹で上げるまでに大体ガス代が1円以上かかります。

それに対して電子レンジの場合は、仮に1分加熱した場合に掛かる電気代は約0.5円とかなり安いです。微々たる差と考える方もいるとは思いますが、毎日繰り返していくと考えればこの光熱費の差は馬鹿には出来ません。時間だけでなく、光熱費の節約という観点から考えてもオクラを茹でるには電子レンジの使用がおすすめです。

ここからは電子レンジで加熱したオクラを使用した、簡単料理のレシピを紹介していきます。まず紹介するのはオクラの定番料理と言っても良い和え物です。オクラを和え物で使用する場合には、したごしらえの段階でガクを切り、塩もみした後に薄くスライスしていきます。表面の塩は下味にもなるので水で洗い流す必要はありません。

次にえのきのしたごしらえを行います。えのきの根元の石づきという部分を包丁で切り落とします。その後にえのきを食べやすい大きさにカットします。茎の中央の部分をざっくりと包丁で切るだけでOKです。

その後にえのきを水洗いすれば下ごしらえは完了です。オクラとえのきを耐熱性の容器に入れ醤油を適量加えたら、500Wの電子レンジで1分30秒加熱して、最後に鰹節を上からふりかければ完成です。

オクラのとろみとえのきの歯応えが醤油味とよくマッチしていてとても美味しいです。お酒のおつまみにも良いですし、おかずとしても活躍してくれます。簡単に出来る料理なので、オクラを電子レンジで調理する際には是非えのきと合わせた和え物を作って見て下さい。

オクラはタコとも相性抜群です。オクラとタコの和え物の作り方は簡単です。オクラを上で紹介したのと同じように下ごしらえした後に、タコも下ごしらえしていきます。タコの下処理は非常に単純で、表面の滑りがなくなるまでひたすら塩もみするだけです。塩もみが足りないと滑りが食感に残り全体の味が落ちるので念入りに行いましょう。

下ごしらえが終わったら、オクラとタコを電子レンジで加熱していきます。加熱時間は500Wの電子レンジで1分30秒です。加熱が終わったら皿に移して、醤油とわさび、ペースト状にした梅干しをかけて混ぜ合わせるだけです。醤油の味わいに梅の酸味とわさびのつんとした辛さが混ざり、タコとオクラと相性抜群です。お酒のお供にどうぞ！

電子レンジを使用する事でオクラの煮びたしを簡単に作る事も出来ます。オクラとナスを使用した煮びたしの作り方を紹介します。オクラはガクを切り取って塩もみしたら、斜めに半分にカットしておきます。続けてナスのへたを取り除き、一口大にカットしていきます。それぞれ切り終わったら耐熱性の容器に入れ、塩、サラダ油を適量かけます。

電子レンジの加熱時間は500Wで3分30秒です。ナスの食感をより柔らかくしたいという方はオクラと別にして、さらに30秒から1分温めると良いでしょう。

温める時には容器にラップを忘れずにかけて下さい。オクラとナスを電子レンジで温め終わったらザルにあけて軽く水気を切り、さらに盛りつけて、めんつゆとすりおろした生姜を加えて完成です。

好みでかつお節やすりごまを加えてみても良いでしょう。煮びたしは鍋を使用して作ろうとなると手間や時間が掛かりますが、電子レンジなら簡単に作れるのでおすすめです。ナス以外の食材とも相性抜群です！

少しボリュームのあるオクラ料理を食べたいという方は、厚揚げと組み合わせるのがおすすめです。厚揚げはカットせずに耐熱性の容器に乗せ、上にカットしたオクラを乗せて500Wの電子レンジで2分温めましょう。オクラの上からめんつゆとおろし生姜をかけ、最後にかつお節を乗せるだけで美味しいオクラ料理の完成です。

鍋で茹でるとなると厚揚げの調理は面倒ですが、電子レンジを使用する事でオクラ同様に簡単に美味しく食べる事が出来ます。オクラのネバネバ感と、厚揚げの大豆の旨みがよくマッチした簡単料理です。おつまみにも最適ですし、食べ応えが合ってヘルシーなのでダイエット中の方にもおすすめです。

オクラを電子レンジで調理する事で、美味しいおつまみが簡単に作る事が出来ます。中でもおすすめなのがチーズと組み合わせたオクラチーズです。作り方は非常に簡単です。オクラはヘタを包丁で切り落とすだけで大丈夫です。塩もみや一口大にカットする必要はありません。

ヘタをカットしたオクラを耐熱性の容器の上に並べたら、スライスチーズを上に乗せて電子レンジで加熱していきます。電子レンジの加熱時間は500Wで1分30秒で大丈夫です。加熱が終了したら上から適量の醤油とかつお節をかけて完成です。チーズのコクととろけた食感がオクラとよく合う、お手軽で美味しいおつまみです。

オクラを使用したおつまみは、ちくわを使用する事でも簡単に作る事が出来ます。まずはオクラのヘタをカットします。塩もみや一口大にカットする必要はありません。ヘタをカットしたオクラをちくわの空洞部分に入れていきます。

後はオクラを入れたちくわを、耐熱性の容器に移して電子レンジで加熱するだけです。加熱時間は500Wのレンジであれば1分30秒で大丈夫です。仕上げに醤油を垂らせば完成です。ちくわの旨みとオクラのネバネバ具合がよく合っているお手軽レシピです。

今回はオクラを電子レンジで茹でる方法と、その電子レンジで茹でたオクラを使用した簡単で美味しいおすすめのレシピについて紹介させて頂きました。

オクラは鍋よりも電子レンジを使って茹でた方が時間を短縮して調理出来る上に栄養も損なう事がないです。それでいて鍋で茹でるのと同様の味わいで食べれるのでかなり便利です。オクラを美味しく手軽に食べたいという方は是非オクラを電子レンジで調理してみて下さい！