ハギスは世界一まずい料理？味・食感・口コミや他のイギリス料理も紹介

イギリス料理は、世界一まずいとよくいわれています。イギリス料理がまずいといわれる理由は、味付けをあまりしないため、産業革命の影響など諸説あります。世界一まずいといわれているイギリス料理の中でも、特に評判が良くない料理がハギスです。

本記事では、なぜハギスがまずいといわれているのか、その理由をさまざまな角度から調査しまとめています。ハギスがどのような料理であるか、ぜひチェックしてみてください。

ハギスの味について言及する前に、まずは、どのような料理であるのか説明しなければなりません。ハギスは、イギリスのスコットランド地方の郷土料理です。

スコットランドといえば、スコッチウイスキーが有名ですが、そのウイスキーによく合う料理がハギスです。原料は羊の内臓、オーツ麦、野菜、ハーブなどで、これらを細かく刻んで、羊の胃袋に詰めて茹でます。

羊の内臓を胃袋に詰めているため、見た目はとてもグロテスクです。食欲が湧く見た目ではないため、初めて目にした人は、口にするのも躊躇われることでしょう。

スコットランドでは、ハギスは好んで食べられているのでしょうか？実はスコットランドでも、ハギスの好き嫌いは大きくふたつに分かれるようです。

内臓系が苦手でなければ、美味しいと感じられるかもしれません。しかし、内臓系が苦手な人には、好まれない味です。現地の人にとってもそれは同じで、全てのスコットランド人に好まれているわけではありません。

スコットランドでは、スーパーでハムやウインナーと同じように、ハギスを購入することができます。嫌われることも多いハギスですが、お正月や誕生日など特別な日に食べられることも多いようです。

ハギスは羊の内臓を使用しているため、味や臭いにクセがあります。使用する内臓の部位は、心臓や肝臓、腎臓、肺などです。また、ペーストになっている場合と、歯応えが残っている場合があります。

内臓に臭み消しのハーブをたっぷり効かせているため、日本人にはあまり馴染みのない味でしょう。ネット上のクチコミを見ると「見た目が悪い」「臭くてまずい」といった声が多いようです。

しかし、中には「美味しい」といった声もあります。店によって味が違うため、美味しい店とまずい店があるという声もありました。内臓を使用しているため、下処理方法や味付けによって、まずい場合があるようです。

うなぎのゼリー寄せは、ぶつ切りにしたうなぎを煮込んで、冷やし固めた料理です。その見た目はグロテスクで、良く言えば素材そのものを味わえるシンプルな料理です。

元々は貧しい労働階級の人々が、手軽に栄養を取るために食べていました。うなぎの栄養成分を逃さないようにゼリーで包んだのが、うなぎのゼリー寄せの始まりといわれています。

しかし、うなぎには小骨が多く、口にすると臭みも感じられます。うなぎの蒲焼きに慣れ親しんでいる日本人には、あまり好まれない料理でしょう。

スターゲイジーパイは、「星を見上げるパイ」という名前のニシンやイワシのパイです。魚の頭がパイ生地から飛び出ているため、星を見上げるパイとネーミングされました。魚が丸ごと何匹もパイに突き刺さっている姿に、衝撃を受ける人も多いでしょう。

スターゲイジーパイは、イングランドのごく限られた地域で作られている郷土料理です。漁師が大漁を願って作る料理で、海に見立てたパイ生地に魚を突き刺して焼き上げます。

ブラックプディングは、イングランド北部で特に親しまれている料理です。原料は豚の血液で、小さく切った脂肪やオートミール、スパイスを加えソーセージ状にします。ソーセージといっても、肉は一切入っていません。

そのまま食べるのではなく、輪切りにして焼くのが定番の食べ方です。レバーのような味で美味しいと感じる人も多いようですが、真っ黒な見た目が苦手という人も多いでしょう。

マーマイトは、ジャムのような茶色のドロっとした液体で、イギリスでは定番の食品です。トーストに塗ったり、煮込み料理に加えて食べられています。

マーマイトは、ビール作りの際に出る、酵母を原料とした発酵食品です。体には良いのですが、味は独特です。塩気が強く、ビール酵母特有の苦味も感じられます。日本人にとっては食べ慣れない味のため、まずいと感じる人も多いでしょう。

ハギスの原料は羊の内臓であるため、味や食感にはクセがあります。また、羊の胃袋に詰めて作る料理で、見た目も良いとはいえません。

内臓系が苦手な人にとってはまずいと感じられても、好きな人にとっては美味しいと感じられるでしょう。機会があれば、ぜひハギスに挑戦してみてください。