2022年06月16日公開
2024年06月17日更新
マグロ漬けの最適な漬け時間は?タレの作り方やアレンジレシピも紹介
マグロ漬けの最適な漬け時間を解説します。一晩漬け込む場合は刺身か柵のどちらが良いのか、マグロ漬けの時間を短縮する方法などもまとめています。タレの作り方やおすすめのアレンジレシピも紹介しているため、料理やマグロの刺身が好きな方は参考にしてください。
目次
マグロ漬けをタレに漬ける時間はどのくらい?
マグロ漬けは、マグロの刺身をタレに漬け込んで、時間を置く必要があります。タレの濃さや漬け時間によって、好みで味付けの濃さを調節することが可能です。
本記事では、マグロの刺身や柵にするときの、最適な漬け時間やタレの作り方について解説します。おすすめのアレンジレシピも紹介しているため、料理や晩酌、マグロ好きの方は、ぜひチェックしてください。
マグロ漬けに適した漬け時間
美味しいマグロ漬けを作る時に、好みに合った最適な漬け時間があります。ここでは、マグロの大きさによって漬け時間が異なる点や、漬け時間の時短方法を解説します。
漬け時間は柵と刺身で違う
マグロ漬けは、切った刺身や柵などの大きさによって、漬け時間が異なります。大きい柵は数時間から一晩漬けると、美味しく食べることができるでしょう。切った刺身の場合は、好みに合わせて5分から5時間ほど漬けるのがおすすめです。
濃いめの味付けにしたい場合は、一晩置くなど長時間漬けると、それだけ味が濃くなります。あっさり食べたい場合は、数分漬けるだけでも美味しく食べることができます。
また、長時間漬けても塩辛くならないように、酒、みりん、醤油の調合を1:1:1にすると良いでしょう。
マグロ漬けの漬け時間を短縮する方法
マグロ漬けをすぐに食べたい場合は、めんつゆをタレとして使うと、すぐに漬けることができるため時短になります。マグロ漬けを作る際には、酒とみりん、醬油を煮切りしてから冷ますという工程があるのです。
そのため、マグロを漬け込む前に少し時間がかかります。めんつゆには醤油やアルコールなどの原材料が含まれているため、漬けを作る際にも重宝するでしょう。
めんつゆにごま油を垂らしタレを作り、薄く切った刺身を重ならないように並べてタレをかけます。
さらにひっくり返して、全体にタレが染み込むように混ぜると、5分程で完成します。マグロ漬けを時短で作るコツは、めんつゆを使うことと、まんべんなく漬けることです。
マグロ漬けのタレの作り方
マグロ漬けは、タレの調合や作り方によっても、味は変わってきます。ここでは、基本的なタレの作り方や、一晩置くときのタレについても紹介します。
基本のタレの作り方
マグロ漬けのタレは、酒とみりんと醤油の比率1:1:2が基本となります。まず、鍋に酒とみりんを入れて、弱火でアルコールを飛ばしてください。2~3分程で火を止めて、醤油を加え冷まします。
鍋を使って火にかけるのが面倒な場合は、耐熱皿に調味料を入れて、同じ要領で600wのレンジで約40秒加熱すると簡単です。作り方のコツは、水分まで飛ばさないように長く加熱しないことです。
基本のタレの漬け時間は、刺身で5~10分、柵だと30分~1時間が目安になります。鰹節や出汁、生姜も好みに合わせて加えると、さらに美味しく仕上がるでしょう。
一晩漬けるときのタレの作り方
マグロ漬けを一晩漬けるときは、酒とみりん、醤油の調合を同量にすると、塩辛くなり過ぎず美味しく仕上げることができます。鍋に調味料を入れて、アルコール分を飛ばすために煮てから冷まします。一晩漬ける場合は、薄く切った刺身ではなく、柵をそのまま漬け込みましょう。
保存の際は、生ものであるため、常温ではなく冷蔵庫に入れてください。一晩漬ける際は、塩辛くならないように調味料の配合を工夫すると、美味しく仕上げることができます。
そのため、調合の比率を覚えておくと良いでしょう。マグロ200gに対して、酒とみりん、醤油は、各大さじ2杯が目安となります。
マグロ漬けを美味しく作るポイント
マグロ漬けを美味しく作るためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、一晩漬けるときのポイントや、日持ちする期間について詳しく解説します。
ポイント①一晩つけるときは柵がおすすめ
一晩冷蔵庫に入れて漬け込む場合は、薄く切った刺身ではなく柵を使用しましょう。薄く切った刺身を一晩漬けると身が固くなるため、柵がおすすめです。柵を一晩漬けると水分が抜けて、漬け特有のねっとりとした食感を楽しむことができます。
一晩とは、およそ6~10時間のことをいいます。ねっとりとした食感、しっかり漬け込んだ味が好みの方にはおすすめです。
調味料の比率を間違えると、柵のような大きさでも塩辛くなってしまうため、注意が必要です。もし、塩辛くなってしまった場合は、アレンジレシピで美味しく食べることができます。
ポイント②日持ち期間に注意する
マグロ漬けは、江戸時代にマグロを日持ちさせるための、保存食であったといわれています。塩分が強いほど空保存性を高めるため、マグロを醤油に漬け込んで、日持ちさせていたという習慣があったのです。
江戸前鮨では、マグロをそのまま漬けるのではなく、湯引きしてから漬けます。湯引きすることで表面の色が変わり、タレの浸透を緩やかにし塩辛くならず、マグロの旨味を引き出すためです。
しかし、生ものであるため、漬け込んでから冷蔵保存で1~2日以内に、食べることをおすすめします。冷凍であれば、約1週間保存が可能です。
マグロ漬けのアレンジレシピ
マグロ漬けが塩辛くなってしまった場合には、アレンジして美味しく食べることも可能です。ここでは、マグロ漬けのアレンジレシピを2つ紹介します。
マグロ茶漬け
マグロ漬けを活用したマグロ茶漬けのおすすめレシピです。マグロ漬けを作り、ご飯の上にマグロ漬けと小葱、刻み海苔をのせてから、熱々のだし汁をかけて完成です。
マグロ漬けが塩辛くなってしまった場合に、アレンジレシピとしても美味しく食べることができます。美味しいだし汁と小葱をたっぷりかけることが、ポイントです。
マグロ漬けにしっかりと味がついているため、ほんのり出汁が香るくらいのだし汁でも良いでしょう。もし、味が薄くなり過ぎた場合は、塩や醤油をプラスしてみてください。
まきまき生野菜マグロ漬け巻き
まきまき生野菜マグロ漬け巻きは、マグロ漬けにズッキーニや大根、きゅうり、人参などの野菜で巻いたものです。野菜は、薄く長くスライスすることがポイントです。彩りのバランスが良いように、大根は透けるため外側に巻きましょう。
涼しげな見た目をしており、お酒のつまみとしてもおすすめです。味が濃くなり過ぎたマグロ漬けをアレンジすれば、サッパリと食べられます。
ワサビをマグロ漬けに混ぜるだけでなく、添えても味のアクセントとなるため、量や食べ方は好みで試してみてください。
マグロ漬けは漬ける時間によってタレの作り方を変えよう
マグロ漬けは、簡単に美味しくお刺身を食べることができるメニューです。漬けにしたマグロをスライスしてから1食分ずつ小分けにして冷凍保存すると、1週間は保存が可能です。自然解凍することで、手間なく1食分が完成します。
マグロ漬けはどんぶりやユッケ、竜田揚げなど、さまざまなレシピにアレンジすることができます。最適な漬け時間やタレの作り方を参考にして、好みに合った美味しいマグロ漬けを作ってみましょう。