2022年06月03日公開
2024年12月05日更新
鮭ハラスはカロリーが高くて太りやすい?簡単な焼き方とおすすめレシピも
鮭ハラスのカロリーについて解説します。脂が多い鮭ハラスのカロリーはどのくらいか、部位や特徴などと併せてまとめています。栄養成分や、ダイエットに役立つ効果効能も詳しく説明!おすすめの食べ方や、おすすめの簡単レシピも紹介します。
鮭ハラスのカロリーはどのくらい?
居酒屋などでよく目にする鮭ハラスは、他の鮭に比べて脂がたっぷり乗っています。見るからにカロリーが高そうですが、実際のカロリーはどのくらいなのでしょうか?
本記事では、鮭ハラスのカロリーや栄養、効果効能などをまとめています。おすすめの食べ方や焼き方、簡単なおすすめレシピも紹介します。
鮭ハラスの特徴とカロリー
鮭ハラスはどこの部位?
鮭ハラスは鮭のお腹の部位で、漢字だと「腹須」と書きます。マグロでいえば、トロや大トロの部分に当たります。鮭ハラスは希少部位で、鮭1尾から2本しか取ることができません。
鮭にはいろいろな種類がありますが、どの鮭のハラスも商品名は「鮭ハラス」です。また、鮭にはハラスだけでなく、「ハラミ」という部位もあります。ハラミは鮭のお腹全体を指すのに対し、ハラスは胸ビレがついたお腹部分だけを指します。
ハラスには骨がありませんが、ハラミには骨があるところも違いのひとつです。どちらも脂が乗っている部位ですが、ハラミのほうがやや脂が控えめです。
ハラスは、もともと肉の部位を指す言葉でしたが、日本では鮭のハラスに使うことが多く、魚に使う言葉としてのイメージが広がっています。
鮭のほかにも、カツオやブリのような魚にもハラスはありますが、ハラスではなく「ハラモ」と呼ばれるものもあります。
鮭ハラスの特徴
鮭ハラスは、非常に脂が多い部位です。柔らかくとろけるような舌触りと、濃厚な旨味が特徴です。そのまま塩焼きにするのはもちろん、炊き込みご飯やチャーハンにもよく利用されます。
生でも食べられますが、そのままだと少し胸焼けすることもあります。そのため、寿司ネタなどに使われるときは、少し炙ってから提供されることが多いです。
鮭ハラスのカロリー
紅鮭ハラス | 138kcal |
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白鮭ハラス | 133kcal |
アトランティックサーモンハラス | 237kcal |
銀鮭ハラス | 204kcal |
鮭ハラスのカロリーは、鮭の種類によって変わります。日本で一般的に食べられている白鮭のハラスは、100g当たり133kcalです。
他の鮭のハラスに比べると、比較的低カロリーです。最もカロリーが高いのは、アトランティックサーモンのハラスです。100g当たり237kcalもあるため、ダイエット中は気をつけましょう。
鮭ハラスの栄養と効果効能
鮭ハラスには、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。これらは中性脂肪やコレステロールを分解するため、体脂肪の蓄積を抑えることができます。
ダイエット中で体脂肪が気になる人は、上手に食事に取り入れるのがおすすめです。また、ビタミンDの含有量も豊富で、動脈硬化や心筋梗塞の予防に役立ちます。他にもビタミンB群やビタミンE、カルシウムやコラーゲンなど、多くの栄養素が含まれています。
たんぱく質も多いため、筋肉量を増やすことにも効果的です。筋肉量が増えると代謝が上がるため、ダイエットや冷え性予防に役立ちます。
鮭ハラスのおすすめの食べ方と簡単な焼き方
鮭ハラスのおすすめの食べ方
鮭ハラスは、シンプルに塩焼きにするのがおすすめです。旨味が強いため、塩で焼いただけで十分美味しく仕上がります。また、味噌との相性が良いため、味噌漬けにしてから焼くのも良いでしょう。脂が多い鮭ハラスは、特に甘味噌や西京風味噌と良く合います。
焼き方①電子レンジ
鮭ハラスは、電子レンジを使って焼くこともできます。まずは鮭ハラスをバットに並べ、塩ひとつまみを振って5分置きましょう。水分が出てきたら、キッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。
水気がなくなったらクッキングシートの上に置き、シートの上下を重ね合わせます。両端をねじって鮭ハラスを包んだら、電子レンジに入れて加熱しましょう。包むときは少し隙間を空けて、蒸気が逃げられるようにするのがポイントです。
蒸気を外へ逃がすことで、焼き魚に近い仕上がりになります。加熱時間は、500wのレンジで1分30秒が目安です。火が通らなかったときは、30秒ずつ追加で加熱しましょう。
焼き方②フライパン
フライパンで焼くときも、まずは塩を振って水気を拭き取っておきます。クッキングシートをフライパンに敷き、皮目を下にして鮭ハラスを並べます。中火で3〜4分焼き、出てきた脂を拭きましょう。
裏返して日本酒を振りかけ、フタをして3分蒸し焼きにしたら完成です。クッキングシートの上で焼くことで、焦げ付きを防ぐことができます。また、最後に蒸し焼きにすることで、身がふっくらと柔らかく焼き上がります。
鮭ハラスのおすすめレシピ
炙り鮭ハラスの炊き込みご飯
【材料】(約3人分)
- 米 2合(300g)
- しめじ 1房
- にんじん 1/4本
- 冷凍枝豆 100g
- 小ネギ 2本
- 鮭ハラス 200g
- A 水 350ml
- A 酒 大さじ1
- A みりん 大さじ1
- A 醤油 大さじ2
- A だしの素 大さじ1/2
- 刻み海苔 適量
【作り方】
- 米を研いだら水を切り、30分ほど置いておきます。
- しめじは石突きを切り落とし、小房に分けます。
- にんじんは皮をむき、2mm幅程度のいちょう切りにします。
- 枝豆を解凍して実を取り出したら、2、3と混ぜ合わせておきます。
- 小ネギは小口切りにします。
- ハラスはウロコを削ぎ落とし、3cm幅程度に切ります。
- 6をバーナーで炙り、表面に焼き色をつけます。
- Aをボウルに入れて、混ぜ合わせます。
- 土鍋に1を入れて、平らにならします。
- 米の上に4を均等に乗せ、7を並べます。
- 鍋肌から8を流し入れて、フタをして強火で加熱します。
- 沸騰したら弱火に落とし、15分加熱します。
- 米が炊けたら火を止めて、そのまま15分蒸らします。
- 刻み海苔と小ネギを散らしたら完成です。
鮭ハラスの旨味をしっかりと味わえる、炊き込みご飯のレシピです。脂が乗ったハラスを使うことで、甘味がある美味しい炊き込みご飯が出来上がります。一度炙ることで、さらに風味が良くなります。
バーナーがない場合は、フライパンやグリルを使ってもOKをです。お焦げを作りたい場合は、炊きあがった後に、強火で20〜40秒加熱してください。
鮭ハラスのネギ塩レモン焼き
鮭ハラスをさっぱり食べたいときは、ネギ塩レモン焼きを作ってみましょう。バターを使うとコクが出ますが、カロリーが気になるときはバターなしでもかまいません。ご飯のおかずにはもちろん、お酒のおつまみにもおすすめです。
鮭ハラスはカロリーが高いがダイエットに効果的
鮭ハラスは種類によっては高カロリーですが、ダイエットに効果的な栄養も入っています。食べすぎなどに注意すれば、ダイエット中の食事に利用できます。
脂が気になる場合は、炙ったり焼いたりして脂を少し落とすのがおすすめです。いろいろな料理が作れるため、好きな食べ方で楽しんでみましょう。