サーモンのカロリー・栄養やトラウトサーモンと鮭の違いを調査!
サーモンは生で食べても焼いても、美味しいと評判の食材です。回転寿司でも、子供から大人まで人気のメニューになっています。また魚介類の中でも栄養素が豊富で、低カロリーでダイエットに効果を発揮します。ここではサーモンのカロリーや栄養・産地・種類について調査します。トラウトサーモンと、鮭の違いもお伝えします。サーモンのカロリーが気になる方や、健康に関心がある人はぜひチェックしてみてください。
サーモンのカロリーや栄養/糖質
魚介類の中でも美味しいサーモンは、毎日でも食べたいという方も多いのではないでしょうか?今回は、ダイエット中の方が気になるサーモンのカロリーと糖質を調べました。サーモンはメイン料理にも、副菜としてサラダにも合う低カロリーの食材です。
サーモンのカロリー
サーモンのカロリーは、100gで約139kcalになります。他の魚介類ではさばが100g約247kcal、いわしが約169kcal、さんまが約297kcalです。青魚は思ったよりカロリーが、高いと言えます。そしてサーモンは魚介類の中でカロリーが低いです。低カロリーでダイエット中も、安心して食べることができる食材です。低カロリーですが、塩焼きやソテーは満腹感もあります。
サーモンの糖質
サーモンは低カロリーですが糖質も100gに0.1gで、非常に低いです。さばは糖質量が100gで0.3g、いわしは0.2gなのでほかの魚介類の種類と比べても優秀です。糖質は調理法によっても、変わってきます。低カロリーで糖質が少ないので、ダイエット中に向いている食品です。サーモンを食べるときはカロリーを増やさないように、できるだけ糖質が少ない調味料を使用するといいでしょう。
サーモンの栄養価
サーモンは、低カロリーでいろいろな栄養素が入っています。カロリーは低くてもたんぱく質の100gの量は、20.8gです。たんぱく質は筋肉を増やしてくれたり、髪や肌のつやを守ってくれます。そしてEPAとDHAと呼ばれる、オメガ3不飽和脂肪酸を配合。体の細胞のダメージを、守ってくれるのが魅力です。ビタミンB群が豊富なので、エネルギーの代謝をスムーズにします。ダイエットには、摂取カロリーと代謝の両方が大切です。
カロリーが低いサーモンには、ほかの食材では摂取しにくいビタミンDが含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収をよくしてくれる効果が期待できます。血液中のビタミンDが多いと、筋肉がつきやすくなります。運動で傷ついた筋肉を、修復してくれる働きもあります。低カロリーの食材ですが抗酸化作用が強いアスタキサンチンや、塩分を体の外に出してくれる効果が話題のカリウムが入っています。
トラウトサーモンと鮭の違いとは?
スーパーに鮭を買い物に行くと、トラウトサーモンと表示がある商品も目に入りますね。トラウトサーモンは、鮭と比べて何が違うのか疑問に思っていませんか?ここでは、トラウトサーモンと鮭の違いをお話します。
違い①サーモンが鮭
サーモンは川で育った魚で、生で食べられます。日本ではどのようにサーモンと鮭と区別しているかというと、外国から輸入していて生食できるのがサーモン、日本の川に帰ってきて生食できないのが鮭です。鮭とは、川で産卵して海に下る海水魚のことです。
鮭とサーモンは、脂の量も違います。鮭は脂がサーモンより少なく、あっさりしています。食卓では、鮭が和風料理・サーモンは洋風料理に使われます。鮭の塩焼きは、日本の和食の朝ごはんで有名なメニューです。サーモンは、刺身やマリネで人気があり外食にもよく出るメニューです。サーモンのほうが脂が多くカロリーが高いと思っている方はいますが、脂肪が燃えやすい脂です。
違い②トラウトサーモンはニジマス
トラウトサーモンは、サーモンと見た目がよく似ていますが海で養殖されたニジマスです。ニジマスは鮭の仲間ですが海に下ることがないのでマスとも呼ばれ、産地は海外が多いです。トラウトサーモンは、低カロリーで値段が安いので回転寿司にも使用されています。適度に脂がのっていて食感も良い種類の低カロリーの魚で、人気になっています。
トラウトサーモンは生でも食べることができますが、火を通しても美味しく食べることができます。実が柔らかいので、バターのソテーやフライも人気です。フライの場合は、油を使うのでカロリーが生や塩焼きと比べると高くなります。油を使う場合は、抗酸化作用が強いオリーブオイルが向いています。
トラウトサーモンの栄養価
トラウトサーモンの栄養価は、鮭とほとんど同じです。たんぱく質・ビタミンB・ビタミンD・リン・不飽和脂肪酸が含まれています。名前は違っても、栄養素が高いので積極的に食べてほしい食材です。
サーモントラウトとは?
他にもサーモントラウトという、名前の魚の種類があります。淡水魚であるトラウトに対して、海の河口付近で養殖しています。海で育てることで、旨味がアップしていると評判です。生で食べられるサーモンと、味の濃いトラウトの良い点を持っているのが特徴です。実の色がきれいで、天然ではないのでアニキサスなどの寄生虫の心配もいりません。
サーモンによるダイエット効果と注意点
サーモンはカロリーが低く、いろいろな栄養素が豊富ですが、ダイエットにうれしい成分がたっぷり入っています。今まで痩せたい人は低カロリー食品を食べていましたが、脂肪が燃えにくいと思うように効果が出ません。さらに、美容面でも注目されている成分が豊富です。ここではサーモンのダイエット効果と注意点をお話します。ダイエットをしたい方は、調理の方法や味付けにも注意する必要があります。
効果①コレステロール値を下げる
サーモンは、カロリーが低くDHAやEPAが豊富です。コレステロール値が下がることで、体内の中性脂肪が増えるのを防ぎ肥満予防になります。さらに低カロリーのサーモンに含まれる糖質はほとんどないので、糖質制限中やダイエット中の方には心強い食材です。
効果②脂肪燃焼で痩せやすく
サーモンの鮮やかな赤い色は、アスタキサンチンがたっぷり含まれているからです。えびやカニを茹でたときに鮮やかな赤い色になるのも、アスタキサンチンによるものです。アスタキサンチンには強い抗酸化作用があり、脂肪燃焼効果が期待できます。抗酸化作用はビタミンB群、ビタミンE、βカロテン等を摂ることでも得られます。サーモンはカロリーが低くこれらの栄養素よりも、高い抗酸化作用を持っていると言われています。
注意点①調理するときの味付け
サーモンは低カロリーで糖質がほとんどない食材ですが、調理法に注意する必要があります。刺し身で食べる場合、サーモン自体の糖質は0.1g程度ですが、醤油をつけて食べると糖質の摂取量は0.6g以上へと上がります。味付けをなるべく薄めにするのが、サーモンを低糖質のまま摂取できるコツになります。
注意点②塩分の摂りすぎ
一般的に売られているサーモンには主に生鮭、塩鮭、刺し身用があります。このなかで、塩鮭には注意が必要です。低カロリーですが塩鮭の塩分は、他のサーモンに比べて塩分の量がとても高いです。塩鮭は味付けが甘口と辛口に分かれています。1切の塩分量は甘口で約2.1g、辛口で約5.1gです。
塩鮭は甘口の場合でもカップラーメンの麺と同じくらいの量、辛口の塩分量はカップラーメン1杯を汁まで摂った時と同等の量になります。塩分の高いものを摂ると、ご飯の食べ過ぎにも繋がりやすくなってしまいます。さらに塩分の摂りすぎは、むくみの原因にもなります。むくみが発生すると、血流が悪くなりダイエット効果が思うように出ないので注意する必要があります。
サーモンのダイエット効果を上げる食べ方
ダイエット中にサーモンを食べるときは、加熱に注意する必要があります。サーモンに含まれるアスタキサンチンは熱に弱いため、長時間の加熱処理をすると摂取量が減ってしまします。効率よくアスタキサンチンを摂るには、生で食べるのが適しています。野菜も摂れてオリーブオイルであっさりと食べることができる、カルパッチョがダイエット効果を高めるメニューです。塩分量の調整もしやすいので、健康面でも魅力的です。
アスタキサンチンは油溶性なのでオリーブオイル等の油と一緒に摂ることで、成分の吸収率をよくします。またドレッシングには、小さじ1杯くらいの量で糖質が少ない商品も多く販売しています。糖質制限中やダイエット中にカルパッチョを食べる場合は、低カロリーで糖質の少ない青じそドレッシングが人気です。胡麻ドレッシングやマヨネーズは、カロリーが高くなります。ドレッシングのカロリーを、チェックしておきましょう。
サーモンの特徴について見てみよう
ここでは低カロリーでダイエット効果が話題になっている、サーモンの特徴についてお話します。サーモンの旬や産地、国内産と海外産のサーモンの種類がわかります。
サーモンの旬や産地
日本に入ってくる海外のサーモンの産地で多いのが、ノルウェーやカナダ・チリです。養殖なので、旬はありません。キングサーモンは世界で最大の鮭で、産地はロシア・カナダ・アラスカです。キングサーモンの旬は、4月から6月です。日本でとれる鮭の産地は北海道や東北で、旬は秋になります。日本では低カロリーで人気の鮭ですが、産地の環境をよくする活動も行われています。
サーモンの種類
サーモンの種類は、白鮭・紅ザケ・キングサーモン(マスノスケ)・銀鮭・カラフトマス・アトラスティックサーモン・トラウトサーモンです。白鮭はスーパーでよく見る鮭で、安価で購入ができます。カラフトマスは、脂身が少なくて実が柔らかいです。銀鮭はコンビニのおにぎりに、よく使われています。紅鮭は実が鮮やかな赤で、お茶漬けなどに人気です。回転寿司で人気の種類のトラウトサーモンは、刺身や切り身でよく売られています。
サーモンは低カロリーでダイエット向きの魚!
ここではサーモンの種類や栄養素・カロリーやダイエットに効果的な食べ方についてお話しました。いかがでしたか?スーパーに売っている、トラウトサーモンと鮭の違いも調べました。サーモンは健康面だけでなく、低カロリーでダイエットや美容にも人気の食材です。刺身で食べても、焼いて食べても楽しめるのが特徴です。回転寿司や居酒屋で有名なサーモンですが、家でもサーモンの料理を作ってみましょう。