2022年04月22日公開
2024年11月22日更新
さきいかのダイエット効果とは?食べるときの注意点やおすすめレシピも
さきいかのダイエット効果について解説します。さきいかのカロリーや糖質を、他のおつまみと比較しながら詳しく説明!太るのを防ぐダイエット効果だけでなく、塩分に気を付けるなどの注意点も紹介します。ダイエットにおすすめの簡単レシピも、ピックアップしています。
目次
さきいかのダイエット効果と食べるときの注意点を解説!
さきいかはイカの旨味が凝縮されており、お酒のおつまみとして人気の食材です。また、おつまみだけでなく、ダイエットに活用することもできます。
本記事では、さきいかのカロリーや糖質量、ダイエット効果などをまとめています。食べるときの注意点も紹介しているため、ぜひチェックしてみてください。
さきいかのカロリーと糖質量
さきいかの種類
さきいかにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や食感が異なります。日本で最初に作られた商品は、スルメを裂いて作られた「スルメさきいか」です。スルメと同じく固い食感と、強い旨味が特徴です。
技術が進歩してくると、生のイカから製造する方法が開発されました。これが、現代でも人気がある、白くて柔らかい「ソフトさきいか」です。あっさりとしていて、上品な旨味を感じられます。
その後、イカの皮をむかずに作られた、「皮付きソフトさきいか」も登場しました。他にも、桜などのチップで燻した、「燻製さきいか」という商品もあります。
さきいかの栄養成分
さきいかは、ほとんどがタンパク質でできています。脂質は低く、高タンパク低脂肪の食材です。その他の魚介類と同じように、炭水化物の量も少ないです。食物繊維はまったく入っていないため、料理に使うときは栄養バランスに気を付けましょう。
タンパク質 | 45.5g |
---|---|
脂質 | 3.1g |
炭水化物 | 17.3g |
食物繊維 | 0.0g |
さきいかとその他のおつまみのカロリーと糖質量を比較
さきいかは、カロリーも糖質もそれほど高くありません。しかし、他のおつまみに比べて、極端に低いというわけでもありません。さきいかに比べると、ビーフジャーキのほうがカロリーも糖質も低いです。
ただ、同じイカの加工品であるスルメと比べると、さきいかのほうが断然低カロリーになります。ダイエット中に食べるのであれば、スルメよりさきいかを選ぶと良いでしょう。
1食当たりの量 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
さきいか(30g) | 84kcal | 5.2g |
スルメ(80g) | 267kcal | 0.3g |
チーズたら(20g) | 68kcal | 2.9g |
サラミ(21g) | 104kcal | 0.4g |
ビーフジャーキー(16g) | 50kcal | 1g |
さきいかのダイエット効果
効果①噛むことで満腹中枢が刺激される
さきいかは歯ごたえが良い食材で、しっかりと噛んで食べる必要があります。よく噛むと満腹中枢が刺激され、空腹感を紛らわせることができます。
少量でも満足感を得られるため、食べ過ぎ防止に効果的です。ダイエット中に小腹が空いたときは、間食にさきいかを利用すると良いでしょう。
効果②コレステロール値を下げる
さきいかには、EPA(イコサペンタエン酸)や、DHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。EPAとDHAは、魚特有の不飽和脂肪酸です。これらの脂肪酸には、血中コレステロールを減らす働きがあります。
また、含硫アミノ酸用化合物であるタウリンも、同じようにコレステロールを減らしてくれます。コレステロールが減ると、中性脂肪が減らせるため、ダイエットに役立ちます。また、コレステロール値の減少は、脳梗塞や心筋梗塞の予防にも効果的です。
タウリンは、胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費してコレステロールを減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防など、さまざまな効果があると言われています。
効果③代謝が上がる
さきいかの栄養成分は、ほとんどがタンパク質です。タンパク質は、筋肉を作るために欠かせない栄養素です。しっかりと摂取することで基礎代謝が高まり、太りにくい体を作れます。
ダイエット中に食事制限をすると、タンパク質が不足することがあります。しかし、タンパク質を摂取しないと代謝が下がり、ダイエットには逆効果です。
タンパク質が足りていないと、あまり食べていなくても、かえって太る可能性もあります。ダイエットでタンパク質不足になってしまったときは、さきいかで不足分を補給すると良いでしょう。
効果④脂肪が燃焼しやすくなる
タウリンには、効率良く脂肪を燃焼する働きもあります。そのため、太るのを防ぎたいときは、運動前にさきいかを食べるのがおすすめです。運動前に食べることで、より一層脂肪を燃焼しやすくなります。
また、さきいかをよく噛むと交感神経が刺激され、内臓脂肪の分解が促進されます。ダイエット中は、普段以上によく噛んで食べると良いでしょう。
さきいかを食べるときの注意点
注意点①塩分の摂りすぎに気を付ける
さきいかには、100g当たり6.9gの塩分が含まれています。1食分で計算すると、およそ2g程度です。塩分をとりすぎると体の水分量が増え、むくみを生じることがあります。
むくみが出ると太って見えるだけでなく、実際に増えた水の分だけ太ることもあります。ダイエットを目的でさきいかを食べるときは、塩分量に注意が必要です。
また、塩分が強い食べ物を食べると、他の物も食べたくなりがちです。喉も乾くため、暴飲暴食の原因ともなります。ダイエットに効果的とはいえ、毎日は食べ続けないほうが良いでしょう。
注意点②食べ過ぎると太る
さきいかは低カロリーですが、食べ過ぎれば太る可能性もあります。1食分であれば約84kcalですが、1日に3食分食べた場合は、約252kcalになってしまいます。
この数値は、ご飯1膳分のカロリーとほぼ同等です。ダイエット中はカロリー計算をしながら、太らない範囲内で食べましょう。
注意点③添加物に気を付ける
市販のさきいかには、添加物が多い商品もあります。添加物は体に悪いだけでなく、太る体質になりやすい傾向があります。さきいかでダイエットをするときは、商品選びにも注意が必要です。
原材料を確認して、添加物が入っていない商品を選ぶようにしましょう。また、さきいかの原料は、外国産のイカを使っていることも多いです。添加物と同様、原産国にも注意してください。
注意点④夜遅い時間に食べない
夜遅い時間に食べると、体に脂肪がつきやすくなります。そのため、いくらカロリーが低いさきいかでも、遅い時間に食べると太る原因になります。特に、夜の10時以降は避け、できるだけ早い時間に食べるようにしましょう。
また、さきいかは消化に悪いため、遅い時間に食べると、胃もたれすることもあります。そういった理由からも、さきいかを遅い時間に食べることは、おすすめできません。
さきいかを使ったダイエットにおすすめのレシピ
さきいかキャベツ
【材料】
- キャベツ 1玉
- A アマニ油またはごま油 大さじ1
- A 塩 小さじ1/3
- A 黒コショウ 小さじ1/3
- A 旨味調味料 小さじ1/3
- A さきいか 適量
【作り方】
- きゃべつを千切りにして、ザルに入れます。
- 1に熱湯を回しかけ、水気をしっかりと切ります。
- 2をボウルに入れて、Aを入れてよく混ぜたら完成です。
おつまみにも使える、さきいかキャベツのレシピです。さきいかの強い旨味の効果で、キャベツが美味しいおかずに変身します。
さきいかに入っていない食物繊維を、キャベツでしっかりと補うことができます。油のカロリーが気になる人は、油の量を少し減らしてみてください。
さきいかと切り干し大根のキムチ
【材料】(2人分)
- さきいか 80g
- 切り干し大根 50g
- A 粉唐辛子 大さじ1
- A 醤油 小さじ1/2
- A コチュジャン 大さじ1
- A みりん 大さじ3
- A はちみつ 大さじ1/2
- A ごま油 小さじ2
- A 白いりごま 適量
【作り方】
- 切り干し大根を水で戻しておきます。
- ボウルにAを入れて混ぜ合わせ、レンジで20秒ほど加熱します。
- 2に水気を切った1とさきいかを加え、混ぜ合わせます。
- いりごまを振り、冷蔵庫で15〜30分ほど寝かせたら完成です。
甘辛い味つけが病みつきになる、さきいかと切り干し大根のキムチのレシピです。唐辛子には脂肪の分解を促す働きがあり、ダイエットにも効果的です。
また、歯ごたえの良い食材同士を使っているため、食べたときの満足感が上がります。ダイエット中の食事が物足りないときの、副菜として使うのもおすすめです。
セロリとさきいかのサラダ
オリーブオイルと塩だけで作れる、シンプルなサラダのレシピです。さっぱりとした美味しさで、箸休めにぴったりの一品になります。冷蔵庫で1週間ほど保存できるため、常備菜として活用するのも良いでしょう。
美味しく作るポイントは、さきいかを細かく裂くことです。できるだけ細かくすることで、全体の味のなじみが良くなります。
キュウリのさきいか和え
簡単でヘルシーな、キュウリのさきいか和えのレシピです。切って混ぜるだけで作れるため、あと一品何か欲しいときにもおすすめです。
さきいかがキュウリの水分を吸って、適度にしんなりとした食感に変わります。このまま食べても美味しいですが、酢や七味唐辛子を加えてみても良いでしょう。
さきいかは適量であればダイエット効果がある
さきいかは歯ごたえが良く、咀嚼回数が増えることで満腹中枢を刺激してくれます。ダイエット中の食べ過ぎを防ぐためには、最適の食材です。ただ、塩分が多いなど、注意すべき点もあります。
また、低カロリーとはいえ、食べる量が多ければ、カロリーも増えてしまいます。塩分量や一度に食べる量を気を付けながら、上手くダイエットに取り入れてみましょう。