食品添加物一覧まとめ!種類や食品への用途・表示の見方を徹底解説!

最近では食品添加物に対する注目度が急激に上がっています。食品添加物の一覧を見ると驚くほどに多くの食品添加物が普段の食品に使われていることが分かります。食品添加物の効果は味や見た目だけでなく、保存性や粘性を高めたりと様々な用途で使われています。こちらでは使用頻度が高く危険性の高い食品添加物を一覧にしてまとめています。さらに普段から食品を選ぶ際に見るべき表示項目のポイントまで徹底的に解説します。

食品添加物一覧まとめ!種類や食品への用途・表示の見方を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1食品添加物の種類を一覧でチェック!
  2. 2危険度の高い食品添加物一覧
  3. 3原材料表示の見方を覚えよう
  4. 4食品添加物の役割と安全性
  5. 5食品添加物の一覧を少しでも知って危険を避けよう

食品添加物の種類を一覧でチェック!

最近では使用した食品添加物の一覧表示が義務づけられています。一度、見たことがある人は分かると思いますが、実に多くの食品添加物が使われています。ですが食品添加物の一覧のなかでも注意して見るべき食品添加物は限られています。特に怖いのは発ガン性や内臓の機能低下を引き起こす食品添加物てす。特に最近では人工甘味料が危険視されています。今回は着色料や保存料など用途にも注意して一覧を作っています。

危険度の高い食品添加物一覧

発ガン性や記憶障害「亜硝酸塩(ナトリウム)

発ガン性のある食品添加物の中でも特に危険視されているのが亜硝酸ナトリウムです。ハムやソーセージなどの加工食品に使われることが多く、アメリカでは乳幼児の食品への使用が禁止されている成分です。使われている量は多くないと言われますが日々の使用頻度が高いために食品添加物一覧のなかでも名前が挙がりやすい食品添加物の一つです。肉系の加工食品は特に食品添加物が使われやすいので注意が必要です。

神経細胞の破壊「グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸等)」

グルタミン酸ナトリウムは味の素やだしの素に使われる食品添加物の一つで、食品添加物一覧のなかでも最も使用頻度が高いものの一つです。グルタミン酸自体は出汁の成分ですがグルタミン酸ナトリウムは加熱されると発ガン性や神経細胞を破壊する危険性が指摘されています。グルタミン酸ナトリウムの怖いところは過剰にいれても気づきにくいため過剰摂取になりやすい点です。ダシの素にも入っているので入っているのに気づきません。

発ガン性や精子減少「アスパルテーム」

発ガン性が疑われる食品添加物の中でも知らずに摂取する機会が多いのが人工甘味料です。アスパルテームは人工甘味料の一つで発ガン性に加えて精子の減少という危険性が指摘され不妊症の一因とも考えられています。アスパルテームはジュースやアイス、ガムなどのなかでもノンカロリーを謳っている商品に多く使用されています。人口甘味料は砂糖の何十倍もの甘さを持っていますが、健康の安全面は不透明です。

ノンカロリー商品は人気ですが、砂糖などの糖質の代わりに使われている人口甘味料は危険視されている食品添加物となっています。ノンカロリーであればダイエットには効果があるかもしれませんが食品添加物という点から見れば一概に健康に良いとは言えません。特にノンカロリー商品にはアスパルテームやアセルスファムカリウムの名前は目立ちます。ノンカロリーに安心して大量に飲むのは避けたほうが無難です。

発ガン性や肝臓・腎臓の機能低下「アセルスファムK」

人工甘味料は何種類か存在しますが、特に使用頻度が高いのはアスパルテームとアセルスファムカリウムとなります。人工甘味料として砂糖の代替品として使われていますが、最近では普通のお菓子にも多く使われます。いわゆる甘しょっぱいお菓子などにはよく使われます。アセルスファムは分解されづらい食品添加物の一つなので肝臓や腎臓への負担の大きさが危険視されています。内臓への負担は気づきにくいのも特徴です。

不妊症「タール色素」

タール色素は色の鮮やかなガムやキャンディ、紅しょうがやタクアンなどに色付けの用途で使われます。石油から作られる成分なので、海外でアレルギーの原因物質として一部は使用禁止になったり自主規制の対象になったりしています。日本では比較的に規制の緩い着色料の一つですが不妊症の原因物質として注意が呼びかけられています。普段では食品よりも化粧品や医薬品として使われることが多い食品添加物です。

染色体異常「防カビ剤(チアベンダゾール)」

チアベンダゾールは柑橘類の皮の表面にかけられやすい食品添加物の一つです。アメリカなどでは染色体異常による催奇形性が報告されており使用が禁止されている州もあります。収穫後のオレンジやグレープフルーツにシャワー状のチアベンダゾールがかけられます。防カビ剤としては優秀ですが水洗いでは落ちないのが特徴で皮ごと使う時にはオイルなどで洗う必要があります。マーマレードのように皮ごと使ってる食品は注意です。

動脈硬化「トランス脂肪酸(マーガリン)」

トランス脂肪酸は常温でも固体になるように製造された油です。マーガリンやショートニングに使われていますが海外のほうが使用基準は厳しくオーストラリアなどでは一部使用禁止になっています。トランス脂肪酸じたいは天然にも存在しますが、溶けにくい性質のため動脈硬化の大きな原因になると言われています。食品添加物一覧のなかでも世界的に厳しい制限がかかっている食品添加物の一つです。

成長不順「ソルビン酸」

ソルビン酸は魚肉などの練り物製品やソーセージに使われている保存料の一つです。静菌作用があるので防腐剤としてかなり幅広く使われています。ケチャップや果実酒、乳酸菌飲料などにも使われているので知らないうちに口にしている食品添加物の一つです。現在では成長不順を起こす危険があるということで危険な食品添加物の一つとして一覧に名を連ねています。コンビニの弁当などは防腐剤の用途で特に多い食品添加物です。

胃潰瘍「増粘多糖類(カラギーナン)」

アイスクリームやゼリー、ドレッシングなど様々な食品に使われている食品添加物の一つがカラギーナンです。水によく溶けて粘性が強いので寒天のような特性を持っているのでかなり重宝する食品添加物でデザートなどに多く使われています。ですが、胃に対する悪影響への懸念からアメリカでは使用を禁止にした例もあるようです。日本では認識の低い食品添加物ですが、胃潰瘍の人口が増えている原因の一つと考えられています。

骨密度低下「リン酸塩」

リン酸塩は単品で使われるというより乳化剤やph調整剤などの他の食品添加物にも含まれている成分です。そのため食品添加物一覧には記載されていなくても摂取していることの多い食品添加物です。ハムやチーズなどには特に多く、食品の見た目や食感、味などに良い影響を与えることで知られています。問題視されているのはリン酸塩そのものよりも、トータルでのリンの過剰摂取で骨密度の低下はリンの過剰摂取による副作用です。

吐き気・めまい「イーストフード」

イーストフードはイースト菌などのパンの酵母を活性化させる食品添加物です。イーストフードを使うととにかく低コストで美味しいパンが作れます。そのため安い菓子パンなどで使われている頻度の高い食品添加物です。色々なパンの食品添加物一覧を見ると安いパンに圧倒的に入っていることが多いです。もちろん、高いパンでも入っていることはありますが、手作りのパンなどでは入っていないのもイーストフードの特徴です。

イーストフードのようにイースト菌の餌の用途で使われる食品添加物は発酵の速度を速めます。パンの発酵に限らず発酵食品でも安い商品は化学的に食品添加物を加えることで発酵の速度を上げてコストを下げているものも多くあります。味噌や納豆、キムチなどでも同様の手法が使われていることもあるので発酵をしている食品で極端に安い商品には発酵促進の用途で食品添加物が使われている危険があるので注意が必要です。

神経障害「安息香酸」

安息香酸は腐敗を防ぎ、カビや細菌の増殖を抑える保存料としての役目を果たします。カビや細菌は栄養価が高い環境で増殖しやすいので栄養ドリンクなどには特に多く安息香酸が添加されています。比較的に高濃度で含まれている食品添加物の一つなので、普段から栄養ドリンクを飲んでいる人に神経障害などの症状が報告されています。栄養ドリンクは一日に一本飲んでも飲み過ぎと言われるので注意が必要です。

発ガン性「カラメル色素」

カラメル色素は比較的に安全な食品添加物と言われてきたので調味料からジュース、お菓子と極めて幅広く使われてきました。その使用頻度の高さから身体への悪影響が懸念され発ガン性が指摘されています。風味も良くなることからコーラなどでも使われていることが多いので、普段からゼロカロリーのコーラを含めて飲む機会が多い人は注意が必要です。厚生労働省では安全と発表していますが賛否が分かれます。

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原材料表示の見方を覚えよう

用途名と添加物名の記載が必要な8種類

用途と添加物名が必要だと決められている食品添加物には甘味料に着色料、保存料、増粘剤(安定剤とゲル化剤、糊料)、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防かび剤の8種類が含まれます。甘味料にはアスパルテームとアセルスファムカリウムが有名ですが、他にもソルビトールやキシリトール、甘草、サッカリンナトリウムなどが含まれます。キシリトールや甘草は比較的に安全と言われますが表示は義務付けられています。

着色料には石油由来のものまで存在し、日本では海外で使用禁止にされているものまで使われています。保存料にはソルビン酸や安息香酸などが含まれます。増粘剤にはアルギン酸ナトリウムやメチルセルロースがあります。ソルビン酸や安息香酸は魚肉ソーセージやハム、栄養ドリンクと日常生活での使用頻度の高さから毒性の高さより、摂取量が過剰になりやすいという点で見落とさないように表示が義務付けられています。

用途名の表示だけでOKな14種類

表示しなくても良い食品添加物とは加工助剤に該当する食品添加物と、キャリーオーバーに該当する食品添加物と定義されています。加工助剤とは最終的に食品として完成する前に食品から除去されるので最終的には食品中にごくわずかなレベルでしか存在しない食品添加物のことです。ただし、ごくわずかなレベルでも身体に対する影響としてはある程度、危険と考えられる化学物質が一覧に含まれます。

具体的には亜塩素酸ナトリウムにアセトン、イオン交換樹脂、過酸化水素次亜塩素酸水、シュウ酸、臭素酸カリウム、塩酸、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、二酸化ケイ素、ヘキサン、ポリビニルボリピロリドン、硫酸の14種類です。これらの食品添加物は聞き慣れている塩酸や硫酸などの化学物質も含まれますが、主にph調整剤などに使われ保存料の目的で使用されますが他の保存料よりも危険視されています。

キャリーオーバーとは食品の原材料の製造から加工の段階で使用されたもので、最終の加工段階では微量しか残らない食品添加物を指します。食品添加物が危険視されだした背景の一つに表示されないキャリーオーバーによる毒性が強かったものがあります。キャリーオーバーのなかには化学的な薬品としてヒ素が使われたこともあり多大な健康被害をもたらしました。そういった事件があり現在では規制が厳しくなっています。

他の食品添加物が省略されている場合として、小さい商品では表示する場所が限られているので一部の原材料の表示が省略される場合があります。主に表示の面積が30平方センチメートル以下の場合は仕方ないということで省略しても良いと食品衛生法で決められています。また、限られたスペースでも表示可能にするために簡略名が用いられることもあります。例えばβカロテンならカロテンのみになるなどです。

食品添加物の役割と安全性

食品添加物の歴史

食品添加物と聞くと身体に悪そうなイメージが浮かびますが、元々は自然の素材を保存料や甘味料の種類として工夫して使われていました。肉の塩漬けのように天然塩に含まれる硝酸塩や亜硝酸塩を利用した保存技術は2000年以上まえから使われていた記録が残っています。甘味料としては甘草のようにハーブの種類を人工甘味料として使われていました。現在では人工的に加工された食品添加物が増えています。

甘草は比較的に危険の少ない甘味料ですが、とりすぎれば流産の危険があると言われ表示が義務付けられました。また人口甘味料のなかでもキシリトールなどは世界的に安全性の評価が高いですが、表示は義務付けられています。世界的に食品添加物の一覧を見ていくと種類によって海外では禁止されている食品添加物が日本では許可されているなど基準はあいまいなところも目立ちます。最近では徐々に世界基準に近づいています。

食品添加物の歴史上で最も危険だったとされたのはヒ素ミルク事件です。乳児用の粉ミルクの製造過程で大量のヒ素が使われていたことで、史上最大の食品添加物被害を引き起こしました。使われていたのは第二リン酸ソーダと呼ばれそれ自体の毒性は低いにも関わらず、キャリーオーバーとして表示を免れていたヒ素に原因がありました。それ以来、キャリーオーバーの食品添加物にも注意が払われています。

食品添加物は科学的に評価されたもの

ここまで食品添加物の毒性や危険性を書いてきましたが、基本的には現在使われている食品添加物の種類は全てが科学的に安全だと証明されているものであり厚生労働相のお墨付きをもらっています。そしてADIと呼ばれる一日の摂取基準にしたがってとれば問題ない量しか含まれません。ですが食品添加物が危険視されているのは知らないうちに過剰摂取に陥っている可能性があるからです。

食品添加物の多い食品は避けよう

食品添加物は怖いもののように書いてきましたが科学的に安全性が評価されているのは確かです。決められた一日の摂取量を超えないように使用基準も決まっています。悪い事ばかりが目立ちやすいですが、適量であれば気にし過ぎることはありません。むしろ身体に良いものでも摂り過ぎれば身体に悪影響を与えます。大切なのは偏食や暴飲暴食を避けて適量を守ることにあります。もちろん、特に食品添加物が多い食品もあります。

最近では様々な種類の食品が危険視されていますが、なかでも食品添加物の多さで危険視されているのがファミレスのドリンクバーのコーヒーです。ドリンクバーのコーヒーは元がとれるようにかなり薄められていますが、味や香りを保つためにリン酸塩と香料が使われています。1~2杯であれば問題はなくても飲み放題だからといって飲み過ぎるのは危険です。コーヒーの原価を下回るときには食品添加物が入っています。

意外に食品添加物が多いのがジャムになります。ジャムには香りや見た目の用途で香料やタール色素が使われており、さらに日持ちがするようにソルビン酸などの保存料が多用されます。使われる素材によっては粘り強化の用途でアルギン酸なども使われるので、食品添加物一覧のなかでも多種類の食品添加物が使われる食品の一つです。ジャムのように保存がきくものは色々な食品添加物が入っている可能性が高いのです。

最近では調味料も気を付けないといけません。同じ調味料でも○○風調味料と記載されているものは純粋な調味料でなく食品添加物によって、それらしい風味になっているだけだからです。さいきんでは醤油にも醤油風調味料というものが存在し、カラメル色素や甘味料を加えて醤油の風味を出すとともに、保存料としてph調整剤を加えたり、味の深みをだすために旨味調味料であるグルタミン酸ナトリウムを加えていたりします。

みりんは特に気を付けないとみりん風調味料を買ってしまいます。みりんは安いイメージのある調味料の一つですが、純粋なみりんは極端に安くはありません。純粋なみりんは米と米麹で作られるのに対してみりん風調味料は水飴が原料なので全くの別物です。そこにグルタミン酸ナトリウムやカラメル色素を添加したニセモノとも言えます。

ネギトロなどの食材は昔なら少し値段の高い具材でしたが最近になってかなり安い商品が出回るようになりました。その背景には見た目のきれいさを保つ酸化防止剤や保存料などが使われるようになったからです。特にネギトロのように刻んだ食材は色が変わりやすいので、ネギトロの状態にすれば一日ももたずに黒ずんでしまいます。安くても美味しいネギトロを提供しようと思えば日持ちが良いのは必須なのです。

いくらなどの海産類によく使われるのは増粘剤です。天然のいくらは粘度が高く見た目も極めて色鮮やかですが日持ちしないのが特徴です。そのため、安いいくらを流通させようと思えば保存性を高めるための食品添加物は外せません。いくらは見た目の美しさも重要なので発色剤や着色料はかなり使われています。発色剤に使われる亜硝酸ナトリウムは発ガン性が指摘されているので食べ過ぎには注意が必要です。

ハンバーガーに入っている食品添加物一覧を上げるとかなりの数になります。パンのふわふわ感を出すためのイーストフードに臭素酸カリウム、保存性を高める用途のソルビン酸にph調整剤、品質を改良するリン酸塩と食品添加物のデパートです。以前にもドキュメンタリー映画で毎日ハンバーガーを食べ続けたらどうなるかという内容で、実験をした監督は肉体的には勃起不全になり精神面ではうつ症状を併発しました。

ソーセージなどの加工肉食品にとにかく多い食品添加物の種類が硝酸塩などです。発色剤の用途として使われ魚卵や魚肉、食肉などと幅広く使われる食品添加物の一つです。無添加のソーセージなどを見たことがある人は分かると思いますが、見た目があまりきれいな色ではありません。ソーセージ本来の色だと見た目で食欲をそそりませんので発色剤を多用する傾向にあります。見た目だけでソーセージを選ぶのは危険と言えます。

野菜は切り口から変色しやすく表面積が増えるほどに栄養価は落ちてしまいます。そういった状態を防ぐために殺菌剤の用途で多くの食品添加物が使われています。さらに変色しないように食品添加物が使われます。カット野菜だと一種類でけでなく数種類の野菜が入っているものが多いですが、本来なら水分の多い野菜から市状態が悪くなっていくので全ての野菜の状態が良いのは不自然なことなのです。

食品添加物の一覧を少しでも知って危険を避けよう

食品添加物の一覧を見ながら普段の食事を見てみると驚くほどに多くの食品添加物が含まれます。食品添加物の用途は味や見た目だけでなく、保存性や増粘剤としての用途もあるので知らないうちに過剰摂取に陥っていることが多いのが特徴です。そのため不自然な色がしているものや極端に安い物、加工食品などを大量に摂取するのは避けたほうが無難です。安全が証明されていてもほどほどを意識するのは大切です。

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