2019年10月01日公開
2024年09月29日更新
チャンジャのカロリー・糖質と栄養を解説!ダイエット中は注意?
チャンジャのカロリーや糖質をはじめとする栄養成分をまとめました。チャンジャの材料である鱈と唐辛子、しょうが、ごま油の効能と美容効果に焦点を当て解説します。ダイエットやカロリー制限の参考にしてください。
チャンジャとはどんな食べ物?
キムチの種類のひとつ
チャンジャとは、韓国の三大珍味のひとつである鱈の塩辛です。まろやかな辛さとコリコリとした食感が特長です。チャンジャは鱈の内臓をキムチ風の調味料に漬け込み、じっくりと熟成させて作られます。
発酵過程で生まれるビタミンは、新陳代謝の活性化と老化防止、貧血防止の効果があります。また、乳酸菌はキムチと同じく腸内の善玉菌を増やし、腸を整えます。
チャンジャに使われる材料
チャンジャの主な材料には、たらの内臓、水飴、唐辛子、食塩、にんにく、みりん、砂糖、しょうが、胡麻、醸造調味料、ごま油、アキアミ、いりこ、昆布、調味料(アミノ酸等)、酒精、増粘多糖類、pH調整剤、ビタミンB1、トレハロースが挙げられます。この中から特に健康増進に有望な栄養素をもつ4品目を解説します。
脂肪分が少ない鱈は、消化の良い食材です。低カロリーなため、ダイエット中の食品としても人気です。ビタミンDはカルシウムやリンなどの吸収を高め、歯や骨を丈夫にします。唐辛子のカプサイシンには食欲増進作用があります。また、脂肪燃焼と体温を上昇させるため、美肌効果やダイエット効果が期待されます。
ごまに含まれる栄養分のセサミンは、貧血やアレルギーを予防して美肌づくりを助けます。また、ストレスも緩和するので、ストレスニキビにも有効です。ビタミンCと一緒に摂ると、肌のコラーゲンが作られます。
生姜には体を温めたり免疫力を高める効果があります。冷えからくる頭痛と下痢、月経異常などにも効果的です。チャンジャには体に良い材料が複数使われています。
チャンジャはダイエット向き?
チャンジャはダイエット向きの食品なのでしょうか?唐辛子や生姜による脂肪燃焼効果や体温上昇効果から痩身が期待されますが、ダイエット向きの食材とはいえません。チャンジャの材料である唐辛子をはじめとする香辛料は胃を刺激し、過食を誘発します。
チャンジャは味が濃いので、カロリーの高い酒や白米が進んでしまいます。他の食材に馴染みやすい味付けを生かし、胡瓜や生春巻きなど低カロリーの食材にアクセントとして使う工夫が必要です。
チャンジャのカロリー・糖質等の栄養について知る
カロリー
チャンジャのカロリーは1食分(50g)で58kcalです。主材料の鱈は低カロリーな魚ですが、チャンジャは水飴、砂糖、醸造調味料などで調味がされています。他の漬物と比較すると、カロリーは高めです。
糖質
チャンジャの糖質は100gあたり8.2gで、糖質の低い食品です。他の漬物と比較すると、同量で15.6gの糖質を含むキムチより低く、浅漬けやぬか漬けより高くなります。
栄養成分表
エネルギー | 116kcal |
たんぱく質 | 12.9g |
脂質 | 3.2g |
炭水化物 | 8.2g |
ナトリウム | 3394mg |
食塩相当量 | 8.6g |
カリウム | 340mg |
カルシウム | 99mg |
リン | 109mg |
鉄 | 1.4mg |
ビタミンA | 6μg |
β-カロテン | 0μg |
ビタミンB1 | 0.13mg |
ビタミンB2 | 0.20mg |
ナイアシン(ナイアシン当量) | 5.5mg |
特筆すべきは、チャンジャの塩分の高さです。成人男性の一日の塩分摂取目安量8.0g未満、成人女性は7.0g未満に対し、チャンジャは1食分(50g)に対し、4.3gの食塩相当量があります。チャンジャの食べ過ぎは、むくみや高血圧症を引き起こすなど健康を害す原因となります。
チャンジャのカロリーはダイエット中は気をつけよう
チャンジャは乳酸菌による整腸作用やカプサイシンによる脂肪燃焼作用を持った優秀な食品ですが、食欲増進効果もあります。高カロリーな酒や米の過食を招きかねません。カロリーを摂り過ぎないように、ダイエット中の食べ過ぎには注意しましょう。