2019年12月18日公開
2024年10月06日更新
白レバーとレバーの違いは何?カロリーや栄養は?おすすめレシピも紹介
白レバーとレバーの違いをはじめ、カロリーや栄養、そして白レバーを使ったおすすめレシピ等を紹介します。白レバーとレバーでは一体どの様な違いがあるのでしょうか?聞くに聞けない白レバーに関する疑問を徹底解決します!
白レバーとはどんなレバー?
そもそもレバーとはどの部位?
疲れ気味なので、レバーステーキ食べる。肝臓が疲れてるなら肝臓を食えばなおるであろうという発想。
— 酒徒吉風 (@syutoyoshikaze) December 17, 2019
(中華の薬膳でそんな考えがあったはずだが、なんといったか思い出せない) pic.twitter.com/iLXyt1ZOqt
ホルモンの中でも好き嫌いが分かれがちなレバーですが、これは部位で言うところの肝臓に当たります。疲れが溜まった時にレバーを食べれば良いというのは、疲れは肝臓から発せられるモノという考え方が有るからです。故に肝臓を食べて肝臓を癒やせば、疲れも吹き飛ぶといったわけです。
一口にレバーと言っても、牛か豚か鶏かによってそれぞれ味わいも全く異なります。更には調理によってもその味わいがガラリと変わるのがレバーの面白いところ。今や幻となってしまった牛のレバ刺しなど、生レバー独特のあのトゥルリとした食感に魅了されたという人も少なくありません。
白レバーはフォアグラみたい!?
白レバー美味しかった( ∗︎°⌓︎°∗︎ )♡︎ pic.twitter.com/qGkT8dk1Pc
— 🎀まりあ🎀 (@unrequited12) December 16, 2019
本記事で紹介する白レバーも、その名の通りレバーの一種です。白レバーとレバーの違いについてはこの後で紹介しますが、白レバーはあのフォアグラのような深く濃い味わいを持つと言われています。そもそもフォアグラ自体が肥大したガチョウやアヒルの肝臓なので、似たような味わいであってもおかしくはありません。
ですが、フォアグラといえば世界三大高級食材として知られる食材です。高級フレンチの代名詞とも言われる食材の1つで、口にするとしたらそれなりのお値段が掛かることは必至です。ですが、白レバーはフォアグラほど高級な食材ではありませんので、気軽に愉しむことができます。故に白レバーを称して「庶民のフォアグラ」と呼ぶことも。
ただし、この白レバーが存在するのは鶏のレバーのみであるということを、予め覚えておいてください。(理由については後程詳しく紹介します)
白レバーとレバーの違い
カロリーの違い
昨日食べた白レバーの炙りが天才すぎて未だに余韻が押し寄せてくる😋 pic.twitter.com/3ZJUu0he3q
— もっけ (@mokke_charumera) December 15, 2019
レバーと白レバーのカロリーの違いを見ていきましょう。まず通常の鶏レバー100g当たりのカロリーは、およそ111kcal程度と言われています。ローカロリーで知られる鶏肉の中でもレバーは特に低カロリーであり、ダイエッターにも人気の高い部位です。
一方の白レバーですが、明確にどの程度のカロリーであるか、その数値は明らかになってはおりません。ただ、一般的なレバーのカロリーのおよそ4〜5倍のカロリーを有していると言われているので、白レバーはかなり高カロリーであると考えて間違いないでしょう。
実は白レバーとは鶏の脂肪肝のことであり、脂肪の付き具合によってカロリーも異なります。故に白レバーのカロリーが通常のレバーよりも高いのは、脂肪肝なのですから当然なのです。
風味の違い
白レバーのパテ見て pic.twitter.com/t2mLbcAdVF
— 急に曲名とか出す (@minc_unk) December 14, 2019
続いてレバーと白レバーの風味の違いですが、これはダントツで白レバーの方が風味豊かです。濃厚な旨味と口の中一杯に拡がる独特の風味は、一般的なレバーとは比較になりません。高カロリーなモノ程美味いと言いますが、白レバーはまさにそれを体現したかの様な食材と言っても良いでしょう。
値段や希少価値の違い
ついに白レバー頼めた
— さっちゃん/ぽこ♂ (@nico_sato8) December 15, 2019
うまい!!!
一つ脱走した pic.twitter.com/xI28I7u3hN
焼き鳥界のフォアグラとも称される白レバーですが、一般的なレバーと比べると確かに希少価値は高めです。ですが、あくまでもそれは一般的なレバーと比較した場合の話であって、高級食材の様な希少性はありません。それを証拠に、焼き鳥屋さんで白レバーを見掛けることはそれほど珍しいことではありません。
ただ、通常のレバーよりも手に入りにくいのは確かなので、グランドメニューとして取り扱える店は少なく、在庫次第での提供といったスタイルを取る店舗のほうが多いそうです。
白レバー(鶏レバー)の主な栄養と健康効果
ビタミンA
白レバーうまっ! pic.twitter.com/m0KIcutfJN
— KAZU (@KT73453930) December 13, 2019
レバーには、肉類としては珍しくビタミンAが豊富に含まれています。このビタミンAの主な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強めるといった働きがあります。また、薄暗い場所で視力を保つ働きといった、一風変わった効果も期待できるそうです。このビタミンAがレバーにはたっぷりと含まれているのです。
ただし、幾ら身体に良いからといっても過剰摂取はNGです。ビタミンAの一日摂取量には目安が決められていて、成人の場合男女共に約2700㎍が上限となっております。レバーは10gあたりで650㎍のビタミンAが含まれているので、単純に考えても一日30gが限界です。
ビタミンB群
白レバーと牛ホルモンのアヒージョ! pic.twitter.com/9IjEiPZo4u
— 隼兎 (@haya_rabbit0611) December 12, 2019
また、レバーには水溶性であるビタミンB郡も豊富に含まれています。脳や精神の働きを正常に保つ働きを持つビタミンB1をはじめ、代謝を促進して成長を助ける働きを持つビタミンB2や、タンパク質の代謝には欠かせないビタミンB6など、身体に必要な栄養素がたっぷりと含まれているのです。
鉄分
ついでに朝食用に試作していた、
— サナゲ (@solashim) December 10, 2019
道産 鶏白レバーペーストとパン。
チーズとバターはサナゲの好みです。コテコテに塗って食べましょ pic.twitter.com/zjPujoUNTi
レバーといえば何といっても鉄分でしょう。昔から「貧血予防にレバーを食べろ」と言われているほど、レバーには鉄分が豊富に含まれています。ほうれん草とレバーのソテーなどは最強の鉄分料理です。
白レバーを使ったおすすめレシピ
簡単白レバーペースト
- 鶏白レバー:180〜200g
- 玉ねぎ:1/2個
- バター:20〜30g
- 牛乳:80cc
- クレイジーソルト:適量
- 鍋にお湯を沸かして鶏白レバーを約5分茹で、臭みをとる
- 玉ねぎをみじん切りにし、バターで少し色がつくまで炒める
- 茹でた白レバーをザルにあげ、水気を切る。
- 2に加えてレバーを木ベラなどでつぶしながら中火で炒める
- 炒めつつ、お好みの味になるまでクレイジーソルトで味付けしする
- 好みのとろみになる様に、牛乳を少しずつ加えていく
- ハンディミキサーなどでペースト状にし、味と固さを調節したら出来上がり
白レバーのバルサミコ酢ソテー
- 白レバー:3~4個
- 醤油、はちみつ、バルサミコ酢:各大さじ1(あらかじめ混ぜておく)
- オリーブオイル:少々
- 赤ワイン:大さじ1
- 塩、コショウ:少々
- 小麦粉:少々
- パセリ:お好みで
- 白レバーを水で洗い、油の塊があれば切り取る
- 食べやすい大きさに切り、水にさらして血抜きをする
- 血抜きが終わったらら、ペーパーなどで水分を拭き取って小麦粉を薄くまぶす
- 中火で熱したフライパンにオリーブオイルをしき、白レバーを入れる
- こんがり焼き色がついたら裏返す
- 軽く塩コショウをふり、赤ワインを振りいれ軽く煮立てる
- あらかじめ混ぜておいた、醤油,はちみつ、バルサミコ酢を投入する
- 軽くソースにとろみがついたら火を止め、レバーをお皿に盛りつける
- ソースを上からかけたら出来上がり
白レバーの甘辛煮
- 鶏レバー:100g
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- しょうゆ:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- 生姜:1片
- 青ねぎ:適量
- 白レバーは15分ほど水にさらしておく
- 生姜を千切りにする
- 鶏レバーの水気を拭き取り、一口大に切る
- フライパンに全ての材料を入れ、中火で煮る
- アクが出たら取り除く
- 強火にして、水分がなくなるまで煮詰める
- 器へ盛り付け、お好みで青ねぎを散らして出来上がり
白レバーのシチュー煮
- 鶏白レバー:200g
- しめじ:1/3房
- ミニトマト:4個
- ビーフシチュー:200cc
- 玉ねぎ:1/2個
- ビーフシチューを1/2~1/3に煮詰める
- 玉ねぎは薄く切り、濃く色づくまで炒めておく
- しめじは根元を切って小房に分ける
- 下処理した白レバーを小口に切る
- 塩と胡椒、そしてナツメグを少々振りかけ、小麦粉を振りかける
- 白レバーを炒め、焼き色がついたら玉ねぎを加え炒める
- シメジを加え軽く炒める
- 煮詰めたビーフシチューと100ccの白ワインを加え煮詰め、トマトを加えて完成
白レバーを入手したらレシピを参考に調理してみよう!
地鶏の白レバーめちゃんこ美味かった pic.twitter.com/DZ2knsoug4
— こばやし (@kbys1919) December 14, 2019
白レバーとレバーとの違いや、白レバーに含まれているカロリーや栄養成分などについて紹介してきました。焼き鳥界のフォアグラとして高い人気を誇る白レバーは、割りと手頃な金額で頂くことが可能な人気グルメフードです、栄養価も高く健康にもバッチリですが、カロリーは高いのでくれぐれも食べ過ぎにはご注意を。
また、自宅での調理も手間いらずなので、白レバーが手に入った際はぜひ今回のレシピを参考にレバー料理を楽しんでみてください。