2021年12月13日公開
2024年11月17日更新
おにぎりの消費期限はどれくらい?手作りからコンビニ商品まで
おにぎりの消費期限について解説します。手作りのおにぎりだけでなく、コンビニやスーパーで販売されている商品の消費期限がいつまでか詳しく説明!おにぎりの消費期限を伸ばす方法や、期限切れのおにぎりがどうなるのかもあわせて紹介します。
おにぎりの消費期限はいつまでなのか解説!
日本の国民食であるおにぎりは、家で作るだけでなくコンビニなどでも手軽に買うことができます。お弁当にも活躍してくれるおにぎりですが、食べる時間がなくて残してしまったという経験がある人もいるでしょう。
では、すぐに食べられなかったおにぎりは、いつまで持たせることができるのでしょうか?本記事では、おにぎりの消費期限がいつまでなのかを解説します。手作りだけでなくお店で販売されているおにぎりについても説明しているので、ぜひ参考にしてください。
おにぎりの消費期限
賞味期限と消費期限の違い
賞味期限と消費期限は似たような名前ですが、このふたつには明確な違いがあります。賞味期限は食べ物の品質が保証される期間のことで、この期間内であればおいしく食べることができます。
しかし、期限が過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではなく、少しくらいの期限切れであれば食べても体に害はありません。一方の消費期限は食べ物を安全に食べられる期間のことで、期限切れの食品を食べると食中毒などにかかる危険があります。
賞味期限はスナック菓子などの比較的日持ちする食品に用いられますが、消費期限はおにぎりを始めとした生ものに多く用いられます。
おにぎりの消費期限【手作り】
家で手作りしたおにぎりの消費期限は、だいたい半日が目安だといわれています。ただ、おにぎりを作るの衛生環境や、その日の気温などでも期限は変わってきます。作るときにきれいに手を洗わなかったり暑い場所に置いておいた場合は、消費期限も短くなります。
できるだけ長持ちさせるためにも、おにぎりを作るときはしっかりと手を洗って清潔な環境で作ることが大事です。気温が高くても雑菌が繁殖しやすくなるので、保存するときは冷蔵庫などの冷暗所に置いておきましょう。
おにぎりの消費期限【コンビニ・スーパー】
コンビニやスーパーのおにぎりは製造から販売までに時間がかかるため、消費期限が余裕を持って設定されています。消費期限はおにぎりの具材にもよりますが、だいたい3日以内に設定されていることが多いようです。
食品工場の衛生管理がしっかりされている上にph調整剤などの添加物を使っているため、手作り品よりも長持ちします。ただ、これは冷蔵保存した場合に限るので、常温で持ち歩いた場合などは早めに食べ切るようにしましょう。
消費期限が過ぎたおにぎりは食べられる?
消費期限切れのおにぎりが食べられるかどうかは、そのときの保存状態にもよって変わります。前述したようにお店で販売されているおにぎりは消費期限に余裕があるので、冷蔵保存をしておけば期限切れになっても2日くらいは食べることができます。
ただ、手作りのおにぎりは長持ちしないことはほとんどですので、作った当日中に食べ切るのが無難でしょう。
おにぎりの消費期限を伸ばす方法はある?
方法①冷凍保管
おにぎりは、具材によっては冷凍保存することができます。冷凍保存をしてしまえば、1ヶ月ほどは消費期限を伸ばすことができます。冷凍保存に向いている具材は、梅や鮭、昆布、おかかなどの定番食材です。
これらを具材に使ったおにぎりであれば、しばらく食べないときは冷凍保存してしまうと良いでしょう。保存するときはラップで包み、さらにジップロックなどの保存袋に入れるのがおすすめです。解凍するときは、レンジで1分〜1分30秒ほど加熱しましょう。
逆に冷凍に向いていない具材は、明太子やいくらなどの生ものやマヨネーズを使った具材です。生ものの具材は、レンジで加熱したときに生臭くなったり味が悪くなったりしてしまいます。
また、マヨネーズを使った具材は温めることでマヨネーズが分離してしまい、こちらも味が落ちてしまいます。冷凍することを前提でおにぎりを作るのであれば、レンジで加熱しても味が落ちない具材を使うようにしましょう。
方法②野菜室で保管
おにぎりは冷蔵保存することで長持ちしますが、冷蔵庫はご飯の保存にあまり向いていません。ご飯には大量のデンプンが含まれていますが、このデンプンが劣化しやすいのが0〜5℃くらいの温度だからです。
冷蔵庫におにぎりを入れるとご飯のデンプンが劣化してしまい、ご飯が固くなったりぱさついたりしておいしくなくなってしまいます。しかし、野菜室は一般の冷蔵室よりも温度が高めに設定されているので、デンプンの劣化を遅らせることができます。
少しでもおいしい状態で消費期限を伸ばしたいのであれば、野菜室で保管するのがおすすめです。
手作りするときのポイント
おにぎりを手作りするときは、どれだけ雑菌を繁殖させないようにするかが大きなポイントです。手はいくら洗っても、必ずどこかに雑菌が付着しています。雑菌の付着を防ぐためにも、ビニール手袋やラップを使って調理するようにしましょう。
また、おにぎりに使う具材によっても、消費期限は変わってきます。すぐに食べられないときは、梅やおかかなどの傷みにくい食材を使うのがおすすめです。傷みにくい食材は、水分が少なく酸味や塩分が多いところが特徴です。
逆に生ものやマヨネーズを使った食材は傷みやすいので、すぐに食べない場合は使わないようにしましょう。また、ご飯に少量の酢を混ぜたり、海苔を食べる直前に巻くだけでも消費期限を伸ばすことができます。
消費期限が切れたおにぎりはどうなる?
見た目
消費期限が切れて明らかに腐ってしまったおにぎりは、その見た目でわかることがあります。明らかにカビが生えている場合はもちろん、お米に異常なネバつきがあるときも注意が必要です。いつもと見た目が少しでも違うと思ったら、食べずに処分するようにしましょう。
味
期限切れのおにぎりが悪くなっているかどうかは、最終的には味で判断することができます。腐りかけのおにぎりは、酸っぱいような味がすることがあります。おかしな酸味を感じたときは、飲み込まずすぐに吐き出すようにしましょう。
また、明らかに変な味や食感がなくとも、なんとなくいつもと味が違うと感じることもあります。少しでも異変を感じたら、それ以上は決して食べないようにしてください。
におい
消費期限切れのおにぎりは、食べる前に一度においを確認してみるのがおすすめです。腐ったおにぎりは酸っぱいようなにおいや、むせるような発酵臭がすることがあります。
これらのにおいを感じたら、おにぎりが傷んでいるサインです。ただ、中には臭いを発しない菌もあるので、においが大丈夫だからといって油断しないようにしましょう。
おにぎりは消費期限前に食べ切ろう
おにぎりは手作りかお店で販売されているかによっても、いつまで日持ちするのかが変わってきます。手作り品はお店の商品に比べると日持ちが短いですが、工夫次第で消費期限を伸ばすこともできます。
期限が切れても食べられる場合もありますが、できるだけ期限内においしく食べ切るようにしましょう。