おにぎりを冷凍して時短・節約!保存期間や解凍のコツとアレンジレシピ

日本人に昔から愛されているおにぎり。今はコンビニでも様々な種類が買えますが、自宅でおにぎりを冷凍しておくことをおすすめします。おにぎりをまとめて冷凍保存しておくと、いつでも好きな時に簡単に解凍して食べられます。時間がない時の朝食やお弁当に、お子さんのおやつにもすぐに対応できます。余ったご飯を利用することもできますし、外出時の無駄な買い物も減らせるので節約につながります。今回は冷凍おにぎりの保存期間や解凍のコツ、そしてさらに美味しく食べるためのアレンジレシピも紹介します。

おにぎりを冷凍して時短・節約!保存期間や解凍のコツとアレンジレシピのイメージ

目次

  1. 1おにぎりは冷凍できるの?
  2. 2おにぎりを冷凍するメリット
  3. 3冷凍おにぎりを作る時のコツ
  4. 4冷凍おにぎりに向いている具材
  5. 5おにぎりを冷凍するときのコツ
  6. 6冷凍おにぎりの解凍方法は?
  7. 7冷凍おにぎりの保存期間はどのくらい?
  8. 8コンビニおにぎりも冷凍できる?
  9. 9冷凍おにぎりのアレンジいろいろ
  10. 10【まとめ】冷凍おにぎりを上手に活用しよう!

おにぎりは冷凍できるの?

ご飯を冷凍して保存しているという話はよく聞きますが、おにぎりも冷凍に向いているということを知っていますか?おにぎりが残った時に冷蔵庫に入れてしまう人もいるかもしれませんが、冷蔵した時の保存期間は1日くらいですので、おにぎりはむしろ冷凍に向いていると言えます。

おにぎりを冷凍するメリット

冷凍おにぎりが冷凍庫に入っていれば、忙しい朝の朝食に、お弁当に、子供がおなかをすかせた時に、疲れている時に、と大変便利です。好きな時に食べられます。しかも、たくさんまとめて作っておいたら、時短にもなります。ご飯が余ってしまった時に無駄なく有効活用できるという意味では、節約にもつながります。

冷凍おにぎりを作る時のコツ

冷凍おにぎりを作る時には、すぐ食べる時と違っていくつかコツがあります。特に難しいことではありませんが、より美味しいおにぎりを食べるために覚えておくと役に立つヒントです。

冷凍おにぎりのコツ:素手で握らずラップを使う

作ったおにぎりをすぐに食べる場合は、素手で握っても大丈夫です。けれども冷凍する場合は、ラップを使って握るようにしましょう。いくら手をよく洗ったとしても、実は手には菌が残っています。特に手に傷がある時は要注意です。黄色ブドウ球菌が食中毒の原因になりますので、気をつけましょう。

また最近では、ダイソーなど100円ショップでおにぎりの型も売られています。型にご飯を入れてそのまま冷凍して、食べる時にレンジであたためまでOKの便利グッズです。ただ、大量のおにぎりを作る場合は、おにぎりの数だけ型を用意するのは大変です。

こちらの商品はおにぎりを作るための型ですので、出来上がったおにぎりはラップで包み冷凍します。ご飯を型に入れて出して包むという作業を繰り返します。いずれにしても、素手でご飯を触れないようにした方が安心です。

冷凍おにぎりのコツ:ご飯に少しお酢を加える

特に梅雨の時期や夏場は、食品が腐りやすくなるので気を使うものです。ご飯の場合、炊飯の際にお酢を少量加えておけば腐りにくくすることができます。加える量についてはいろいろな説がありますが、酢のメーカーホームページによるとお米3合にお酢小さじ1杯(5ml)が目安です。

冷凍おにぎりのコツ:海苔はまかずに冷凍

海苔は意外なことに痛みやすいので、冷凍する時には巻かない方がいいでしょう。もしいっしょに冷凍してしまうと傷みやすいだけでなく、水分を吸ってしまうので解凍したときにあまり美味しいとは言えません。海苔は食べる直前に巻いた方が、パリパリして美味しいです。

冷凍おにぎりのコツ:適した具材を選ぶ

美味しい冷凍おにぎりを作る際に大事なことは、具材選びです。今は昔と違って、お店ではいろいろな具材が入ったおにぎりが売られています。子供向けパーティーなどではバラエティー豊かな手作りおにぎりが出されることもあるでしょう。けれども、冷凍おにぎりに使う具材には少し制限があり、水分・油分が少なめのものが向いています。

冷凍おにぎりに向いている具材

最近はコンビニおにぎりであっても、実に様々な具材のおにぎりが開発されています。けれども家で冷凍おにぎりを作る時には保存期間が長くなってしまうので、昔からある梅干し、昆布、焼鮭、おかか、高菜の漬物、ゆかりなどが腐りにくくおすすめです。昔からおにぎりの具の定番と言われるのが梅干しですが、梅干しには殺菌効果があっておにぎりを日持ちさせることができるので理にかなっていると言えます。

近頃は健康志向で塩分を控えている人が多いですが、腐るのを防ぐという点では塩分が高く濃い味付けの方がよいと言えます。鶏ひき肉などを使ったそぼろも、いつもより濃いめの味付けで水分が少なくなるよう仕上げればおにぎりの具として問題ありません。

それに対して冷凍おにぎりの具に向いていないものの例は、ツナマヨネーズやエビマヨネーズなどです。マヨネーズ自体が冷凍には向いていない食品で、油が多いため解凍した時に味が落ちてしまいます。また、半熟味付け卵、イクラやタラコなどの生ものも向いていません。タラコやメンタイコは本来は冷凍可能な食品です。冷凍おにぎりをレンジで加熱する際に火が通ってしまうので、生のままの味わいは楽しめなくなります。

市販のおにぎりの具も様々な種類が販売されています。炊き立てご飯に混ぜ込むだけで、手軽に美味しいおにぎりができます。このような具は、水分・油分が少ない具材という条件を満たしていますので、冷凍おにぎりにしても心配ありません。

おにぎりを冷凍するときのコツ

次に実際におにぎりを握る時のコツを紹介します。用意するのは酢を少しだけ入れて炊いたご飯です。炊き立てのご飯をラップを使って手早く握ってしまいましょう。冷ましてしまうと水分がすでに蒸発しているので、ボソボソしたおにぎりになってしまいます。炊き立てご飯の水分をしっかり閉じ込めて握ると、解凍した時にその水分でまたふっくらご飯に戻ります。具材は先ほど紹介したように、油分・水分の少ないものがおすすめです。

粗熱がとれたおにぎりは冷凍庫で冷凍します。おにぎりに限らず冷凍する時の基本ですが、熱伝導の高いアルミ皿の上に置くなどの方法で急速に冷凍します。凍ったおにぎりはタッパやフリーザーパックに入れると便利です。上手に収納している写真も紹介します。おにぎりの大きさとタッパの大きさがぴったり合っていて見やすく、どのくらい残っているかが把握できます。

冷凍おにぎりの解凍方法は?

冷凍おにぎりを解凍するには、どのような方法が1番よいのでしょうか?ラップに包まれて凍った状態のおにぎりを電子レンジにかけて解凍するのが1番よい方法です。熱々の状態で水分もいっしょに握ったおにぎりは、レンジにかけると蒸す感じになりふっくら仕上がります。加熱時間はワット数やおにぎりの大きさにより加減してください。加熱し過ぎてしまうとご飯が硬くなってしまうので、様子を見ながらあたためましょう。

電子レンジで解凍したおにぎりはラップをはずして、お好みによって海苔を巻いて食べます。なお、冷凍おにぎりは自然解凍には向いていません。自然に溶かすとボソボソとしたご飯になってしまいます。そのため会社に持って行った冷凍おにぎりは冷凍庫でお昼休みまで保存し、食べる直前に加熱できれば美味しく食べられます。

冷凍おにぎりの保存期間はどのくらい?

冷凍おにぎりを長い期間保存する時や乾燥が気になる時には、フリーザーパックなどに入れて保存するようにしましょう。その際には、中の具材や作った日を記入しておくと便利です。

おにぎりを冷蔵保存した場合の保存期限は1日ほどです。ご飯に含まれるデンプンは、0から3度が一番劣化しやすい温度と言われています。そのため冷蔵庫でご飯を保存すると、水分が飛んで味も食感も落ちてパサパサご飯になるため、おすすめの保存方法とは言えません。それに対して、冷凍庫での保存期間は1ヶ月ほどです。もちろん日数が経つほど劣化するとはいえ、冷蔵保存に比べると保存期間を大きく伸ばすことができます。

コンビニおにぎりも冷凍できる?

コンビニのおにぎりを買って、食べきれずに保存したくなる時があります。はたして冷凍できるのでしょうか?その場合もおうちで作る冷凍おにぎりと同じように、向いている具材と向いてない具材があります。コンビニには変わり種具材おにぎりもたくさんありますが、もし冷凍するのであれば定番の梅干し・昆布・シャケ・おかかなどをおすすめします。

海苔を巻いた状態で冷凍すると解凍するときにベタベタになりますので、食べる直前に巻きましょう。また、冷凍おにぎりの保存期間は1ヶ月ほどですが、どうしても風味が損なわれていきますので早めに食べましょう。節約の観点から言えば、コンビニおにぎりを買うより自宅でまとめて冷凍おにぎりを作った方がいいのは、言うまでもありません。

冷凍おにぎりのアレンジいろいろ

これまでおにぎりの冷凍の仕方、保存期間、解凍のコツなどを紹介してきました。次に冷凍おにぎりの美味しいアレンジをいろいろと紹介します。

冷凍おにぎりのアレンジ:お茶漬け

電子レンジで解凍したおにぎりに、市販のお茶漬けの素をかけてお茶漬けにした簡単レシピです。鮭フレークや海苔、わさび、ゴマ、ネギなどを添えるのもおすすめです。 家でひとりでお昼ご飯をささっとすませたい時のメニューなどにもぴったりです。

冷凍おにぎりのアレンジ:キムチのお茶漬け

次に紹介するのは、キムチのピリ辛味が美味しいお茶漬けです。お茶漬けと言っても、お茶は使わないで鶏ガラスープを使った簡単レシピです。材料は、冷凍焼きおにぎり2個、鶏ガラスープ100ml、キムチ好きなだけ、のり・塩・ごま油それぞれを少しずつ(あるいは韓国海苔)、白ごま好きなだけです。

お湯を沸かして、鶏ガラスープの素を薄めに溶かします。冷凍焼きおにぎりは電子レンジであたためて解凍します。のりを刻んで、少量の塩とごま油を混ぜます。(韓国海苔があればそれを使います。)あたためたおにぎりに鶏がらスープをかけ、キムチ・のり・白ごまをのせて出来上がりです。

冷凍おにぎりのアレンジ:焼きおにぎり

焼きおにぎりは市販の冷凍おにぎりの中でも人気です。米を炊く際にしっかり味付けを済ませてしまいます。こちらを握っておにぎりの表面が乾いたら、フライパンで焼きます。おにぎりの表面が乾いているので、油を引かないで焼いてもフライパンにくっつきづらいというわけです。


油を使わないので、冷凍保存中の劣化を防ぐことができます。両面を焼いたら粗熱を取って、冷凍保存します。味付けはお好みですが、一例として、ご飯600gの場合のタレは、醤油大さじ4、みりん小さじ2、ごま油小さじ2、すりごま大さじ1〜2です。お好みであれば大葉の千切りを加えてもいいでしょう。

冷凍おにぎりのアレンジ:焼きおにぎりのリゾット

先ほどの冷凍焼きおにぎりのアレンジです。電子レンジで解凍する時に、少し深めの耐熱皿に冷凍おにぎりを置いて上からスライスチーズをのせて牛乳を注ぎます。お皿にふんわりとラップをかぶせてレンジに3分かけます。仕上げに粗挽き黒胡椒をかけると、チーズリゾットの完成です。

混ぜるとこんな感じになります。手軽にできてなかなか美味しい、小腹がすいた時に最高だ!とネット上でも評判の簡単メニューです。焼きおにぎりが冷凍庫にある場合にはぜひ一度お試しください。

冷凍おにぎりのアレンジ:和牛と昆布の佃煮入りおにぎり

写真の品は、国産黒毛和牛と昆布の「大阪鶴橋焼肉風佃煮」という商品です。国産黒毛和牛のミスジと北海道道南産天然真昆布を使って、焼肉タレ風の味付けをされた山宝庵の佃煮です。

しっかりとした味付けなので、冷凍おにぎりの具にぴったりです。牛肉と昆布の旨みに、ごま油の風味と唐辛子の辛味がピリッと効いていて、ワンランク上のおにぎりを作ることができます。

冷凍おにぎりのアレンジ:和牛と昆布の佃煮入りおにぎりのチャーハン

先ほどの和牛と昆布の佃煮入りおにぎりを使ったチャーハンの作り方を紹介します。熱したフライパンに油をひいて、卵を入れて炒り卵を作ります。佃煮入りの冷凍おにぎりを温めたものを加えて全体を炒めます。塩、こしょうで味を整えます。仕上げにごま油を加えて、刻んだネギを散らすと風味と彩りがアップします。

冷凍おにぎりのアレンジ:生めんたい入り冷凍おにぎりのお茶漬け

生めんたい入り冷凍おにぎりを、電子レンジで温めて器に入れます。おにぎりの上に、刻みのりと生のめんたいこをのせます。お茶、または出汁を注ぎます。めんたいこは表面だけ火が通るので、生と加熱されためんたいこの両方を味わえるお茶漬けになります。

【まとめ】冷凍おにぎりを上手に活用しよう!

今回は日本人に古くから親しまれてきたおにぎりについて、冷凍・解凍のコツ、保存期間、そしてさらに美味しく食べるためのアレンジレシピを紹介しました。いかがでしたでしょうか?忙しい毎日だからこそ、まとめて冷凍おにぎりを作っておけば、時間がない時や疲れている時にもささっと準備してホッとできるご飯が食べられます。

具材については、油分や水分が少なく濃いめの味付けのもので、ご自分やご家族のお好みにあわせてアレンジしてみましょう。電子レンジであたためて手軽に手作りおにぎりを用意したら、その分ゆっくりとした時間をお過ごしください。

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