2021年10月16日公開
2024年11月16日更新
魚のあらとは?下処理の仕方やおすすめの活用レシピもチェック
魚のあらを使ったレシピを紹介します。魚のあらの臭みを取る方法や、おすすめの活用レシピをまとめました。また、余ったあらの下処理方法なども掲載しているので、魚を捌いた時に出るあらを活用したい時に参考にしてください。
目次
魚のあらの下処理の仕方やおすすめの活用レシピを紹介!
🧑🍳名物🐟魚のあら汁風🐟
— 浦安ビューフォートホテル【公式】 (@urayasubeaufort) October 15, 2021
今週土日【予告】🐟
『あら汁というには上品な仕上がりなんです。
だから
🐟あら汁風🐟で』
丁寧に作っています。#東京都式根島産#金目鯛#愛媛県宇和島産#真鯛#北海道昆布森産#真鱈#名物#朝ごはん #あら汁風#豊洲市場 #豊洲 #浦安 #urayasu pic.twitter.com/HRQztcUctI
魚は鮮魚店やスーパー、新鮮市場などで購入できる食材です。そして、魚を丸ごと購入した際には三枚におろしたり、ぶつ切りにしたりして、料理に活用します。本記事では、お魚を捌く際に出るあらの下処理方法やおすすめの活用レシピについて紹介します。
また、魚の種類に分けてあらのおすすめレシピを掲載しているので、余すことなく、料理に活用してみましょう。
魚のあらとは?
まずは、魚のあらについて紹介します。あらとはどの部分を指しいているのか、下処理の仕方をまとめました。ぜひ、魚を丸ごと購入した際の参考にしてください。
魚のあらはさばいて残る部分
鯛のあら煮
— jey (@jey_walker) June 18, 2015
肉でも魚でも骨の周りに付いてる部位が好きだ♪ pic.twitter.com/VGT50rTPc6
あらとは、魚を捌く際に残る頭、ヒレ、エラなどの部位のことを指します。また、骨に付着している身の部分のこともあらと呼ばれています。魚を捌く際の余りものの部分ですので、値段も安く、お手軽に入手できるのも魅力の1つです。しかし、血合いが多いため、下処理をしっかりと行わないと臭みが出やすい点には注意しましょう。
なお、あらと魚の「アラ」は別物です。九州ではクエのことをアラと呼んでいるので、アラ鍋を作る際には間違えないようにしましょう。
魚のあらの下処理の仕方
置いてる間に湯を沸かし、あらに回し掛ける。
— 摩耶@調理師 (@maya_kankore) January 19, 2015
すぐにボウルに移して冷水で冷ます。
これが霜降り。魚の煮込みで基本的な下拵えだ。 pic.twitter.com/pdWyZx29Cw
魚のあらは血合いが多く、臭みを取る下処理をする必要があります。あらの下処理では、血合いやヌメリを落としつつ、熱湯をかけて霜降りにすることで臭みを抑えられます。特に、煮物や鍋物にする際には、臭みが煮汁に残ることが多いので、しっかりと下処理を行いましょう。
なお、あらは冷凍することも可能です。冷凍する際の下処理では、霜降りではなく、塩を使った方法がおすすめです。塩を振ってから10分ほど待ち、水分を拭き取ってから冷凍するようにしましょう。
魚のあらの活用レシピ【タイ】
次は、タイのあらを活用したおすすめのレシピを紹介します。三枚におろした際に余る部分を使った、煮込み料理や、主食レシピなどを掲載しているので、タイを購入した際の参考にしてください。
タイのあら汁
【材料】
- タイのあら…400~500g
- 大根…5cm
- 人参…1/4本
- 長ねぎ…10cm
- しょうが…1片
- 味噌…大さじ3~4
- 酒…1/2カップ
【作り方】
- タイのあら全体に塩を振って臭みを取ります。
- 大根は5mm幅のいちょう切りにします。
- 人参は5mm幅の半月切りにします。
- しょうがは半量を薄切りにし、残りは千切りにします。
- 長ねぎは小口切りにします。
- 鍋に湯を沸かし、タイをさっと入れて霜降りにします。
- タイを取り出して冷水で鱗、血合いをよく洗い流します。
- 鍋に水1L、あら、酒、カットした食材を入れて、強めの中火にかけます。
- 沸騰したら弱めの中火にして、アクを取りながら15分ほど加熱します。
- 大根に火が通ったら長ねぎを加え、味噌を溶き入れます。
- 器に盛付け、千切りのしょうがを乗せたら完成です。
タイのあらを使った、献立の汁物におすすめのあら汁レシピです。タイのあらは、そのまま使うと煮汁に臭みが出てしまうので、塩と霜降りでしっかりと臭みを取ってから使うようにしましょう。
さらに、酒やしょうがも使っているので、臭みが気にならない一品に仕上がっています。安価で作れる汁物メニューですので、節約したい時の汁物メニューとしてもおすすめです。
タイのあら煮
安価で購入できるタイのあらを使った、和食の献立にピッタリの煮物レシピです。あらは、しっかりと下処理を行って臭みを抜き、調味料と一緒に鍋で煮込みです。調理工程も少なく、家計にも優しいメニューとなっているので、魚の煮込み料理を食べたい時に作ってみましょう。
タイのあらで炊き込みご飯
タイのあらを使った、献立の主食におすすめの炊き込みご飯の作り方です。下処理を行ったあらは、グリルで香ばしく焼いてから圧力鍋や炊飯器に入れるようにしましょう。また、先に身の部分を外してから炊くと骨を気にせずに食べられます。
魚のあらの活用レシピ【ブリ】
次は、ブリのあらを活用したおすすめのレシピを紹介します。定番のブリ大根レシピなどを掲載しているので、ブリのあらを購入した際や、ブリを捌いた時に参考にしてください。
ブリのあらでブリ大根
【材料】
- ブリのあら…750g
- 大根…1本
- 黄ゆずの皮の千切り…お好み
- 酒…200ml
- 水…600ml
- 砂糖…大さじ4
- 醤油…大さじ5
【作り方】
- バットなどにブリのあらを並べ、全体に塩を振って15分ほど置きます。
- あらに熱湯を回しかけ、霜降りします。
- 流水にあてながら、鱗やヌメリ、血合いをキレイに洗い流します。
- 大根は皮を厚め剥き、2~3cm幅の半月切りにします。
- 大きめの鍋に大根を並べ、上にブリのあらを広げ入れます。
- 酒、水で具材の8割ほどの高さまで水分を加えます。
- 鍋を強火にかけ、煮汁が沸いたらアクを取り除きます。
- 落とし蓋をして、煮汁がグツグツする火加減を保って20分炊きます。
- 砂糖を加えて、溶かしたらさらに5分煮込みます。
- 醤油を加えて煮汁と混ぜ合わせたら、再度蓋をして5分煮ます。
- 落とし蓋を取り、5~8分ほど煮込みます。
- 煮汁が少なくなったら、器に移します。
- お好みで黄ゆずの皮の千切りを添えたら完成です。
ブリのあらを使った、和食の献立におすすめのブリ大根レシピです。煮込み料理のため、魚の臭みはしっかりと下処理の段階で取りましょう。なお、酒も臭み取りに有効な調味料のため、多めに入れるのがおすすめです。
ブリのあら塩焼き
切り身よりも安価で、家計にも優しいあらを使った塩焼きの作り方です。あらは血合いが多い部分ですが、下処理をしっかりと行えば臭みも気にならないので、節約したい時にもおすすめです。塩焼きはご飯に合うのはもちろん、お酒のお供に食べても美味しいので、余った魚のあらで作ってみましょう。
ブリのあらの照り焼き
お箸がどんどんと進む、ブリのあらを使った照り焼きの作り方です。下処理をして臭みを取ったブリのあらに片栗粉をまぶして、こんがりと焼いていきます。
その後、合わせた調味料を絡ませるだけですので、料理が苦手な人でも挑戦しやすいメニューです。ご飯にはもちろん、お酒との相性もいいので、夕飯や晩酌のお供に作ってみましょう。
魚のあらの活用レシピ【マグロ】
次は、マグロのあらを使った、おすすめの活用レシピを紹介します。あらを使った、簡単に作れるツナレシピなどを掲載しているので、マグロのあらを手に入れた際の参考にしてください。
マグロのあらのから揚げ
【材料】
- マグロのあら…1パック
- A.日本酒…大さじ2
- A.みりん…大さじ2
- A.醤油…大さじ2
- A.にんにくすりおろし…小さじ1
- A.しょうがすりおろし…小さじ1
- A.塩コショウ…少々
- 小麦粉…適量
- 片栗粉…適量
【作り方】
- マグロのあらは一口大に切ります。
- 1にAの調味料を入れて、揉み込んでいきます。
- 10分ほど置いたら、小麦粉と片栗粉を入れます。
- さっくりと混ぜて衣を付けていきます。
- 鍋に油を入れて、160℃くらいまで温めます。
- 衣を付けたマグロを油に入れて、カラっとするまで揚げていきます。
- 余分な油を切ったら、器に盛付けて完成です。
マグロのあらを使った、子供にも大人気のから揚げレシピです。あらは値段が安く、ボリュームもあるので食べ盛りの子供がいる家庭にもおすすめの食材です。なお、揚げる際にから揚げを取り出し、空気に触れさせることでカラっと揚がるのでおすすめです。
マグロのあらで手作りツナ
マグロのあらを使ったツナの作り方です。捌いた際に余る魚のあらは、安価で購入することができ、一人暮らしや節約したい人におすすめの食材です。マグロのあらで作ったツナは、混ぜご飯やパスタなどのレシピに活用できます。なお、煮込む際は強火で沸騰させずに、中火でじっくりと煮ることでパサつきを防げます。
マグロのあらステーキ
マグロのあらを使った、簡単にできるステーキの作り方です。ビニール袋にマグロのあらと調味料を入れて漬け込み、バターを溶かしたフライパンで焼くだけの簡単レシピです。調理工程も少なく、洗い物も少ないため、料理が苦手な人でも挑戦しやすいメニューとなっています。
また、冷凍することもできるため、お弁当のメインおかずとしてもおすすめです。さらに、ビールなどのお酒との相性もいいため、晩酌のお供に作るのもいいでしょう。
魚のあらを活用して美味しい料理を作ってみよう!
今日も1日お疲れさまでした🍵
— まめちょこᐡˊﻌˋᐡ (@chokomamechan89) October 13, 2021
魚のあらをいただいたので、仕事から帰って
あら炊きしてたらこんな時間😅
夕方から寒いくらいになってきましたね
風邪ひかないように気をつけてくださいね🍀
良い夜を~🌃🌟#明日もいい1日になる🌈 pic.twitter.com/Ay1sNvJ1lF
魚を捌いた際に出る頭やヒレ、エラなどのあらは、さまざまな料理に活用することができます。煮込み料理にはもちろん、お鍋にも活用することが可能です。さらに、塩焼きにして晩酌のお供にしたり、あらで出汁を取ったりすることもできるので、魚を丸ごと購入した際は余すことなく使うようにしましょう。