2020年05月20日公開
2024年10月20日更新
鮭のあら汁人気レシピ!旨みたっぷり出汁で温まる!臭みを取る下処理も
鮭のあら汁の人気レシピを紹介しています。鮭のあら汁の定番のレシピや人気のアレンジレシピなどを掲載しています。あらの臭みをとる下処理方法や、鮭以外の魚のあら汁のレシピも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
鮭のあら汁のレシピを紹介!
鮭のあらをはじめとする魚のあらは、あら煮やあら汁などさまざまな献立に変化し、食卓のおかずにも副菜にもなる便利な食材です。それと同時に、いざ調理するとなると処理に困る食材でもあります。
本記事では、鮭のあらを美味しく調理するあら汁の人気レシピを集めました。基本の作り方以外にも、アレンジレシピや、鮭以外のあらを使ったあら汁の作り方も掲載しています。これらのレシピを参考に、美味しいあら汁を作ってみましょう。
鮭のあら汁を作る際の臭みを取る下処理方法
魚のあらはリーズナブルな値段で手に入る美味しい食材ですが、臭みがあるので家庭で扱うには少し抵抗がある食材です。ここでは、鮭のあら汁を作る際に大切な、臭みを取るための下処理方法を紹介します。丁寧な下処理でしっかりと臭みを取り、美味しい食材を美味しく味わいましょう。
魚のアラとは?
今日スーパー行ったら魚のアラがめっちゃ売られてた😳鯛とかお頭2つ入ってて400円だったやっす😳😳😳鯛はかぶと煮にしよう🐟今日はストックしてあったカンパチあらでアラ汁🥣魚の脂は積極的に摂らねば💪🏻 pic.twitter.com/mPtX08FbNA
— ゆーこぴ (@yuuuukopi) May 9, 2020
魚のアラとは、一般的に魚をさばいた後に残る骨や皮、それに付随した魚肉部分を指します。実際に食べることができる部分は少ないですが、太い骨が付いていることが多いので、美味しい出汁がよく出ることで知られています。鰓蓋から胸びれの部位であるカマなど脂が乗ったところもあり、独特の旨味を楽しむことができます。
塩を使う
あら汁と唐揚げと煮付けにしよ。
— 秋山朋信(出来心) (@dekigokoro_aki) May 8, 2020
ということで、捌き終わったので、冷蔵庫で寝かせます。根魚に対して100匀の包丁は限界を感じました、、 pic.twitter.com/y4RRxiLRRD
あらに苦手意識がある人はその生臭さが苦手という場合が多いです。あらの生臭さを撃退する方法としては、塩を使うのがおすすめです。あらかじめたっぷりと塩を振ってあらを寝かせておくことで浸透圧で中の水分が染み出し、生臭さも一緒に軽減されます。
寝かせる時は網状のザルなどにあらを置いておき、染み出した水分に魚が浸かることがないようにしましょう。
霜降りする
今回使ったあらと、霜降りの図 pic.twitter.com/3XN1ABiXjP
— tsuyunaruhito (@tsuyunaruhito) April 11, 2020
霜降りとは、熱湯にあらをさっとくぐらせることです。これはあら以外にも日本料理の手法として幅広く使われているもので、臭み取りの方法として有名です。あらに直接熱湯をかけるパターンや熱湯にあらを入れるパターンなど様々ですが、基本的には魚の表面の色が変われば大丈夫です。
熱湯にくぐらせると表面に汚れが浮き上がってくるので、それを丁寧に流水や氷水で洗い流します。触ってみて引っかかりのあるところや血合いなどをきちんと取り除くことで、あら汁にした時に味がクリアになり、美味しさが増します。
水気を拭き取る
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— 越後村上うおや@塩引き鮭製造販売 (@uoya_twi) May 9, 2020
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潮汁やあら炊き・かぶと蒸しなど、ご家庭でお好みのお料理にお使いください。
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霜降りをしてしっかり汚れを洗い流したら、最後はしっかり水気を拭き取りましょう。余分な水分や汚れは雑味の原因につながります。この工程であらの下処理は全て終了です。しっかり下処理をして、美味しいあら汁を作りましょう。
鮭のあら汁の定番レシピ
ここでは、鮭のあら汁の定番レシピを紹介します。定番といっても塩味、味噌味など味付けによってさまざまな種類があり、鮭のあらの違った味わいを楽しむことができます。より多くの作り方を知っていれば飽きずに鮭のあら汁を楽しめるので、とてもおすすめです。また、圧力鍋を使用すると煮込む時間を短縮することができます。
鮭のあら汁
【材料】
- 鮭のあら…好きなだけ
- 塩…適量
- 生姜/ごぼう/じゃがいも/大根/長ネギ/豆腐等…好きなだけ
- 昆布…1枚
- 水…適量
- 酒…適量
- 醤油…少々
【作り方】
- 鮭のあらをさばき、塩を振って一晩置きます。
- 霜降りをし、流水でよく洗います。
- 野菜の皮を剥き、ちょうど良い大きさに切ります。
- 鍋に昆布と鮭のあら、生姜と長ネギ以外の具材、水、酒を入れます。
- 火にかけたら、灰汁をすくいながら30分ほど煮込みます。
- 味見をしながら醤油と塩で味を整えます。
- 最後に長ネギと豆腐を入れて完成です。
鮭のあら汁の最もシンプルな人気レシピです。灰汁を丁寧に取ることで、透き通った美しいあら汁が完成します。入れる具材は自由に変えられますので、冷蔵庫に余っている食材を活用することも可能です。具沢山ですのでこれ一品で食べ応えもバッチリのおすすめメニューです。
味噌味の鮭のあら汁
【材料】
- 鮭のあら
- にんじん…1本
- 玉ねぎ…1個
- 大根…1/4本程度
- 水…適量
- 酒…適当
- 味噌…お好みで
【作り方】
- あらをよく洗って食べやすいサイズに切り、霜降りをします。
- 大根はいちょう切りに、人参は半月切りに、玉ねぎはくし切りにそれぞれカットします。
- お鍋に鮭のあら、野菜、水を入れて灰汁を取り除きながら沸騰させます。
- お酒を入れ、蓋をして20分ほど煮込みます。
- 具材に火が通ったらお好みの味噌を入れて完成です。
鮭のあらからでる出汁と味噌が絡み合い、濃厚な味わいを楽しむことができます。味噌の風味を生かすためには、味噌を入れてから沸騰させないように注意しましょう。基本的なあら汁を作って2日目は味噌味で楽しむといった楽しみ方もできます。
鮭あらの粕汁
冷え込む今夜は鮭の酒粕あら汁
— オリちゃん (@myoren7) February 8, 2016
安上がりでおいしい pic.twitter.com/tZSIIAPTuK
鮭あらの粕汁は、温まりたい冬の季節にオススメの人気レシピです。粕汁といえばほのかに甘い味わいが特徴ですが、そこに鮭のあらからでる出汁が合わさって心温まる味わいのあら汁に仕上がります。
酒粕だけでなく白味噌を少し足すと、より味わいにコクが増すのでおすすめです。あら以外でも作ることが可能ですが、あらを使うことでより美味しい出汁が出て、鮭の旨味を堪能することができます。
鮭のあら汁の人気アレンジレシピ
ここでは、鮭のあらをアレンジしたレシピを紹介します。鮭のあら汁はシンプルな料理ですので、さまざまな料理に応用が可能です。ここで紹介する以外にも多様なアレンジができますので、ぜひ自分なりのアレンジレシピを探してみてください。1食目はシンプルなあら汁を楽しみ、余った分を違う料理にアレンジするといった方法もあります。
鮭のあら汁 石狩鍋風
【材料】
- 鮭のあら…適量
- 具材(大根/玉ねぎ/キャベツ/豆腐/春菊/長ネギ)…お好みで
- 昆布…1切れ
- 水…適量
- 味噌…適量
【作り方】
- 鮭のあらを綺麗に洗い、霜降りをします。
- 具材をちょうど良いサイズに切ります。
- 鍋に水と昆布を入れて沸騰させ、1〜2分ほど煮立たせたら昆布を取り出します。
- 大根など火が通りにくい野菜から鍋に加えて煮込みます。
- 野菜に火が通ったら鮭のあらを加えます。
- 豆腐、味噌を加えて最後に春菊と長ネギを加えて完成です。
鮭のあら汁 石狩鍋風は、大きな鍋を出さなくてもお手軽に石狩鍋の気分を楽しむことができます。具材は他の野菜などにアレンジ可能ですが、玉ねぎを入れると甘味が出るのでおすすめです。また、石狩鍋といえばキャベツが特徴ですので、キャベツも入れたほうが良いでしょう。野菜をたっぷり摂取することができるヘルシーな料理です。
白子入り鮭のあら汁
そして今日はプリップリでウンまあぁ〜〜いっ!鮭の白子入りあら汁ですよ!お残しは許しまへんで〜! pic.twitter.com/hN72jnQP9k
— 長栄丸亭 (@choueimarutei1) January 25, 2017
白子入り鮭のあら汁は、鮭の美味しさを食べつくすことができます。白子といえば天ぷらや煮付け、ポン酢和えなどが人気ですが、あら汁に入れることでプリップリの食感が加わりとても美味しいと人気です。
とても簡単な行程ですので、白子料理は初めてという人にもオススメです。バターを加えることで、よりこってりとした少し洋風な味わいを楽しむことができます。
焼鮭あらほぐし入り蓮根餅の溶き玉汁
焼鮭あらほぐし入り蓮根餅の溶き玉汁は、鮭のあらを少し違う方法で活用するレシピです。蓮根餅に鮭のあらをほぐして混ぜるので、鮭のあらをそのまま調理するわけではありません。身をほぐしてから蓮根餅に混ぜるので、食べるときに骨を避ける手間が無くなります。お子様のいる過程などにおすすめです。
鮭と新たまねぎのあら汁
銀鮭のあら汁🥰美味いです pic.twitter.com/fHIobUcV6U
— カピバラ珠子🦔外資HRに転職 (@headhunteregg) May 10, 2020
鮭と新たまねぎのあら汁は、シンプルな具材で濃厚な味わいを楽しむことができるレシピです。玉ねぎと鮭のあらからでる出汁の濃厚な美味しさを味わいましょう。具材が少ないため手間も少なく、さっと短時間で作りたい時にとてもおすすめです。
鮭以外のあら汁のレシピも紹介
ここまでは、鮭のあらを使ったあら汁のレシピを紹介しました。ここからは、鮭以外のあらを使ったあら汁の人気レシピを紹介します。どの魚のあらも出汁がしっかり出てとても美味しいので、あらが手に入った時はぜひあら汁作りに挑戦してみてください。
基本的にどんな魚のあらでも美味しく仕上がるので、処理に困った時などの選択肢としてもおすすめです。
ぶりのあら汁
【材料(約4人前)】
- ぶりのあら(身の部分)…約300g
- 酒…大さじ1
- みりん…小さじ2
- 生姜…1カケ程度
- ネギ…適量
- 味噌…約40g
- 水…700cc
【作り方】
- ぶりのあらに塩をしっかり振り、15〜20分ほど置きます。
- ぶりのあらに霜降りをし、臭みを取ります。
- ぶりのあらと水、薄切りにした生姜を鍋に入れ、中火で煮立たせます。
- 灰汁を丁寧にすくいながら、沸騰してから10分程度煮込みます。
- みりん、お酒、味噌を加え、最後にネギを加えて一煮立ちさせたら完成です。
ぶりのあら汁を作る場合は、頭の部分よりも身の部分を使うのがおすすめです。味噌は赤みそでも美味しく仕上がります。ネギは小口ネギを使用するとぶりのあらに張り付いてしまうので、長ネギを少し大きめにカットするのがおすすめです。素材の味をしっかり味わうことができるシンプルな作り方です。
鯛のあら汁
【材料】
- 鯛のあら(頭)…約500g
- 大根/人参/長ネギ/生姜
- 味噌…大さじ3〜4
- 酒…1/2カップ
- 塩
【作り方】
- 鯛のあらに塩をたっぷりすり込み、15分ほど置いたら霜降りをします。
- 野菜の皮を剥き、大根はいちょう切りに、人参は半月切りに、長ネギは小口切りに、生姜は半分を薄切りに、半分を千切りにそれぞれカットします。
- 鍋に水、酒、薄切りにした生姜、鯛のあら、大根、人参を入れ、強めの中火にかけます。
- 沸騰したら弱めの中火にし、灰汁をすくいながら煮ていきます。
- 大根に火が通ったらネギを入れ、一煮立ちさせたら火を止めて味噌を加えます。
- 器に盛り付け、千切りにした生姜を飾り付けて完成です。
鯛と聞くと少し高価なイメージがありますが、あらは比較的安い値段で販売しているので、リーズナブルに鯛の美味しさを楽しむことができます。このレシピでは鯛の頭を使用していますが、頭以外のあらでも美味しい鯛のあら汁を作ることができます。生姜をたっぷり使ってからだをポカポカに温めましょう。
鯵のあら汁
【材料】
- アジのあら…一尾分(頭・骨・皮など)
- 人参…適量
- 大根…適量
- 水…500cc
- 塩…5g
- ねぎやごぼう、豆腐や揚げ等具材…お好みで
【作り方】
- 鯵のあらに塩をたっぷり振って揉み込み、冷蔵庫で10分ほど寝かせます。
- 大根や人参をカットします。
- 鯵のあらを水を入れた鍋に入れ、霜降りします。
- 鍋に水、塩、野菜、鯵のあらを入れて沸騰させます。
- 灰汁をすくいながら5〜10分ほど煮込んで完成です。
鯵のあら汁では、内臓以外の全てのあらを使用して作るのがおすすめです。霜降りをする代わりに、一度焼くいてから作る方法もあります。焦げ目をつけることであら汁に香ばしさが加わり、とても美味しいと人気です。
このレシピではとてもシンプルな味付けですが、味見をしてお好みで調味料を加えてください。鯵のあら汁を自分なりにアレンジすると鍋などにも応用できるので、ぜひアレンジして鯵のあら鍋を作ってみましょう。
カンパチのあら汁
【材料】
- カンパチのあら
- 黄金だし…適量
- 塩…適量
- 醤油…少々
- 刻みネギ…お好みで
【作り方】
- カンパチのあらを表面がややきつね色になる位まで焼きます。
- 鍋に黄金だしと焼いたカンパチのあらを入れ、灰汁をすくいながら弱火で煮込みます。
- だしの1%程度の塩を加えて醤油を2滴ほど垂らし、一煮立ちさせます。
- 器に盛り付け、刻みネギを散らして完成です。
このレシピでは、下処理の代わりにカンパチのあらを焼くので、香ばしいあら汁に仕上がります。魚の豊かな香りを楽しみたい人は焼いてから煮込むのがおすすめです。味見をしてしょっぱく感じる場合は適宜お水などを足して調整しましょう。
鮭のあら汁のレシピまとめ
鮭のあらは丁寧に下処理をすれば、臭みもなく美味しく味わうことができます。また、あら汁の具材として冷蔵庫に余っている食材を使うことができるので、食材の無駄を減らすことも可能です。そのほかにも、あらを置いている店はその場で魚をさばいていることが多く、新鮮な魚を置いている目印にもなります。
また、あらそのものがとてもリーズナブルですので家計に優しい食材とも言えます。このように、魚のあらには良い点が数多くあります。あらの良い点を存分に活かし、美味しいあら汁で食卓を彩りましょう。