初心者でも簡単にできるストレッチメニュー紹介!効果的なやり方をマスター

ストレッチメニューを全身、上半身、下半身に分けてまとめました。初心者でも簡単にできる基本的なストレッチや、全身の血流が良くなるストレッチも紹介。部位別にストレッチを紹介しているので、自分にあったメニューを取り入れてください。

初心者でも簡単にできるストレッチメニュー紹介!効果的なやり方をマスターのイメージ

目次

  1. 1ストレッチメニューの効果的なやり方を知りたい!
  2. 2ストレッチを行う主なメリット
  3. 3初心者でも簡単にできるストレッチメニュー【全身】
  4. 4初心者でも簡単にできるストレッチメニュー【上半身】
  5. 5初心者でも簡単にできるストレッチメニュー【下半身】
  6. 6ストレッチを行う時の注意点
  7. 7ストレッチメニューを日常でも実践しよう!

ストレッチメニューの効果的なやり方を知りたい!

初心者でも取り入れやすい簡単なストレッチメニューを、全身、上半身、下半身に分けてまとめました。腰痛、肩こり解消に効果的なストレッチや、血流が良くなる基本ストレッチも紹介します。部位別に詳しくポイントを解説していきますので、自分にあったメニューを取り入れてみてください。

続けることで血流改善、自律神経が整う効果も期待できますので、無理なく自分のペースでメニューをこなしていきましょう。

ストレッチを行う主なメリット

メリット①関節の可動域が広がる

毎日ストレッチを行なっていると、関節の可動域が広がっていきます。可動域とは体の動かせる範囲のことをいい、動かしていないと年齢とともにどんどん狭まってしまうのです。可動域が狭まると柔軟性が失われ、怪我をしやすい体になってしまいます。

急に柔軟性が得られるわけではないので、毎日少しずつストレッチを行うことが大切です。特に初心者は無理な動きをすると体を傷めてしまうので、少しずつ基本メニューをこなしましょう。

メリット②血流が促進される

ストレッチをすると、体がポカポカと温かく感じられることでしょう。これは全身の血流が良くなっている証拠です。体を動かさずにいると血流が悪くなり、むくみや体の冷え、こりの原因になってしまいます。適度なストレッチを行うことで血流が改善されるので、冷え性や肩こり、下半身のむくみ、眼精疲労などに効果的です。

大きな筋肉は下半身に集中しているので、効率よく血流改善したい場合は、下半身中心のメニューを取り入れてみましょう。下半身をストレッチすることで、全身の血流が良くなります。立ち仕事をしている人や、普段体をあまり動かさない人も、基本的なメニューをこなすことでさまざまな不調から解放されます。

メリット③日常生活の代謝が上がる

血流が良くなると体温が上がり、基礎代謝もアップします。常に体がポカポカと温かい状態になるので、普段よりエネルギーを消費しやすい体に変化します。代謝がアップすればダイエットにも効果的ですので、運動が苦手な人もストレッチを取り入れてみましょう。毎日コツコツとメニューをこなしていけば、痩せやすい体になるかもしれません。

メリット④自律神経が整う

呼吸を整えながら適度なストレッチを行うことで、交感神経、副交感神経の働きを高める効果が期待できます。これらの働きを高めることで自律神経の乱れが整い、リラックス効果も得ることができます。

よく眠れないという人は睡眠前に、軽めのストレッチをしてみてください。体が緩み、血流が良くなることでリラックスして眠ることができるでしょう。デスクワークなどで疲れが溜まったり、集中力が途切れてきたときにも効果的です。ストレス解消効果も期待できるので、軽い基本メニューを取り入れてみてください。

初心者でも簡単にできるストレッチメニュー【全身】

ストレッチメニュー①イスに座って全身ストレッチ

【やり方】
 

  1. イスに座り、足を肩幅に開きます。
  2. 両肩を上に上げてスッと落とす動作を数回繰り返します。
  3. ゆっくり首を回します。
  4. 3回ずつ逆も同様に回します。
  5. 両手を肩に乗せ、肘を前に出して肩を回します。
  6. 逆も同様に回します。
  7. 両手を組み、10秒間上に引き上げます。
  8. 同じ体勢のまま横に倒れます。
  9. 10秒ずつ逆も同様に倒します。
  10. イスのヘリを持ち、後ろを見るように体をひねります。
  11. 10秒ずつ逆も同様にひねります。
  12. 足を斜めに出し、手を添えます。
  13. 10秒ずつ逆も同様に行います。
  14. 背中を丸め上半身をゆっくり前傾させます。
  15. 上半身が床と平行になる姿勢で10秒止めます(2回繰り返します)
  16. 肩を上に持ち上げて落とします。

やり方のポイント

上半身を中心に、全身くまなく伸ばすことができるメニューです。イスに座って行うので、初心者や高齢の方も取り入れやすいでしょう。痛みがある場合は決して無理をせず、呼吸を意識しながら行います。全身を使うので3分でも最初は辛く感じるかもしれません。

首を動かす時は息を吐きながら、ゆっくりと動かしましょう。ひじを回す時は、大きく肩から回すよう意識します。無理せず毎日行なって、少しずつ柔軟性を高めましょう。

ストレッチメニュー②ダウンドッグストレッチ

【やり方】
 

  1. 両手両足を床につけてお尻を上げます。
  2. (1)のポーズのまま、上半身と顔を足に近づけます。
  3. 三角形を保ちながら息を吐き、手のひらと足の裏に力を込めて押し返します。
  4. 背中が反らないようお腹に力を入れて、お尻が下がらないようキープします。
  5. キープしたまま5回ゆっくり呼吸し、(1)(2)の動きを数回繰り返します。

やり方のポイント

ダウンドッグストレッチは、初心者にも取り入れやすい簡単な全身運動です。基本的なストレッチですが、アキレス腱やふくらはぎなど足に負担がかかりすぎないよう、無理せず少しずつ行いましょう。かかとをつけることが難しい場合は、膝を曲げて行なってください。

両手両足は肩幅より少し広げ、指を大きく開いて全身の体重を分散させます。体全体で三角形を作るイメージで、お尻が下がらないようお腹に力を入れてください。全身の血流をよくするので、続けることで新陳代謝を促し、疲労回復効果が期待できます。

ストレッチメニュー③血流が良くなるストレッチ

【やり方】
 

  1. 仰向けになり、全身を上下に思い切り伸ばします。
  2. 一気に脱力します。
  3. (1)(2)を数回繰り返します。

やり方のポイント

簡単な動きで全身の血流が良くなる、初心者にも取り入れやすいストレッチです。体がカチコチに凝り固まっている人は、毎日の習慣にしてみましょう。上半身は上に、下半身は下に思い切り伸ばします。

特に難しい動きではないので、布団の上で思い立ったらすぐにできます。朝の目覚めとともに行えば、血流が良くなり気持ちも晴れやかになるでしょう。

初心者でも簡単にできるストレッチメニュー【上半身】

ストレッチメニュー①首と肩のストレッチ

【やり方】
 

  1. 足を肩幅に広げ息を吸いながら胸を広げます。
  2. 手を頭の上に乗せ、息を吸って吐きながらヒジを伸ばします。
  3. 左手を持って上半身を横に倒します。
  4. 右手首を持って上半身を横に倒します。
  5. 首を下、上に動かします。
  6. 手を頭に添えて首を下に、親指でアゴを押して上に動かします。
  7. 右手で左耳の上を持ち、息を吸って吐きながら横に倒します。
  8. 左手で右耳の上を持ち、息を吸って吐きながら横に倒します。
  9. 右肩を上げて落とし、左肩を上げて落とします。
  10. 両肩を同時に上げて落とします。
  11. 肩を後ろから前に回し、前から後ろに回します。

やり方のポイント

上半身と首をほぐすストレッチメニューです。呼吸を意識しながら無理をせず、痛みのない範囲で行なってください。体を伸ばす前に息を吸って、吐きながら伸ばす動きをします。2分間で上半身をくまなくほぐすことができるので、毎日の習慣にしましょう。

ストレッチメニュー②肩こり解消ストレッチ

【やり方】
 

  1. 畳んだタオルに左肩を乗せて仰向けになります。
  2. 右手をタオルに乗せた左肩に添えます。
  3. 左腕をゆっくり上部に伸ばします。
  4. 伸ばしたまま10〜20秒キープします。
  5. タオルに右肩を乗せ、左手を添えます。
  6. 右腕をゆっくり上部に伸ばし、10〜20秒キープします。

やり方のポイント

肩こりがひどい時に効果的な、簡単ストレッチです。タオルはスポーツタオルを、小さく畳んで使用します。腕を上げる時は無理な力が加わらないよう、ゆっくり上げましょう。戻す時も同様に、ゆっくり戻します。

ストレッチメニュー③ストレートネック・首こり解消ストレッチ

【やり方】
 

  1. タオルを両端に持ち、斜め上に引っ張ります。
  2. タオルを引いたまま、ゆっくり頭を後ろに倒し5秒キープします(3セット)
  3. タオルを後頭部に当て、両端を持って頭を前に倒し5秒キープします(3セット)

やり方のポイント

デスクワークやスマホの見過ぎで、肩や首が辛い時におすすめのストレッチです。フェイスタオルを使い、ゆっくり簡単な動きで首こりを解消します。首を動かす時や戻す時は、必ずゆっくり動かしましょう。無理な動きは逆に首を痛める原因になるので、注意してください。朝昼晩3セットずつ、できれば1セット10秒を目安に行なってください。

ストレッチメニュー④脇腹ストレッチ

【やり方】
 

  1. 床にあぐらをかいて座り、左腕を斜め後ろに置きます。
  2. 右腕を前に出し、手のひらを内側から外側にひっくり返します。
  3. そのまま斜め前に腕を伸ばします(10秒キープ)
  4. 元の姿勢に戻り、右腕を斜め後ろに置きます。
  5. 左腕を前に出し、手のひらを内側から外側にひっくり返します。
  6. そのまま斜め前に腕を伸ばします(10秒キープ)

やり方のポイント

普段伸ばすことの少ない脇腹を、意識して伸ばして柔軟性を高めましょう。腕を伸ばす時は、脇腹が十分伸びていることを意識してください。10秒キープしている間は、ゆっくり呼吸します。手のひらの向きがポイントになるので、腕を伸ばす時は外側に向けましょう。

初心者でも取り入れやすい基本的なメニューですので、時間のある時に行なってみてください。

ストレッチメニュー⑤寝ながら猫背解消ストレッチ

【やり方】
 

  1. バスタオルをたたんで、背中の上の方に当てて仰向けになります。
  2. 両膝を立てます。
  3. 左腕を斜め45度に上げたまま、両膝を右側に倒します(20秒キープ)
  4. 元に戻ったら右手を斜め45度に上げ、両膝を左側に倒します(20秒キープ)

やり方のポイント

猫背を放置しておくと、姿勢が悪くなるばかりか、腰痛や肩こりの原因になってしまいます。簡単なストレッチで解消できるので、毎日の習慣にしましょう。使用するのはバスタオルだけで、寝ながら行うことができます。腕は斜め45度の角度で、呼吸を意識しながら20秒キープしましょう

膝を倒す時は腰や肩が浮かないよう、倒すのがポイントです。倒すのがきつい場合は、無理のないところまで倒してください。

ストレッチメニュー⑥体が硬い人向けの背中ストレッチ

【やり方】
 

  1. 両膝と両ひじをつけて、四つん這いの姿勢になります。
  2. 右手を左手の延長線上に伸ばし、脇と背中を伸ばします(10秒キープ)
  3. 左手を右手の延長線上に伸ばします(10秒キープ)
  4. (2)(3)の動きを3セット行います。
  5. (1)の姿勢に戻ったら両膝を広げ、ひじとひじをくっつけます。
  6. お尻を後ろに突き出して、胸を床に近づけます(10秒キープを3セット)
  7. 両膝を曲げて横向きに寝て、頭の下に左腕を置きます。
  8. 右手を遠くに伸ばします(10秒キープ)
  9. 頭の下に右腕を置き、左手を遠くに伸ばします(10秒キープ)
  10. (8)(9)を3セット行います。

やり方のポイント

背中が超硬い人向けの、基本的なストレッチです。普段体を動かさない人やデスクワークをしている人は、背中がガチガチに凝っていることがあります。背中と脇を伸ばすことができるので、ぜひ取り入れてみてください。腕は遠くに伸ばすとより背中が伸びますが、初心者は決して無理しないように注意しましょう。

ストレッチメニュー⑦小胸筋ストレッチ

【やり方】
 

  1. 壁の横にまっすぐ立ちます。
  2. 壁側の手を真上に上げ、手のひらを壁につけます。
  3. 壁に体重を預け、ゆっくり胸を広げるよう伸ばします(10秒)
  4. 徐々に手を後ろに移動させます。
  5. 反対の腕も同様に行います。

やり方のポイント

小胸筋はバストを美しく保つなど、女性にとって大切な筋肉です。ですが、スマホやデスクワークのせいで、ガチガチに固まっている場合が多いようです。壁を使った簡単にほぐせるので、小胸筋のコリを解消しましょう。手を後ろに移動させる際は、呼吸を長めに吐きながら行います。

視線はアゴを引いて、まっすぐ前を見ます。腰が反らないようお腹に力を入れて、無理のない範囲で手を移動させてください。

ストレッチメニュー⑧手首のストレッチ

【やり方】
 

  1. 薬指を手首のくびれに当てます。
  2. 母指球(親指の付け根)を小指に当てます。
  3. 薬指を支点にして、手首を親指側に倒します。
  4. 息をフーッと吐きながら3〜5回繰り返します。
  5. 逆も同様に行います。
  6. 次に親指を手首に当てて、手首を曲げながら小指側にひねります。
  7. 息を吐きながらゆっくりひねり、3〜5回繰り返します。
  8. 逆も同様に行います。
  9. 次に親指を握り、指をしたの親指で支えます。
  10. ゆっくり息を吐きながら、反らしながら親指を伸ばします。
  11. 3〜5回繰り返します。

やり方のポイント

スマホを扱うことが多い人は、手首のストレッチメニューも取り入れてみましょう。手首のストレッチを行う場合は、入浴後など、体が温まっている時に行なってください。曲げる時は息を吐きながら、徐々に伸ばすようにしましょう。また、すでに手首に痛みがある場合は、ストレッチをせずに痛みのケアを行なってください。

ストレッチメニュー⑨肩・腕のストレッチ

【やり方】
 

  1. フェイスタオルの両はしを持ち、椅子に座ります。
  2. タオルを握ったまま腕を上に上げます(3秒キープ)
  3. ゆっくり手を降ろします、10回繰り返します(2セット)
  4. タオルを握ったまま手を上に上げ、上半身を横に倒します(3秒キープ)
  5. ゆっくり元に戻り、左右5回ずつ繰り返します(2セット)
  6. タオルを握って腕を前に伸ばし、体を左右にひねります。
  7. 伸ばした状態で3秒キープし、左右5回ずつ繰り返します(2セット)

やり方のポイント

肩や腰の柔軟性を高めることができる、タオルを使ったストレッチメニューです。椅子に座って行うので、初心者でも気軽に取り組めます。ストレッチは左右5回ずつ2セット行い、朝、昼、晩の3回行うとより効果的です。

ストレッチメニュー⑩肩甲骨はがしストレッチ

【やり方】
 

  1. 姿勢をまっすぐにし、手のひらを前に向けて片腕を頭上に上げます。
  2. 高いところを雑巾で拭くようなイメージで腕を伸ばし、ゆっくり腰まで降ろします。
  3. この動作を左右5回ずつ行います。
  4. 両手を軽く握り両ひじを曲げます。
  5. 両ひじを肩の高さまで上げ、両手を鎖骨の前に持っていきます。
  6. 両ひじを上げられる高さまで上げます。
  7. 両ひじでV字を作るようにキープします。
  8. 息を吐きながら5秒かけて後ろに引きます。
  9. 肩甲骨を寄せたまま、ひじを下げて力を抜きます。
  10. 5回繰り返します。
  11. 右手は右肩に、左ては左肩に乗せます。
  12. ひじをできるだけ大きく、円を描くよう30秒回します。
  13. 逆回しで30秒間回します。

やり方のポイント

このストレッチは立ったままでも、座ったままでも行えるメニューです。自分の楽な体勢で行いましょう。肩甲骨でV字を作る時は、ひじの位置をなるべく下げないようキープします。肩の力は抜いて、無理のない範囲で腕を上げましょう。

後ろに引く時はできるだけ、肩甲骨を剥がすイメージで行います。腰が反らないよう、呼吸を吐きながら行なってください。肩を回す動きは肩甲骨を支点に、ひじで大きく円を描くように回すのがポイントです。

ストレッチメニュー⑪小顔ストレッチ

【やり方】

  1. 頭を後ろに倒し、首を伸ばします。
  2. しっかり呼吸しながら首の根元を優しく押さえ、頭を左右に振ります。
  3. こめかみに手を当てて頭を左右に倒します。
  4. 首の後ろを握った拳で、もみほぐします。
  5. 頭で大きな円を描くようにゆっくり首を回します。
  6. (1)(2)(3)の動きを繰り返します。

やり方のポイント

美しい首元やフェイスラインを手に入れたい人に、ぜひ取り入れてもらいたいストレッチメニューです。首を後ろに倒す時は、しっかり呼吸をしながら行いましょう。首を左右に揺らす時は、首の前面が伸びていることを意識します。頭を左右に倒す時は、頭の重みで首を伸ばしてください。

緊張が続くと、自分でも気づかないうちに顔の筋肉が凝り固まってしまうので、ストレッチでリラックスしましょう。

ストレッチメニュー⑫鎖骨下筋のストレッチ

【やり方】
 

  1. 反対の手で肋骨を押さえつけます。
  2. 鎖骨と肩甲骨を意識して、肩を前後に10回動かします。
  3. 上下に10回動かします。
  4. 逆も同様に行います。

やり方のポイント

簡単な動きで鎖骨下筋を緩め、胸の開きが良くなります。肩を前後に動かす際は腕だけでなく、肩甲骨と鎖骨を前後に動かすイメージで行なってください。鎖骨下筋が硬くなると、肩こりや四十肩の原因にもなります。初心者にも取り入れやすい簡単なストレッチですので、ぜひ毎日の習慣にしましょう。

初心者でも簡単にできるストレッチメニュー【下半身】

ストレッチメニュー①椅子に座ってできるストレッチ

【やり方】
 

  1. 椅子に浅く座って、足を肩幅の2倍程度広げます。
  2. 手を膝に当てて、息を吸って吐きながら体を前に倒していきます。
  3. 息を吐きながら左右を交互に向きます。
  4. 足を閉じて右足を前に出します。
  5. 足の付け根に手を添えて、太ももとお腹で手を挟みます。
  6. つま先を上に向けます。
  7. 左足を伸ばし、足の付け根に手を添えて、太ももとお腹で手を挟めます。
  8. つま先を上に向けます。
  9. 背もたれを持って右側を向き、左足を後ろに伸ばします。
  10. 左側を向き、右足も同様に伸ばします。

やり方のポイント

椅子に座って行える、初心者にも取り入れやすいストレッチメニューです。バランスが取りにくい下半身のストレッチも、椅子を使えば安全に行えます。つま先を上に向ける動きは、膝の裏側が伸びていることを意識してください。背筋を伸ばしながら行うと、より効果的です。

ストレッチメニュー②ふくらはぎのストレッチ

【やり方】
 

  1. 床に座り、足をまっすぐ前に伸ばします。
  2. 上半身は地面と垂直になるようキープし、つま先だけ伸ばします。
  3. ふくらはぎに刺激を感じたら3秒間キープします。
  4. その後足先を戻します。
  5. この動作を5回繰り返します。

やり方のポイント

ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれる、下半身の血流に関わる大切な部位です。下半身のだるさやむくみは、ふくらはぎのストレッチで解消できます。ふくらはぎのストレッチはやり過ぎると疲れが蓄積されてしまうので、回数を守って行いましょう。

座る時は上半身が垂直になるよう、姿勢もしっかり意識してください。つま先を伸ばす時は、同時でも片足ずつでもどちらでも構いません。下半身の基本的なストレッチメニューですので、むくみや疲れを感じたら行なってみてください。

ストレッチメニュー③大臀筋のストレッチ

【やり方】
 

  1. 椅子に浅く腰掛け、右足首を左足に乗せます。
  2. 膝が広がるよう手で押さえながら、股関節から上半身を倒します(15秒キープ)
  3. 上半身を戻します。
  4. 足を入れ替えて、交互に2回行います。

やり方のポイント

大臀筋は、お尻の中で一番大きな筋肉です。歩く、走るなど、下半身の基本的な動きに関わる筋肉ですので、凝り固まってしまうと動きが悪くなったり怪我に繋がる恐れがあります。

椅子に座る時は浅く腰掛け、膝が広がるよう手でサポートしてあげましょう。上半身を倒す時は、腰からではなく股関節から体を折りたたむように倒していきます。その際、ゆっくり息を吐きながら倒すのがポイントです。お尻の筋肉の伸びを感じる場所で、キープしましょう。

ストレッチメニュー④足首のストレッチ

【やり方】
 

  1. 椅子に座り右足を曲げて、足首を左太ももに乗せます。
  2. 左手の指を右足指と組みます。
  3. ゆっくり5〜10回程度回し、反対にも同様に回します。
  4. 終わったら足首を左手で反らせ、自分の方に引き寄せて足の甲を伸ばします(3〜5回繰り返します)
  5. 反対側も同様に繰り返します。

やり方のポイント

下半身を支える足首は、普段あまり意識することはありませんがとても大切な部位です。地面からの衝撃を和らげるクッションのような働きがあるため、怪我予防のためにも柔軟性を高めておきましょう。このストレッチメニューは地面に座っても、椅子に座ってもどちらでも行うことができます。

足首を回す時は力を抜いて、気持ち良い伸びを感じながら行います。簡単な動きですが、基本的にあまり動かさない部分ですので念入りにほぐしてあげましょう。

ストレッチメニュー⑤長座前屈

【やり方】
 

  1. 両足を揃えて伸ばし、床に座ります。
  2. この時骨盤を前傾させます。
  3. 背中を伸ばしたまま、前を見て上半身を前に倒します。
  4. 背中を丸めず、前を見た姿勢でキープします。

やり方のポイント

下半身の柔軟性を高める、基本的なメニューです。座って簡単に行えるので、テレビを見ながらなど、時間を見つけてストレッチしてみてください。上半身を倒す動きは、背中を丸めず伸ばしたまま、腰から倒します。前を見たまま、痛気持ち良い位置でキープしてください。

反動をつけると体を傷めるので、息を吐きながらゆっくり倒します。初心者でも簡単にできる動きですが、下半身全体を伸ばすことができます。

ストレッチメニュー⑥タオルを使った足のストレッチ

【やり方】
 

  1. 仰向けで寝転び、両膝を立てます。
  2. タオルの両端を掴んで、右足の裏にかけます。
  3. 足の裏を天井に向けて伸ばし、膝を伸ばします(10秒キープ)
  4. 元の体勢戻り、左足も同様に伸ばします。
  5. 左右交互に5セット行います。

やり方のポイント

タオルで足の動きをサポートするので、初心者でも簡単に行えます。下半身全体をほぐす基本的な動きになるので、むくみや冷え性で悩んでいる人にも効果的です。足を伸ばす動きは股関節を刺激するので、負担がかからないようゆっくり動かすのがポイントです。

膝をまっすぐ伸ばすのが辛い場合は、できる範囲で伸ばして無理はしないようにしましょう。

ストレッチメニュー⑦梨状筋のストレッチ

【やり方】
 

  1. あぐらを組んで座ります。
  2. 上の足を、下の足の膝の向こう側に立てます。
  3. 立てている膝に反対側のひじをかけ、体をねじります。
  4. 息を吐き20〜30秒キープしたら、反対側も同様に行います。
  5. 次に足を伸ばして座ります。
  6. 片足は伸ばしたまま、もう片方の足首を胸で抱えます。
  7. 抱えた足の膝を外側に開きます。
  8. 息を吐きゆっくり20〜30秒伸ばし、反対側も行います。

やり方のポイント

腰に負担がかかっている人や、腰が痛い人は、梨状筋(りじょうきん)をほぐしてあげましょう。デスクワークなど、同じ姿勢でいることが多い人にも効果的なメニューです。梨状筋を伸ばす時は、息を吐きながらゆっくり伸ばすのが基本です。

お尻の筋肉が伸びていることを意識しながら、20〜30秒キープします。梨状筋をケアすることで腰痛予防にも効果的ですので、痛みが出る前にコリをほぐしておきましょう。

ストレッチメニュー⑧膝抱えストレッチ

【やり方】
 

  1. 床に仰向けになります。
  2. 片方の膝を両手で抱え込み、胸に引き上げます。
  3. もう片方の足はまっすぐ伸ばします。
  4. 左右30秒を目安に行います。

やり方のポイント

ももの裏と腸腰筋を伸ばすことができるので、腰痛や股関節周りの柔軟性を高めることができます。緊張した筋肉もリラックスするので、下半身の重だるさも解消するでしょう。怪我予防にも繋がる基本のストレッチですので、運動前に行うのも効果的です。筋肉の伸びを感じながら、自然な呼吸で行いましょう。

ストレッチメニュー⑩初心者向け股関節ストレッチ

【やり方】
 

  1. 壁に頭と背中と骨盤をくっつけて、膝をできるだけ伸ばして座ります。
  2. (1)の状態のまま、ゆっくり大きく5回深呼吸します。
  3. 骨盤をしっかり起こし、背骨を上に伸ばすよう座り15秒キープします(2回)
  4. (3)の状態のまま、つま先を上に上げ15秒キープします(2回)
  5. 両足を外側に開き、股関節を内側に15回ねじります。
  6. 足首を立てて、股関節から内側にゆっくり15回ねじります(2回)
  7. 骨盤を立てて座り、両手を前に伸ばし15秒キープします(2回)

やり方のポイント

普段運動をしない初心者でも、股関節を緩めることができるメニューです。壁に座る時は、骨盤をしっかり立てるよう注意してください。股関節を内側にねじる動きは、足首だけでなく、股関節から動かすよう意識します。手を腰に当てながら行うと、股関節に意識が向きやすくなります。

足首を立てると痛みが出る場合は、無理のない範囲で大丈夫です。動きに反動をつけず、ゆっくり行なってください。

ストレッチを行う時の注意点

注意点①反動を利用しない

ストレッチをするときは、基本的に反動をつけずに行います。反動をつけてストレッチを行うと、関節や筋肉を傷める可能性もあります。勢いをつけて無理やり動かすのではなく、ゆっくり少しずつ時間をかけて可動域を広げていきましょう。足が曲がらなかったり、手が伸びなくても、反動をつけて無理に動かす必要はありません。

注意点②呼吸を止めない

基本的にストレッチを行う際は、息を吐きながら筋肉を伸ばします。ストレッチは体の部位を伸ばす動きが多いのですが、基本的に伸ばす時は息を吐くようにしましょう。呼吸を止めると筋肉が緊張してしまい、十分な効果を得ることができません

特に初心者は、動きに気を取られて呼吸を忘れがちです。体を伸ばし体勢をキープしている時も、呼吸は常に意識してください。

注意点③痛みを我慢しない

ストレッチ中に痛みを感じた場合は、筋肉に無理な負荷がかかっている可能性があります。痛みがあれば効果が出ていると勘違いしがちですが、ストレッチは痛みを我慢して行うものではありません。柔軟性や可動域には個人差があるため、同じ動きでも効果や痛みの出方はさまざまです。

万が一痛みが出た場合は、痛みが出ないよう動きをセーブしましょう。ストレッチは痛気持ち良いくらいの力加減で、筋肉に適度な刺激がかかっていることを意識しながら行うのが基本です。また、正しい姿勢で行わないと怪我や体を傷める原因になります。呼吸、正しい姿勢を常に意識して行なってください。

注意点④力が入っている状態で行わない

ストレッチを行う際は、全身の力を抜いてリラックスした状態で行います。ストレスや緊張で、自分でも気がつかないうちに全身に力が入っている場合もありますので、意識して力を抜きましょう。特に体のコリを感じている部分は、過度な力が入っています。

リラックス状態を作るためには、入浴後にストレッチを行うのも効果的です。入浴後は体が温まり、全身の力が抜けてリラックスした状態になっています。通常より全身の柔軟性が高くなっているので、より効果を得ることができるでしょう。

ストレッチメニューを日常でも実践しよう!

初心者でも取り入れやすい基本的なストレッチを、全身、上半身、下半身に分けてまとめました。簡単なストレッチは、椅子に座りながらやテレビを見ながら行うこともできるので、日常のさまざまな場面で取り入れてみましょう。

下半身を重点的にストレッチすると、全身の血流が良くなります。肩こりや猫背に悩んでいる人は、上半身を中心にストレッチしてみてください。自律神経が整いリラックス効果も得られるので、夜寝る前に簡単なストレッチを行うのもおすすめです。

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