母乳の冷凍保存のやり方は?正しい解凍方法や温め方もチェック!

母乳の冷凍保存のやり方を解説します。栄養たっぷりの母乳を冷凍する方法や、解凍方法を詳しく説明します。凍らせた母乳の保存期間や温め方も紹介しているので、これを機に正しいやり方をチェックしておきましょう。

母乳の冷凍保存のやり方は?正しい解凍方法や温め方もチェック!のイメージ

目次

  1. 1母乳の冷凍保存や解凍方法を紹介!
  2. 2母乳の冷凍保存方法
  3. 3冷凍母乳の解凍方法と保存期間
  4. 4母乳の冷凍保存を活用しよう!

母乳の冷凍保存や解凍方法を紹介!

母乳は何の道具も使わずにすぐ授乳できるのが一番のメリットですが、母親以外の人では赤ちゃんにあげられないというデメリットもあります。そういった時に活躍してくれるのが、母乳の冷凍保存です。本記事では、母乳の冷凍保存の仕方や解凍方法などを説明しているので、いざという時のためにもチェックしておきましょう。

母乳の冷凍保存方法

母乳を冷凍するメリット

母乳は直に赤ちゃんにあげることができればなんの問題もないのですが、いろいろな事情でその場で授乳ができない場合があります。例えば赤ちゃんが入院している時や、母親が外出して誰かに赤ちゃんを預ける時などです。もちろんミルクでも代用は可能ですが、ミルクを嫌がる赤ちゃんには母乳を凍らせておくのが一番です。

また、赤ちゃんが飲む以上に母乳が出てしまう人も、搾乳したものを凍らせておくといざという時に活用できます。母乳には栄養がたっぷりと含まれているので、飲みきれないからといって捨ててしまうのはもったいないことです。余分に出てしまった母乳は凍らせておいて、お出かけの時などに利用しましょう。

搾乳の手順

搾乳をする時は、自分の手で行う場合と搾乳器を使う場合の2つのやり方があります。どちらの場合も、搾乳する前はしっかりと手を洗っておきましょう。手や指の間だけでなく、忘れがちな爪の間や手首まで洗剤で丁寧に洗うのが大事です。搾乳器を使う場合は、搾乳器の消毒も忘れずに行ってください。

搾乳を始める前に、あらかじめ乳房を蒸しタオルなどで温めておくと絞りやすくなります。手で行う場合は乳房と同じ側の手で乳房の下方を包むように押さえ、逆側の手の3本指をつかってつまむようにして絞ります。この時同じところばかりつまむのではなく、いろいろな方向から満遍なく絞ることがポイントです


搾乳器の場合は、機械の搾乳口を乳頭に当てて使います。自動で搾乳してくれるので手よりは疲れませんが、機械によっては痛みを感じたりうまく搾乳できない場合もあります。搾乳器のサイズによっても痛みが出たりするので、自分の乳頭に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。痛みを感じる場合は無理に続けず、自分の手で搾乳してください。

冷凍保存のやり方

絞った母乳は、時間をおかずにすぐに母乳用のフリーザーバッグに入れます。この時、袋の中に指が触れてしまうと雑菌が繁殖する原因となるので、中を触らないように気を付けましょう。一度解凍した母乳は再び凍らせることができないため、飲みきれる分だけ小分けに保存するのがポイントです

母乳を詰めた日付をフリーザーバッグに記入したら、時間を置かずにすぐに凍らせるようにしましょう。冷凍庫の扉口付近などは温度の変化が激しいので、比較的温度が変わりにくい奥のほうに保存しておくのがおすすめです。

冷凍母乳の解凍方法と保存期間

正しい解凍方法と温め方

解凍する時は冷蔵庫で自然解凍をするか、流水で解凍します。溶けたら清潔なガーゼなどでフリーザーバッグの水気を拭き取り、中身を哺乳瓶へと移しましょう。温め方は、40℃前後のぬるま湯を用意して、そのお湯で人肌程度の温度になるまで哺乳瓶を湯煎します。

温める時にレンジや熱湯を使ったり、直接火にかけるのは厳禁です。せっかくの栄養分が壊れてしまうので、必ずぬるま湯でゆっくりと温めるようにしてください。

冷凍母乳の保存期間と注意点

凍らせた母乳の保存期間は、だいたい3週間くらいだといわれています。意外と長持ちしますが、できれば早めに使い切ることをおすすめします。凍らせた母乳を持ち運ぶ場合は、途中で溶けてしまわないように注意することが必要です。保冷剤を2つ使ってフリーザーバッグをはさみ、保冷バッグに入れて持ち運ぶと良いでしょう。

また、解凍したものは冷蔵で24時間以内、室温(16〜29℃)で4時間以内に使い切るようにしてください。真夏など30℃を超える場合は、室内に放置せずにすぐに飲ませるか冷蔵庫で保存したほうが安心です。

母乳の冷凍保存を活用しよう!

赤ちゃんはミルクでも問題なく育ちますが、母乳が出るのであればできるだけ無駄にせずに飲ませてあげるのが一番です。ミルクにはビタミンなどの優れた栄養成分が豊富に含まれていますが、母乳にはミルクにはない免疫物質が多く存在します。

赤ちゃんの免疫力を高めるためにも、冷凍保存を利用して少しでも多くの母乳を赤ちゃんに飲ませてあげましょう。

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