生クリームの食べ過ぎは胸焼け・胃もたれの原因に?体調不良時の対処法も

生クリームの食べ過ぎで起こる症状について紹介していきます。生クリームは食べ過ぎた際に起こる下痢や胸焼けなどの症状の対処法についてまとめました。また、生クリームのカロリーや糖質についても掲載しているので、食べ過ぎを防ぐ際の参考にしてください。

生クリームの食べ過ぎは胸焼け・胃もたれの原因に?体調不良時の対処法ものイメージ

目次

  1. 1生クリームの食べ過ぎによる体調不良の原因と対策を紹介!
  2. 2生クリームの食べ過ぎで胸焼けや胃もたれをする原因
  3. 3生クリームの食べ過ぎによる胸焼け・胃もたれの対処法
  4. 4生クリームの食べ過ぎで下痢をする場合は?
  5. 5生クリームは食べ過ぎないように気を付けよう!

生クリームの食べ過ぎによる体調不良の原因と対策を紹介!

デザートに欠かせない生クリームは、食べ過ぎると下痢や胸焼けといった症状が現れます。本記事では、生クリームの食べ過ぎによって、引き起こされる胸焼けや下痢などの副作用の原因や対処法について紹介していきます。

また、生クリームに含まれている糖質やカロリーの量についても掲載しています。さらに、生クリームのカロリー、糖質、脂質を抑える食べ方についてもまとめているので、生クリームを使う際の参考にしてください。

生クリームの食べ過ぎで胸焼けや胃もたれをする原因

最初に、生クリームを食べ過ぎた際に引き起こされる胸焼けや胃もたれ、下痢の原因について紹介していきます。まずは、原因をしっかりと把握して、食べる量を調節しましょう。

原因①胃酸過多

生クリームの食べ過ぎによって胸焼けや胃もたれが引き起こされる原因の1つは、油分の摂り過ぎによる胃酸過多です。生クリームは生乳、牛乳または特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、乳脂肪分が18.0%以上にしたものと定義されており、非常に油分が高い食べ物です。

そして、油分の多い食べ物は消化するために、たくさんの胃酸を必要とします。しかし、胃酸が大量分泌されることで、胃の防御因子である胃粘膜をも傷つけてしまいます。そのため、胃に大きな負担がかかり、胃もたれや胸焼けといった症状が引き起こされます。

原因②加齢やストレスによる消化機能低下

加齢やストレスによる消化機能の低下も胃もたれや下痢といった症状に繋がります。胃は、加齢によって粘膜が萎縮し、胃酸分泌が低下します。また、病原体への抵抗力や鉄、ビタミンの吸収能力も落ちます。さらに、加齢によって胃の弾力性も低価するため、一度に大量の食べ物を胃に溜めておくこともできなくなります。

そして、蠕動運動が弱まるので消化不良を引き起こしやすく、そこに油分が多い生クリームなどが入ることで、胃もたれや下痢などの症状に繋がります。ストレスを感じた際にも胃の機能は抑制され、下痢などの症状を引き起こしますので、ストレスを感じやすい人は特に注意しましょう。

生クリームの食べ過ぎによる胸焼け・胃もたれの対処法

次は、生クリームを食べ過ぎによって胸焼けや胃もたれが引き起こされた場合の対処法について紹介していきます。症状を軽減させる方法や回復させるための対処法をまとめているので、食べ過ぎてしまった際の参考にしてください。

対処法①大根を食べる

胸焼けや胃もたれなどの症状には大根がおすすめです。大根の根には、ジアスターゼと呼ばれる消化酵素が含まれているので、胃腸の消化吸収を助ける働きがあります。そのため、胸焼けや胃もたれの予防にも効果的です。また、大根の先端には刺激的な辛味を出すアリルイソチオシアネートと呼ばれる成分があります。

そして、アリルイソチオシアネートには胃液の分泌を高め、消化促進の効果があります。さらに、大根には食物繊維も含まれているので、コレステロールの上昇を抑えたり、発がん抑制効果も期待できます。

対処法②飲み物を摂取する

胃もたれなど胃が疲れている場合は、胃に優しい飲み物を飲むようにしましょう。また、熱すぎても冷たすぎても、胃に負担を与えてしまうので常温のお水や白湯などがおすすめです。そして、白湯は沸騰させた湯を冷ましたもの飲むようにしましょう。一度沸騰させているため、不純物が減って口当たりがやわらかく飲みやすくなります。

さらに、胃にとどまっている食べ物が排出されやすくなり、胃もたれ解消に繋がります。なお、牛乳やヨーグルトなどの乳製品も胃もたれの際におすすめです。牛乳は胃の中でヨーグルト状となって、分解されやすくなるため、消化・吸収にもよい食品といわれています。

対処法③胃腸のツボを押す

ツボ押しで胃の不調を改善するのもいいでしょう。人の体にはさまざまなツボが存在します。その中には消化器系の不調によいとされているツボや、ストレス解消によいとされているツボなどがあります。

みぞおちとへその真ん中あたりに存在する中脘(ちゅうかん)、へそから指3本分外側にある天枢(てんすう)、へそから指4本分下にある関元(かんげん)などのツボは便秘や消化器系の不調の際に効果的です。

また、胃腸の不調は背中にも現れます。そのため、背中にこりや張りなどの症状が現れたら、胃腸が不調のサインですので、ツボを押したり消化によい食事を心がけましょう。

対処法④横になる

生クリームなどの食べ過ぎによって、胸焼けや胃もたれを起こしてしまった際には、横になるなどして安静にしましょう。また、横になる際には向きに注意することで、より改善効果が期待できます。右側を向いて寝ることで食べ物が腸に流れやすくなるため、消化不良が起きにくくなります。

しかし、右側を向いて横になると胃の構造上、腸だけでなく食道にも食べ物が戻りやすくなってしまいます。そのため、食べ物と同時に胃酸が食道に流れ込み、逆流性食道炎を引き起こす危険性がでてきます。そのため、胸焼けや逆流性食道炎予防の場合は、左側を向いて寝るのがおすすめです。

対処法⑤胃腸薬を飲む

胃腸に不調を感じる場合は、消化のよい食事や横になって休むなどの対処法を行いつつ、治りが悪い場合は市販の胃腸薬を飲むようにしましょう。過剰に分泌された胃酸を中和し、胃粘膜を防護するとともに、胃酸の分泌に関する受容体をブロックして過剰な胃酸分泌を抑える働きのある薬を飲むことで胃痛などの症状を和らげます。

また、忙しくて病院にいけない場合や、病院にかかるほどではない軽い症状の場合はOTC医薬品を利用しましょう。OTC医薬品とは処方箋なしで薬局、ドラッグストアなどで購入できる医薬品のことです。OTC医薬品には胃酸の分泌を抑えるM1ブロッカーや胃酸を中和し、即効性が期待できる制酸剤などがあります。

生クリームの食べ過ぎで下痢をする場合は?

次は、生クリームの食べ過ぎによって下痢が引き起こされてしまう原因や対処法について紹介していきます。また、生クリームのカロリーや糖質を抑える方法についても掲載しているので、食べ過ぎを防ぎたい際の参考にしてください。

原因①乳糖不耐症

生クリームの過剰摂取による、下痢の原因の1つは酵素のラクターゼが欠乏して引き起こされる乳糖不耐症です。ミルクなどには糖質である乳糖のグルコース、ガラクトースの2種類が含まれています。乳糖不耐症とは、消化酵素のラクターゼの欠乏によって、これらの乳糖が消化できない状態のことを指します。

それにより、下痢や腹部の痙攣痛を引き起こしています。また、乳製品アレルギーの反応と似ていますが、乳糖不耐症は腸管内の浸透圧の異常上昇や腸管内のpHの変化などが関係しているので、アレルギー反応とは似て非なるものです。

原因②アレルギー

生クリームは乳製品のため、乳製品アレルギーを持っている場合も下痢などの症状が現れることがあります。生クリームだけでなく、牛乳などでも腹痛や下痢になってしまう場合は、病院で一度アレルギー検査を行うようにしましょう。

また、アレルギーだった際には、アナフィラキシーにも注意が必要です。アナフィラキシーとは、アレルギーの原因物質が体内に入ることによって、複数の臓器に強い症状が現れる過剰反応のことです。蕁麻疹や赤み、かゆみなどの症状がアナフィラキシーの特徴です。

さらに、循環器、呼吸器、消化器神経症状と血圧低下や呼吸困難、意識障害などに発展するアナフィラキシーショックが起こると、命の危険にも関わります。そのため、症状を確認したら、素早く対応するようにしましょう。

原因③脂質の摂り過ぎ

生クリームなどの乳製品に限らず、脂質を摂りすぎた場合も下痢を引き起こす可能性があります。なぜなら、脂質は消化されるまでに時間がかかる成分だからです。そのため、過剰に摂取してしまうと消化がうまく行われずに、腹痛や下痢になってしまう恐れがあります。

また、脂質は摂り過ぎると脂肪として体内に蓄積されます。さらに、血中の悪玉コレステロールの増加や動脈硬化による冠動脈心疾患などを引き起こす場合もあります。

脂質や糖質・カロリーをオフする方法

生クリームのカロリーは200mlあたり802kcal、糖質は5.4gです。意外にも糖質は他の甘味類と比較すると低いです。しかし、カロリーは砂糖やハチミツと比べても高い食品となっているので、ダイエット中には避けるようにしましょう。

そして、生クリームのカロリーや糖質、脂質を減らしたい場合は、動物性のものよりも植物性の低脂肪タイプの商品がおすすめです。また、牛乳と混ぜて生クリームの量を減らしたり、豆乳クリームで代用するなどしてカロリーや糖質を抑えましょう。

生クリームは食べ過ぎないように気を付けよう!

生クリームは糖質の少ない食品ですが、カロリー・脂質が非常に高いです。また、食べ過ぎると胃もたれや胸焼け、下痢といった症状も引き起こされます。そのため、生クリームを使う場合は牛乳を混ぜたり、豆乳クリームで代用するなどして、食べ過ぎを防ぐようにしましょう。

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