ぶどうを食べ過ぎると下痢や腹痛に?一粒あたりのカロリーも!

ぶどうの食べ過ぎによる症状について紹介していきます。ぶどうのカロリーや摂取量もまとめています。また、食べ過ぎた際の糖尿病や腹痛・下痢のリスクについても掲載しています。さらに、ぶどうで太るのかも解説しているので、購入する際の参考にしてください。

ぶどうを食べ過ぎると下痢や腹痛に?一粒あたりのカロリーも!のイメージ

目次

  1. 1ぶどうの食べ過ぎで起こる症状や適切な量を解説!
  2. 2ぶどうの食べ過ぎで起こる症状
  3. 3ぶどうを食べ過ぎると太る?
  4. 4ぶどうの食べ過ぎにならない摂取量
  5. 5ぶどうの栄養と効能
  6. 6ぶどうは食べ過ぎなければ健康に良い

ぶどうの食べ過ぎで起こる症状や適切な量を解説!

夏ごろに旬を迎えるぶどうですが、食べ過ぎてしまった際には糖尿病や腹痛・下痢などの症状が起こる恐れがあります。本記事では、ぶどうを食べ過ぎてしまった場合に起きる症状や対処方法について紹介していきます。

また、ぶどうは太る原因となるのか、1日あたりの摂取量目安やぶどうに含まれている栄養成分の効果効能についても掲載しているので、ぶどうを食べる際の参考にしてください。

ぶどうの食べ過ぎで起こる症状

まずは、ぶどうの食べ過ぎによって引き起こされる症状について紹介していきます。子供から大人までどの世代にも人気の果物ですが、食べ過ぎてしまうとさまざまな症状を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

症状①下痢

ぶどうを食べ過ぎた際に注意すべき症状の1つは下痢です。ぶどうを少量食べた際には、問題ありません。しかし、食べ過ぎた場合は消化に時間がかかってしまい、胃腸に負担がかかって下痢を引き起こす恐れがあります。

また、ぶどうには果糖が含まれています。大量に食べると体内の糖分バランスを調整するために、腸に水分を送ります。そのため、腸内には水分が溜まってしまい、下痢を引き起こします。

症状②腹痛

ぶどうは食べ過ぎてしまうと、下痢になってしまうとともに腹痛も引き起こされます。腹痛の原因もぶどうに含まれている果糖による影響です。糖分が胃腸に長く溜まってしまうとガスが発生してしまい、腸内環境が悪くなってしまいます。

さらに、腸内の消化は先着順で行われるため、食後のデザートにぶどうを食べてしまうと消化が遅れてしまいます。消化が遅れることで糖の発酵が始まり、腹痛を引き起こします。そのため、ぶどうは食後のデザートよりも、おやつなどに食べるのがおすすめです。

症状③消化不良

ぶどうを食べ過ぎると消化不良を起こす可能性があります。ぶどうに含まれている果糖は大量に摂取すると、腸内で糖が発酵してガスが発生します。そのため、腸内環境が悪くなり、消化不良になることもあります。さらに、皮ごと食べられるぶどうにはより一層注意しましょう。

皮を剥く必要がないため、ついつい食べ過ぎてしまいます。しかし、ぶどうの皮は消化に時間がかかるため、消化不良の原因となってしまいます。

症状④糖尿病のリスクが上がる

ぶどうの食べ過ぎは糖尿病のリスク上昇にも繋がります。ぶどうには果糖の他に、ブドウ糖も含まれています。ブドウ糖は摂取すると血液中の糖を増やし、血糖値が上昇します。血糖値の高い状態が続くと血液がドロドロになり、血流が悪くなることで糖尿病に繋がる恐れがあります。

また、血糖値が上昇すると体内でインスリンが分泌され、血糖値を下げて栄養をエネルギーに変換します。しかし、ブドウ糖の摂取量が多いと、エネルギーが余ってしまい、中性脂肪として体に吸収されてしまうため、糖尿病リスクの上昇だけでなく、太る原因にも繋がります。

ぶどうを食べ過ぎた時の対処法

ぶどうの食べ過ぎによって腹痛・下痢などの症状になってしまった場合は、胃腸を安静にしてしっかりと回復させましょう。そして、腹痛や下痢の症状が出た場合は、食事の量を減らすのも対処法の1つです。なお、食事を食べる際もうどんやおかゆ、湯豆腐などの消化のいい食べ物を少しずつ食べるようにしましょう。

また、腹痛や下痢になってしまった場合は、正露丸など市販の整腸剤を飲むのもおすすめです。市販の整腸剤には、下痢や食あたり、消化不良による腹痛・下痢に効果があるので、胃腸を休めつつ市販の薬も併用しましょう。

ぶどうを食べ過ぎると太る?

次は、ぶどうを食べ過ぎると太るのかを解説していきます。ぶどうのカロリーや食べ過ぎで太る理由を紹介していきます。また、太るのを防ぐための食べ方や食べる際の注意点も掲載しているので、ぶどうを購入した際の参考にしてください。

ぶどうのカロリー

ぶどうは種類や1粒あたりの大きさによって、カロリーが異なりますが、基本的に100gあたりのカロリーの平均は約59kcalです。そして、大粒のぶどうの巨峰のカロリーは一粒(12g)7kcal、粒が小さいデラウェアのカロリーは一粒(2g)1kcalとなっています。

もちろん、デラウェアのように粒が小さければその分カロリーは抑えられますが、食べ過ぎると糖尿病や太る原因となるので、食べ過ぎには注意が必要です。また、皮ごと食べられるマスカットのカロリーは一粒(16g)10kcalとなっているため、皮ごと食べる際には量を減らすようにしましょう。

ぶどうの食べ過ぎで太る理由

ぶどうのカロリーは100gあたり59kcalとなっており、糖質は15.2gです。そして、同じ果物のリンゴのカロリーは100gあたり54kcal、糖質は13.1gとなっています。桃のカロリーは100gあたり40kcal、糖質は8.9gです。他の果物と比較してもぶどうはカロリーと糖質がやや高めとなっています。

しかし、食品全体で見た場合、カロリーと糖質はそこまで高くありません。そのため、少量を食べる分には太る心配はありませんが、食べ過ぎた場合は太る可能性があるので注意しましょう。

太るのを防ぐなら朝食べる

ぶどうをダイエット中などに食べたい場合は、食べる時間帯に注意しましょう。ぶどうを食べる際にはなるべく朝に食べるのがおすすめです。朝におすすめの理由は、ぶどうに含まれているブドウ糖の作用です。ブドウ糖はエネルギーとして消費されなければ脂肪として、身体に吸収されてしまう特徴があります。

そのため、ブドウ糖を取り込む際にはエネルギーを多く消費する朝がおすすめです。また、1度に食べる量にも注意が必要です。巨峰の場合は10粒程度、デラウェアの場合は1房程度を目安にしましょう。

夜食べたい場合

ぶどうはなるべく朝に食べたほうがいい果物ですが、1日のご褒美としてデザートに食べたい人も多いのではないでしょうか?どうしても夜に食べたい場合は、ぶどうの種類に注目しましょう。夜に食べても大丈夫なぶどうの品種は、主に皮ごと食べられるものです。

ぶどうの皮には食物繊維が含まれているので、一緒に食べることでブドウ糖が脂肪になるのを防いでくれます。さらに、皮ごと食べられる品種は、皮を剥く必要がないので手間もかからず、栄養的にもメリットが多いのでおすすめです。

ぶどうの食べ過ぎにならない摂取量

次は、ぶどうを食べる際に目安となる摂取量について紹介していきます。年代別の摂取量や妊婦さんが1日に食べられる量を掲載しているので、食べ過ぎを防止したい際の参考にしてください。

大人の場合

大人で健康な方は、1日の果物の適量摂取量は200g程度となっています。ぶどうの品種や個体差にもよりますが、デラウェアなどの小粒なら1房、巨峰などの大粒は15粒程度が目安です。そして、他の果物も食べる場合はさらに減らす必要があるので、献立に合わせて量を調節しましょう。

妊婦の場合

妊婦の場合もぶどうの1日あたりの摂取量は健康な大人と同様に200g程度です。こちらもぶどうの場合は、種類によって食べられる量は異なりますが、小さめのぶどうなら1房ほどとなっています。ぶどうには、妊婦さんに必要な栄養素が多く含まれているため、他の果物よりも積極的に食べたい食材です。

また、ぶどうには貧血やむくみ改善といった成分も含まれているので、特に女性にはおすすめの果物です。しかし、ぶどうには果糖やブドウ糖などの糖分も含まれています。そのため、体重をしっかりと管理しなければいけない妊婦さんは、1日の摂取量を少し抑えて食べ過ぎを防ぐようにしましょう。

子供の場合

1歳から2歳くらいの子供に食べさせる場合は、子供の1日の最適な栄養素摂取量を目安にして与えるようにしましょう。1~2歳児に最適な1日のカロリー量は、男子が950kcal、女子が900kcalとなっています。そのため、食後のデザートやおやつとしてあげるぶどうは、1日に1/2~1/4房程度でいいでしょう。

また、子供は目安のカロリー以上に摂取してしまうと、大人よりも腹痛を引き起こしやすいため、より一層食べ過ぎには注意しましょう。

干しぶどう・レーズンの場合

健康・美容ブームから干しぶどうやレーズンを食べる人も増えています。レーズンはぶどうを乾燥させたものであり、自然な味わいと優れた栄養バランスがある人気のドライフルーツです。

そして、レーズン1粒の約70%は果糖とブドウ糖で、砂糖よりも吸収されやすく、効率のいいエネルギー源になることから、スポーツや登山の際にも重宝されている食料です。そんな、レーズンの1日の摂取目安量は1/2カップ(約120粒)程度となっています。

レーズンには糖分が多く含まれているので、食べる過ぎると太る原因や糖尿病リスクの上昇に繋がってしまいます。そのため、レーズンを食べる際には、お皿に出してから食べるなどして食べ過ぎを防止しましょう。

ぶどうの栄養と効能

次は、ぶどうに含まれている栄養成分に期待できる効果効能について紹介していきます。糖尿病のリスクを低下させる栄養素や、ダイエット中に摂取したい栄養素も掲載しているので、不足している栄養素がある場合は積極的に摂取しましょう。

栄養と効能①ポリフェノール

ぶどうにはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールはほとんどの植物に存在する苦みや色素を構成する成分で、抗酸化作用が強い栄養素です。そして、ポリフェノールは活性酸素などの有害物資を無害な物質に変換させる作用があり、動脈硬化などの生活習慣病の予防に繋がります。

栄養と効能②アントシアニン

植物に含まれているポリフェノールには、さまざまな種類が存在しています。ぶどうにはポリフェノールの1種のアントシアニンが含まれています。アントシアニンは網膜や視神経、毛様体の血流を促す働きがあるので、目の疲れや視力回復のほか、老眼の予防などの効果が期待できます。

栄養と効能③ぶどう糖

ブドウ糖には脳をはじめ、赤血球や腎臓の髄質、筋肉を正常に動かすために使われる栄養素です。そして、ブドウ糖のもっとも大切な役割は脳を正常に働かせることです。脳を働かせるためにはさまざまな栄養素が必要ですが、エネルギー源となるのはブドウ糖のみとなっています。

そのため、脳の活動を正常に働かせるために、ブドウ糖は欠かせない栄養素といえるでしょう。ただし、ブドウ糖の取り過ぎは糖尿病のリスクを高めたり、太る原因にもなるので食べ過ぎには注意しましょう。

栄養と効能④ビタミン

ぶどうにはビタミンB1やビタミンCなどのビタミン類も多く含んでいます。ビタミンは免疫力アップや美肌に効果がある栄養素です。そして、ビタミンB1には糖質や脂質の代謝を促進してくれる効果あります。さらに、ぶどうにはクエン酸も含まれているので、クエン酸との相乗効果により、脂肪を溜め込みにくい身体作りをサポートしてくれます。

栄養と効能⑤ミネラル

ミネラルは、体の発育や代謝、生理作用をコントロールする働きがあり、細胞のバランスを維持して、神経や筋肉機能を正しく保ってくれます。そのため、身体の健康維持や生命活動にとってミネラルは非常に重要な役割を担っており、決して欠かすことができない栄養素です。

そして、ミネラルの中でもぶどうには鉄分が豊富に含まれています。鉄分には貧血を防ぐ効果があるほか、血行促進を促してくれますので、脂肪燃焼のサポートの役割もあります。

栄養と効能⑥食物繊維

ぶどうの皮の部分には食物繊維も豊富に含んでいます。食物繊維は腸内環境を整える効果あり、便秘解消に繋がります。そして、太らない身体作りをするためには、腸内環境を整えることは必須です。また、食物繊維には脂質の排出も助けてくれます。そのため、食物繊維を摂りたい場合は、皮ごと食べられる品種を選ぶようにしましょう。

栄養と効能⑦レスベラトロール

ぶどうには、ポリフェノールの1種でもある、レスベラトロールも含まれています。レスベラトロールは血管拡張反応を改善して動脈硬化を防いだり、脳の血流量を増加させることで認知症を予防する効能が期待できます。また、乳がんや肺がんのリスクを低減する効果もあるといわれています。

栄養と効能⑧有機酸

ぶどうには有機酸でもあるクエン酸も多く含まれています。クエン酸にはデノシン三リン酸と呼ばれているエネルギーの産生に関わる栄養素で、筋肉細胞や神経細胞のダメージを修復して、疲労を回復する効果が期待できます。また、クエン酸にはミネラルの酸化を防ぐことができ、アンチエイジング効果に繋がる効能もあります。

ぶどうは食べ過ぎなければ健康に良い

ぶどうには、ダイエットや糖尿病などの生活習慣病を防ぐ効能が期待できる果物です。ただし、食べ過ぎてしまうと、逆に糖尿病のリスクを上昇させたり、太る要因となってしまうので1日の摂取量をしっかりと把握しておく必要があります。

また、1日の摂取量は大人と子供で異なるため、おやつや食後のデザートで食べる際には年代別に食べる量に注意しましょう。

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