マカロニサラダの冷凍保存方法ポイント！美味しさキープから解凍のコツまで

マカロニサラダは副菜やお弁当のおかずに使用できる便利なメニューですが、実は冷凍保存ができることを知っていますか？本記事ではマカロニサラダを冷凍するときのポイントや、冷凍保存向きのマカロニサラダのレシピなどを紹介します。マカロニサラダの上手な冷凍方法を知っておけば、毎日のお弁当や食事に活躍すること間違いなしです。

マカロニサラダは冷凍保存ができるサラダですが、すべて冷凍すれば良いというものでもありません。美味しく冷凍するためには、それなりのポイントを押さえる必要があります。マカロニサラダを上手に冷凍するためには、冷凍保存だけでなく作る段階から工夫が必要になります。

最初から冷凍することがわかっている場合は、ポイントを押さえたマカロニサラダ作りをするように心がけましょう。

マカロニサラダを冷凍する場合、マカロニは通常よりも長めの時間で茹でることが大切です。固めにマカロニを茹でてしまうと、解凍した時にマカロニがカチカチになってしまい美味しくなくなってしまいます。通常の茹で時間よりも1～2分長めの時間を目安に茹でるようにしましょう。

茹で時間と同じく流水にさらす時間も長くすることで、マカロニの中に水分がしっかりと閉じ込められて解凍後もモチモチした食感を味わうことができます。流水にさらす時間は、通常の2倍程度を目安としましょう。

マカロニサラダは、調味料を合わせる前にマカロニを油でコーティングすると美味しく出来上がります。茹でたマカロニの水分を良く切り、サラダ油かオリーブオイルを絡めてコーティングしておきましょう。こうすることによりマカロニの水分が蒸発しにくくなり、解凍後もカチカチにならずにすみます。

また、マカロニ同士がくっつかないので、マヨネーズなどの調味料ともなじみやすくなります。コーティングは冷凍保存する時はもちろん、冷凍しない時でもおすすめの方法です。

マカロニサラダにはマヨネーズを使うことが多いですが、マヨネーズは冷凍すると解凍した時に油と酢に分離してしまうという特性を持っています。こうなってしまうとどうしても味も劣化してしまうのですが、カロリーオフのマヨネーズを使うことでこの問題を解決することができます。

市販されているカロリーオフのマヨネーズは、特殊な技術が使われているため冷凍してもマヨネーズが油と酢に分かれることがありません。解凍しても出来立ての美味しさを味わうことができるので、マカロニサラダを冷凍する前提で作る時はカロリーオフのマヨネーズを使ってみましょう。

マカロニサラダに入れる具材は各家庭によっても違うでしょう。実はこの具材選びも冷凍保存する上で重要なポイントとなってきます。水分量の多い具材をマカロニサラダに入れて冷凍してしまうと、解凍した時に具材から水分が出てきて味や食感を損なう原因となってしまいます。

そのため、マカロニサラダを冷凍する場合は、水分量の少ない具材を選ぶことが大事です。また、水分を出さなくても具材そのものが冷凍に向かないものもあるので、そのような具材もを使用しないようにしましょう。

マカロニサラダを冷凍保存する場合は、1食分ずつ密閉できる保存袋に入れて凍らせましょう。保存袋に入れたら平らにならして空気を抜くようにすると、酸化を防いで質の良い状態を保つことができます。

お弁当のおかずなどに使いたい場合は、製氷皿やお弁当用カップなどに入れて凍らせてから保存袋に入れると便利です。カップなどがない場合は、小分けにしたマカロニサラダを1個ずつラップで包んでから保存袋に入れて凍らせましょう。

冷凍保存に適しているマカロニサラダの食材は、コーン、ハム、ツナ、カニカマ、枝豆、卵の黄身などです。基本的に水分が少なくい食材を使っておくと、解凍した時に水っぽくならずに美味しく食べることができます。また、コーンや枝豆などの野菜は水分量が少ないだけでなく、あらかじめ火が通っているため生野菜よりも傷みにくくておすすめです。

冷凍に適していないマカロニサラダの食材は、生野菜などの水分量が多い食材です。サラダに良く使われる生野菜にはきゅうりやレタス、玉ねぎなどがありますが、これらは水分が多いので冷凍保存する時には使わないようにしましょう。

また、じゃがいもと卵の白身は水分量はあまりありませんが、冷凍してしまうと味と食感が悪くなってしまうので使わないほうが無難です。

冷凍したマカロニサラダは、適正に保管しておけば1ヶ月は持たせることができます。しかし、冷凍庫の開閉などで徐々に質が悪化していくため、冷凍したからといって油断してはいけません。1週間を過ぎたらだんだん劣化していくと考え、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。

冷凍したマカロニサラダを解凍する時は、冷蔵庫で自然解凍するのがおすすめです。一度に多量のマカロニサラダを解凍するにはだいたい6～8時間ほどかかるので、食べる前日の夜に冷蔵庫にうつしておくのが良いでしょう。小鉢くらいの量であれば、2～3時間くらいで解凍することができます。

自然解凍は時間はかかりますが、一番質が落ちずに解凍できるおすすめの方法です。お弁当用の小さいカップで冷凍していた場合は、そのままお弁当に入れることもできます。時間がない時はレンジで解凍することもできますが、マヨネーズが分離してしまったり解凍ムラが出てしまうこともあります。

できるだけ質を落とさないようにするために、解凍状態を見ながら30秒くらいの短時間で少しずつ解凍するようにしましょう。

マカロニサラダ以外にも冷凍できるサラダはいろいろあります。代表的なところではポテトサラダですが、先にも書いた通りじゃがいもは冷凍すると食感が悪くなるので、粒がなくなるまで滑らかに潰すなどの工夫が必要です。あとは温野菜のサラダや人参サラダ、おからサラダ、かぼちゃサラダなどは冷凍しても美味しく食べることができます。

【材料】

• マカロニ 150g
• ハム 8枚
• 人参 少量
• 玉ねぎ 半個
• ピーマン 2個
• 冷凍コーン 45g
• A マヨネーズ 100～110g
• A 味の素 2振り
• A コショウ 3振り
• A 酢 3g
• 油 大さじ1

1. 人参は皮をむいたらできるだけ細切りにします。
2. ピーマンもヘタと種を取り除き、できるだけ細切りにします。
3. 玉ねぎは芯を取って繊維を切るようにして薄切りにし、3等分にしてザルに入れます。
4. 2gの塩を玉ねぎにまぶして軽く揉みます。
5. ハムはマカロニと同じ大きさに切ります。
6. 鍋に水1lと8gの塩を入れて沸騰させます。
7. お湯が沸騰したら油を加え、マカロニを入れてすぐにかき混ぜます。
8. 茹で時間の残り1分前で火を強めて冷凍コーンを入れます。
9. 残り45秒ほどで人参とピーマンを入れて、時間になったら3のザルにあけます。
10. 9の水気を切ったらボウルに入れて、混ぜながら粗熱を取ります。
11. 10にAを加えて、全体的に混ぜたら完成です。

きゅうりの代わりにピーマンを使った、冷凍向きのハムと野菜のマカロニサラダです。玉ねぎも使っていますが、あらかじめ塩もみをしているため辛みと臭みと同時に水気も抜けます。酢を少量入れると味が引き締まる上、殺菌効果も得られておすすめです。

海苔と鰹節の和風マカロニサラダは野菜を使っていないため水っぽくならず、冷凍保存にぴったりのレシピです。海苔とマカロニという意外な組み合わせですが、いつもとは違うさっぱりとしたマカロニサラダが味わえます。焼き海苔だけでも美味しく出来上がりますが、青のりを入れるとさらに香りがアップします。

具材にコーンとハムと枝豆という冷凍向けの食材だけを使った、彩りの良いマカロニサラダのレシピです。粒マスタードが良いアクセントになっていますが、子供が食べる場合は抜いてしまっても大丈夫です。塩コショウだけでも美味しく食べられるので、練乳などの調味料はお好みで加減しましょう。

マカロニサラダの冷凍ポイントや保存方法、おすすめのレシピなどをまとめました。マカロニサラダを上手に冷凍保存するためには、水分の少ない食材を使うなどのいくつかのポイントを守ることが大事です。どのポイントも簡単なことばかりですので、ぜひこれらのやり方を参考にマカロニサラダを美味しく冷凍保存してみましょう。