グレープフルーツの日持ちはどれくらい?傷み具合の見分け方と保存方法

グレープフルーツの日持ちについてまとめました。常温・冷蔵・冷凍保存の日持ちをはじめ、グレープフルーツと他の果物の保存期間の比較などを紹介します。傷み具合の見分け方や保存方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

グレープフルーツの日持ちはどれくらい?傷み具合の見分け方と保存方法のイメージ

目次

  1. 1グレープフルーツはどれくらい日持ちする?
  2. 2グレープフルーツの日持ち
  3. 3グレープフルーツの傷み具合の見分け方
  4. 4グレープフルーツの日持ちする保存方法
  5. 5グレープフルーツは他の果物より日持ちする

グレープフルーツはどれくらい日持ちする?

甘酸っぱさが人気のグレープフルーツを、いざ食べようとしたら傷んで食べられなくなった経験はありませんか?本記事では、グレープフルーツの日持ちについて徹底調査しました。保存方法ごとの日持ちをはじめ、食べられるかどうかの見分け方も解説しています。柑橘類が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。

グレープフルーツの日持ち

ビタミンやミネラルを豊富に含むグレープフルーツは、ダイエットや美容に良いと人気の果物です。甘すぎないため、食後のデザートや小腹が空いた時に好んで口にする方も多いでしょう。ただ、果物は決まった賞味期限がなく、どれだけ日持ちするのか判断がつきにくいものです。まずは、グレープフルーツの保存性について詳しく紹介します。

日持ちと賞味期限の違い

普段なにげなく話している「日持ちが良い」や「賞味期限が長い」という言葉ですが、意味の違いを知っているでしょうか?日持ちとは、時間や日数が経っても質が落ちないことをいいます。一方、賞味期限とは正しい方法で保存した時に美味しく食べられる期限のことを指します。

つまり、日持ちは食べ物が腐らずに持つ期間をあらわし、賞味期限は品質を保証する最終日時をあらわしている点が根本的な違いといえます。ちなみに、賞味期限切れの食品もすぐに食べられなくなるわけではありません。開封していないものに関しては、状態を確認し、味やにおいに問題なければ食べても良いとされています。

グレープフルーツの保存方法ごとの日持ち

基本的に、グレープフルーツの日持ちは常温保存で約3~5日、冷蔵保存で約2~3週間、冷凍保存で約1か月といわれています。時間が経つほど酸味が和らぐため、酸っぱさが苦手な方は、あえてしばらく置いてもよいでしょう。ただし、カットしてしまうと翌日までしか保存できません。

すぐに食べない場合はシロップ漬けや冷凍にするなどの工夫が必要です。ちなみに煮沸した密閉容器で保存した場合、はちみつ漬けは約3週間~1か月、シロップ漬け・砂糖漬けは約1年持つとされています。大量にグレープフルーツが手に入った時は、これらの方法を試してみるのもおすすめです。

グレープフルーツと他の果物の日持ちの比較

グレープフルーツと他の果物の日持ち期間
  常温保存 冷蔵保存 冷凍保存
グレープフルーツ 約3~5日 約2~3週間 約1か月
いちご - 約1~5日 約3か月
レモン - 約10日 約1か月
キウイ 熟成するまで 約2週間 約1か月
みかん 約2週間~1か月 約1か月 約1~2か月
りんご 約1か月 約2ヵ月 約1か月

グレープフルーツとその他の果物の日持ちを比較すると、グレープフルーツはいちごやレモン、キウイよりも冷蔵保存の期間が長いことがわかります。冷凍保存の場合は、大体どの果物も保存期間は変わらないようです。

グレープフルーツの傷み具合の見分け方

購入して時間が経ったグレープフルーツを食べてもよいか迷ったことはないでしょうか?基本的に日持ちするグレープフルーツですが、保存方法を誤ると劣化が早まることがあります。ここからは、グレープフルーツの傷み具合の見分け方をまとめました。食べられるかどうかの判断に、ぜひ活用してください。

見た目

グレープフルーツが腐ると、皮が黄色から茶色に変色します。さわった時にブヨブヨしているものは処分した方がよいでしょう。また、皮に白色や黒色のカビが生えているものも傷んでいる証拠です。カビは目に見えない部分にも発生するため、果肉がきれいでも食べない方が無難です。

中には、皮の一部がピンク色になったり傷がついたりしているものもありますが、これは風や葉のこすれが原因であらわれた風傷のため、味には問題ありません。グレープフルーツの傷みは、果肉の見た目でも判断できます。中央が黒く腐っていたり、カビが見られたりする場合は処分することをおすすめします。

半分にカットした時に果肉がシワシワになっている、水分が抜けている時も、傷んでいる可能性が高いです。

味とニオイ

グレープフルーツをカットした時に、ツンと刺激臭がすることがあります。これは、グレープフルーツが腐った時にあらわれる発酵臭です。また傷んだグレープフルーツは、生ゴミのような腐敗臭がすることもあります。いつもと違う臭いがした場合は、食べずに処分しましょう。

傷み始めは、見た目や臭いに変化がないことも少なくありません。その場合は味で判断します。甘酸っぱさがなく味がぼやけている、グレープフルーツ特有の苦みが感じられない場合は、腐っている可能性があります。

抵抗力が弱っている時や胃腸の調子が悪い時に食べると体調を崩す恐れもあるため、味がおかしいと感じたらすぐに食べるのを中止してください。

グレープフルーツが腐りにくい訳

グレープフルーツは、柑橘類の中でも腐りにくい果物だといわれています。なぜなら、果肉が分厚い皮に覆われているからです。また、傷がついても中まで伝わりにくく、水分が蒸発しにくいのも理由に挙げられます。1年中手に入るグレープフルーツですが、そのほとんどが海外からの輸入品です。

輸入のグレープフルーツは、長期間の輸送に耐えられるように防カビ材や防腐剤が使われています。これらも傷みにくい理由のひとつだと考えられます。それに対し、国産のグレープフルーツはワックスや薬剤を使用していません。しかし、鮮度は輸入品と比べものにならないので、正しく保存すればかなり日持ちします。

新鮮なグレープフルーツには、皮にハリやツヤがあり、ずっしりとした重みがあります。購入する際は傷やへこみがなく、丸みを帯びたものがおすすめです。また、グレープフルーツは大きく育ったものの方が熟している可能性が高いです。果汁もたっぷり含まれているので、ジューシーな味わいが楽しめるでしょう。

グレープフルーツの日持ちする保存方法

グレープフルーツの日持ちを良くするコツは、正しく保存することです。最後に、グレープフルーツを長持ちさせる保存の仕方を常温、冷蔵、冷凍の3パターンにわけて解説します。いずれも簡単な方法で保存できるため、ぜひ試してみてください。

グレープフルーツの常温保存

グレープフルーツを常温保存する際は、風通しの良い場所を選ぶことが大切です。通気性の良いカゴや紙袋などに入れ、冷暗所などで保存しましょう。直射日光が当たる場所や棚の中に入れるのは、劣化を加速させる原因になるので注意が必要です。

涼しい季節であれば、段ボールの中に入れた状態でも保存できます。その際も日光を避け、風通しの良い場所で保存することが重要です。気温の高くなる夏場や購入後3日以内に食べない場合は、冷蔵保存をおすすめします。皮に傷やへこみがある場合も冷蔵保存し、早めに食べ切りましょう。

グレープフルーツの冷蔵保存

グレープフルーツは、冷蔵保存することでぐっと日持ちが良くなります。丸ごと1個を保存する場合は、水洗いし、1個ずつラップで包むかポリ袋に入れるかして冷蔵庫の野菜室で保存します。長持ちさせるコツは、空気が触れないようにすることです。保存の際に皮に傷がつくと、その部分から傷むこともあります。

上に重ねるのは避け、横に並べるようにして保存すると安心です。グレープフルーツをカットして保存する場合は、カット面にラップを密着させ、乾燥しないようにして保存しましょう。食べやすいように薄皮をむいておくのもおすすめです。

その場合は、タッパーなどの密閉容器に入れた状態で冷蔵保存してください。カットしたグレープフルーツは、翌日までには食べ切りましょう。

グレープフルーツの冷凍保存

グレープフルーツを冷凍する場合は、薄皮をむいて果肉のみを保存します。果肉同士が重ならないようジッパー付き保存袋に入れ、平らにして冷凍しましょう。完全に解凍すると食感が悪くなるため、半解凍してスムージーやフルーツサワー、シャーベットなどにする食べ方がおすすめです。

グレープフルーツは他の果物より日持ちする

グレープフルーツの日持ちについて紹介しました。皮が分厚いグレープフルーツは、他の果物よりも傷みにくいといわれています。常温、冷蔵、冷凍保存ができるため、食べるまでの期間に合わせて正しい方法で保存しましょう。

食べ切れない分は、シロップ漬けやジャムなどに加工すると日持ちします。ぜひいろいろな食べ方で、最後まで美味しくグレープフルーツを味わってください。

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