2019年05月26日公開
2024年09月16日更新
グレープフルーツの旬の時期は?栄養情報から美味しい食べ方・レシピまで
グレープフルーツは爽やかな酸味と苦みとを楽しむことができる人気のフルーツとなっていますが、カロリーや糖質、栄養素などについて詳しく知っていますか?今回の記事では、グレープフルーツの旬の時期にカロリーや糖質量などを始めとして、含まれている栄養素や効果、おすすめの食べ方レシピや切り方などについても紹介していきます。カクテルのトッピングやサラダなど、様々な楽しみ方で楽しむことができるグレープフルーツについて是非チェックしてみて下さい。
目次
グレープフルーツとは?
グレープフルーツは、程よい酸味と甘みとを味わうことが出来るフルーツとして、好きだという方も多いフルーツかと思います。皆さんも知っての通り身近なフルーツの一つではありますが、栄養や糖質量、カロリーなどについて、意外と知らないという方も多いかと思います。栄養価など、改めて詳しくチェックしてみませんか?
今回の記事では、グレープフルーツのカロリーや糖質、切り方や食べ方などについて、詳しく紹介していきます。カクテルやサラダとして楽しむ方法や、おすすめの活用レシピなどについても紹介していきますので、切り方や栄養素、カクテルなどへの活用方法などについて詳しく知りたいという方は是非チェックしてみて下さい。
名前の由来
まずは、グレープフルーツの名前の由来から見ていきましょう。一つ一つの果実の状態を見ていると、色が紫色をしているわけでもないですし、一体なぜ名前に「グレープ」と入っているのか不思議に思うという方も多いかと思います。
一体なぜグレープフルーツという名前になっているのかというと、身がなるときの様子に理由がある様です。果実が実るとき、まるでグレープのようにたくさんの実が1つの枝からなるのだそうです。
この様子がまるでブドウのようである、育っている時の見た目の特徴から「グレープフルーツ」という名前になったといわれています。
歴史
続いては、グレープフルーツの歴史についてもチェックしていきましょう。グレープフルーツが最初に発見されたのは、1750年ころと言われています。このころに西インド諸島の、バルバドスで発見されたのが最初のグレープフルーツであるといわれており、ブンタンとオレンジが自然交配したものだそうです。
その後アメリカには1830年代にアメリカのフロリダに伝わっていったのですが、日本にグレープフルーツが伝わったのが大正時代初期であったようです。この時に日本での栽培も試みられたようなのですが、日本の気候とグレープフルーツとは合わず、栽培は定着しなかったようです。
しかし、その後昭和初期ごろになって初めて日本に入荷され、1971年に自由化されることで現代のように、グレープフルーツを気軽に楽しむことが出来るようになったのだそうです。
主な産地
グレープフルーツの主な産地は、日本に輸入されるものは主にアメリカとなっています。実は日本でも量は少ないながら栽培されているようなのですが、鹿児島や熊本でも栽培されているのですが、量が少ないのでスーパーなどで購入するというのは少し厳しいようです。
主なグレープフルーツの種類と旬の時期
続いては、グレープフルーツの主な種類と、それらの旬の時期について見ていきましょう。皆さんも知っての通り、ホワイトやピンク色のものなど複数の種類があり、それぞれで美味しい旬の時期も異なっています。
おなじみのホワイトやピンク色のルビーをはじめとしてどのような種類があり、旬はいつなのかをまとめてチェックしておきましょう。
マーシュ(ホワイト)
グレープフルーツと聞いてまず多くの方が多い浮かべるのが、こちらの「マーシュ(ホワイト)」かと思います。
その名の通り果肉が白いタイプのグレープフルーツとなっており、適度な酸味と、程よい苦みを楽しむことが出来る定番でありながら人気である種類となっています。また、果汁が多いというのもこちらのマーシュ(ホワイト)の特徴でもある様です。
グレープフルーツのマーシュ(ホワイト)の旬の時期は、だいたい2月の下旬から、5月の下旬位となっているようです。もちろん、その年によって旬の時期は変わっていくようですが、目安としてチェックしておいて下さい。
ルビー
グレープフルーツでホワイトと並んでよく楽しまれているのが、こちらのルビーではないでしょうか?ルビーの種類は、「ピンクグレープフルーツ」という名前でも呼ばれていますので、こちらの名前の方がおなじみという方も多いかもしれません。
ルビーの皮の色は少し黄色からオレンジがかった色になっており、物によっては赤身がかっている色のものもある様です。
味はグレープフルーツのホワイトとよく似たものとなっているのですが、ルビーの方はホワイトに比べて、少し酸味は弱いものとなっているようです。ですので、酸味が控えめの方が好みだという方には、こちらのルビーをおすすめします。
ルビーグレープフルーツの旬の時期は、2月の下旬から5月の下旬ころと、ホワイトのグレープフルーツと似たような時期が旬となっているようです。スーパーに同時に並んでいることが多いのは、旬の時期が同じだからというのが理由のようです。
スウィーティー(オロブランコ)
グレープフルーツには、スウィーティー(オロブランコ)というものもあります。スウィーティーは昔はやっていた事もありますので、その時に知っている方も多いかと思います。スウィーティーとオロブランコという2つの名前があるのは、産地の違いとなっており前者がアメリカのカリフォルニア州、後者がイスラエルとなっています。
ホワイトの場合と同様に、量が少ないながらも日本でもスウィーティーは栽培されているのだそうです。ただ、これも収穫量はわずかとなっていますのでスーパーなどでお目にかかる機会はないかもしれません。
スウィーティー(オロブランコ)の旬の時期は、だいたい1月から、2月ごろの間となっているようです。ホワイトのグレープフルーツとルビーのグレープフルーツの旬はよく似た時期となっていましたが、スウィーティー(オロブランコ)の旬の時期は2つのグレープフルーツよりもかなり早めになっているようです。
グレープフルーツのカロリーと糖質
続いては、気になるグレープフルーツのカロリーと糖質について見ていきましょう。グレープフルーツなどの果物はカロリー、糖質が高いというイメージがありますが、どれくらいのものになっているのでしょうか?
カロリーと糖質量
それでは、グレープフルーツの果実自体のカロリーと、糖質量から見ていきましょう。グレープフルーツのカロリーは100g当たり約38kcal、糖質量が7.5gとなっています。これだけ見ていてもカロリーと糖質量が多いか少ないかが分かりにくいので、他のフルーツと比較してみましょう。
同じく身近なフルーツの一つである林檎のカロリーは100gあたり約60kcal、糖質量は13.1gとなっています。100g当たりでみると、林檎と比べてみるとカロリー、糖質量ともに100g当たりでは少なくなっているようです。
しかし、だからといってパクパクと食べすぎてしまうのはおすすめしません。グレープフルーツは1個およそ250gくらいの重さがあるとされています。これをもし一人で一気に食べてしまうとなるとカロリーはそれほどでもありませんが、糖質量が高めになってしまいますので注意が必要でしょう。
ジュースは高糖質になる
そのまま食べた状態のグレープフルーツのカロリー、糖質量について見てきたのですが、ジュースにした場合ですとどうなのでしょうか?結論から言いますと、ジュースにしてしまうと、高糖質になる恐れがあります。
100g当たりでみると、ストレートジュースの場合カロリーは40kcal、糖質量は8.8gとなまの状態よりも少し高いくらいの数値に見えるのですが、ジュースにしてしまうと200mlくらいは平気で飲んでしまうかと思います。
特にのどが渇いているときなどはごくごくと飲んでしまいますし、これ以上の量となると糖質だけでなく、カロリーの値も気になってくるところです。程よい酸味と甘み、苦みのバランスを楽しむことが出来るグレープフルーツジュースなのですが、飲む前に予め飲む量を決めておいた方が良いかもしれません。
サラダは低カロリーでおすすめ
グレープフルーツを楽しみたいけれど、もっと低カロリーに楽しみたいという方も多いかと思います。そんな方におすすめしたいのが、グレープフルーツをサラダに使用するという方法です。フルーツと野菜サラダというのは相性が良いですし、グレープフルーツのほど良い酸味はサラダの良いアクセントにもなるでしょう。
グレープフルーツをサラダに入れることでドレッシングの量も減らすことが出来ますので、ドレッシングの糖質を減らすことも期待出来そうです。
サラダに入れる楽しみ方ではグレープフルーツをメインに食べるわけでは無いですからそれほど多くの量は使用しないかと思われますし、低カロリー、低糖質にグレープフルーツを楽しみたいという方におすすめの食べ方となっています。
グレープフルーツの栄養に期待できる効果
続いては、グレープフルーツに含まれている栄養素や、期待できる効果について見ていきましょう。グレープフルーツには様々な栄養素が含まれていますので、それらの栄養素にはどのような効果が期待できるのか、順番にチェックしていきましょう。
風邪予防
まず最初にグレープフルーツに期待できる効果は、「風邪予防」です。風邪予防の栄養素というと、ビタミンCを思い浮かべるという方は多いかと思います。
グレープフルーツには栄養素の一つであるビタミンCが多く含まれており、なんと半分のグレープフルーツを食べれば、1日の必要摂取量を上回る量のビタミンCを摂取することが出来るのだそうです。美味しくグレープフルーツを食べて、風邪予防が期待できるとは嬉しい効果となっています。
疲労回復
また、グレープフルーツに含まれている栄養素には疲労回復効果も期待できます。グレープフルーツは酸味も特徴のフルーツとなっており、ビタミンCが多く含まれていることは紹介したのですが、同じくクエン酸も豊富に含まれています。
どうして栄養素のクエン酸が豊富に含まれていると疲労回復効果が期待できるのかというと、クエン酸には体内の疲労物質である、乳酸の代謝を高めてくれるという効果があるからだそうです。
クエン酸を摂取することにより疲労を回復してくれる効果が期待できますので、疲れを翌日に残したくないという方には是非おすすめしたい効果となっています。
便秘改善
便秘で悩んでいる方も多いかと思いますが、グレープフルーツには便秘の改善効果も期待できるようです。グレープフルーツの皮の白い部分や、皮の裏側の白いふわふわの部分には、ペクチンという物質が多く含まれています。
このペクチンとは食物繊維の事ですので、食物繊維豊富なグレープフルーツを食べることで、便秘の改善効果が期待できるというわけです。食べ物はあまり食べないけどグレープフルーツジュースを飲んでいるから大丈夫、という方もいるかもしれませんが、残念ながらジュースにはペクチンはあまり多く含まれていません。
グレープフルーツに多くペクチンが含まれているのは薄皮の部分などになっていますので、便秘の改善効果を期待する方は生の状態で楽しむことをおすすめします。
美肌効果
先ほど、グレープフルーツには栄養素のビタミンCが多く含まれているという話を紹介したのですが、多く含まれている栄養素のビタミンはCだけではありません。栄養素であるビタミンBもグレープフルーツには多く含まれており、この栄養素によって美肌効果が期待できます。
ビタミンという栄養素には肌あれを防いでくれるという働きがありますし、肌の新陳代謝を促進してくれるという効果がありますので、ビタミンBを多く含んでいるグレープフルーツを食べることで美肌効果が期待できます。
そして、ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑えてくれる働き、そして抗酸化作用が期待できる栄養素でもあります。メラニン色素の生成が抑えられるという事はシミが出来ないという事ですから、こちらの栄養素でも美肌効果が期待できます。
成人病予防
また、成人病の予防にも効果があるといわれています。アメリカの3つの団体から、成人病などの予防効果があるといわれているようで、すでに糖尿病の方や高脂血症の方のビタミン補給に効果があるそうです。
ストレス解消
そして、意外にもストレス解消効果も期待できるのだそうです。ナリンジンという成分が含まれていますので食べると苦みを感じるかと思うのですが、この苦みは爽快感の味わいに繋がっているようです。また、皮にはリモネンという成分が含まれていますが、このリモネンという成分はストレス解消効果が期待されています。
グレープフルーツの美味しい食べ方
ここからは、グレープフルーツの美味しい食べ方について紹介していきます。そのままの食べ方で食べても美味しい果物となっているのですが、サラダの具材などの食べ方だけではなく、カクテルなど色々な楽しみ方で味わうことが出来ます。
サラダやカクテルなど、色々な楽しみ方があるグレープフルーツにはどんな食べ方があるのかをチェックしてみましょう。
トッピングで楽しむ
そのままの食べ方で美味しい果物となっていますので、他の食べ物と合わせてトッピングとして楽しむという食べ方もおすすめです。先ほども爽やかな酸味と苦みを楽しむことが出来る味わいとなっていますので、ヨーグルトやアイスクリームと合わせるという食べ方でもまた違った味わいを楽しむことが出来ます。
ヨーグルトは既にフルーツが入った状態で発売されているものもありますが、新鮮なグレープフルーツで楽しむフルーツヨーグルトという食べ方もまた格別かと思います。パンケーキなどのトッピングなどとするのもおすすめですし、スイーツと楽しむと苦みと甘みの組み合わせを楽しむことが出来そうです。
食事メニューのアクセントに
トッピングとして楽しむという食べ方もおすすめですが、食事メニューのアクセントにもぴったりとなっています。先ほど、サラダに入れる食べ方を紹介したのですが、サラダだけでなくマリネに入れて楽しむという食べ方でも爽やかな酸味が楽しめておすすめです。
サラダはさっぱりしたものとなっていますので、さっぱりとしたグレープフルーツは野菜との相性も良い物となっています。また、少量のサラダならサラダのドレッシングがわりにもなりますのでサラダのドレッシングをカットしたい方にもおすすめです。
カクテルなどお酒との相性もいい
グレープフルーツは食べ物だけでなく、カクテルなどのドリンク・お酒との相性も抜群です。レシピにグレープフルーツジュースを使用しているカクテルも多いですが、それらのカクテルにトッピングとして使用するのもおすすめです。
また果実を使用するだけでなく、果汁をカクテルの素材として使用するのもおすすめです。カクテルにはグレープフルーツジュースを使用したカクテルレシピも多く、有名なソルティドッグなどもそのカクテルの一つとなっています。
爽やかな味わいをカクテルで楽しみたい方にはスプモーニというカクテルもおすすめとなっています。カンパリやトニックウォーターなどを使用したカクテルとなっており、カクテルのトッピングで果実を使用するのもおすすめです。続いては、レシピについて紹介します。
グレープフルーツを使ったおすすめのレシピ
ヨーグルトに入れたり、カクテルの素材などとして楽しむ方法を紹介しましたが、グレープフルーツを使用したおすすめレシピもたくさんあります。どのようにして楽しむことが出来るのかについて、おすすめレシピを順番に見ていきましょう。
グレープフルーツのブーケサラダ
- アボカド1/2個
- レモン汁小さじ1
- グレープフルーツ適量
- 生ハム5枚
- スライスチーズ5枚
- フリルレタス5枚
- まず、アボカドは種と皮を取り除いて、食べやすい大きさにカットしてレモン汁をかけていきましょう。
- レッドグレープフルーツは、取り出して水気をカットしておきます。
- 生ハムにスライスチーズ、フリルレタス、アボカド、レッドグレープフルーツを乗せてブーケ状にしたらくるっと巻いてグレープフルーツのブーケサラダのレシピの完成となります。
グレープフルーツをサラダ感覚で楽しむことができる、生ハムを使用したレシピとなっています。見た目もお洒落なレシピとなっていますので、ホームパーティーなどのおもてなしレシピとしてもおすすめしたいものとなっています。
グレープフルーツシャーベット
- ピンクグレープフルーツ3個
- 水100ml
- グラニュー糖60g
- 卵白1個分
- お鍋に水を入れて溶かしたら、グラニュー糖を取っておきます。
- ピンクグレープフルーツを半分にカットして、中身を取り出しておきます。皮は後程器にするので取っておきましょう。
- 卵白でメレンゲを作ります。
- グレープフルーツ、1、3を合わせて混ぜたら、タッパーに入れて凍らせておきます。
- 冷蔵庫から数時間おきに出して混ぜて、数回繰り返してシャーベット状になったらグレープフルーツシャーベットのレシピの完成となります。
グレープフルーツの皮をそのまま容器として活用したという、見た目も可愛らしいシャーベットのレシピとなっています。簡単に作ることができるレシピとなっていますし、暑い夏に是非楽しみたいデザートレシピになっています。
グレープフルーツとタコのマリネ
- グレープフルーツ1個
- タコ150g
- きゅうり1/4本
- オリーブオイル大さじ2
- ライム1/2個
- 塩コショウ少々
- グレープフルーツを横半分にカットしたら、包丁でカットして果肉を取り出します。皮は中央1センチは切らず、左右から切り込みを入れます。
- ライムは1枚は輪切り、果肉は切り取って紐状にします。残りは果汁を絞ります。
- 1の果肉とタコを一口大にカットしたら、キュウリは角切りにします。
- ボウルに3を入れてオリーブオイル、塩コショウ、ライム果汁を加えて混ぜて、冷蔵庫で30分ほど冷やします。
- 4のマリネをグレープフルーツのカップに入れたら、切込みを入れた左右の皮を持ち上げてライムの皮で結んだら、グレープフルーツとタコのマリネのレシピの完成となります。
トマトとグレープフルーツのサラダ
- トマト4個
- グレープフルーツ1個
- パセリ適量
- まず、トマトはヘタを切り、皮に十字の切込みを入れておきます。そのあと、湯剥きしていきましょう。
- グレープフルーツは半分にカットして、1つの方は中身をくりぬき、もう一つはボウルを絞っておきましょう。
- 1の皮をむいたトマトは6等分にカットしておきます。
- ボウルにトマト、グレープフルーツを入れて混ぜたらよく混ぜてトマトとグレープフルーツのサラダのレシピの完成となります。
グレープフルーツのさまざまな切り方
また、グレープフルーツは様々な切り方で楽しむことが出来ます。皮のむき方や、綺麗な飾り切りなど様々な切り方を紹介していきますので、切り方についても順番にこちらもチェックしてみて下さい。
皮付き半分切り
まずは皮付き半分切りの切り方から見ていきましょう。シンプルなカット方法の切り方になっていますので、簡単なカット方法の切り方で済ませたいという方にもおすすめするカット方法となっています。
まずは、グレープフルーツの皮をよく洗っておきましょう。ヘタを横に来るようにしてまな板の上に置いたら、真ん中から包丁で2等分にカットしていきます。表面にタネが出てくるかと思いますので、この種は食べる前につまようじやスプーンなどで取り除いておくと食べる時に食べやすくなります。
このままお皿に出して、そのまま食べても美味しいですし砂糖などを振りかけて、スプーンで楽しむという食べ方もおすすめの切り方となっています。
くし切り
グレープフルーツのカットの仕方で最も多くなっている切り方が、こちらのくし切りかと思います。すぐに皮から実をはがすことができるカットの仕方になっていますので、スプーンではなく素手でパクパクと楽しみたいという時にはこちらのくし切りという切り方がおすすめです。
まず、先ほどと同じようにヘタを横向きにしてまな板の上に置きましょう。真ん中に包丁を入れて半分にカットしたら、その半分にした果実を立てたまま、それぞれ3等分にしていきます。この切り方でカットすれば果実面が露出していますので食べやすくなります。
このくし切りにした果実は食べる時は、くし切りにした果実の皮の両端を持って、そらすようにして皮と果実が離れるようにして楽しむと食べやすいです。一つ一つの実が離れていきますので、スプーンやフォークが無くても食べやすい食べ方となります。
飾り切り
普段楽しむ際は普通の切り方で良いのですが、お客さんに出したいときなどは少しこだわった切り方の飾り切りに挑戦したいという方も多いかと思います。今回はグレープフルーツの皮を容器代わりにして楽しむことができる飾り切りの方法について紹介していきますので、是非こちらの切り方についてもチェックしてみて下さい。
一見難しそうにも見える切り方であるグレープフルーツの飾り切りなのですが、意外と難しくはないので順番にチェックしていきましょう。
まずは、グレープフルーツのヘタの部分、そしてお尻の部分を薄く切り落としておきます。この部分は、後程使用しますので捨ててしまわないようにしましょう。皮と果肉との間に、ナイフの刃を入れていきます。刃を入れたら、ゆっくりぐるっと1周していきます。
ナイフの刃が綺麗に1周出来たら、切れ目の部分に指を入れて、皮から実をはがしていきましょう。きれいに刃が入っていれば皮から実をはがすのも難しくはないかと思います。皮に穴が空いてしまっても大丈夫ですので、まずは実をはがしてしまいましょう。
実の部分は、食べやすいようにタネと薄皮とを取り除いておきます。続いて、先ほど切り落としたヘタとお尻の部分を活用します。皮の容器の底に蓋をすれば、穴が空いてしまってもわからないので蓋をするように置いておきましょう。
完成したグレープフルーツの容器の上に先ほど種と薄皮とを取り除いておいた実を飾りつけたら、グレープフルーツの飾り切りの完成となります。お客さんが来たときなどのちょっとしたおもてなしにも最適ですので、フォークなどを添えて出すと良いかと思います。
皮の剥き方
食べる時に皮が付いていると見た目も可愛いのですが、カットしている時に薄皮と皮を一気に取ってしまいたいという方も多いかと思います。そういった方におすすめの、皮を一気に包丁で剥いてしまう切り方も紹介します。
まず、飾り切りの時と同じように、ヘタとお尻の皮の部分を切り落としてしまいましょう。切り落としたら、上部の皮と実の部分の境目位に、斜めに包丁を入れていきます。包丁の刃を入れたら、あとはリンゴの皮をむくようにして、くるくると皮をむいていきましょう。この時、薄皮も一緒に剥けるようにしていきます。
皮をすべて剥き終わったら、薄皮の横に包丁を入れておくようにすると、果肉が綺麗に外れて食べやすくなります。
グレープフルーツの見分け方と保存方法
続いて、グレープフルーツの見分け方と保存方法についても紹介していきます。お店で選ぶ時に参考にしたいポイント、そして購入した後の保存方法についてチェックしておきましょう。
見分け方
美味しいグレープフルーツを見分けるには、形が良くて、外側にへこみなどが無い物を選ぶのがおすすめです。きれいな形のものを見つけたら、皮にツヤ、そしてハリがしっかりとあるかと確認しましょう。つやがあるものは新鮮な状態だという証になります。
また、持ってみたときにずしっと重みを感じるものは果実が詰まっているという事ですので、なるべく重みのあるものを選ぶようにした方が良いかと思います。また、皮にシミの様なものが付いているという場合も多いかと思います。
シミが付いているものはつい避けてしまいがちになるのですが、シミのように見えるのは実の状態にはそれほど影響していません。シミが付いているから新鮮ではないという事でもありませんので、上記で紹介したことを参考にして選んでみて下さい。
保存方法
続いては、上手な保存方法についても見ていきましょう。グレープフルーツは常温でも良いですし、冷蔵庫でも保存しておくこともできます。常温で保存しておきたいという場合には、湿気のない冷暗所に保存しておきましょう。
冷蔵庫で保存しておく場合には、ビニール袋などに入れて1週間から2週間ほど保存しておくことが可能となっているようです。袋に入れておかないとにおいが漏れてしまう恐れがありますので注意しましょう。
丸ごとの状態ではなく、カットした状態のものを保存しておきたいという場合には、ラップをかけて冷蔵庫に入れて保存しておきましょう。
グレープフルーツを知り尽くす!
今回の記事では、グレープフルーツの旬の時期や栄養価、カロリーや糖質量などをはじめとして、サラダなどの食べ方やカクテルなどでの楽しみ方、切り方などを紹介してきました。
グレープフルーツにはいくつかの種類のものがありますが、それぞれ味わいなども変わっており、旬の時期も異なったものになっているようです。グレープフルーツはそのまま食べても美味しいですし、様々な活用レシピ、カクテルレシピもそろっていますから是非チェックしてみて下さい。