ごぼうは腐るとどうなる?黒い輪ができてスカスカでも食べられる?

ごぼうは腐るとどのような状態になるのか?を詳しくまとめました。ごぼうの中がスカスカな時や断面に黒い輪ができていた時、腐ると食べられるのか?も解説します。黒い輪やスカスカのごぼうにならないための、正しい保存方法も参考にしてください。

ごぼうは腐るとどうなる?黒い輪ができてスカスカでも食べられる?のイメージ

目次

  1. 1ごぼうは腐るとどうなる?
  2. 2ごぼうの日持ちを調査!黒い輪があっても食べられる?
  3. 3新鮮なごぼうの選び方・見分け方
  4. 4ごぼうの適切な保存方法
  5. 5ごぼうは黒い輪ができても食べられるが保存に注意しよう!

ごぼうは腐るとどうなる?

ごぼうは料理に使うと、独特の香りが加わりコクが出る人気の食材です。そんなごぼうが腐るとどうなるのか?を詳しく解説します。腐っていることが明確に分かればよいのですが、中がスカスカになっていたり黒い線が入っていたりすると、食べられるのか判断しにくいでしょう。その点も掘り下げて調査したので、一緒に見ていきましょう。

ごぼうの日持ちを調査!黒い輪があっても食べられる?

ごぼうの状態ごとの日持ち

ごぼうは日持ちする野菜のイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?スーパーや小売店で販売されているごぼうは、泥が付いたままのものやすでに洗われているもの、カットされているものの、いずれかになっています。ごぼうの状態によって日持ち期間も変わるので、それぞれ詳しく紹介していきましょう。

土付きごぼうの日持ち

土付きごぼうの日持ち期間は、冷暗所での常温保存で2~3週間、冷蔵保存で1ヶ月ほどになります。すぐに使い切る予定がなければ、土付きのものが一番長く日持ちするのでおすすめです。その都度使う分だけカットして洗うと、上手に使い切ることができるでしょう。

水で洗ったごぼうの日持ち

水洗いして丸々1本の状態で販売されている、ごぼうの日持ち期間は4~6日間ほどです。常温または冷蔵庫の野菜室で保存すると良いでしょう。夏場の気温が高い時期は、冷蔵保存の方が安心です。

切ったごぼうの日持ち

カットしたものや下処理をしたごぼうの日持ち期間は、3~4日程度です。カットした断面に、より多くの空気が触れているため、劣化も早くなります。カットしたごぼうは、なるべく早く食べ切った方が良いでしょう。日持ち期間は短いですが、カットしておくと時短で料理ができて便利なため、用途に合わせて上手に活用してください。

ごぼうが腐るとどうなる?食べられる状態とは?

日持ち期間はあくまでも目安なため、ごぼうの状態をチェックしてから食べることも大切です。腐っているかどうかは、見た目やにおい、触感などからも判断することができます。ここでは、ごぼうが腐ると変化する、いくつかの特徴を解説しましょう。

柔らかく曲がる

購入した時の感触に比べて、明らかに柔らかくぐにょっとしていたら、腐っているのでは?と疑って良いでしょう。またごぼうが完全に腐ると、滑りがでてベタついています。糸を引いていることもあるので、よくチェックしてください。

カビが生えている

ごぼうが腐ると表面に水分が出てくるため、カビが発生しやすい状態になります。特に白や青緑色、斑点模様のカビが生えている場合は、食べられない状態です。カビの部分を取り除いたら食べられそうな気がしますが、カビ菌が中まで繁殖していることを考慮して、食べない方が良いでしょう。

酸っぱいニオイがする

ごぼうが腐ると一番分かりやすい現象が臭いです。新鮮なごぼうは土のいい香りがしますが、腐ると鼻にツンとくるような酸っぱい臭いがします。袋や包を開けた途端に悪臭を放つので、すぐに異変に気付けるでしょう。酸っぱい臭いがしたら、迷わずに処分してください。

中がスカスカのごぼうは食べられる?

ごぼうを切った時に、断面の中央に空洞ができてスカスカになっていることがあります。しかし、これはごぼうが腐ることで、スカスカになったわけではありません。成長し過ぎたり、水分が抜けて乾燥してしまったことが原因で、スカスカになるようです。

断面に空洞ができたスカスカのごぼうは、食べても構いません。しかし、繊維が筋張っており、食感が悪く味落ちしているでしょう。断面が空洞になっている部分を切り落として、料理に使用してみてください。その際は、薄くスライスすると、食べやすくなるでしょう。

赤や茶色に変色している場合は?

赤や茶色に変色するのは腐ることとは関係なく、ごぼうに含まれているポリフェノールが酸化したためです。そのため、食べても全く身体に悪影響を及ぼすことはありません。むしろ、ポリフェノールは健康にとって良い効果が多くあるのです。

見た目は少し悪くなりますが、味も風味も劣らずに安心して食べられます。ちなみに、赤や茶色に変色するのを防ぐには、酢水につけると良いでしょう。

黒い輪ができている場合は?

断面を見ると、輪のような黒い線が入っていることがあります。この黒い輪も、ポリフェノールの酸化が原因で起こる現象です。そのため身体に悪影響はなく、食べても構いません。すでに中がスカスカで硬くなっている場合は、黒い輪の外側部分のみをそぎ切りなどにして、使う方法もおすすめです。

たまに黒い輪でなく、断面全体が黒い場合があります。この場合も風味や味落ちはしていますが、食べることが可能です。

新鮮なごぼうの選び方・見分け方

ごぼうが早く腐るのは購入した時点で、すでに古かったり状態が悪かったことが原因かもしれません。なるべく長く日持ちさせるには、状態が良い新鮮なごぼうを選ぶ必要があります。そこで、いくつかの上手な選び方と見分け方のポイントを解説しましょう。

洗ったごぼうより土付きごぼうがベター

洗っているものやカットしているものより、土付きごぼうの方が日持ちがします。土が付いていることで、乾燥を防げてみずみずしさを保てると共に、風味も豊かです。ごぼうならではの土の香りを、楽しむことができます。

太すぎず細すぎないごぼう

ごぼうの種類にもよりますが、あまりにも大きすぎると、カットした時に中がスカスカの場合があります。できるだけ1本の太さが、均等なものを選びましょう。10円玉くらいの太さがベストだそうです。また、縦に亀裂が入っているものは、古くなっているので避けてください。

先端がしおれておらず柔らかくないごぼう

新鮮なごぼうは程よく硬めでみずみずしいので、すでにふにゃふにゃになっている場合は、鮮度が落ちている証拠です。中もスカスカになっていたり、黒い線が入っているかもしれません。断面をチェックしてみて、しなびた感じより身が詰まったみずみずしさのあるものを選びましょう。

まっすぐで適度な長さのごぼう

全体がまっずぐに伸びているものが、美味しくて品質が良いごぼうといわれています。太さも均等ならば、さらに良いです。なるべく先端まで太めのものを選びましょう。

切り口に空洞のないごぼう

古くなるに連れて水分が抜けてくるため、ごぼうの中がスカスカになっていきます。スカスカになったごぼうは、味落ちして食感も良くありません。購入する時は断面をチェックして、空洞がないものや黒い内輪のないものを選んでください。

ひげ根が少ないごぼう

環境の良い土壌で育ったごぼうは、ひげ根が少ないといわれています。ひげ根が細くて少ないと、下処理の時も簡単です。新鮮で風味が豊かな証拠でもあるので、重要なチェックポイントになります。

ごぼうの適切な保存方法

ごぼうを正しく保存することで、より長く日持ちさせることができます。ごぼうの状態によって保存方法が違うので、それぞれ詳しく解説しましょう。

土付きごぼうの場合

土付きの場合は、湿度でごぼうが湿らないように新聞紙に包んで、根の細い部分を下にして冷暗所で保存するようにしてください。育った時と同じように立てた状態にすることで、より日持ちがするそうです。ちなみに冷暗所とは、直射日光を避けた気温14℃以下の場所をいいます。夏場は気温が上がるため、冷蔵保存をした方が良いでしょう。

ごぼうが長くて冷蔵庫に入らない場合は、半分または3等分にカットして新聞紙で包み、ポリ袋に入れてください。

冷蔵保存の方法

土付きの冷蔵保存については先述したとおりですが、洗いごぼうはどうするのかを解説します。ごぼうは乾燥に弱く、乾燥しすぎると劣化や腐るのが早いです。水で湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包み、ポリ袋などで密封状態にしてから、冷蔵庫に保存してください。

冷蔵庫で保存する場合も、立てた状態にすることが望ましいです。洗ったものは土付きに比べると腐るのも早いので、なるべく早めに食べ切りましょう。

冷凍保存の方法

腐ることを避けるには、冷凍保存が確実です。生のまま冷凍する場合と炒めてから冷凍する場合の方法を解説しましょう。生のままで冷凍する場合は水分を飛びにくくするため、大き目のぶつ切りくらいにカットするのが最適です。

アク抜きをしたごぼうの水気をしっかり切ってから、1回分の使用量に小分けにしてラップに包みます。さらにジップロックなどの密封袋に入れて、冷凍保存をしてください。水分が飛ぶのを避けるため、レンジ解凍をせずに凍った状態で好みのサイズにカットして、料理に使いましょう。

凍って切りにくい場合は、3~5分ほど常温で置いておくと切りやすいです。油で炒めて冷凍する場合は、食感の劣化を防ぐことができるメリットがあります。炒めたごぼうが冷めてから、密封袋に入れて冷凍してください。

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ごぼうは黒い輪ができても食べられるが保存に注意しよう!

ごぼうは腐るとどうなるのか?を詳しく解説しました。ごぼうは野菜の中では腐りにくい食材ですが、正しく保存するとさらに日持ちすることができます。また上手に保存することで、味の劣化も防げ美味しく食べれるでしょう。腐る前に冷凍保存をするのも一つの方法です。記事を参考に、できるだけ長く美味しいごぼうを堪能してください。

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