いちじくの正しい保存方法は?日持ちさせる方法と美味しい食べ方を解説!

いちじくを正しく保存して、できるだけ長く日持ちさせる方法をまとめました。併せて、新鮮で美味しいいちじくの選び方も解説します。いちじくを加工したジャムやコンポートなどの保存方法やアレンジレシピも必見です。

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目次

  1. 1いちじくの保存方法が知りたい!
  2. 2いちじくの保存方法
  3. 3いちじくを加工して保存する方法
  4. 4保存をしたいちじくの美味しい食べ方レシピ
  5. 5いちじくは適切な保存方法で早めに食べよう!

いちじくの保存方法が知りたい!

いちじくは夏から秋にかけて楽しめる人気の果物です。フルーティーな香りやプチプチとした食感が魅力で、生のままでも加工しても美味しく食べられます。しかし、いちじくはあまり日持ちがせずに、すぐに傷んでしまうのも特徴です。

そこで本記事では、いちじくの冷蔵保存や冷凍保存、加工した場合の正しい保存方法を詳しく解説します。保存方法によっては、季節を問わず1年間いちじくを楽しめるので、ぜひ参考にしてください。

いちじくの保存方法

美味しいいちじくの選び方

いちじくを選ぶ時は、形と色、実の張り具合をチェックします。形はふっくらとした丸みのあるものが良いです。また、表皮に張りがあり柔らかすぎず、傷などが付いていないかもチェックしましょう。実の全体が赤く色づき、先端部分に少し裂け目ができ始めているくらいが食べ頃です。

いちじくの実は収穫された時に、軸の部分から白い樹液を出す特徴があります。軸の部分にまだ白い樹液が残っており、それが乾燥せずにベタついていると、そのいちじくは新鮮だという証拠です。

いちじくは傷みが早い

いちじくは果物の中でも特に傷みやすく日持ちしません。完熟したいちじくはその日のうちに食べないと、すぐに味が落ちます。すぐに食べられない場合は、購入する時に熟れすぎていないものを選ぶ方が良いでしょう。いちじくの先端が裂けて中から赤い実が見えているものは、完熟しすぎています。

また、少しの傷が付いただけでそこから傷み出すので、取り扱いにも充分注意しましょう。涼しいから大丈夫だろうと常温で保存すると、1日で熟しすぎて苦味が出ることもあります。いちじくを日持ちさせるには、冷蔵または冷凍保存をするのが良いでしょう。

いちじくの保存方法:冷蔵保存

いちじくを日持ちさせたいなら、常温ではなく必ず冷蔵保存をしましょう。方法は傷み始めているいちじくを、あらかじめ取り除きます。表皮が水気で湿っていたら、優しく拭いておきましょう。いちじくを1個ずつラップで包んでバットに並べ、野菜室に保存します。この方法であれば、ラップがいちじくを守るクッションになり傷つきません。

いちじくを洗うのは、冷蔵庫に保存する前でなく食べる直前にしましょう。なぜなら、いちじくは手で少しでも押さえてしまうと、そこから傷んでいくからです。上記の方法で行えば、3~4日は日持ちします。

いちじくの保存方法:冷凍保存

冷蔵保存よりさらに日持ちするのが、冷凍保存です。まず、いちじくを洗い水気を取ってください。バッドにラップを敷いて、その上にいちじく同士がくっつかないように並べて冷凍します。完全に凍ったらジップロックなどにまとめて、再度冷凍庫で保存してください。また、いちじくをカットしてから、同じ要領で冷凍することも可能です。

冷凍いちじくを完全に解凍すると、びちゃっとした食感になります。そのため、シャーベットのような半解凍状態で食べるのがおすすめです。また、お菓子の材料などに冷凍のまま使用することもできます。冷凍保存での日持ち期間は1~2ヶ月です。

いちじくを加工して保存する方法

いちじくの保存方法:乾燥

いちじくを乾燥させて水分を飛ばしドライフルーツにすると、日持ちが長くなります。乾燥させる方法は、いちじくの軸の部分を切り落とし、縦に4等分カットしてください。吊るし用の防虫ネットの中に、皮を下に向けた状態でいちじくを入れます。4~5日間天日干しにすると完成です。

干している間に雨などの水分に当たると、カビが生えてしまうので注意しましょう。乾燥したいちじくは甘みが凝縮されて、とても美味しくなります。天日干しが不可能な環境の場合は、オーブンでもOKです。方法は120℃のオーブンで1時間半かけてゆっくり低温加熱し、裏返してさらに20分ほど加熱します。冷めたらドライフルーツの完成です。

いちじくの保存方法:コンポート

水と砂糖で作ったシロップで、果実を煮たものをコンポートといいます。お茶のお供としてそのまま食べたり、お菓子作りの材料に活用しても良いでしょう。コンポートはジャムに比べると使用する砂糖の量が少ないため、長期保存はできず冷蔵で約2~3週間、冷凍で約1ヶ月です。コンポートを入れる容器は、しっかりと煮沸消毒をしておきましょう。

いちじくの保存方法:甘露煮

甘露煮は砂糖だけでなく、醤油や味りんなどを使って甘辛く煮詰めた料理で、飴煮ともいわれています。素材の味を活かした甘さで煮ることができる調理法です。熟れていない状態の、少し硬めのいちじくを使用すると、美味しく仕上がります。

日持ち期間は、冷蔵で1~2週間または冷凍で約6ヶ月間です。半解凍で冷たいまま食べたり、レンジで加熱して食べるのも良いでしょう。

いちじくの保存方法:ジャム

いちじくを加工した料理の中で、一番長く日持ちするのがジャムです。ジャムを調理する時の道具や保存する瓶をしっかり消毒しておくと、6ヶ月~1年は日持ちするでしょう。砂糖の量が多ければ多いほど、日持ち期間が長くなります。長期保存をしたい場合は、少なくとも果実の重さに対して40%以上の砂糖を、使用するようにしてください。

保存をしたいちじくの美味しい食べ方レシピ

いちじくのコンポート

【材料】5人分

  • イチジク:5個
  • 白ワイン:100cc
  • 砂糖:70g
  • レモン汁:20cc
  • 水:300cc
  • ミント:適量

【作り方】
  1. イチジクをよく洗い熱湯で2~3分茹でたら、冷水に上げます。
  2. 1の皮を剥きます。
  3. 小鍋に白ワイン、水、レモン汁、砂糖、2を入れます。
  4. 3を中火にかけて10分煮たら、上下を返してさらに10分煮込みます。
  5. イチジクを一旦取り出して、煮汁が半分になるくらいまで煮詰めます。
  6. 5の鍋にイチジクを戻します。
  7. 粗熱が取れたら、冷蔵庫で一晩寝かして完成です。

柔らかな食感と口いっぱいに広がる香りが魅力のコンポートです。お好みでミントを添えると、彩り良く盛り付けられます。アスクリームやヨーグルトと一緒に食べても美味しいでしょう。いちじく本来の風味が味わえるおすすめのレシピです。

いちじくジャム

【材料】作りやすい量

  • イチジク:600g
  • 三温糖:560g
  • レモン汁:1個分

【作り方】
  1. イチジクは皮を剥いて、適当な大きさに切ります。
  2. 鍋に1、三温糖を入れて、30分ほど置いておきます。
  3. 2から水分が出てきたら、レモン汁を加え中火にかけます。
  4. 浮かんでくる灰汁を取ながら、じっくり煮詰めます。
  5. 灰汁が出なくなり、好みのとろみ具合になったら完成です。

使用する砂糖の種類によって、仕上がりの味わいが変わってきます。レシピはコクがあってまろやかな三温糖を使っていますが、自宅にある砂糖を使っても良いでしょう。ヨーグルトに混ぜたり、トーストしたパンに塗ったりして食べると、とても美味しいです。いちじくジャムは乳製品とも相性が良いので、ざまざまな組み合わせで楽しんでください。

いちじくの甘露煮

【材料】

  • イチジク:50g
  • ざら目:80g
  • ハチミツ:大さじ3

【作り方】
  1. イチジクはヘタを切り落とし、水で洗って水気をとります。
  2. 鍋に1、ざら目、ハチミツを入れます。
  3. 焦げつかないように気を付けながら、弱火で煮込みます。
  4. アクを取ながらコトコト煮込みます。
  5. イチジクがあめ色になったら完成です。

はちみつを加えることで、さらにコクとまろやかさのある味わいに仕上げました。ヘタの部分はコリッとした食感で美味しいので、ヘタは浅く切り取るのがおすすめです。煮込む時は焦げ付きやすいため、時々鍋をゆらしてください。いちじくがあまり甘くなかった時や大量に入手した時などに、作ってみるのも良いでしょう。

いちじくと生ハムのサラダ

いちじくと相性の良い、生ハムとブルーチーズを組み合わせたサラダです。ブルーチーズが苦手な方は、クリームチーズでもよく合います。お好みのドレッシングを使用して構いませんが、野菜の量に合わせてドレッシングの量を加減してください。華やかで見栄えの良い盛り付けにして、おもてなしのサラダにするのもおすすめです。

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いちじくマフィンといちじくパウンドケーキ

いちじくをふんだんに使っているので、外側はカリッと中はとろっとした食感に仕上がります。マフィン型またはパウンドケーキ型の、お好きな方に生地を入れて焼いてください。生地を型に流し込んだ後、軽く上から2~3回トントンと落として空気を抜くと、きれいに焼き上がります。

いちじくマフィン&いちじくパウンドケーキ by もりひ1106 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが340万品

いちじくは適切な保存方法で早めに食べよう!

いちじくの正しい保存方法について、詳しく解説しました。常温で置いておくと日持ちしないいちじくは、必ず冷蔵または冷凍保存をしましょう。また、上手に加工すれば長期間で楽しめます。生で食べる場合はできるだけ早く食べるようにして、食べ切れない分は好みの加工法でいちじくを堪能するのもおすすめです。

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