いちじくの栄養と効果効能を紹介!美容・健康に効果的な食べ方も!

遠い昔から「不老不死の果実」とも言われ、愛されている果物・いちじく。実は栄養たっぷりで、美容や健康にメリットがたくさんある事を知っていますか?今回はいちじくの栄養や効果・効能、生で食べられる美味しい旬の時期や効能を活かすおすすめの食べ方などを紹介します。ドライフルーツにしても美味しいいちじくは特に女性にうれしい効果がたくさんあります。ぜひ、毎日の健康維持、美容のためにいちじくを取り入れてください!

いちじくの栄養と効果効能を紹介!美容・健康に効果的な食べ方も!のイメージ

目次

  1. 1いちじくの栄養と健康にいい効果・効能
  2. 2いちじくの栄養と美容にいい効果・効能
  3. 3いちじくの旬の時期や選び方
  4. 4いちじくの効果的な食べ方と注意点
  5. 5いちじくの栄養が摂れるおすすめの食べ方
  6. 6いちじくは効果・効能や栄養価が高い!

いちじくの栄養と健康にいい効果・効能

夏・秋が旬のいちじくは、とても栄養価の高いフルーツです。神話などにも登場するいちじくは昔から「不老不死の果実」と言われるほど昔から愛されています。今回はいちじくの知って得する栄養の話、食べることによって得られる効果・効能、女性におすすめの美容にもいい話をお届けします。

いちじくのペクチンにはコレステロールの上昇を抑える働きが

まずいちじくの健康にいい効能として「コレステロールの上昇を抑える働き」があります。これは、いちじくに含まれる栄養・水溶性食物繊維のペクチンの働きによるものです。ペクチン血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。その結果、脂質の吸収なども防ぎコレステロールの上昇を抑える効能が期待されます。

生活習慣病の予防に役立つだけでなく、ペクチンは腸内環境も整えてくれます。便秘を予防して肌もきれいにしてくれるので美容効果も抜群です。女性の強い味方になります。さらにいちじくにはアミラーゼやリパーゼという消化酵素も含まれているので、ペクチンの効果と共に脂質・糖質の吸収を抑えてくれます。

男性にもいちじくをおすすめしたい要素があります。いちじくの乳白色の樹液にはフィシンという栄養が含まれています。これはたんぱく質の分解を促し、消化を促進してくれる効能があります。二日酔いの予防にも効果的なので飲み会で食べ過ぎ飲み過ぎの後はデザートにいちじくがおすすめです。

カリウムはむくみや高血圧予防に効果的

いちじくの栄養素・カリウムは血圧の上昇を抑える効果があります。これは、ミネラルの一種であるカリウムが体内の余分な塩分を体外に排出してくれる役割があるからです。そのため、高血圧の予防にも効果が期待されます。また、余分な水分も排出してくれるのでむくみ解消の効能もあります。

いちじくにはカルシウムや鉄分もバランスよく含まれている

いちじくにはカルシウムや鉄分などの栄養素も豊富です。ほかの果実と比べると、カルシウムはメロンの3倍もあります。カルシウムは骨を丈夫にしてくれたり、身体を作る大切な材料になる栄養です。成長期のお子様にはもちろん、大人の方も骨粗しょう症の予防にも効果的です。また鉄分は鉄欠乏性貧血の予防にも効能を発揮します。

他にも身体に必要なミネラルであるマグネシウムや亜鉛なども含まれています。また、疲労回復に効果的なクエン酸や加糖・ブドウ糖、美容にもいいビタミンB群などもいちじくの主な栄養素です。いちじくを食べることで沢山の栄養素が摂れるバランスのいい果物で健康面でのメリットが盛りだくさんです。

いちじくの栄養と美容にいい効果・効能

いちじくの主な栄養と健康に役立つ効果・効能を紹介してきましたが、健康効果以外に実際にいちじくを食べることでどのようなメリットがあるのでしょうか?実はいちじくは美容にもとてもメリットがある果物です。一体どんな美容にうれしい効果・効能があるのか紹介していきます。

いちじくにはアンチエイジング効果が抜群

いちじくにはアントシアニンという栄養が含まれています。これはブドウに含まれるポリフェノールの一種です。いちじくの皮や果肉の赤い部分に含まれています。アントシアニンは抗酸化作用があり、活性酵素を抑制してくれる効果があります。その結果、生活習慣病の予防や肌の老化防止にも効能を発揮します。

また、ザクロエラグ酸というメラニン色素を抑える効果がある栄養素も含まれているので、しわやシミ防止・美肌効果があり、アンチエイジングに効能が期待されます。さらに先ほど紹介したペクチンやカリウムなどの栄養素も美容やアンチエイジングにうれしいメリットが盛りだくさんです。

女性のホルモンバランスを整える働きも

生理不順などに悩んでいる女性にも、いちじくをおすすめします。いちじくの種子に豊富に含まれている植物性エストロゲンという栄養素がホルモンバランスを整えてくれる効能があります。また、鉄分も豊富なので女性に多い鉄欠乏性貧血の予防にもメリットがあります。

また、いちじくは妊娠を望む女性にもメリットが盛りだくさんです。ホルモンバランスが整うことによって排卵機能が正常化し、妊娠に必要な鉄分やビタミン・ミネラルも補うことが出来るので、妊活中の女性も妊娠中の女性も積極的に摂ってほしい果物です。

いちじくの旬の時期や選び方

美容効果や女性のホルモンバランスのメリットなどを紹介してきましたが、いちじくを食べてくても旬の時期以外はなかなか店頭で目にする機会がありません。ここからはいちじくの旬美味しいいちじくの選び方も紹介していきます。

いちじくの旬の時期

いちじくの旬の時期は6月から10月にかけての時期です。意外と旬の時期が長い果物ですが、出回る時期によっていちじくのタイプが異なります。6月7月が旬のいちじくは「夏果」といわれるタイプで、実が比較的大きい物が多いです。ですが、やや傷みやすいというデメリットもあります。

旬の後半である8月以降が旬のいちじくは「秋果」といわれるタイプです。前半の旬の夏果に比べるとやや小ぶりないちじくですが、夏果より傷みにくいので店頭に出回りやすいというメリットがあります。

いちじくは「葉一枚に対して果実が一個出来る」といわれるほど実つきがいい果物です。一本の枝に次々と時間差で完熟していくので、旬が長いメリットがあります。しかも手入れが簡単で短期間で実をつけるので家庭菜園にも最適です。興味がある方はぜひ自分で育てたいちじくも楽しんでみてください。

美味しいいちじくの見分け方

実際店頭に並んでいるいちじくはどのようなものが美味しいのでしょうか?美味しいいちじくを見分けるコツを紹介します。まずは先ほど紹介した二つのいちじくの旬・夏果と秋果ではどちらが美味しいのかは夏果のほうがよく熟していて大ぶりで美味しいです。ですが、店頭に出回りにくいというデメリットもあります。

どの旬の時期にもまずは大きさを見てください。まんまるふっくらしたのもが美味しいいちじくです。ふっくらしたものは皮に張りがあります。さらに色といちじくのおへそも判断基準の一つです。全体が赤くておへその部分が開いているものは完熟していて食べ頃のしるしです。

たんぱく質の分解を促してくれる効能のフィチンが含まれるいちじくの樹液は、触るとかゆくなるので苦手という方も多いです。ですが、樹液がまだ残っているものは新鮮な証拠です。ヘタの部分が乾燥していない物を選ぶようにしてください。新鮮なものは実を切ると軸の部分から白い樹液が出てきます。

Thumbいちじくの旬の時期はいつ?栄養・効能から味の特徴・見分け方まで! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

いちじくの効果的な食べ方と注意点

いちじくのいろいろな効果・効能を紹介してきました。では実際にいちじくを食べる時に役立つ情報を紹介します。生のいちじくも美味しいですが、いちじくのドライフルーツも人気です。生トドライフルーツではどのように効果・効能が違うのでしょうか?その他にもいちじくを食べるときに注意したいポイントやメリットをお届けします。

生とドライフルーツの違いは?

いちじくは生の果実の他にもドライフルーツとしても人気です。ドライフルーツのいちじくには、生のいちじくには含まれていない乳酸菌やたんぱく質が含まれています。もちろんいちじくに含まれる栄養素はそのままなので、生のいちじくのメリットにドライフルーツのメリットもプラスされます。

さらにドライフルーツはいちじくの旬の時期に関係なく店頭に出回っています。健康や美容効果を毎日摂って実感したい方などはいちじくの旬の時期以外の栄養補給にもおすすめです。ワインなどのお酒のおつまみにもおすすめです。

いちじくとの相乗効果が期待できる食材

いちじくと一緒に摂るとメリットがある食材の代表はヨーグルトです。いちじくの整腸効果にプラスされてヨーグルトの乳酸菌が腸内環境を整えてくれるので、便秘に悩む方にはとてもおすすめです。市販のヨーグルトではいちじくがミックスされたものも販売されているので、そういった商品を利用するのもいいです。

また、はちみつなども合わせると喉を乾燥から守ってくれる効果もあります。さらに種類によっては免疫力も高めてくれるので、健康維持に効果・効能が発揮されます。合わせるいちじくは生のものでもドライフルーツのものでもどちらもおすすめです。ドライフルーツの場合は、刻んで入れると食べやすくなります。

いちじくを食べるタイミング

いちじくの健康・美容効果を最大限に吸収できるタイミングは食前や空腹時です。一番体が栄養を欲しているタイミングで取り入れてあげると必要な栄養素が吸収されやすくなります。その中でも一番のおすすめが朝食時です。起きたばかりのタイミングは血糖値も下がっているので程よい血糖値の上昇を促してくれます。

また、運動後の栄養補給にもおすすめです。ドライフルーツなどをトレーニングの合間に補給するのもおすすめです。ですが、ダイエット中や血糖値の上昇を気を付けなければいけない病気の治療中の方は、食べる量やタイミングなどは気を付けるようにしてください。

いちじくは食べすぎに注意

たくさん効能があるいちじくなので、たくさん食べたくなるのですが、食べ過ぎには要注意です。いちじくが食物繊維が豊富な果物です。便秘の改善には最適なのですが、食べ過ぎると効きすぎてしまい、下痢の原因にもなります。

また、いちじくはアクが強い果物です。胃腸が強くない方は食べ過ぎるとお腹を壊してしまう可能性があります。特にまだ完熟していないいちじくを食べるといちじくの樹液などで腹痛の原因になりやすいです。体調に合わせて適量を食べるようにしてください。

Thumbドライいちじくの効果/効能とは?トルコ産とイラン産の違いも紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

いちじくの栄養が摂れるおすすめの食べ方

いちじくを生で食べるのもおすすめなのですが、いちじくの栄養を余すところなく食べることが出来るおすすめの食べ方を紹介します。お家で簡単に作ることが出来るものばかりです。ぜひいちじくの旬の時期に試してみてください。

皮ごと食べられるレンジで簡単レシピ「いちじくのコンポート」

いちじくは皮にもアントシアニンが含まれていて、女性にはうれしい効果がたくさんあります。なので皮ごと食べられるいちじくのコンポートのレシピを紹介します。レンジを使うので簡単に作ることが出来ます。材料の紹介です。

  • いちじく3個
  • 水200cc※
  • 赤ワイン100cc※
  • グラニュー糖60g~100g※
  • レモン果汁大さじ1弱※
  • レモン輪切り1枚※
  • バニラエッセンスお好みで
  • ブランデーお好みで

下準備で※の調味料をいちじくを入れる耐熱容器に合わせておきます。バニラエッセンスとブランデーは風味つけでお好みで入れてください。グラニュー糖の量は、お好みで甘さを調節してください。作り方を紹介していきます。

  1. ※の耐熱容器をラップなしで30秒ほどレンジで加熱します。
  2. そこにいちじくを入れてふわっとラップをかけて5分レンジで加熱します。
  3. レンジから取り出していちじくを裏返し、ふわっとラップしてレンジで3分加熱します。
  4. レンジから取り出し、ラップをピタッと張り替えて粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やして出来上がりです。

お好みで、ホイップクリームを盛り付けるのもおしゃれです。残った煮汁をゼラチンで固めてゼリーにするとさらにいちじくの栄養を有効利用できるのでおすすめです。

パーティーメニューにも「いちじくとベーコンのサラダ」

いちじくはたんぱく質の分解・消化を促進してくれるフィシンという栄養素も含まれています。ベーコンなどの脂質が多い食材と合わせるとその効果を発揮します。そこでおすすめなのは、いちじくとベーコンのサラダです。見た目も綺麗でパーティーメニューにもおすすめです。二人分の材料の紹介です。

  • ベーコン3枚
  • いちじく3個
  • リーフレタス1/2個
  • ルッコラ1袋
  • プチトマト5~6個
  • サラダ油小さじ1
  • ポン酢しょうゆ大さじ3
  • スイートチリソース大さじ3
  • バターピーナッツ大さじ2

下準備でピーナッツを荒く刻んでおきます。いちじくは4~6等分に切って皮をむいておきます。ベーコンは幅3cmに切ります。作り方の紹介です。

  1. リーフレタスとルッコラをちぎって氷水にさらして水気を切ります。
  2. バターピーナッツ・ポン酢しょうゆ・チリソースを合わせてソースを作ります。
  3. フライパンにサラダ油をひいて中火でベーコンをこんがりするまで炒めます。
  4. 器に葉野菜・プチトマト・いちじくを盛り付けて、その上にベーコンをちらし、ソースをかけて出来上がりです。

見た目も美しくて女子会のおつまみにも最適です。いちじくは二日酔いの防止などにも効果があるので、飲みすぎてしまいそうなホームパーティーにぜひ活用してほしいレシピです。

いちじくは効果・効能や栄養価が高い!

いちじくはうれしい効果・効能がたくさんある栄養価が高い果物です。女性にうれしい効果はもちろん、健康や体形に気を使う男性の方にもぜひ定期的に取り入れることをおすすめします。美味しく美容・健康にいい一石二鳥のいちじくを美味しく楽しんでください!

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