馬鈴薯とじゃがいもの違いとは?品種を調査!人気レシピも紹介

馬鈴薯とじゃがいもには違いがあるのか?馬鈴薯にはどのような品種があるのか?について徹底調査しました。馬鈴薯の由来や上手な選び方なども、詳しく解説しましょう。馬鈴薯の美味しさを活かした、絶品レシピも厳選して紹介します。

馬鈴薯とじゃがいもの違いとは?品種を調査!人気レシピも紹介のイメージ

目次

  1. 1馬鈴薯について詳しく紹介!
  2. 2馬鈴薯の詳細
  3. 3馬鈴薯の品種
  4. 4馬鈴薯を使用した絶品レシピ
  5. 5馬鈴薯は身近な食材で毎日の料理に活用できる!

馬鈴薯について詳しく紹介!

馬鈴薯という表記をスーパーや小売店などでよく見かけますが、馬鈴薯とじゃがいもに違いはあるのか?ふと疑問に思ったことがある人もいるでしょう。本記事では馬鈴薯とじゃがいもの違いについて解説すると共に、豊富にある馬鈴薯の品種も紹介していきます。馬鈴薯のおすすめレシピも、ぜひ参考にしてみてください。

馬鈴薯の詳細

馬鈴薯はじゃがいもの別名

馬鈴薯はよく耳にする言葉ですが、じゃがいもと違いはあるのでしょうか?結論からいうと、違いはありません。馬鈴薯とじゃがいもは全く同じもので、読み方や呼び方に違いがあるだけです。馬鈴薯は(ばれいしょ)と読みますが、じゃがいもを漢字に変換すると馬鈴薯となるそうです。

一般的にはじゃがいもと呼ばれることが多いですが、行政や生産分野では馬鈴薯と呼ばれる傾向にあります。ちなみに農林水産省では、馬鈴薯と呼ばれているそうです。

馬鈴薯の名前の由来

馬鈴薯はじゃがいもの中国名といわれています。また、馬の首に付ける鈴に似ていることから、馬鈴薯と名付けられたそうです。ちなみに、じゃがいもは江戸時代にジャカルタからやってきたイモということから、じゃがいもと呼ばれるようになったといわれています。

1808年に学者の小野蘭山が、「馬鈴薯がじゃがいもである」と解説してから、じゃがいものことを馬鈴薯と呼ぶようになったそうです。

馬鈴薯の旬

馬鈴薯は土壌を特に選ばない上、保存が効くため通年出荷されています。馬鈴薯が美味しい旬の時期は、新じゃがが出回る春の3月から初夏の6月頃です。新じゃがは貯蔵されずにそのまま出荷されるので、皮が薄くみずみずしいのが特徴になります。旬の時期は皮ごと食べられる、新じゃがバターやハッセルバックポテトなどの料理がおすすめです。

馬鈴薯の産地

馬鈴薯は全国で栽培されていますが、収穫量が圧倒的に多いのは北海道です。北海道は全国の馬鈴薯収穫量の約80%を占めています。年に2回収穫期がある長崎や鹿児島も、収穫量が多い地域です。

馬鈴薯の品種

男爵いも

男爵いもの形は丸みがあり、少しゴツゴツしているのが特徴です。果肉は白っぽく粉質で、デンプン価は14~16%程あります。加熱するとホクホクした食感になるため、ジャガバターやベイクドポテト、コロッケなどの料理に適しています。男爵いもは煮崩れしやすいので、煮込み料理に使う時は要注意です。

メークイン

メークインはやや下膨れで、長楕円の形をしています。表皮はすべすべしており、皮を剥きやすい品種です。果肉は男爵よりも粘質があり、舌触りが滑らかで、ほんのりとした甘味があります。煮崩れしにくい性質のため、煮物料理に適しています。グラタンなどの具材にするのも、メークインの滑らかな食感を活かせて、美味しいでしょう。

キタアカリ

キタアカリの皮の色や形は、男爵とよく似ておりゴツゴツした感じです。果肉は男爵よりも黄色っぽく、果肉は粉質で加熱するとホクホクした食感が味わえます。また、男爵よりも甘味が強いのも特徴です。

キタアカリは色や甘さなどから、クリじゃがいもとも呼ばれています。シンプルにジャガバターにしたり、粉ふきイモやポテトサラダにするのもおすすめです。

シャドークイーン

シャドークイーンは紫色の馬鈴薯です。外見は黒っぽい濃い紫色をしており、中は鮮やかな濃い紫色の果肉になっています。シャドークイーンは加熱しても、果肉の紫色がしっかりと残ります。そのため、紫色のポテトチップスや薄紫色のポタージュなど、色を活かす料理やお菓子に使うのもおすすめです。

その他

馬鈴薯には実に多くの品種があります。ねっとりとした食感で濃い黄色をしているインカのめざめや、フレンチフライ用に最適なホッカイコガネ、表皮が赤く肉質は粘質のレッドムーンなども人気です。

美味しい馬鈴薯の選び方

馬鈴薯を選ぶ時の一番のポイントは、どんな料理に使用するかということです。料理によってホクホク感のある男爵系か、滑らかでねっとりした食感のメークイン系かを選びます。

馬鈴薯はしっかりと固いものを選び、しんなりした感触のものは避けましょう。また、芽が出始めていないかも、確認してください。皮が緑がかっているものは、皮の部分に有毒成分が作り始められているので、注意が必要です。

馬鈴薯を使用した絶品レシピ

玉ねぎとじゃがいものポテトサラダ

【材料】2~3人分

  • 馬鈴薯:2個
  • 玉ねぎ:1/2個
  • きゅうり:1/3本
  • ハム:2枚
  • ゆで卵:2個
(A)
  • 酢:小さじ2
  • マヨネーズ:大さじ4
  • からし:小さじ1
  • 塩:小さじ1/3
  • コショウ:少々

【作り方】
  1. ハムは短冊切り、ゆで卵はくし切りにしてさらに2等分します。
  2. きゅうりは小口切りにし、塩を振って5分置き、キッチンペーパーで水気を取ります。
  3. 玉ねぎは繊維を断ち切るように、薄くスライスします。
  4. 3を600Wのレンジで1分ほど加熱し、粗熱を取ります。
  5. 馬鈴薯は1個ずつラップに包み、600Wのレンジで4〜5分加熱します。
  6. まだ固い場合は、裏返してもう1〜2分加熱してください。
  7. 馬鈴薯をマッシャーで潰し、4、きゅうり、ハム、ゆで卵、酢を加えます。
  8. さらにマヨネーズ、からしを加えてざっくりと混ぜ合わせます。
  9. 仕上げに塩コショウで味を整えたら完成です。

馬鈴薯のホクホクとした食感が美味しい、ポテトサラダの人気レシピです。味付けにからしを加えることで、野菜の甘みがさらに引き立ちます。玉ねぎは繊維を断つようにカットすると、辛味が和らぐでしょう。

馬鈴薯の品種によって、ポテトサラダの食感が違います。ホクホクした食感が好みなら男爵、ねっとり滑らかな食感ならメークインがおすすめです。

プロ直伝の牛肉コロッケ

【材料】

  • 馬鈴薯:500g
  • 水:1.2ℓ(茹で用)
  • 塩:15g(茹で用)
  • ローリエ:1枚
  • 牛ひき肉:200g
  • 玉ねぎ:1/2個
  • バター:15g
  • 塩:5g
  • 砂糖:5~8g(玉ねぎの甘さで調整してください)
  • ナツメグ:少量
  • 小麦粉、卵、パン粉、揚げ油:適量

【作り方】
  1. 馬鈴薯は水洗いして鍋に入れます。
  2. 1に水と塩、ローリエの葉を入れて、弱火で50分くらい火を入れます。
  3. フライパンにバターと水を少量入れて、みじん切の玉ねぎを炒めます。
  4. 水分が飛んだら、牛ひき肉と塩を入れて炒めます。
  5. 炒め途中で出た牛脂は捨てましょう。
  6. 4に砂糖とナツメグを入れてさらに炒め、バットに取り出します。
  7. 茹でた馬鈴薯は熱いうちに皮を剥いて、ボウルに入れてざっくり潰します。
  8. 6と7を混ぜ合わせ、味をよく馴染ませます。
  9. およそ8等分にして小判型に丸め、冷蔵庫で30分寝かせます。
  10. 卵1個に対して水を大さじ1入れて、よく溶いておきます。
  11. 9に小麦粉、卵、パン粉の順でつけていきます。
  12. 160℃の油に11を入れたら、1分ほど強火にします。
  13. 火加減を戻し、7〜8分できれいな焼き色がつけば、油を切って完成です。

牛肉の旨みが詰まった馬鈴薯のコロッケです。馬鈴薯の種類は、コロッケをホクホクさせたい場合は男爵、 あっさり仕上げたい場合はメークインを使ってください。 動画の馬鈴薯は、キタアカリという品種です。

馬鈴薯はデンプン質にゆっくり火が入ることで、甘みが出やすくなります。よって、コトコトゆっくり茹でることが美味しく仕上げるポイントです。

ポテトチップス

馬鈴薯そのものの味を楽しめるポテトチップスです。スライサーで薄く切って、油で揚げるだけで簡単にできます。お好みでコンソメや青のりをまぶしても美味しいです。馬鈴薯に焼き色がついてくると、すぐにこんがりしてくるので、焦げる前に取り出しましょう。

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ミルクポテトグラタン

生クリームを使わずに牛乳とにんにくで簡単に美味しく仕上げた、ミルクポテトグラタンです。馬鈴薯はスライスしたら水にさらさず、変色しないうちに手早く調理しましょう。メインにも付け合わせにもなる、おすすめのレシピです。

ほくほくとろ〜り♪ミルクポテトグラタン by Nanki 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが339万品

ベーコンとコーンのジャーマンポテト

ベーコンの旨みとカリッとした食感が、馬鈴薯のホクホク感とよく合うジャーマンポテトです。具材の香ばしいバターコーンが、さらに美味しさを引き立てています。子供から大人まで喜ばれそうな、おすすめレシピです。

ベーコンとコーンのジャーマンポテト by ピーさんの゚ー゚゚ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが338万品

じゃがいものガレット

千切りにした馬鈴薯と小麦粉、塩コショウを混ぜ合わせただけで、簡単にガレットを作ることができます。具材はベーコンとチーズで、シンプルに仕上げています。お好みでケチャップやマスタードをつけて、食べても美味しいでしょう。おやつやビールのおつまみにも、おすすめのガレットです。

じゃがいものガレット by さくさく農園 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが338万品

馬鈴薯は身近な食材で毎日の料理に活用できる!

馬鈴薯とじゃがいもは、読み方あるいは呼び方の違いだけで、中身は全く同じものです。馬鈴薯には多くの品種があり、それぞれ食感や味わいが違います。料理にあった馬鈴薯の種類を選んで、上手に活用してください。

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