人気の肉料理シュニッツェルとは?トンカツとの違いとレシピを紹介

ヨーロッパで人気のシュニッツェルについて徹底解説!シュニッツェルの基本情報をはじめ、トンカツとの違いや簡単レシピなどを紹介します。定番の付け合わせや本場の食べ方にも触れているので、ぜひ参考にしてください。

人気の肉料理シュニッツェルとは?トンカツとの違いとレシピを紹介のイメージ

目次

  1. 1シュニッツェルはヨーロッパの定番料理
  2. 2シュニッツェルの簡単レシピ選
  3. 3シュニッツェルでヨーロッパの味を堪能しよう!

シュニッツェルはヨーロッパの定番料理

海外で人気の肉料理、シュニッツェルを知っているでしょうか?日本ではあまりなじみのないシュニッツェルですが、ヨーロッパでは定番料理のひとつとして親しまれています。本記事では、シュニッツェルとトンカツの違いや簡単レシピなどをまとめました。ぜひ自宅でシュニッツェルを手作りして、本場の雰囲気を堪能しましょう。

シュニッツェルとは?

シュニッツェルは仔牛肉をたたいて薄く伸ばし、小麦粉、卵、パン粉の順につけて揚げ焼きにした料理です。ヨーロッパを中心とした広い地域で食されており、イスラエルやトルコなどの西アジア圏でも人気があります。

シュニッツェルの歴史にはさまざまな説があり、そのひとつが北イタリアを起源として15~16世紀ごろにオーストリアに伝わったとされるものです。また、18世紀にオーストリアの軍人であるラデツキー将軍が北イタリアのミラノからレシピを持ち帰ったという説もあります。諸説あるものの、いまだ歴史を解明できる文献は見つかっていません。

ドイツでも人気のシュニッツェル

シュニッツェルといえば、ドイツ料理を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?ドイツではシュニッツェルが国民食となっており、豚肉で作るカツレツにさまざまなソースをかけて食べるのが一般的です。ドイツに行けばクラシックなレストランはもちろん、大衆食堂やファストフード店まで、どこでもシュニッツェルを注文することができます。

本家本元は「ウインナーシュニッツェル」

ドイツ料理として知られるシュニッツェルですが、もとはオーストリアのウィーンの格式ある料理です。オーストリアでは仔牛の肉を使うのが一般的で、ドイツでも仔牛を使ったものは「ウインナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)」としてメニューが区別されています。

豚肉で作る「ウィーン風シュニッツェル(Schnitzel Wiener Art)」は別料理となるので、注文する時は気をつけましょう。

シュニッツェルとトンカツの違いは?

シュニッツェルとトンカツの違いは、肉の厚さと加熱の仕方にあります。シュニッツェルは肉をハンマーでたたいで伸ばすのに対し、トンカツは厚めにカットしたものをそのまま使います。

また、シュニッツェルはやや多めのバターやラードで揚げ焼きにするのであって、トンカツのようにたっぷりの油で揚げることはありません。あっさりとして食べやすいので、日本人の口にもよく合います。

定番の付け合わせとジャム

自宅でシュニッツェルを手作りするなら、付け合わせにもこだわってみましょう。ドイツでポピュラーな付け合わせといえば、じゃがいも料理です。オーソドックスなものだとフライドポテトやポテトサラダ、茹でたじゃがいもなどがあります。お店によっては、ジャーマンポテトやクロケッテと呼ばれるコロッケがつくこともあります。

オーストリアのクラシックなレストランへ行くと、コケモモ(リンゴベリー)やラズベリー、ブルーベリーなどのジャムが添えられています。カツとジャムの組み合わせに驚くかもしれませんが、酸味のあるジャムが意外なほどマッチします。

シュニッツェルの簡単レシピ選

サクサク簡単シュニッツェル

【材料】

  • 豚ロース肉:2枚
  • アスパラガス:4本
  • パプリカ:1/4個
  • 卵:1個
  • パン粉:1カップ
  • 塩:小さじ1/4
  • 黒こしょう:少々
  • 小麦粉:適量
  • サラダ油:大さじ1
  • バター:10g
  • レモン(くし切り):2切れ

【作り方】
  1. アスパラは茎の部分の皮をむき、4cm幅に切ります。
  2. パプリカは1cm幅に切ります。
  3. パン粉は袋に入れて手で揉み、細かくします。
  4. 豚肉は筋に切れ目を入れ、包丁の背でたたきます。
  5. 4にラップをかぶせ、めん棒でたたいて5mmほどの厚さに伸ばします。
  6. 塩、黒こしょうを振り、小麦粉、卵、パン粉の順に衣付けします。
  7. フライパンにサラダ油、バターを熱し、6を並べ入れて中火で焼きます。
  8. 焼き色がついたら裏返し、1、2を加えてさらに焼きます。
  9. 皿に盛り付け、レモンを添えたらシュニッツェルの完成です。

サクサクの衣が美味しいシュニッツェルの作り方です。パン粉を細かく砕くと、肉に衣がつきやすくなって焼いている時にはがれません。肉はしっかりたたいて薄く伸ばし、柔らかく仕上げましょう。本場のウインナーシュニッツェルのように、レモンを絞って味わってみてください。

きのこソースのチキンシュニッツェル

【材料】

  • 鶏胸肉:1枚
  • 小麦粉:適量
  • 溶き卵:1個分
  • パン粉:適量
  • バター(有塩):50g
  • オリーブオイル:大さじ1と1/2
  • ホワイトマッシュルーム(5mm幅):100g
  • バター(有塩):15g
  • 小麦粉:大さじ1/2
  • Aコンソメ:小さじ1
  • A水:130cc
  • 生クリーム:大さじ1と1/2
  • ブルーチーズ:10g

【作り方】
  1. 鶏肉は6等分にそぎ切りにし、小麦粉、卵、パン粉の順に衣付けします。
  2. フライパンにバターとオリーブオイルを熱し、1を並べて中火で焼きます。
  3. 両面に焼き色をつけ、肉に火が通ったら取り出します。
  4. 鍋にバターを入れて中火で熱し、マッシュルームをしんなりするまで炒めます。
  5. 小麦粉を振り入れ、粉気がなくなるまで炒めます。
  6. Aの材料を少しずつ加え、その都度混ぜ合わせます。
  7. ひと煮立ちしたら生クリームを入れ、ブルーチーズを加えて溶かします。
  8. 皿に3を盛り付け、7のソースをかけたらシュニッツェルの完成です。

鶏むね肉で作るシュニッツェルはいかがでしょうか?きのことブルーチーズのソースで味わう人気の一皿です。鶏肉はオリーブオイルとバターで焼き、風味豊かに仕上げましょう。淡白なチキンとクセのあるソースが抜群に合います。

オージー・ビーフのシュニッツェル

【材料】

  • オージー・ビーフ(もも肉):50g
  • 塩こしょう:適量
  • パプリカパウダー:少々
  • 生クリーム:少々
  • 強力粉:適量
  • 溶き卵:適量
  • パン粉:適量

【作り方】
  1. 牛肉はハンマーでたたいて伸ばし、塩こしょうを振って下味をつけます。
  2. 1の両面にパプリカパウダーを振り、生クリームを塗ります。
  3. 強力粉、卵、パン粉の順にまぶし、衣を付けます。
  4. フライパンにバターを入れて溶かし、3を並べて中火で焼きます。
  5. 両面を焼き、皿に盛り付けたらシュニッツェルの完成です。

牛肉で作るシュニッツェルのレシピを紹介しました。もも肉を使用しているので、あっさりとして食べやすいです。美味しく作るコツは、牛肉に生クリームを塗ることです。肉の風味が増して、高級肉のような味わいが楽しめます。

チキンシュニッツェルパスタ

【材料】

  • 鶏むね肉:1枚
  • パン粉:150g
  • 小麦粉:80g
  • 卵:3個
  • 植物油:大さじ5
  • パッパルデッレ(太麺パスタ):200g
  • Aマッシュルーム(4等分):500g
  • Aエシャロット(みじん切り):2個
  • Aトマトペースト:小さじ1
  • ビーフブイヨン:100ml
  • 生クリーム:100ml
  • にんにく(みじん切り):1片
  • オリーブオイル:大さじ1
  • パセリ(みじん切り):少々
  • 塩こしょう:少々

【作り方】
  1. 鶏むね肉はひと口大に切り、薄力粉、卵、パン粉の順に衣付けします。
  2. 植物油を熱したフライパンに1を入れ、キツネ色になるまで揚げ焼きにします。
  3. 別のフライパンにオリーブオイル、Aの材料を入れ、中火で炒めます。
  4. エシャロットが透き通ったらブイヨンを加え、ひと煮立ちさせます。
  5. 生クリームを加え、塩こしょうで味を調えます。
  6. パッパルデッレを茹でて5に加え、ソースとよく和えます。
  7. 皿にパスタを持って2をのせ、パセリをかけたらシュニッツェルの完成です。

クリームパスタにシュニッツェルをのせ、ボリュームたっぷりの一皿に仕上げました。食べ応えがあるので、男性や子供も喜んで食べてくれるでしょう。パッパルデッレの代わりに、お好みのパスタで作っても美味しいです。

ウインナーシュニッツェル

本格的なウインナーシュニッツェルが味わえるレシピです。牛肉は5mmほどの厚さまで伸ばし、両面をカリッと焼き上げましょう。簡単に作れて見栄えも良いので、おもてなしにもぴったりです。

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シュニッツェルでヨーロッパの味を堪能しよう!

ヨーロッパの定番料理、シュニッツェルについて紹介しました。ドイツ版トンカツとも呼ばれるシュニッツェルですが、トンカツに比べて肉が薄く、揚げ焼きにするのが特徴です。

本場の味を堪能したい時は、じゃがいも付け合わせにしたり、レモンやジャムを添えたりするとよいでしょう。ぜひ自宅でも本格的なシュニッツェル作りにトライしてみてください。

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