焼き鳥・ねぎまの「ま」の意味・由来は?食べ方やレシピも紹介!
焼き鳥・ねぎまの「ま」の意味と由来について説明します。家庭で作る場合の基本レシピや、おいしい食べ方も紹介!焼き鳥の歴史から、ねぎまの下ごしらえや串打ち、焼き方のポイントまで、知って得する焼き鳥・ねぎまの情報が満載です。
焼き鳥・ねぎまの由来やレシピを紹介!
大好物のねぎま❤️
— れれ♥ママ@チームT(清太郎熱烈応援団💛) (@reremama_329) August 16, 2020
焼き加減絶妙(笑) pic.twitter.com/jqA3GcfDox
ねぎまは鶏もも肉の味わいとねぎの甘味が絶妙な、焼き鳥の定番です。低カロリー、低糖質で、女性にも人気のメニューです。しかし、ねぎまの「ま」の正しい意味や由来については意外と知られていません。
本記事では、焼き鳥・ねぎまの「ま」の意味・由来について説明します。家庭で作る場合の基本レシピや、おいしい食べ方も紹介します。歴史や作り方のコツを知って、焼き鳥・ねぎまをより楽しんでください。
焼き鳥・ねぎまの「ま」の意味・由来
焼き鳥の始まりは平安時代
平安時代の書物に宴の料理「鳥焼物」が記載されていることから、焼き鳥の始まりは平安時代といわれています。しかし当時の日本では家畜の食用が禁じられており、鶏を食べることはありませんでした。狩猟できる野鳥や小鳥は食べられていたため、焼き鳥といえばキジやカモ、ウズラ、スズメなどを串焼きにした物のことでした。
鶏を使う現在の焼き鳥が食べられるようになったのは、明治時代になり肉食の文化が到来してからです。しかし当時の鶏肉は高級品で、庶民が食べられる機会はほとんどありませんでした。そこでレストランなどで使われない鶏のガラやスジを串焼きにして屋台で販売したところ、庶民の下町グルメとして定着したのです。
戦後になると飼育が簡単で安価なブロイラーと呼ばれる食用鶏が登場し、焼き鳥がさらに一般に広まりました。現在では、焼き鳥は日本人の国民食と呼ばれるほど親しまれています。
ねぎまの「ま」の意味
ねぎまの由来は、江戸時代に人気を博した鍋料理にあります。ねぎとまぐろを一緒に煮込んだもので、「ねぎま」と呼ばれていました。ねぎまの「ま」は、まぐろを意味しているのです。鍋料理のねぎまが広まると、ねぎとまぐろを串に刺して焼いた「ねぎまぐろ」が登場しました。
串焼きのねぎまも多くの人に親しまれましたが、戦後になるとまぐろが値上がりしてしまいます。入手しにくくなったまぐろの代わりに安価な鶏肉が使われるようになり、焼き鳥のねぎまが誕生したのです。「ねぎま」という名称はまぐろが鶏に変わっても受け継がれ、焼き鳥の人気メニューとして現在まで続いています。
焼き鳥・ねぎまの基本レシピと食べ方
下ごしらえ
【手順】
- ねぎを一口大に切ります。
- 鶏もも肉を、皮目を下にして一口大に切ります。
- 切った鶏もも肉を、小・中・大のサイズ別に分けておきます。
- 小サイズの鶏もも肉を串に刺します。皮目に串を刺し、身を挟み込むようにします。
- ねぎを串に刺します。
- 同様に、中サイズの鶏もも肉、ねぎ、大サイズの鶏もも肉の順で串に刺します。
串打ちのポイントは、皮目に串を刺して皮で身を挟み込むことです。皮目に串を刺しておかないと、焼いた時に皮だけが縮み食感が悪くなってしまいます。皮で身を巻き込むように串を刺すことで、中の肉もギュッと縮んで食感が良くなります。
鶏もも肉を小、中、大の順で串に刺すことも、大切なポイントです。火が通りにくい手元側に小さい肉を刺し、均等に火が入るようにするためです。また、すべての肉の皮の向きが同じになるよう揃えてください。
焼き方
【手順】
- 中火に熱したフライパンに油をひき、皮目から焼きます。
- 焼き目がついたら裏返します。
- 裏面にも焼き目がついたら弱火にし、蓋をして5~7分焼きます。
- 鶏肉の中まで火が通ったら完成です。
家庭でも簡単にできる、フライパンを使った焼き方です。皮目から焼くことで、外はカリカリ、中はジューシーな焼き鳥に仕上がります。焼き目がついたら蒸し焼きにするのが、美味しく焼き上げるポイントです。
おいしい食べ方
ねぎまの食べ方で悩むポイントといえば、ねぎと鶏肉を一緒に食べるのか否かです。一緒に食べれば、ねぎの香ばしさと鶏肉の旨味が合わさり美味しさが倍増します。別々に食べれば、それぞれの旨味を存分に味わうことができます。ぜひいろいろな食べ方を試して、好みの食べ方を見つけてください。
タレと塩のどちらで食べるかも、迷うポイントです。タレは醤油ベースの甘辛い味で、お店ごとの味を楽しめます。塩はシンプルな味わいで、素材の旨味をより感じられます。ねぎまはタレも塩もよく合うため、ぜひ好みの味付けを選んで楽しんでください。
焼き鳥・ねぎまの由来とレシピまとめ
ねぎま好きすぎる🥰 pic.twitter.com/pK20lqhkQq
— ただのきむ (@buzz_kimu) August 16, 2020
焼き鳥・ねぎまの「ま」の意味・由来と、基本レシピを紹介しました。歴史を知ると、焼き鳥がより一層味わい深くなります。専門店で食べるのはもちろん、家庭で作るのもおすすめです。焼き鳥は、仕込みや串の刺し方で味が格段に変わってきます。家庭で作る場合は本記事で紹介したポイントを参考にして、ぜひ挑戦してみてください。