2020年04月05日公開
2024年10月15日更新
秋田の寒天料理がすごい!パンやサラダも寒天に!理由やレシピを紹介!
秋田県の名物、寒天料理を徹底解説!スイーツだけでなく、総菜や調味料など何でも寒天にしてしまう秋田の文化はテレビでも紹介され話題です。なぜ寒天料理が普及したのか、その理由を調査しました。また家庭でも簡単に作れる寒天料理のレシピも紹介します。
目次
秋田の寒天文化と驚きのレシピを紹介!
秋田県民(地域による)は何でもかんでも寒天で固めます
— ふるえるとり (@torikaworks) February 9, 2019
これは卵サラダを寒天で固めたものですね pic.twitter.com/VbijXCLFio
秋田では寒天料理が名物です。寒天といえばフルーツやミルクを固めたスイーツを想像してしまいますが、秋田ではなんと主食の食パンや総菜、調味料など、あらゆるものを寒天にする文化があります。
秋田ではなぜそのように何でも寒天で固める文化が根付いているのか?秋田の寒天文化の特徴や、原産地ではないにも関わらず寒天料理が秋田で広まった理由について調査しました。また家庭でも作れる美味しい秋田名物の寒天レシピも紹介します。
秋田で重宝されている寒天とはどんなもの?
寒天は天草からできたもの
【青豆かん】
— 花とだんご (@kst46510) May 5, 2017
寒天は天草から
豆は青えんどうを柔らかく炊き、塩をふって粉ふきに
黒蜜には、うぐいすきな粉をまぜて
からみよく
テッパン pic.twitter.com/4sjVhRVS0P
秋田で消費量が多い寒天ですが、原産地は長野や岐阜が有名です。原料は海藻で、天草やオゴノリという紅色の海藻を煮ることで抽出するところてんを凍結して脱水し、乾燥させることで寒天ができあがります。
海藻の風味が残るところてんに比べ、凍結と乾燥を繰り返した寒天は海藻の風味がほとんどなく、食品はもちろん医薬品や化粧品など、様々な用途で使われます。
寒天の種類と効果
琥珀糖を2種類の寒天で作ってみた。
— なにゅう @乙女系ドワ男 (@nanewdowa) April 27, 2018
鉱石風が糸寒天
ブロックが粉寒天
粉寒天の方が硬い
糸寒天だなやっぱ←また作る気 pic.twitter.com/zwjlLznmot
寒天には粉末寒天、フレーク寒天、固形寒天、角寒天、糸寒天といった様々な種類があります。どのような料理に使うか、和菓子用かなどによって使われる種類は異なり、一番多く使われるのは溶けやすく扱いやすい粉末状の寒天です。秋田の家庭料理では棒状の寒天がよく使われます。
また寒天には食物繊維が多く含まれているため、整腸作用があり、便秘の解消にもつながります。そのほか、食物繊維にはコレステロールの値を下げたり、血圧や血糖値を下げるなど、肥満防止や生活習慣病の予防につながる働きがあります。
寒天とゼラチンとの違い
グレープフルーツ寒天 #料理 pic.twitter.com/C0xGW25eFw
— 武田淳臣 (Takeda Atsuomi) (@AtsuomiTakeda) April 1, 2020
ゼラチンと寒天はどちらも粉末から作られており、ゼリーやプリンなどを固めるのに使われているという点で似ていますが、まず原材料が異なります。寒天が海藻類を原材料とするのに対し、ゼラチンは牛や豚の骨、皮などに含まれるコラーゲンが原材料です。そのため、よりゼラチンの方がぷるっとした弾力があり、口どけがよくなっています。
また常温で固まる寒天に比べてゼラチンは20℃以下でないと固まらないため、冷蔵庫で冷やして固めることが必要です。温度が高くなると溶けやすくなります。
寒天とアガーとの違い
この際、寒天でも作ってみましたコーヒーゼリー。さくさくに半濁点のついた「さ゜く゜さ゜く゜感」というのだろうか。アガーと寒天は方向性が似ているな。コーヒーゼリーに関しては、ゼラチンが好み!作り方もゼラチンも一番ラクチン!研究あるのみ。 pic.twitter.com/o13ADQtqhk
— 安田有吾 書楽家®︎ (@shogakuka) June 29, 2015
アガーも寒天も海藻から作られて粉末状になっている点ではよく似ています。アガーは海藻の他にマメ科の植物からも抽出されます。寒天に比べて透明度が高く、ぷるんとした独特の弾力が特徴です。
常温で固まり、無味無臭ですので食材の風味を生かしながらツヤのある滑らかな仕上がりになります。アガーはダマができやすいので、ダマにならないようよくかき混ぜる必要があります。
秋田の寒天文化の特徴
地域によって味や素材に違いがある
秋田県南は何もかも寒天で固めるというtweetを読んだので、私も残り物の大根と小松菜の炊いたんを真似てみたらマイブームが起きてしまった今ここ✨ pic.twitter.com/GiFEgF8nco
— 菜里子 (@nariko_nikki) February 24, 2019
ツイッターやテレビで秋田名物として有名になった寒天料理ですが、秋田名物といっても、秋田県の中には寒天料理が根付いている地域とそうでない地域があります。寒天で何でも固める文化があるのは秋田県南部の地域です。
秋田県南部ではフルーツや野菜以外にポテトサラダや食パン、そうめんなども寒天で固める文化があります。また、固める際に砂糖を入れて甘めに味付けするのも特徴です。秋田県南部以外の地域では、寒天をあまり食べないところもあります。
多くの寒天料理がスーパーなどで手軽に購入できる
秋田県のスーパーあるある vol.2
— ゆうじ|人材採用|RPO|OMR|HR Tech|WEBマーケ|求人広告|育成|組織マネジメント (@easy0807) December 31, 2019
たまご寒天
くるみ寒天
ハタハタ
秋田の人はなんでも寒天にして食べます。たまごサラダ寒天なんてのもあるしね。 pic.twitter.com/smDdckKLGW
秋田名物である寒天料理は、家庭で作られるのはもちろん、スーパーでも手軽に買うことができます。秋田県の市場や地元のスーパーで売っているのはもちろん、全国チェーン展開している大手スーパーなどでも見かけます。寒天料理は総菜のコーナーにあり300円前後ですので、揚げ物やサラダなど一般的な総菜と同じような感覚で買える値段です。
このように秋田の土産物のように特別な食品として扱われているわけではなく、秋田に住む人の生活の中に寒天文化が溶け込んでいることがわかります。
秋田で寒天文化が広まった理由
理由①お祝い事に使われる
【秋田で食べたい!初夏のごちそうさん選】
— あきたびじょん (@akitavision) June 27, 2015
③サラダ寒天
マヨネーズで和えたサラダを寒天で固めた「サラダ寒天」。
夏の暑さが厳しい秋田県南部で、冷たく口当たりの良いごちそうとしてお祝いやおやつの時間に出されています♪#あばの味 pic.twitter.com/7P8gDpHwDl
秋田県南部ではどの家庭でも作られ、子供のおやつとして馴染みが深い寒天料理ですが、それだけではなくお祝いにも使われます。寒天はほの甘く日持ちもするため、冠婚葬祭の口取りにもピッタリです。色々な食材で固められ、彩りも良い寒天料理は秋田での様々な行事に欠かせないものとなっています。
理由②寒い地域の保存食品
秋田の県南地方には何でもかんでも寒天で固めてしまう食文化があります😂砂糖が貴重品だった時代の保存食の名残り🤗 pic.twitter.com/SBrT2wQlHE
— うがい手洗いを励行するBanana-man (@NBanana46) February 16, 2020
秋田県は冬になると厳しい寒さや雪に見舞われる地域です。保存に必要な塩や砂糖も貴重品でしたし、野菜や米なども獲れなくなります。そのため、秋田の冬は食材不足に悩まされていました。そこで、秋田県では旬の時期に獲れた野菜をペースト状にして寒天で固める文化が生まれました。
寒天自体も湿気に注意すれば長く保存できますし、野菜はそのままにしておくよりも寒天で固めた方が日持ちします。こうした秋田の人々の生きる知恵が、現代の寒天文化になっているのです。
理由③おもてなし文化
【「天使の寒天」とは?その1】秋田のお母さんたちは、何でも寒天で固めてしまう。おおげさにも聞こえますが、秋田では割と常識。おもてなしの心で寒天をつくり、さまざまなメニューを生み出す秋田のお母さんたちは、寒天を使いこなす人でもあります。 pic.twitter.com/6JpR0e2D1E
— のんびり (@nonbiri_akita) November 11, 2014
秋田県では寒天料理がお茶請けとして出されることも多いです。冠婚葬祭のお祝いとして使われることもあり、また秋田の農家では農作業の合間のお茶休憩で寒天が出されることも多くあります。秋田の家庭で大切に心を込めて作られた寒天料理は、味も見た目もこだわり、栄養にも配慮した秋田のおもてなしの心が現れた料理と文化ともいえます。
秋田の寒天料理おすすめレシピ
玉子寒天
【材料】
- 棒寒天…1本
- 水…500ml
- 卵…1個
- 砂糖…大さじ8
- 醤油…大さじ1
- 酒…大さじ1
- みりん…大さじ1
【手順】
- 棒寒天を半分に折って水に浸します。
- 寒天が柔らかくなったら汚れを取り、汚れが取れたら絞ります。
- 器に卵を割り入れ、溶き卵を作ります。
- 鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら細かくちぎった2を入れて5分茹でます。
- 調味料を入れて溶かし、味見をしながら調節します。
- 卵を入れて軽くかき混ぜます。何回か繰り返します。
- 流し缶に6を流し入れ、表面の気泡をつぶします。
- 粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫に入れ、固まったら切ります。
秋田の家庭でよく作られる玉子寒天のレシピです。卵液そのものを寒天で固めているのではなく、少しずつ寒天に流しながら混ぜ、炒り卵のようになった卵を固めています。程よい甘さに黄色と白色の色合いが綺麗でおやつなどにピッタリです。秋田ではお正月の料理や弁当の箸休め、行事ごとなどによく出されます。
稲庭うどん寒天
【材料】
- 一番だし…500ml
- 棒寒天…1本
- 稲庭うどん…45g
- ゆず…適量
- ミツバ…適量
- なると…適量
- 砂糖…大さじ1
- 醤油…大さじ1
- 酒…大さじ1
- 塩…小さじ1/2
【手順】
- なるとを薄くスライスします。
- 三つ葉を一枚ず取って重ね、巻いてから細かく切ります。
- 寒天を水に浸して柔らかくし、汚れをとって水気を絞ります。
- 鍋でうどんを茹でるためのお湯を沸かします。
- 別の鍋に一番だしを入れて温め、酒、砂糖、醤油、塩を入れて混ぜます。
- 砂糖と塩が溶けたら味見をしながら調節し、寒天を入れて5分程茹でます。
- 沸騰した4の鍋で稲庭うどんを固めに茹でます。
- うどんが茹で上がったらお湯を捨て、冷水で洗い流します。
- 麺が冷えたら水気を絞り、流し缶に入れます。
- 6の寒天液を漉して流し缶に入れます。
- 麺を均等にし、なると、三つ葉、ゆずを入れます。
- 粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫に入れ、固まったら切ります。
秋田ではそうめんやうどんといった麺類でも寒天で固めて食べます。こちらはツルッとしたうどんを固めた秋田の定番郷土料理です。寒天に閉じ込められた麺は神秘的で、なるとや三つ葉が花のように見えて見栄えも良いです。具材を星型に切って天の川に見立てるレシピもあります。甘辛い醤油ベースの味も美味しく、秋田の夏の風物詩となっています。
サラダ寒天
【材料】
- たまねぎ
- きゅうり
- にんじん
- カニかま
- ゆで卵
- 寒天
- 砂糖
【手順】
- たまねぎ、きゅうりん、にんじん、カニかま、ゆでたまごを刻み、ボウルに入れて揉みます。
- 水でふやかした寒天を火にかけ、砂糖を加えます。
- マヨネーズに寒天の液を少しずつ流して混ぜます。
- 少し冷ました寒天液にレモン汁、野菜を加えます。
- 流し缶に入れて冷蔵庫に入れ、固めます。
マヨネーズの中に綺麗な色どりの野菜が映える、見た目も綺麗な寒天のレシピです。秋田では家庭の味ともされており、食卓で食べられていたほかお祭りなどの行事でもよく食べられました。マヨネーズだけでなくポテトサラダなども寒天で固められます。
秋田のスーパーの総菜コーナーでもよく見かける寒天です。野菜のシャキシャキ感とほんのり甘い味が美味しい一品です。
そうめんともずくの寒天寄せ
【材料】
- そうめん…1束
- オクラ…6本
- かに風味かまぼこ…4本
- もずく…140g
- だし汁…2カップ
- みりん…大さじ1
- 醤油…大さじ2
- 粉寒天…4g
【手順】
- 沸騰したお湯でそうめんをゆでます。
- お湯でオクラを茹でて冷水にさらし、小口切りにします。
- カニ風味かまぼこを細く裂きます。
- 鍋にだし汁、みりん、醤油、粉寒天を入れて弱火にかけ、2分間混ぜて寒天を溶かします。
- ボウルに漉し、かまぼこ、そうめん、オクラ、もずくを加えて混ぜます。
- 流し缶に入れ、ラップをして冷蔵庫で固めます。
- 固まったら切り、盛り付けて完成です。
秋田名物のそうめん寒天をアレンジしたレシピです。オクラやかまぼこの歯ごたえもあり、ツルッとした食感がのど越しよく、食べやすさがあります。また出来上がった寒天の見た目も緑や赤が映えて彩りの良い一品です。甘味がなくさっぱり食べられますので、冷やして夏の暑い日に食べるのがおすすめです。
醤油寒天
秋田名物には、サラダやお総菜などの食材だけでなく、調味料でも寒天が作られています。出汁や醤油の旨味、生姜の風味がぎゅっと閉じ込められ、食べて味わうため満足感もあります。秋田の本場では砂糖を多く入れて甘めに味付けし、お茶請けのお菓子などとしても出されます。また秋田のスーパーでも醤油寒天を見かけることがあります。
秋田の寒天料理おすすめレシピ【スイーツ】
抹茶寒天
【材料】
- 水…500ml
- 抹茶…大さじ1
- 砂糖…大さじ8
- 甘納豆…適量
- 棒寒天…1本
【手順】
- 寒天を半分に折って水に浸し、柔らかくなったら絞るように汚れを落とします。
- 汚れが落ちたら水気を絞ります。
- 抹茶をふるって細かくします。
- 抹茶にお湯を100ml入れてよく混ぜます。
- 鍋に水を400ml入れて温めます。
- 水に濡らした流し缶に甘納豆を入れます。
- 細かくちぎった寒天を鍋に入れ、混ぜながら5分茹でます。
- 寒天が溶けたら砂糖と抹茶を入れ、砂糖が溶けるまで混ぜます。
- 砂糖が溶けたら火を止め、流し缶に漉しながら入れます。
- 表面の気泡をつぶし、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やします。
- 固まったら切って盛り付け、完成です。
甘くて美味しいデザートにピッタリな抹茶寒天のレシピです。秋田では家庭でもよく作られており、お祝い事やお茶請けのお菓子などとしても出されています。甘納豆で手軽に作るのはもちろん、小豆を入れたり牛乳を加えて固めたりとアレンジも様々にできます。見た目を綺麗に仕上げるために、抹茶はしっかりふるっておくことがポイントです。
りんご寒天
【材料】
- 紅玉のりんご…2個
- 水…500ml
- 粉寒天…8g
- 砂糖…80g
- 水…500ml
- レモン汁…小さじ2
- 水…400ml
【手順】
- ボウルに水とレモン汁を入れて混ぜ、レモン水を作ります。
- りんごをよく洗って皮を剥き、適当にちぎってレモン水に入れます。
- 果肉を薄くスライスしてレモン水に入れます。
- レモン水が行きわたるように混ぜ、2~3分程置きます。
- 水気を切って皮と果肉にわけ、果肉に300ml、皮に200mlの水を入れて煮詰めます。
- 水分が少し残るくらいまで煮詰めて火を止めます。
- 腰ながらペーストを落とします。
- 黄色のペーストを軽く混ぜながら赤色のペーストに少しずつ加え、二つが同じくらいの量になるようにします。
- 流し型の容器を作ります。
- 鍋に水と寒天を入れて混ぜ、沸騰させます。
- 時折混ぜながら煮詰め、砂糖を入れて溶かしていきます。
- 寒天が溶けたら粗熱をとり、ムラがないように混ぜておきます。
- 赤いペースト、黄色のペーストそれぞれを温めて軽く混ぜます。
- 二つのボウルに寒天液を半分入れ、それぞれに赤いペースト、黄色のペーストを入れて混ぜます。
- 型の中と切り取った面を水で濡らします。
- 切り取った面を真ん中で押さえながら赤いペーストと黄色のペーストを交互に少しずつ入れます。
- 仕切りをとって軽く真ん中を混ぜてグラデーションを作ります。
- 何回か上から落として空気を抜き、冷ましてから冷蔵庫に入れて1時間冷やします。
- 包丁で型を切り開き、等分に切って盛り付ければ完成です。
グラデーションの色合いが綺麗な寒天のレシピです。秋田の家庭ではフルーツで作る寒天もおやつや行事ごとに使われています。ごろっとした果肉をそのまま固めて食感を味わったり、すりおろして使ったりと秋田での作り方も色々です。
このレシピは、秋田の家庭で作られるものよりりんごを煮詰めるという手間をかけていますが、その分甘いりんごの風味を存分に楽しめ、また高級和菓子のような綺麗な見た目になります。流し型がなくても、牛乳パックで手軽にできますので是非おやつに作ってみてください。
豆乳寒天
【材料】
- 調整豆乳…1L
- フルーツミックス缶…1個
- 粉寒天…5g
- 水…500ml
- 砂糖…大さじ3
【手順】
- 流し型を水に濡らして置き準備します。
- 流し型にフルーツ缶のフルーツを入れていきます。
- 鍋に水と寒天を入れて火にかけ、溶かします。
- 鍋に豆乳を加えて温めながら混ぜます。
- 砂糖を加えて混ぜながら溶かします。
- 少し冷まして粗熱を取ってからフルーツを入れた流し型に入れます。
- 常温まで冷やし、冷蔵庫に入れて冷やします。
- 型から取って皿に盛り付け、出来上がりです。
クリーミーで美味しいデザートとして食べられる寒天料理のレシピです。秋田では牛乳や豆乳を固めてつくる寒天も定番のおやつとなっています。牛乳、豆乳だけでは甘味が少ないので、砂糖を入れたりフルーツなどを入れて味をつけると食べやすくなります。豆乳をそのまま飲むのが苦手な人でも美味しく食べられるという声もあります。
くるみの寒天
くるみを使った寒天も秋田の県南でよく食べられているおやつです。秋田のお母さんがよく作る家庭の味にもなっていたり、秋田のスーパーでも見かけることがあります。和菓子のようなおしゃれさもあり、甘辛い醤油味にくるみを中に入れず上に乗せることで、香ばしさと歯ごたえを感じて美味しいです。塩ゆでした落花生やアーモンドもよく合います。
かぼちゃの寒天
滑らかになるまでかぼちゃを煮詰めてペースト状にした寒天のレシピです。かぼちゃプリンのよう滑らかで濃厚な味わいのかぼちゃ寒天は、秋田の家庭でも定番のおやつになっています。旬の時期のかぼちゃを使うとより甘く美味しくなり、季節感のあるおもてなし料理としても使えます。凍らせてアイスにしても美味しく食べられます。
秋田の寒天以外の名物料理は?
秋田の名物料理として秋田に住む人々の生活に根付いている寒天料理ですが、他にも秋田には美味しい名物料理が数多くあります。冬が寒い秋田だからこそ美味しい名物料理を紹介します。
きりたんぽ
秋田県民の冬は、きりたんぽ鍋で決まりなんだよ(ノ´▽`)ノ♪
— 湯ノ沢 うぱ子@秋田県 (@yunosawa_upako) December 29, 2019
せり!マイタケ!比内地鶏!そしてきりたんぽ〜((*´艸`))
あたたかくって、優しい味〜!
きりたんぽ鍋大好きな人、手〜あーげてっ!はーい! pic.twitter.com/3961CaZ1yC
きりたんぽは秋田の名物料理として全国的に知名度が高い料理です。秋田の名物と聞いて真っ先にきりたんぽを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?きりたんぽは杉の棒に刺して香ばしく焼いたうるち米の餅を食べやすく切ったもので、味噌につけて食べたり鍋に入れて食べます。
特に秋田ではきりたんぽや舞茸、地鶏などを入れて煮込んだきりたんぽ鍋が有名です。鶏の旨味がきいたスープにきりたんぽの香ばしい美味しさ、具材の旨さが染みています。ほっとする温かい美味しさは秋田の寒い冬を温めてくれる料理で、秋田に住んでいる人からも秋田県外から来る観光客にも人気です。秋田に行った際には是非食べてみてください。
ハタハタ
秋田名物ハタハタ。子持ち。 pic.twitter.com/S7LhLAs43H
— 負ののれん (@minus_goodwill) December 29, 2019
ハタハタは秋田以外ではあまりなじみのない魚ですが、秋田では県魚にもなるほど定番の魚です。秋から冬にかけてが旬となり、たんぱくな白身はもちろん子持ちのプチプチした卵の旨味や食感がくせになる美味しさです。
ハタハタはうろこがなく下処理も簡単で、寿司や煮つけ、塩焼きなど幅広い料理に使われます。特に長く保存ができるハタハタ寿司は秋田の名物料理として人気があります。
いぶりがっこ
いぶりがっこにクリームチーズを乗せて
— ディーン・タピオカ🥤 (@20200202jp) March 27, 2020
クリームチーズはテキトーに崩していぶりがっこに乗せて食べてます
ちなみに東北物産展で購入したもの
赤ワインはセブンの無添加のやつ
ぶどうジュースみたいに甘めです🍇#松倉のいぶりがっこ#いぶりがっこ#秋田#Twitter晩酌部#おうちごはん#20200202jp飯 pic.twitter.com/BhtcNOOYXr
いぶりがっこは寒さの厳しい秋田ならではの名物料理です。がっこは秋田の方言で漬物という意味があります。大根を漬物にする時そのまま干すと凍ってしまうので、囲炉裏で燻してから米ぬかに漬けるという独特の製造法で漬物を作るようになったことから、いぶりがっこと呼ばれています。
秋田のいぶりがっこは燻製にしているため、たくあんにはない香ばしさがあります。パリパリの食感とともに香ばしい風味が口の中に広がるのも美味しいです。秋田ではそのまま食べるのはもちろん、チーズを乗せて食べるのも人気です。日本酒をはじめワインなどの洋酒にもよく合うおつまみになります。
秋田名物の寒天料理を家でも作ってみよう!
秋田の名物である寒天料理は、食材が不足する冬を乗り切る知恵として生み出された文化です。その味は秋田の家庭の味として受け継がれています。スイーツや手軽に食べられるおやつとしてはもちろん、おかずやお総菜、おもてなし料理としても活躍する料理です。いつも食べる具材も寒天にすることでまた違った美味しさを発見できるでしょう。
また寒天には食物繊維などの栄養素も含まれており、固める具材を工夫すればダイエットレシピにもなります。秋田の名物を是非おやつや食事に取り入れてみてください。