カシューナッツの食べ過ぎに注意!体に出る症状や適切な摂取量は?

カシューナッツを食べ過ぎると体に現れる、ニキビや腹痛などの症状について解説します。カシューナッツの栄養素がもたらす健康・美容効果や、1日の適正摂取量について詳しく説明!食べ過ぎて太ることのないよう、食べ方のコツも紹介します。

カシューナッツの食べ過ぎに注意!体に出る症状や適切な摂取量は?のイメージ

目次

  1. 1カシューナッツを食べ過ぎるとどうなるのかを解説!
  2. 2カシューナッツの食べ過ぎは高カロリー?
  3. 3カシューナッツの健康・美容効果
  4. 4カシューナッツの食べ過ぎによる体への影響
  5. 5食べ過ぎを防ぐカシューナッツの食べ方やコツ
  6. 6カシューナッツは食べ過ぎに注意して楽しもう!

カシューナッツを食べ過ぎるとどうなるのかを解説!

カシューナッツはクリーミーな味わいで、中華炒めやお酒のおつまみとして人気の食材です。カリッと軽い食感のため、ついつい食べ過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか?

カシューナッツの食べ過ぎは腹痛やニキビなどの不調を引き起こし、太る原因にもなります。本記事では、食べ過ぎるとどのような不調を引き起こす可能性があるのかについて説明します。1日の摂取量の目安を守って、栄養豊富なカシューナッツを美味しく摂取しましょう。

カシューナッツの食べ過ぎは高カロリー?

カシューナッツに限らず、ナッツは高カロリーな食材です。それは、ナッツ類には脂質が多く含まれているためです。脂質はダイエットの敵といったイメージがありますが、カシューナッツには良質な不飽和脂肪酸が多く含まれています。カロリーと糖質量を頭に入れた上で、カシューナッツに含まれる不飽和脂肪酸を健康づくりや美容維持に役立てましょう。

カシューナッツのカロリーと糖質

カシューナッツ100gあたりのカロリーは約575kcalです。白米100gあたりのカロリーは約168kcalのため、白米の4倍近くも高カロリーな食材と言えます。他のナッツ類の100gあたりのカロリーと比較すると、アーモンドは約600kcal、ヘーゼルナッツは約684kcal、クルミは約604 kcalです。

カシューナッツに含まれる糖質の量は、100gあたり約20gです。他のナッツ類の100gあたりの糖質を見ると、アーモンドは約9.3g、ヘーゼルナッツは約4.3g、クルミは約4.2gです。

カシューナッツはナッツ類の中で特別高カロリーというわけではなく、平均的なカロリーと言えるでしょう。しかし、糖質は他のナッツ類の2倍以上を含み、群を抜いて糖質が高い食材と言えます。糖質が高ければ太る原因になり、ニキビや腹痛を引き起こす危険性もがあります。食べ過ぎは控えましょう。

カシューナッツの栄養素

カシューナッツには良質な脂肪酸である不飽和脂肪酸が含まれています。この不飽和脂肪酸は、脂肪燃焼の促進や体に脂肪を付きにくくする効果があると言われています。ダイエット効果だけではなく、血行を良くしたり肌のツヤをアップさせる効果も期待できます。

また、マグネシウムや亜鉛、鉄分などのミネラル類も多く含まれています。ミネラル類は体内の酸素運搬に重要な役割を持ちます。鉄分不足による貧血にも効果的で、特に女性は積極的に摂取することをおすすめします。

カシューナッツの健康・美容効果

カシューナッツには健康な肌や体づくりに効果的な成分が多く含まれていますが、具体的にはどのような効果があるのか?を説明します。肌の調子が優れない人や疲れが抜けない人はぜひ参考にしてください。

美肌効果

カシューナッツに含まれる葉酸には、肌の新陳代謝をアップさせる働きがあります。肌の新陳代謝が上がるとターンオーバーのリズムが整い、ニキビや肌のくすみなどのトラブルの改善効果が期待できます。

美肌効果はそれだけではありません。カシューナッツに含まれる銅は、体内の活性酸素を除去する働きに優れています。体内の活性酸素が健康な細胞を傷つけることを防ぐため、シミやシワなどの肌老化の進行を抑えることができます。

貧血予防

カシューナッツに豊富に含まれている亜鉛と鉄分は、貧血を予防・改善する効果があります。カシューナッツの亜鉛の含有量はかぼちゃの種やごまには劣るものの、アーモンドや落花生よりも多くの量を含んでいます。

また、カシューナッツはピスタチオやアーモンドよりも多くの鉄分を含み、その含有量はナッツ類の中でもトップクラスです。鉄欠乏性貧血を予防するためにおすすめの食材です。

生活習慣病予防

カシューナッツに含まれるオレイン酸には、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす効果があります。オレイン酸は不飽和脂肪酸の中でも過酸化脂質を作りにくい性質があり、生活習慣病の予防に効果を発揮します。

ナッツ類を日常的に食べる習慣のある人は、食べていない人と比較して肥満が25%少ないとの研究結果もあります。肥満は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病と密接な関係があります。肥満を放置すると生活習慣病の悪化に繋がる可能性があるため、日頃の食生活や運動量に注意して太ることのないようにしましょう。

胃の調子を整える

カシューナッツに含まれるオレイン酸には、胃を健康に保つ効果もあります。オレイン酸は胃に留まる時間が短く過剰に胃酸が分泌することを防ぐため、胃もたれを引き起こす可能性が減ります。そのため、胃潰瘍や胃弱などの不調から胃を守ることができます。食べ過ぎは腹痛の原因となるため、数粒程度をつまむようにしてください。

疲労回復効果

カシューナッツにはビタミンB1が含まれており、疲労回復効果が期待できます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。疲労物質である乳酸が溜まりにくくなり、結果的に疲労を感じにくくなります。

抜け毛予防

カシューナッツに含まれる亜鉛は細胞分裂に深く関わるミネラルで、貧血改善の他に抜け毛を防いで育毛を促進する効果があります。食生活と髪の毛の健康には密接な繋がりがあります。インスタント食品やファーストフードを食べる機会が多い人は、ミネラル補給のためにカシューナッツを食べて、健康な髪の毛を育みましょう。

骨を丈夫にする

カシューナッツに含まれるビタミンKや銅、マグネシウムは、骨粗鬆症の予防に効果を発揮します。ビタミンKはあまり聞き馴染みのない栄養素ですが、骨を作るたんぱく質を合成するビタミンと言われています。

骨を丈夫にする栄養素といえばカルシウムを思い浮かべる人も多いと思いますが、それ以外の栄養素も欠かすことができません。育ち盛りの子供や骨粗鬆症が心配な高齢者は、カシューナッツの栄養効果で骨を丈夫に保ちましょう。

カシューナッツの食べ過ぎによる体への影響

カシューナッツは美味しい上に、数々の健康・美容効果を持つ優秀な食材です。しかし、適正な摂取量を超えて食べ過ぎてしまうと、肥満や肌荒れ、むくみなどの不調や腹痛の原因となります。また、脂質の摂り過ぎによるニキビを引き起こす可能性もあります。どんなに体に良い食材でも、1日の適正摂取量を守って摂取することが重要です。

太る

カシューナッツの約50%は脂質でできており、体に脂肪として蓄積されやすいと言われています。ナッツ類は脂質が多く、食べ方によっては太る危険性のある食品です。カシューナッツの1粒あたりの大きさの割にはカロリーが高く、食べ過ぎは太る原因となりニキビを招くため注意が必要です。

特にダイエット中には、食材のカロリーを十分考慮して食事を摂ることが重要となります。鶏肉のカシューナッツ炒めなどの高カロリーなメニューは控え、1日約10粒をつまむ程度であれば太ることはないでしょう。

便秘・下痢になる

食物繊維が豊富なカシューナッツですが、食べ過ぎると腹痛を引き起こすことがあります。腸内でカシューナッツの水分と脂肪分が分離し、消化不良を起こすことが腹痛の原因です。消化不良は下痢や便秘を招く危険性があり、内臓に負担をかけてしまいます。食べ過ぎには注意しましょう。

ニキビや肌荒れの原因に

カシューナッツを食べ過ぎると、ニキビや肌荒れの原因になることがあります。カシューナッツそのものの脂質よりも、加工調理の際に使われるバターや塩による影響が大きいと考えられています。

油分を摂り過ぎることによって肌の皮脂バランスが乱れて毛穴が詰まり、ニキビの原因となります。加工調理されたカシューナッツを食べる場合は、適正摂取量より量を抑えた方がよいでしょう。

むくむ

おつまみ用のカシューナッツには多めの塩分で味付けされていることがあります。そのため、加工調理されたカシューナッツを食べ過ぎると、塩分の摂り過ぎによるむくみを招くことがあります。

塩分を多く摂取すると、塩分濃度を下げるために体が水分をためようとします。そうすると、喉が渇いたり体が重たく感じる、あるいは靴がきつくなったり靴下のゴムの跡が残るといった現象が起こります。

塩辛い味付けはお酒とよく合いますが、美容面が気になる人にはおすすめできません。むくみが気になる人は、無塩のカシューナッツを選ぶようにしましょう。

鼻血が出るのは本当か?

ナッツ類やチョコレートを食べ過ぎると鼻血が出るという説に、医学的な根拠はありません。カシューナッツのように栄養価の高い食材を食べ過ぎると、エネルギーが過剰になり鼻血が出ると考えられていたようです。

また、ナッツ類に含まれるポリフェノールの影響で鼻血が出るという説もあります。ポリフェノールには血行を良くする働きがあります。カシューナッツを食べ過ぎると、血行が良くなりすぎることによって鼻血が出る可能性も否定できません。

食べ過ぎを防ぐカシューナッツの食べ方やコツ

カシューナッツの食べ過ぎは太る原因となり、ニキビや腹痛を引き起こすこともあります。カロリーと糖質が高いため1日の適正摂取量は少なめですが、少ない量でも満足できる食べ方やコツがあります。カシューナッツの栄養成分を引き出すための正しい食べ方を知りましょう。

1日の適正摂取量

カシューナッツの適正な摂取量は、1日約10粒程度です。カロリーと糖質が高いため、美味しいからといって食べ過ぎは禁物です。カシューナッツはカリッと軽い食感で、10粒であればあっという間に食べてしまいます。

適正摂取量を守るために、3度の食事の前に3粒程度をゆっくりと噛んで味わうと良いでしょう。腹持ちが良く満足感も生まれるため、食事の食べ過ぎも防ぐことができます。適正な量を守れば、太る心配やニキビ、腹痛の恐れもありません。

素焼きのものを選ぶ

加工調理されたカシューナッツは、多くの油分や塩分を含んでいます。塩分には食欲を増進させる作用があり、ついつい腹痛を引き起こすほど食べ過ぎてしまう危険性があります。食べ過ぎによるニキビができてから後悔することがないように、おやつにカシューナッツを食べる際には素焼きのものを選ぶようにしましょう。

カシューナッツには深い甘みとコクがあり、素焼きされただけのものでも十分満足感のある味わいです。物足りないという人は、薄塩味のローストカシューナッツも販売されています。何種類か食べ比べをして、好みに合う商品を探してみましょう。

おやつとして補助的に摂取

カシューナッツにはダイエット中の空腹感を減らす働きがあります。カロリーが気になる人も、小腹が空いたときに数粒つまむと良いでしょう。適正な量であれば太る心配はなく、ニキビや腹痛の原因となることもないでしょう。貧血や生活習慣病の予防、美肌や疲労回復に役立つため、カシューナッツは栄養補助目的のおやつに最適です。

カシューナッツの食べ方で効果アップ

カシューナッツには、一緒に合わせることによって効果を発揮する食べ物・飲み物があります。どの食材もリーズナブルな価格で、コンビニやスーパーで手軽に購入できます。

脂肪燃焼やアンチエイジング効果を求める人、育ち盛りの子供や栄養不足が心配な高齢者におすすめの食べ合わせもあります。カシューナッツの栄養成分をさらに引き出して、健康づくりに活かしましょう。

コーヒーと合わせて脂肪燃焼効果

コーヒーを欠かさず飲む習慣がある人は、ぜひカシューナッツと合わせてみましょう。コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸には、脂肪燃焼効果があります。さらに、カシューナッツに含まれるアルギニンが、コーヒーの脂肪燃焼効果を大幅にアップさせます。

牛乳と合わせてアンチエイジング効果

コーヒーが苦手な人は、牛乳とカシューナッツを合わせても良いでしょう。牛乳には、たんぱく質を吸収しやすくする働きがあります。ビタミンEが豊富なナッツ類と一緒に摂ることにより、アンチエイジング効果が期待できます。

小魚と合わせて栄養不足解消

小魚とナッツの組み合わせといえば、学校給食の小魚とアーモンドの組み合わせを思い出す人も多いのではないでしょうか?「小魚アーモンド」は砂糖や醤油などの調味料で子供向けに甘く味付けされていることが多いようです。にぼしとカシューナッツで、よりヘルシーにカルシウム不足を解消するのもおすすめです。

蜂蜜漬けで整腸効果

ハチミツには腸内の善玉菌を増やす働きがあります。さらに、カシューナッツには腸のぜん動運動を促す不溶性食物繊維が豊富に含まれています。これらの相乗効果によって、カシューナッツの蜂蜜漬けには優れた整腸効果が期待できます。

カシューナッツは食べ過ぎに注意して楽しもう!

軽い歯ごたえでついつい手が伸びてしまうカシューナッツですが、食べ過ぎには十分注意が必要です。ナッツ類の食べ過ぎは太る原因になり、ニキビや腹痛を引き起こすこともあります。

カシューナッツには食物繊維が豊富に含まれており、腹持ちに優れています。食物繊維は水分を含むと膨らむ性質があり、ダイエット中の空腹感を減らしてくれます。おやつとして1日10粒程度を食べるのがおすすめです。適量を守って、カシューナッツのえいよう栄養成分を健康づくりに活かしましょう。

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