シャンパンとスパークリングワインの違いを解説!値段や味を比較!

結婚式などで飲まれるシャンパンとスパークリングワインは見た目が似ていますが、その違いを知っていますか?シャンパンとスパークリングワインは使われるぶどうの品種や製法に違いがあります。値段や味など、シャンパンとスパークリングワインの様々な違いについて詳しく紹介します。また、開け方や飲み方についても紹介します。読めばシャンパンとスパークリングワインの気になる違いについて、きっと詳しくなれることでしょう。

シャンパンとスパークリングワインの違いを解説!値段や味を比較!のイメージ

目次

  1. 1シャンパンとスパークリングワインの違いを詳しく見ていこう
  2. 2シャンパンとスパークリングワインの値段や味の比較
  3. 3シャンパンやスパークリングワインの飲み方
  4. 4シャンパンやスパークリングワインが結婚式で使われる理由
  5. 5シャンパンとスパークリングワインの違いを知ってより美味しい!

シャンパンとスパークリングワインの違いを詳しく見ていこう

結婚式の乾杯やパーティーでのシャンパンタワーなどお祝いの席に欠かせないイメージのシャンパンですが、シャンパンとスパークリングワインは同じものなのでしょうか?シャンパンとスパークリングワインは使われるぶどうの品種や製法などいくつか違いがあります。

シャンパンとスパークリングワインの気になる違いについて、値段や味なども含め詳しく紹介します。また、開け方や飲み方などについても紹介しますので、読めばきっとシャンパンとスパークリングワインについて詳しくなれることでしょう。

シャンパンはスパークリングワインの一種

シャンパンとスパークリングワインは、ぶどうから作られていることや発泡性があることが共通していますし見た目も似ていることから違いがよくわからないと思う方もいるのではないでしょうか?ですが、結婚式の乾杯やパーティーでのシャンパンタワーなどに使われるのはシャンパンがほとんどです。

実はシャンパンはスパークリングワインの一種です。スパークリングワインの中でも、ぶどうの品種や製法など定められた規定を満たしたものだけがシャンパンと名乗ることができます。その規定はフランスの法律で定められています。法律で定められた規定を満たしたスパークリングワインだけが「シャンパーニュ(シャンパン)」と名乗ることができ、規定を満たしたシャンパンには必ず「Champagne」というラベルが貼られています。

違い①ぶどうの品種について

シャンパンについては「AOC法(原産地呼称管理法)」というフランスのワインの法律で様々な規定があります。シャンパンに使われるぶどうの品種にも規定があります。シャンパンに使用できる品種の代表的なものは「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「ピノ・ムニエ」です。この他に「アルバンヌ」「プティ・メリエ」「ピノ・ブラン」「ピノ・グリ(フロモント―)」が指定されています。

シャンパンはいくつかの品種のぶどうをブレンドして造られていることが多いですが、単一品種で作られたものもあります。シャンパンを選ぶ際に品種を気にかけてみると新たな発見があるかもしれません。

違い②産地について

シャンパンは産地にも決まりがあります。フランスのシャンパーニュ地方で生産されたぶどうを使って醸造されたスパークリングワインだけに「シャンパン」と名乗ることが許可されています。

違い③製法について

シャンパンは製法についても決まりがあります。スパークリングワインの製法はいくつか種類があります。その中でも、シャンパーニュ製法という製法で造られたスパークリングワインだけがシャンパンと名乗ることができます。シャンパーニュ製法とは、通常の泡のないワインを造った後できたワインを瓶に入れて糖分と酵母を加えて二度目の発酵をさせる製法です

酵母の働きによって糖分を分解させ、アルコールと二酸化炭素を発生させます。密閉された瓶の中で発酵させることにより、発生した二酸化炭素がワインに溶け込み、シャンパンの栓を抜いたときに勢いよく泡が出るのです。発酵させた後、数年寝かせることによって味に深みのあるシャンパンになります。15ヶ月以上熟成させた後5~6週間毎日瓶を少しずつ回転させながら沈んだ澱を瓶口に集めます。

澱が瓶口に集まったら瓶口のみを凍らせ凍った部分を取り除き澱を除去します。澱を取り除き減った分リキュールを加えます。シャンパンの瓶にコルクで栓をし針金で締め、ラベルを貼ったら完成です。このように、シャンパンはとても手間ひまをかけて造られています。

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シャンパンとスパークリングワインの値段や味の比較

シャンパンはぶどうの品種や産地・製法など様々な決まりがありますが、スパークリングワインとの味の違いはあるのでしょうか?シャンパンとスパークリングワインの値段の比較をしてみましょう。

シャンパンの値段と味わい

シャンパンは品種を厳選され、とても手間ひまをかけて造られていますので値段は高価になります。値段三千円台~高価なものになると数万円になります。有名なドンペリニヨンのロゼは3万円~という値段です。ドンペリニヨンには10万円台のものもありますが1万円台で売られているものもありますので、一度飲んでみたいという方は特別な日に奮発して購入してみるのもよいかもしれません。

シャンパンははお店で飲むと高価ではありますが、ネット通販やディスカウントストアでは意外と購入しやすい値段です。また、シャンパンは使用するぶどうの品種などによってグレードが3段階に分かれており、1番グレードが低いノンヴィンテージ(スタンダード)でしたら比較的購入しやすい値段になっています。

シャンパンの極甘口から超辛口まで7種類に分けられています。現在世界的に人気なのはブリュットと呼ばれる辛口のシャンパンですが、好みで選ぶとよいでしょう。色の種類は白とロゼがあり、より手間がかかり生産量の少ないロゼが希少価値が高く高価になります。

シャンパンの味は、製造工程で加えるリキュールによってフルーティーになったりスッキリとした味わいになったりしますしぶどうの品種やグレードによっても違いがあります。ネット通販などの口コミやお店の方のおすすめを参考にして好みの味を探してみるとよいでしょう。

スパークリングワインの値段と味わい

一方でスパークリングワインは、瓶の代わりにタンクで発酵させたり炭酸ガスを人口的に注入するなどした簡略化した製法で造られています。ぶどうの品種にも決まりはありませんので、シャンパンよりも値段は安価になります。スパークリングワインは千円台~と気軽に購入できる値段で販売されています。

スパークリングワインは泡立ちの強さで発泡と微発泡があります。発泡が長く続くものが良質なスパークリングワインとされています。スパークリングワインのは、辛口と甘口があります。酸味や果実味・苦味のバランスでスパークリングワインの味が決まります。ピノノワールのような黒ぶどうから造られる場合は苦味が感じられるなど、ぶどうの品種によって様々な味わいがあります。

シャンパン方式で作られる代表的なスパークリングワイン

スパークリングワインの値段は手間ひまや品種によって違いますので、手軽に買える安価なスパークリングワインはどうしてももの足りないという方もいることでしょう。そこでおすすめなのは、シャンパン方式で造られるスパークリングワインです。スパークリングワインの中には製法は同じであるのにも関わらずぶどうの品種や産地がシャンパンの基準と満たしていないということで、安価な値段で売られているものがあります。

シャンパン方式で造られているスパークリングワインの代表的なものを紹介します。スペインで造られている「カヴァ」は、マカベオ・パレリャーダ・チャレッロという品種を主に使ってシャンパーニュ製法で造られたスパークリングワインです。千円台で買える品質のよいスパークリングワインとして人気です。

クレマン」はフランスのアルザス地方などでシャンパーニュ製法で造られた有名なスパークリングワインです。こちらも手頃な値段で買える上質なスパークリングワインとして人気の逸品です。

フランチャコルタ」はイタリアのフランチャコルタ地方で造られた、スパークリングワインです。こちらはスパークリングワインの中では比較的高価になりますが、イタリアが誇る高級スパークリングワインです。

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シャンパンやスパークリングワインの飲み方

シャンパンやスパークリングワインの開け方飲み方には決まりがあるのでしょうか?あまりなじみのない方にはわかりにくいシャンパンやスパークリングワインの開け方や飲み方について紹介します。

シャンパン・スパークリングワインの開け方

シャンパンの開け方というと、コルクが音とともに勢いよく飛んで泡がたくさん出るというイメージがあるのではないでしょうか?パーティーなどでは楽しそうですが、家でそのような開け方をするのは危ないし片付けも大変です。ソムリエのようなスマートなシャンパンやスパークリングワインの開け方を紹介します。

適温(4℃~10℃)に冷やしたシャンパンは、瓶を振らないようにしてコルクを押さえている針金を外します。すぐに利き手と反対の親指でコルクを押さえ利き手で瓶の底を持ちます。コルクを引っ張るのではなく、瓶をゆっくり回すとコルクが緩くなってきます。コルクが完全に抜けるまで手を離さないようにすれば上手く開けることができます。

食前が一番おすすめ

シャンパンやスパークリングワインを飲むタイミングはいつがいいのでしょうか?シャンパンは食前酒として飲まれることの多いお酒です。シャンパンはアルコール度数がそれほど高くなく、炭酸が入っているため食欲を増進させる効果があります。甘すぎずスッキリとした味わいも食前酒にぴったりです。

食事中や食後もすっきり楽しめる

シャンパンやスパークリングワインは味が強すぎず食事の邪魔をしないため、食事中に飲むのにも適しています。食後に飲むお酒は、甘いものやアルコール度数の高いものが好まれる傾向にあります。ブランデーや甘いカクテルなどが人気ですが、あまりお酒に強くない方には楽しめませんし決まりはありません。シャンパンはヒスタミンの含有量が赤ワインの1/8以下で悪酔いしにくいとされているため、食後に飲むのもよいでしょう。

シャンパンやスパークリングワインが結婚式で使われる理由

結婚式などお祝いの席では欠かせないイメージのあるシャンパンやスパークリングワインですが、結婚式で使われるのには理由があるのでしょうか?シャンパンやスパークリングワインが結婚式で飲まれる理由について紹介します。

フランスの歴代国王の戴冠式で振舞われていた

初代フランス国王が戴冠式をシャンパーニュ地方で行い、シャンパーニュのワインが飲まれました。代々の国王が戴冠式をシャンパーニュ地方で行うようになり、シャンパーニュ地方のワインの人気が高まりました。時が流れ公式行事のお祝いの席でシャンパンが飲まれるようになり、お祝いの席でシャンパンを飲むということが世界に広まっていきました

このような背景があり、結婚式やお祝いの席でシャンパンを飲んだり贈ったりする風習が定着したようです。

シャンパンの泡が幸せの象徴

シャンパンのが下から上に止まることなく上がっていく様子「幸せが半永久的に止まることなく続く」ことに例えられ、幸せの象徴とされていることが、結婚式にぴったりということで好まれています。

乾杯の際のグラスの音に魔除け効果?

乾杯のときにシャンパングラスを鳴らす音は「天使の拍手」と呼ばれており、祝福を表しています。また、悪魔はグラスをぶつけ合う音を嫌うと言われており、魔除けの意味も込めて行われています。シャンパングラスは高価なものもありますので、力加減には注意してください。

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シャンパンとスパークリングワインの違いを知ってより美味しい!

シャンパンとスパークリングワインの違いについて紹介しましたがいかがでしたか?シャンパンとスパークリングワインの製法などの違いや結婚式で飲まれる理由・開け方や飲み方など、理解できたことでしょう。シャンパンとスパークリングワインの違いを知るとより美味しく味わうことができるのではないでしょうか?気になったものからぜひ試してみてください。

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