じゅんさいの美味しい食べ方まとめ!簡単でおすすめなレシピを解説

じゅんさいは生や瓶詰で販売されていますが、食べ方が分からない方も多いでしょう。食感に特徴を持ち、高級食材とされるじゅんさいの食べ方と自宅でも作ることのできる簡単レシピを紹介していきます。美味しいじゅんさいを自宅でも堪能してみてください。

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目次

  1. 1じゅんさいとは?
  2. 2じゅんさいの美味しい食べ方
  3. 3じゅんさいの簡単おすすめレシピ
  4. 4じゅんさいの食べ方にもう迷わない!

じゅんさいとは?

じゅんさいという食材の名前を聞いたことがあるでしょうか?中には馴染みが無いという方も多いことでしょう。じゅんさいを初めて食べる方は、その食感に驚いたという声も少なくありません。つるつるとしてプリプリとした食感ながら、野菜のような印象を受けます。

調理方法が分からないという理由で、手が出せない方も多いですが、下処理から調理まで初心者の方でもすぐに覚えられます。じゅんさいの美味しい食べ方を参考にしてください。

じゅんさいは6月が旬の水草の一種

じゅんさいがなっている様子

じゅんさいとは、水面に葉を浮かべて生息する水草の一種です。じゅんさい沼と呼ばれるじゅんさいが張り巡らされた水面は、青々としているので見た目にも美しいでしょう。じゅんさいは6月が最も旬の最盛期を迎えます。幅広く見ると4月~9月までが旬の時期です。

沼底まで根を張っているじゅんさいは、その根の長さが80cm~1mまで伸びるとされています。食べられるのは茎の部分になり、ゼリー状をしたぬめりの膜が張っている特徴を持ちます。綺麗な水の中で育ったじゅんさいは、食用として親しまれているのです。

じゅんさいの産地

じゅんさいのアップ画像

じゅんさいが最も出荷される産地は、秋田県とされており、秋田県の名産品としても知られています。秋田県で栽培のされているじゅんさいは、ほぼ全てが手作業で収穫されています。秋田県以外にも、水質が高いとされている新潟県や北海道、京都といった地域でも、じゅんさいの栽培は行なわれています。

じゅんさいの栽培に必要とされているのは綺麗な水といわれており、水の中で育つじゅんさいには良質な水が必要です。ここで挙げた地域以外でも栽培は行なわれていましたが、高級食材でありながら収穫量が年々減っているのが現状です。

じゅんさいの栄養

じゅんさいの栄養素(200gあたり)
栄養素名 含有量
食物繊維 2g
カルシウム 8mg
カリウム 4mg
ビタミンK 32μg
亜鉛 0.4mg

じゅんさいにはこの他にもポリフェノールも含まれています。食物繊維が含まれているじゅんさいは、女性の悩みに多い便秘の解消に効果的です。最も多く含まれているビタミンKは血液凝固に効果を発揮します。ビタミンKが不足することで、血液が固まりにくくなってしまいます。

その他にも、骨づくりへの効果も期待できるので、ビタミンKは人体に欠かすことのできない栄養素といえるでしょう。また、じゅんさいはとても低カロリーな食材なので、栄養素と併せて見てもダイエットに活用のできる食材といえるでしょう。

じゅんさいの美味しい食べ方

じゅんさいはどのような食べ方が美味しく食べられるのでしょうか?まずはじゅんさいの下処理から紹介していきます。下処理をした後に、じゅんさいの美味しい食べ方を解説していきましょう。意外にも食べ方が豊富なので、食卓に添えることが可能です。

下処理の方法

じゅんさいは料理に使用する前に下処理を行なう必要があります。下処理の方法は難しいものではないので、初めてじゅんさいの下処理を行なう方でもすぐにできます。じゅんさいは入手した時に生のものか瓶詰めのものかに分かれます。生の場合には沸騰したお湯で1~2分ほど火を通して、氷水でしめたら完了です。

瓶詰の場合は水の入ったボウルなどにあけて、少し浸すだけで大丈夫です。じゅんさいは周りにゼリーのような膜が付いており、この膜がじゅんさの特徴の一つです。下処理の際には、この膜が取れないように十分に注意して行ないましょう。優しく触れることが大切です。酢の物に使用する場合には、水に少しさらすだけで下処理は完了します。

生で食べる

じゅんさいを生で食べる場合には、下処理をした後にすぐ食べることが可能です。その際には、わさび醤油や酢醤油に付けて食べるのがおすすめされている食べ方です。ひんやりとしたじゅんさいは、新食感を愉しむことができるでしょう。

水煮や酢漬け

じゅんさいは水煮や酢漬けにすることで、食卓に一品追加することができます。つるつるとした食感なので、子どもでも比較的スムーズに食べ進めることができるでしょう。元から水煮や酢漬け調理されているじゅんさいも販売されているので、それらを購入することで味付けをする必要がありません。

吸い物や味噌汁

下処理をしたじゅんさいは、そのまま吸い物やみそ汁に入れて食べることも可能です。他の食材との相性も良いので、どんな具材の汁物にも合わせることができるでしょう。じゅんさいには赤味噌が合うといわれています。下処理だけ行なっておけば下茹で等の処理は必要ないので、手軽に取り入れることができるでしょう。

保存方法

じゅんさいを保存しておきたいと考える方もいることでしょう。まず、じゅんさいの期限は生のもので2~3日、茹でた場合は1~2週間持ちます。生の場合は早めに消費するのが好ましいでしょう。

保存時には密閉のできる容器に入れて、空気に触れることのないようしっかり密閉します。日を追うごとに味は劣化していきますので、生も茹でたものも早めに食べ切りましょう。

じゅんさいの簡単おすすめレシピ

じゅんさいは様々なレシピで使用することができます。じゅんさいの食感は、普段の料理に加えることで新しい発見を生みます。じゅんさいを使用したレシピを参考にしてみてください。

じゅんさいときゅうりの酢の物

  • じゅんさい
  • きゅうり
  • A砂糖
  • A醤油
  • A酢
 
  1. きゅうりを薄切りにして塩を揉んでおきます。
  2. じゅんさいを下処理して、冷やしましょう。
  3. きゅうりとじゅんさいをボウルの中で混ぜ合わせてAの調味料を混ぜ合わせます。
  4. お皿に盛り付けたら完成です。

食感の異なる二つの食材は、どちらも酢の物としての相性が良く、夏の暑い日でもさっぱりと食べることができます。手軽に作ることができるので、食卓に一品添えたいときにおすすめのレシピです。酢の酸味がきゅうりとじゅんさいに絡まり、美味しいという声が多く挙がっています。

じゅんさい鍋

  • じゅんさい
  • 鶏肉
  • えのき
  • ごぼう
  • ダシ
 
  1. 全て材料の下処理を行ないましょう。
  2. 鍋の中にダシと水を入れて加熱し、鶏肉を入れます。
  3. 鶏肉にある程度火が通ったらその他のじゅんさい以外の食材を入れましょう。
  4. 最後にじゅんさいを入れたら完成です。

秋田県では多くの家庭でじゅんさい料理の定番として食卓に並びます。鶏肉から良いダシが出るので、シンプルな味付けで美味しい鍋に仕上がります。ローカルグルメですが、じゅんさいのプルプル感を感じられるので、おすすめのレシピです。

じゅんさいと長芋の和え物

  • じゅんさい
  • 長芋
  • Aめんつゆ
  • A酢
  • 生姜のすりおろし
 
  1. 長芋は1cmの幅に角切りにしておきます。
  2. じゅんさいは下処理をしましょう。
  3. じゅんさいと長芋をボウルの中で混ぜ合わせてAの調味料を入れて混ぜ合わせます。
  4. 針しょうがにしたしょうがを盛り付けの最後に乗せたら完成です。

こちらのレシピも酢の物同様に、さっぱりと食べられる料理です。おしゃれな懐石料理の前菜のような見た目で、味も美味しいので自宅に居ながら高級料亭のような料理を堪能することができます。おしゃれな器に盛りつけて、気分を向上させてみてください。

じゅんさいとキスの吸い物

  • じゅんさい
  • キス
  • A昆布だし
  • A水
  • A白醤油
  • A酒
  • Aみりん
  • 片栗粉
 
  1. キスは三枚におろし、塩を振って10~15分置きましょう。
  2. キスに片栗粉を振っておき、じゅんさいは下処理をします。
  3. Aの材料を入れた鍋を沸かし、キスを入れましょう。
  4. キスが浮かんだらじゅんさいを入れて完成です。

さっぱりと飲みやすい吸い物は、食材が主役になります。食卓に欠かすことのできない汁物は、こだわりを持つことで料理も楽しくできるでしょう。じゅんさいとキスの吸い物は汁物でありながら、一つの料理として成り立っています。キスの素朴な味とじゅんさいのつるつる感を堪能してください。

じゅんさいの食べ方にもう迷わない!

じゅんさいは食べ親しまれている地域以外では、中々手にしない食材です。調理方法や食べ方が分からないという方も少なくないですが、食べ方は意外にも豊富なので一度食べるとクセになるでしょう。じゅんさいをまだ食べたことがないという方は、ぜひ購入をして食卓に並べてみてください。

通販でも購入することが可能なので、産地から遠い場合は通販の利用がおすすめです。美味しい食べ方を発見してみる楽しみ方も良いでしょう。

Thumbじゅんさいは6月が旬の秋田食材!特徴とレシピも紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

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