お菓子の種類はどのくらいある?和菓子から洋菓子まで種類一覧

お菓子の種類はどれだけあるか考えた事はありますか?ここでは洋菓子と和菓子、焼き菓子に生菓子と種類に分け、海外発祥のお菓子についても紹介しています。お菓子が食べるのが好きだという方も、知識を深めたいという方も是非読んでみて下さい。

お菓子の種類はどのくらいある?和菓子から洋菓子まで種類一覧のイメージ

目次

  1. 1お菓子の種類は世界に無限に存在する
  2. 2お菓子の種類一覧【和菓子編・生菓子】
  3. 3お菓子の種類一覧【和菓子編・焼き菓子】
  4. 4お菓子の種類一覧【洋菓子編・生菓子】
  5. 5お菓子の種類一覧【洋菓子編・焼き菓子】
  6. 6お菓子の種類はまだまだ続く

お菓子の種類は世界に無限に存在する

食後のデザートや毎日のおやつに、お菓子は欠かせないという方は多いでしょう。コンビニやスーパーに行っただけでも色々なお菓子がありますが、それもそのはずでお菓子の種類は世界に無限に存在します。お菓子の種類にはどのようなものがあるのでしょうか?

今回の記事では、世界にはどのような種類のお菓子があるのかを一気に紹介します。無限にあるとも言われているお菓子の種類なので全てを紹介する事は出来ませんが、定番お菓子や自分の知らないお菓子の事を知ってみたいという方は今回の記事を読んでみて下さい。

お菓子の種類一覧【和菓子編・生菓子】

まずは和菓子の生菓子からお菓子の種類を見ていきましょう。団子などのお馴染みの物の多いですが、あまり知られていない少しマイナーな和菓子の種類についても紹介しています。

団子

身近な和菓子の種類でもある団子は、米粉などを練って蒸したり茹でたりして作るお菓子です。歴史は遣唐使の時代にまで遡るといわれており、歴史のある種類のお菓子でもあります。見た目の可愛い3色だんごや、甘じょっぱい味わいで人気のみたらし団子などがあります。

団子の由来については3つの流れがあり、食事の一つとして自然発生したという物、神様にお供えしたしとぎが期限になっているという物、そして奈良時代に中国から伝わったという物があり、どれが正しいかは明らかになっていないようです。

羊羹

羊羹は和菓子の定番お菓子のイメージがありますが、鎌倉時代から室町時代辺りに中国から伝わったとされるお菓子です。寒天や砂糖、水、こしあんを混ぜて練りながら煮詰めていき、成形して固めた物が羊羹です。

バリエーションもあり、水あめや練り餡を使用して冷やし固めた物を水羊羹、寒天を使用せずに小麦粉などで固めて蒸しあげる蒸し羊羹という種類もあります。

ゆべし

ゆべしはもち米やうるち米粉を原料として作られており、柚子の皮や砂糖、醤油などを混ぜて蒸すという和菓子です。柚子の皮を使用すると聞くと変り種の種類のようにも思いますが、使用されていない物もあります。くるみをプラスしたくるみゆべしという和菓子も人気があります。

錦玉

錦玉は寒天を溶かして作る和菓子で、砂糖を加えて煮詰めた後冷やし固めて作られます。透明感があるので水や氷の表現に使用される事も多く、その見た目の美しさから夏の定番和菓子にもなっています。寒天菓子には琥珀という種類の和菓子もありますが、実はこの錦玉と同じ物を指しています。

饅頭

饅頭は蒸したり焼いたりして作られますが、半生菓子に分類される和菓子です。羊羹と同じく中国から伝わったとされており、点心の一つでもあります。昔は餡ではなく野菜を煮た物を包んでいたそうですが、江戸時代になると砂糖の価格が下がり、現在の様に小豆餡を包むようになった様です。

餡や皮によっていろいろな種類があるというのが特徴で、皮が薄い薄皮まんじゅうや、生地に酒粕を使用した酒饅頭、餡に栗を混ぜた栗饅頭などがあります。

練り切り

練り切りはどれも見た目が美しく、和菓子の生菓子の中でも代表的な物の一つです。原料には白餡が使用されており、つなぎには求肥や練切餡などが使用されます。これに色を付けた物を木型に入れたりへらを使用して成形し、季節感を感じる物に仕上げていきます。

ちまき

ちまき言っても、もち米を鶏肉などと一緒に蒸し上げた物ではなく、餅tや羊羹などを笹の葉で巻いて蒸した物です。柏餅と一緒に、端午の節句の際に食べる事でもお馴染みのお菓子です。中には葛や麩まんじゅうを使用した物もありますが、これもちまきの一種です。

すあま

すあまは、関東以外の方にはあまり馴染みが無い種類のお菓子かもしれません。蒸した上新粉生地に砂糖を混ぜて作られるお菓子で、見た目は蒲鉾のようにも見えます。甘さは控えめなので、甘すぎるお菓子は苦手という方にもおすすめしたい種類です。

縁起を担いで寿甘と書く事もあり、関東では引き出物でも定番のお菓子の様です。卵型をした種類もあり、こちらは鶴の子とも呼ばれるそうです。

桜餅

もち米などで餡を包み、塩漬けした桜の葉で包んだという春を感じさせてくれるお菓子です。ピンク色をしたもち米を使用した物は関西風で、この他にもピンク色の小麦粉の生地を焼いた物を使用するのが関東風です。どちらにしても塩漬けした桜の葉を使用しており、しょっぱさが良いアクセントになっています。

葛餅

このお菓子も関西と関東とでは違いがあり、関西では葛でんぷんが、関東では小麦でんぷんが使用されています。奈良県吉野産の葛は特に上質であるといわれており、吉野葛という名前でも有名です。

関東の葛餅は小麦を乳酸菌で発酵させた小麦でんぷんから作られており、作るのに450日ほどかかる事もある様です。和菓子唯一の発酵食品とも言われる種類です。

草餅

草餅はよもぎを使用して作られる事が多く、よもぎ餅とも呼ばれます。しかし、昔は春の七草の一つであるゴギョウが原料として使用されていたようです。3月3日の上司の節句に食べる習慣があり、春の季語にもなっています。

きんつば

きんつばにも種類があり、餡を小麦粉と砂糖、水から作られた生地で包んで焼く包みきんつばと、餡に水溶きした小麦粉を付けて焼き上げる角きんつばがあります。現在では角きんつばが比較的メジャーで、包みきんつばを見る機会はあまりないかもしれません。

しかし、元々のきんつばは丸い形をしており、刀の鍔によく似た形をしていました。そば粉を使用したぎんつばというお菓子を京都で販売していたのですが、その後江戸に伝わった際に小麦粉が使用されるようになりました。

柏餅

柏餅は餡を上新粉から作った餅で包み、それを柏の葉で包んだお菓子で、端午の節句の時期に食べる方も多いのではないでしょうか?柏の木は新芽が出るまで古い葉が落ちず、子孫繁栄を表しているそうです。中身は小豆餡が定番ですが、味噌餡が使用される事もあります。

お菓子の種類一覧【和菓子編・焼き菓子】

ここからは、和菓子の中でも焼き菓子の種類を紹介します。海外のお菓子の元となったものや、日本各地で愛され続けているものなどがあります。

どら焼き

どら焼きは卵や砂糖、小麦粉を混ぜた粉を丸く焼き上げ、餡を包んだ和菓子です。名前の由来は、楽器の銅鑼に形が似ていたとも言われています。餡に栗を挟んだ物もあり、こちらは食感を愉しむ事も出来ます。阿倍仲麻呂が詠んだ歌に因み、三笠山という別名も持つ風流な焼き菓子でもあります。

今川焼

卵や砂糖、小麦粉を水と合わせ、その生地に餡を入れて焼き上げた和菓子です。今川焼の由来は江戸時代に存在した今川橋で販売されていた事が由来になっています。

地方によって呼び名が変わるというのも特徴で、大判焼や太鼓焼と呼ばれる事もあります。鯛焼きは別の種類の和菓子にも思えますが、実はこの今川焼の一種に分類されています。

カステラ

カステラは一見洋菓子にも思えますが、和菓子の一種とされています。卵や砂糖、小麦粉を混ぜ合わせた生地を木枠に入れて焼き上げた物で、宣教師が日本に伝えた南蛮菓子である事は知っている方も多いでしょう。その後、独自の進化を遂げて現在の様なカステラになりました。

辻占

辻占はユニークな和菓子で、せんべいなどのお菓子の中に占いが入った焼き菓子です。占いが書かれた紙を辻占と呼んでいたのだそうで、お菓子の景品として使われるようになったのが始まりです。

よく似たお菓子にフォーチュンクッキーがありますが、実はこの辻占が大きく関係しており、大正時代に日本人が辻占を伝えた事がヒントになったようです。

最中

薄く伸ばした餅を焼き上げ、中に餡などを詰めたお菓子です。現在では四角い形の最中も珍しくはありませんが、元々は満月にちなんだ和菓子で、丸い形が元祖となっています。

餡には栗を使用した物や、求肥、餅を入れた物など変り種のバリエーションも豊富です。全国で食べられている焼き菓子で、日本各地で様々な種類の最中が銘菓として販売されています。

あられ

あられは正確にはあられ餅という名前のお菓子で、お餅を適当な大きさに切った後火であぶって作ります。炒った豆を使用して、表面をコーティングする場合もある様です。一般的には炒って作る物が多いですが、中には揚げて作る物もあり、こちらはかなり柔らかい仕上がりになります。

お茶漬けの乾燥剤代わりとしても使用されており、技術の進歩によってあられが必要なくなった現在でもお茶漬けとの相性の良さから定番の具材になっています。

せんべい

せんべいはうるち米を原料として作られるお菓子で、関東地方に多いようです。表面に何で味付けするかや調理法で様々な種類があり、香ばしさが魅力の醤油せんべい、塩の甘みを愉しめる塩せんべい、食べ応えのある揚げせんべいなどがあります。

因みに、せんべいと言えば草加せんべいが有名ですが、これは団子屋さんのお婆さんが団子を平らにして焼いたらどうか、という助言を受けて生まれたと言われています。

小麦粉せんべい

せんべいは米を原料としていますが、小麦粉せんべいは名前からもわかる通り小麦粉を主原料とし、卵や砂糖を加えて焼き上げられます。もっとも有名なのは、土産物としても知られている瓦せんべいでしょう。

固焼きになっているのが特徴ですが、中にはやわらか焼きという種類もあります。大きい物では実際の河原と同じサイズの物まであり、焼き印にバリエーションが多いのも特徴のお菓子です。

桃山

桃山は、半生菓子に分類される和菓子です。白餡を原料としており、卵黄、水あめ、葛や寒梅粉などを入れて焼き上げた物です。焼き上げる時にみりんを塗るので、完成した桃山には美しい照りが出ます。

由来については諸説あり、焼き上がりの雰囲気や餡をそのまま焼くという豪華さから桃山時代を連想させたという説や、茶人に愛されたお菓子だったので京都の地名にちなんだとも言われています。

お菓子の種類一覧【洋菓子編・生菓子】

ここからは、洋菓子の生菓子の種類一覧を見ていきましょう。スポンジケーキやチーズケーキと言った定番お菓子や、プラリネなど他の洋菓子の食材として使用されるお菓子まで様々な種類を紹介します。

スポンジケーキ

スポンジケーキは元々はフランスのお菓子で、ケーキなどに使用されるお馴染みの洋菓子です。デコレーションされているイメージが強いお菓子ですが、もちろんそのまま食べても美味しく、紅茶を練りこんだり生クリームを付けて頂く事もあります。

その名の通りスポンジの様な食感が由来となっており、気泡が多いのでふわふわとした柔らかさが魅力です。

シフォンケーキ

シフォンケーキはスポンジケーキと似ている洋菓子ですが、アメリカ生まれのお菓子です。歴史は意外と長く、1927年に料理愛好家の方が考案したエンゼルフードケーキというレシピをもとにして誕生しました。

日本で広まったのは1976年で、フレイバーというお店によって販売されたのが始まりです。スポンジケーキよりもふかふか、しっとりとした食感が特徴のお菓子です。

カップケーキ

カップケーキは作り方も簡単で、見た目も可愛い事でも人気があるお菓子です。基本的には小さいカップに入れて作られますが、マグカップで手軽に作る事が出来るケーキインマグや、妖精の羽に見えるというバタフライケーキなどもカップケーキの一種です。

発祥の国であるアメリカの物ではカラフルなビビッドカラーのアイシングが施された物も多く、食べるのがもったなくて飾っておきたくなるような物も多いです。

チーズケーキ

チーズケーキにはいろいろな種類があり、それぞれで発祥の国も異なっています。クラシックなベイクドチーズケーキはポーランドの郷土菓子が発祥とされています。その後ヨーロッパからアメリカに移住した人たちによって生まれたのがニューヨークチーズケーキです。

卵白を泡立てて焼いたスフレチーズケーキは日本発祥のケーキです。それぞれ全く違った食感ですが、濃厚なチーズの旨味が魅力の洋菓子という点は共通しています。

ロールケーキ

ロールケーキはスポンジケーキをロール状にした洋菓子で、中に生クリームやフルーツなどが巻き込まれています。スイスロールという名前でもおなじみの様に、発祥はスイスであり、ルラートという名前で呼ばれています。因みに、スイスでは日本のロールケーキはジャパニーズ・ロールと呼ばれているそうです。

ゼリー

ゼリーの歴史はとても古く、ローマ時代には既に煮凝りが食べられていたとされています。お菓子としてのゼリーが誕生したのは有名なパティシエであるフランスのアントナン・カレーム氏によって19世紀初頭に生み出されました。

涼しげな見た目から夏に食べられる事が多く、様々な種類のフルーツが使用されます。つるっとした食感が魅力で、老若男女から愛される洋菓子です。

プリン

プディングとも呼ばれ、イギリス生まれの洋菓子です。ゼリーとプリンは一見似ているのですが、調理方法が異なっており冷蔵庫で固める事は出来ないので、蒸したり焼いたりして作るのが特徴です。

卵の味が濃厚な物も多いですが、牛乳を使用してクリーミーに仕上げた物も人気です。それぞれ弾力がしっかりした物とトロっとした食感という違いもあり、好みが分かれる所でしょう。

ムース

ムースはフランス発祥で、卵の黄身とクリーム、砂糖、メレンゲ、フルーツなどを混ぜこんでクリーム状にしたお菓子です。1960年代にチョコレートムースが発売された事をきっかけに広まり、イギリスやアメリカでは家庭料理の定番でもあります。

因みに、ムースという言葉は泡という意味があり、ラテン語のmulsaが語源であるとも言われています。ふわっとしたやわらかな食感が魅力の洋菓子です。

アイスクリーム

アイスクリームの元祖はシャーベットの様な物で、驚く事に元々はお菓子ではなく、疲れた体を元気にする健康食品として食べられていました。アイスクリームを最初にデザートとして食べたのはジュリアス・シーザーであるとされており、ローマ発祥の洋菓子であると言えるでしょう。

現在では牛乳やバニラエッセンス、チョコレートなどを材料にしており、冷やしながらかき混ぜる事によって作られます。日本に伝わったのは1869年と意外と最近で、当時はあいすくりんという名前で販売されていました。

ジェラート

ジェラートはイタリア発祥のアイスクリームの一種で、イタリア語で凍ったという意味があります。アイスクリームとジェラートは似ているようにも思えますが、ジェラートは空気を含ませる時間や牛乳が少なめになっている分、フルーツなどの素材の味をしっかりと感じる事が出来ます。

日本では1980年代にジェラート専門店がオープンし、現在でも暑い夏には特に人気があるお菓子になりました。フルーツやチョコレートなどを始め、ピスタチオやコーヒーなどといったフレーバーもお馴染みでしょう。

トリュフ

お菓子のトリュフを考案したのは、フランスのアントワン・デュフール氏です。溶かしたチョコレートに生クリームや洋酒などが混ぜこまれており、大人の味わいに仕上がっています。小さいボール状に成形された後はココアパウダーがまぶされており、高級感もあるビジュアルです。

名前の由来はやはり高級食材のトリュフで、形が似ている事から名づけられました。チョコレートに色々なバリエーションがあり、イチゴチョコレートを使用したトリュフや抹茶トリュフなども人気があります。

ゼリービーンズ

ゼリービーンズは豆の形をしたユニークなお菓子ですが、この形になったのは南北戦争の頃のアメリカの様です。原料にはでんぷんや砂糖、水あめなどが使用されており、外は硬め、中側はもちっとした食感の違いも魅力です。

カラーバリエーションが豊富なのも特徴で、味によって様々な色が付けられています。中には模様が付けられている物もあり、見ているだけで楽しくなって来そうなお菓子でもあります。

ガナッシュ

ガナッシュは生チョコレートとも呼ばれる洋菓子の一つで、スイスのジュネーブで生まれました。チョコレート生地に生クリームや洋酒を練りこみ、クリームと水分が10%以上ある物のみが生チョコレートと表示する事が出来ます。

ガナッシュには実は間抜けという意味もあります。これはこのお菓子が失敗から生まれたお菓子だからで、チョコレートを調理している時に誤って生クリームを入れてしまい、「ガナッシュ!」と怒られてしまった事に由来しているようです。

ボンボンショコラ

ボンボンショコラはバレンタインの特設コーナーで販売されていたり、高級チョコレート店のショーケースにずらりと並んでいるイメージがあり、華やかさを感じさせる洋菓子でもあります。紹介した生チョコレートやトリュフとは違い、完全に冷やし固めるため食感は硬めです。

因みに現在のフランス語では、ボンボンはキャラメルやリコリス菓子、ガムなどキャンディ上のお菓子を総称する言葉になっているようです。

プラリネ

プラリネはそのまま食べるというよりは生花の材料として使用される物で、フランス貴族のセザール・ガブリエル・ド・ショワズール=ブランの料理人であったクレマン・ラサーニュによって生み出されました。

初期のころはアーモンドに色々な香りを付けて砂糖をかけたというお菓子でしたが、後にアーモンドにシロップを絡め、カラメル状になるまで煮詰めていくという調理法に変わっていきました。先ほど紹介したボンボンの中に入れられる事も多く、濃厚な美味しさが魅力です。

トルテ

日本ではタルトという名前の方がお馴染みかもしれません。トルテというのはドイツ語で、タルトはフランス語です。

クリームやチーズでデコレーションされている焼き菓子の事で、ドイツでよく食べられている洋菓子の一つです。チョコケーキの中でも人気が高いザッハトルテや、サクランボを使用したキルシュトルテなどがあります。

お菓子の種類一覧【洋菓子編・焼き菓子】

最後に紹介するのは洋菓子の焼き菓子の種類です。日本ですっかりお馴染みとなったマカロンや、ミンスパイといったクリスマススイーツまで様々な焼き菓子の種類を記載しています。

ガレット デ ロワ

フランスの伝統菓子で、アーモンドが中に入った洋菓子です。ロワという言葉には王様という意味があり、王冠が付いてくる事も多いというユニークなお菓子です。このお菓子にはフェーブという陶器製の人形が入れられており、自分の食べた所にこのフェーブが入っていればその日一日は王様や女王様となり、みんなから祝福を受けます。

一年の始まりにこの行事をする事が定番になっており、日本でいうお雑煮やおせちのような感覚で楽しまれているようです。

マドレーヌ

貝殻の形という可愛い形が特徴で、バターやレモンの香りが魅力の洋菓子です。ケーキ屋などで販売されている事も多い、日本人にとってもとても身近な焼き菓子の種類です。発祥はフランスのロレーヌ地方にあったお城であると言われています。

お城で開催されたパーティーでメイドが即興で作った洋菓子で、その時のメイドの名前がマドレーヌでした。よく似たお菓子であるフィナンシェは卵白のみが使用されますが、マドレーヌには全卵を使用するので比較的コクがあります。

クラフティ

タルト生地の中にサクランボを並べて、卵や牛乳、生クリーム、砂糖や小麦粉を混ぜた生地で覆って焼き上げたというレシピです。フランスのリムーザン地方であり、日本で食べた事がある方はあまり居ないかもしれません。

リムーザン地方ではブラックチェリーを使用した物以外はフロニャルドという名前で区別しているようですが、他の地方ではそれほどこだわりは無いそうです。タルトを省略する事もでき、クランベリーや林檎など色々な果実で代用出来るので自分で作ってみたいという方にもおすすめです。

マカロン

マカロンは日本でもおなじみの焼き菓子で、フランスのロレーヌが発祥になっています。元々はメレンゲとアーモンド、砂糖を混ぜただけのお菓子で、きつね色に焦げたビジュアルが特徴の素朴なお菓子でした。しかし、その後マカロンはどんどんと進化を遂げ、現在のようなカラフルで種類豊富なビジュアルにとなりました。

マカロンは焼き菓子ですが、クリームを使用しているのであまり保存が効くお菓子ではなく、基本的には生菓子の様な物だと思った方が良いでしょう。冷蔵庫に入れておく必要があり、賞味期限も5日以内ほどと短めです。

ビスコッティ

イタリアのトスカーナ地方が発祥の焼き菓子で、ビスケットの語源になったとも言われています。クッキーなどとは異なり、バターを使用せずに2度焼し、固めに焼き上げるというのが特徴です。

発祥の地であるイタリアではそのまま食べるのではなく、ワインやエスプレッソに浸してから食べる方が多いそうです。付ける事によって柔らかい食感になり、食べやすくなるというメリットもあります。

作り方も生地をまとめた後に一度焼き、スライスしたらもう一度焼き上げるという簡単な物です。朝食の定番でもあるお菓子ですので、お手製のビスコッティで朝食もおすすめです。

ズコット

イタリアのフィレンツェの伝統的焼き菓子であり、ドーム状のスポンジの中にチョコレートやナッツ、クリームなどを詰めて凍らせたという物です。

ズコットはアイスの原型とも言われており、セミフレッドと呼ばれる半解凍アイスやリコッタクリームなどが使用される事もあります。最近ではスポンジケーキを使用したいドーム状のケーキの事を指す場合もあります。

ズコットは帽子のような形も特徴的なお菓子で、カトリック神父が被っている帽子のズッケットから名づけられました。600年以上という古い歴史があり、メディチ家にも献上された事があるという由緒正しいスイーツでもあります。

クランペット

写真を見た方はパンケーキに見えたかもしれませんが、クランペットはパンケーキやホットケーキとはまた別物です。ベーキングパウダーを使用しておらず、イーストを発酵させて作るので食感はふわふわ、そしてもっちりとした食感に仕上がっています。

フルーツやチョコレートなどを組み合わせてデザートとして食べるのもおすすめの焼き菓子ですが、肉や野菜などとの相性も良いのでお食事パンケーキのような感覚で頂く事も出来ます。作り方も簡単で静かなブームとなっているようなので、おやつとして作ってみましょう。

ヴィクトリア サンドイッチ

イギリスのアフタヌーンティーでよく楽しまれている焼き菓子です。名前はサンドイッチとなっていますが、ビジュアルはケーキその物です。

しっかり焼き上げられているので硬めの食感に仕上がっています。名前にヴィクトリアとついている理由は、夫の死を嘆くヴィクトリア女王のために、オズボーンは薄で開催されたパーティで振舞われた焼き菓子だからだそうです。

ミンスパイ

クリスマスに食べられるお菓子は国によって様々ですが、イギリスで食べられているのはミンスパイです。ドライフルーツから作られたミンスミートという物を詰めて作った杯で、数センチほどの大きさに作られます。実際に食べてみるとスパイスなどが効いたかなりインパクトのある味で、食べ応えも抜群です。

クリスマスのシーズンになると町中にミンスパイが並び、風物詩のようになっているようです。種類によってはアルコールが含まれている物もあるので、お子さんに揚げる時は少し注意が必要でしょう。カロリーと脂肪分が高めなので、少しずつ食べるのがおすすめです。

スコーン

スコーンは、アフタヌーンティーの国であるイギリスで生まれました。この焼き菓子も歴史は古く、バノックという千年前から食べられていたお菓子が起源であるようです。そのまま食べても美味しいですが、ジャムやクロテッドクリームを付けて食べる事を前提としているため甘さは控えめになっています。

イギリス風のお茶の席には、スコーンは欠かせない物となっています。ジャムなどを付けたスコーンを食べながら紅茶を飲む習慣をクリームティーと呼ぶ事もある様です。

リンツァートルテ

ドイツのリンツ地方の名物である リンツァートルテは、アーモンドパウダーなどが入った生地にレッドカラントジャムを挟んだ焼き菓子です。名前を見ているとリンツ地方から名づけられたようにも見えますが、リンツァー氏から取ったのではないかという意見もあります。

表面にはアップルパイの様に、格子模様が付いているのも特徴です。このお菓子の起源については明らかになっていないようですが、ザッハトルテなどに比べて更に200年も前に生まれた物であると言われており、歴史の長い種類のお菓子です。

お菓子の種類はまだまだ続く

今回の記事では、世界中に無数にあるお菓子の種類を紹介しました。お菓子と言っても普段から食べ慣れているお馴染みの物や、あまり聞いた事tが無いような外国のお菓子もまだまだあります。

知らないお菓子は世界中にまだまだ眠っていますので、どのような種類があるのか興味が湧いた方は引き続き調査してみてはいかがでしょうか?

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