フランスのお菓子「ロッシェ」は余った卵白で作れる!家で作るアレンジレシピ!

ロッシェというお菓子を知っていますか?卵白で作るお菓子でサクサクとした軽い食感が特徴です。料理やお菓子づくりでは卵黄だけを使うレシピもあり、気づけば余った卵白がたくさんあったということもあるでしょう。料理やお菓子づくりで余ってしまった卵白はロッシェにしてみませんか?ころっとした見た目が可愛く、食感も楽しいお菓子です。基本の作り方とアレンジレシピも紹介していきます。

フランスのお菓子「ロッシェ」は余った卵白で作れる!家で作るアレンジレシピ!のイメージ

目次

  1. 1ロッシェとは?
  2. 2ロッシェの基本のレシピと保存期間
  3. 3ロッシェのアレンジレシピ
  4. 4卵白が余ったらロッシェを作ろう!

ロッシェとは?

料理をしていると卵黄だけ使って卵白が余ってしまうこともあるでしょう。カルボナーラや卵黄だけの卵かけご飯を食べる際など、卵白が余ってしまうものの捨てるには勿体ないので何かに使えたら嬉しいです。使いみちが分からないので勿体無いと思いつつ捨ててる方も少なくないかと思います。

ロッシェは卵白で作ることができるお菓子ですので、余った卵白の使いみちに困っているという方は上品なロッシェづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか?

卵白で作るお菓子

ロッシェは卵白を使って作ります。見た目は生クリームを絞ったような形で上品さを感じる焼き菓子です。食べてみると甘くてシャクシャクとした軽い食感があります。ケーキ屋などで見かけることもあるでしょう。自宅で余った卵白を消費するためにロッシェを使っているという方もいるようです。

名前の由来

ロッシェとはフランス語で「岩」という意味があります。日本ではメレンゲ(焼き菓子)で馴染みがあるでしょう。

卵白を使わないもう一つのロッシェとは?

卵白を使わずにチョコレートで作ったロッシェもあります。卵白を使ったロッシェと同じく、チョコレートを固めた様子が岩(ロッシェ)のようにゴツゴツとしているためそう呼ばれています

卵白を使ったものではなく、チョコレートのロッシェの方が見覚えがあるという方も多いのではないでしょうか?お菓子屋さんや市販品でも見かけることがあります。

ロッシェの基本のレシピと保存期間

ロッシェにはアレンジレシピが多くありますが、ここでは基本のレシピを紹介していきます。最後にアレンジレシピも紹介していきますので参考にしてみてください。

材料と作り方

  • 卵白1個分
  • 砂糖50g
  • コーンスターチ小さじ2
 
  1. 卵白にツヤが出るまで固く泡立てます。
  2. 砂糖を加えてさらに固く泡立てていきます。
  3. クッキングシートに並べで、120℃に予熱したオーブンで60~80分焼いたら完成です。

卵白が余ったときに使い切るのに便利です。オーブンから取り出したときには少しやわらかさがありますが、冷めるとサクサクとした食感で仕上がります。

ポイント

オーブンに入れている際にふくらむことはありませんが、ぎっしりと並べてしまうと熱が均等に当たらないため上手に乾きません。クッキングシートに並べるときには余裕を持たせて並べるようにしましょう。

卵白のメレンゲを作るときに泡立てをしっかりと行わなければいけませんが、この作業は時間も手間もかかり大変です。早めに卵白を泡立てるには冷凍庫で凍らせます。卵白を冷凍庫で凍らせてカチカチになったら自然解凍かレンジでシャーベット状になるまで解凍します。レンジの使用目安は200Wで40秒~1分ほどです。

半解凍の卵白をボウルに入れて泡立て器で混ぜると、30秒程度で透明からクリーミーな白色になり1分程度でふわふわのメレンゲができます。そこからさらに30秒程泡立てると固いメレンゲに仕上がります。

保存期間

ロッシェの保存期間が何日かというのは調べてみても分かりませんでしたが、基本的に手作りお菓子は日持ちしないとおぼえておきましょう。生菓子の場合には2日ほどがギリギリです。

自宅でお菓子を作る場合には手袋をしたりこまめに消毒をしながら作るということはあまりしないでしょうから、雑菌がいると考えて早めに食べきった方が無難です。

焼き菓子で水分がないものなら5日程度は持つようですが、水分が多いものは傷みやすいので気をつけましょう。手作りお菓子は保存料も含まれていませんので、なるべく早く食べることを意識しましょう。

ロッシェのアレンジレシピ

基本のロッシェの作り方を覚えたところでいろんなアレンジレシピに挑戦してみてもいいでしょう。そのままでもシャクシャクとした食感があり美味しいですが、いろんな材料を加えたアレンジレシピも多くあります。

ロッシェに何か手を加えたいと思った際には参考にしてみてください。アレンジを参考にオリジナルレシピを考案してみるのも楽しそうです。

くるみのロッシェ

  • 卵白1個分
  • グラニュー糖30g
  • ローストしたくるみ25g
  • 無糖ココア(なくても良い)小さじ1/2
 
  1. くるみをフライパンで軽くローストして、細かく砕きます。卵白は泡立てやすくするために事前に冷やすか冷凍しておきましょう。
  2. オーブンを120℃に予熱し、卵白を泡立ててメレンゲを作ります。微量の塩を入れて混ぜ、グラニュー糖を3回ずつに分けて混ぜ入れていきます。
  3. ココアを入れる場合、ピンと角が立つようなメレンゲができたら混ぜ入れていきます。色が変わったらくるみを入れてゴムベラなどでさっくりと混ぜましょう。
  4. スプーンを使ってクッキングシートなどの上に落としていきます。
  5. 焼き時間はオーブンによって異なるので様子を見つつ、120℃で30分・100℃で20分・90℃で10分と時間をかけて乾燥焼きにしていきます。
  6. 焼き上がったら粗熱を取り、冷蔵庫でしっかりと冷やすととく乾燥します。

今回はくるみを使用していますが、他のナッツ類でも美味しく作ることができます。しっかりとしたメレンゲを作るために卵白は半解凍のものを使いましょう。きめ細かい泡ができます。

ココアは消泡作用があるためメレンゲが少ししぼみますので、入れたくない方は入れなくても大丈夫です。低温焼きにすることでしっかりと乾燥させることができます。

ココナッツロッシェ

  • 卵白1個分
  • 砂糖40g
  • ココナッツロング100g
 
  1. オーブンを120℃に予熱しておきます。
  2. 卵白を泡立てて砂糖を入れ、ピンと角が立つまで泡立てていきます。
  3. ココナッツロングを入れてゴムベラなどでさっくりと混ぜます。
  4. スプーンを使って形を作りながら並べ、予熱が完了したオーブンで80分焼いていきます。
  5. 焼き上がったら冷まして湿気がない場所におきましょう。

アーモンドロッシェ

  • 卵白3個分
  • 乾煎りしたアーモンド120g
  • グラニュー糖105g
  • バニラエッセンス適量
 
  1. 卵白にグラニュー糖を3分の1入れて、ハンドミキサーで混ぜます。馴染んできたら残りのグラニュー糖を入れて混ぜましょう。
  2. アーモンドは乾煎りしますので、170℃のオーブンで15分素焼きにしてください。
  3. 卵白はピンと角が立つまで泡だてて、アーモンドとバニラエッセンスを混ぜます。
  4. オーブンを90℃に予熱して90分焼けば完成です。

今回紹介した分量で60個くらいできますので、分量はお好みに合わせて調整してください。卵白はしっかりと角が立つまで泡立てることがポイントです。乾燥剤を入れて保存すれば長期保存ができますが、なるべく早く食べるようにしましょう。

カリシュワロッシェ

  • 卵白2個分
  • 砂糖(グラニュー糖)50g
  • ホワイトチョコ板1枚
  • くるみ40~50g
 
  1. 卵白にグラニュー糖を2回~3回に分けて入れ、ハンドミキサーを使ってツヤがでるまでしっかりと泡立てます。低速にして1分間キメを整えます。
  2. くるみとホワイトチョコは小さく砕いて、泡立てた卵白に加えて混ぜます。
  3. クッキングシートを天板にしいて角が立つように落とします。
  4. 100℃のオーブンで1時間かけてじっくり焼いていきます。焼き終わってもしばらく庫内で置いておきます。

保存する際には密閉容器に入れて湿気対策をして置きましょう。冷凍卵白を使う場合には、自然解凍をするか様子を見ながらレンジで解凍してください。天板に落とす際には直径2cm程度にすると見た目も可愛く仕上がります。

ココナッツロッシェ

  • 卵白30g
  • グラニュー糖90g
  • ココナッツファイン100g
 
  1. ボウルに卵白と砂糖を入れて混ぜ、ココナッツファインも加えて混ぜます。
  2. 一口大にして指先で高さがでるように形作り、クッキングシートんい並べていきます。
  3. 160℃に予熱したオーブンで20分程度焼き、150℃に温度を落として10分ほど焼いたら完成です。

取り出す際には天板が冷めてから取り出しましょう。焼き色をあまりつけたくないのなら温度を下げてから焼いてください。

卵白が余ったらロッシェを作ろう!

今回は卵白を焼いて作るお菓子、ロッシェについて紹介していきました。今まで料理で卵黄を使って卵白が残っていたという方もロッシェなら材料も少なく作ることができますので活用してみてはいかがでしょうか?卵白を泡立てるのが大変と思われるかもしれませんが、紹介した卵白を冷凍させる方法を使えば早いです。

甘くて軽い食感が楽しいロッシェをティータイムのお菓子にすれば、見た目も上品な焼き菓子ですので有意義な時間となるかもしれません。

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