バターミルクの栄養がすごい!スキムミルクとどう違う?味や代用も紹介

バターミルクを使ったことはありますか?あまり馴染みはないかもしれませんが、フライドチキンの下ごしらえに使ったりパンケーキやビスケットなどのお菓子づくりに使うことができます。海外ではそのまま飲むこともあるみたいです。日本でも液体のものもありますしパウダータイプもあります。今回はバターミルクの栄養やスキムミルクとの違い、代用品からバターミルクを使ったレシピまで紹介していきます。

バターミルクの栄養がすごい!スキムミルクとどう違う?味や代用も紹介のイメージ

目次

  1. 1バターミルクとは?
  2. 2バターミルクの栄養
  3. 3バターミルクの活用方法
  4. 4バターミルクの代用品は?
  5. 5バターミルクを使ったおすすめレシピ
  6. 6バターミルクで一味違う料理を作ろう!

バターミルクとは?

バターミルクに馴染みがあるという方は日本人ではあまりいないでしょう。どこかで見かけたことがあるという方はいるかもしれません。そんな馴染みのないバターミルクですが使ってみると便利なもので、海外のアメリカやインドや中東では家庭料理によく使われています。まずはバターミルクについて詳しく見ていきましょう。

バターを作った時の副産物

牛乳からバターを作った際に液体が残りますが、これがバターミルクです。牛乳の残りですが栄養は牛乳と同じです。バターを作る際に脂肪分はバターが持っていきますので低カロリーとも言われています。

バターミルクの伝統的な作り方はどのようにして作られるのかと言うと、牛乳に自生する乳酸菌か新しい乳酸菌を牛乳の中に入れて発酵させて、発酵バターを分離しているクリームで作ります。発酵バターを作った際に残った液体がバターミルクです。

どんな味?

バターミルクという名前だけ聞くとバターのように濃厚でミルクのようななめらかさがあるのかな?というイメージができます。

海外で流通しているバターミルクは発酵バターを作ったときに残った液体で、その味は海外の人や海外で食べたことがある方によるとバターの甘い風味がしてヨーグルトに近い爽やかな酸味を感じるようです。薄めのヨーグルトドリンクのような味という方もいます。

対して日本産のものは甘性バターを作るときに出てきた液体ですので酸味はないです。味はスキムミルクよりも牛乳に近い味がして、香りは低脂肪牛乳に甘いバターで風味づけをしたようなニオイだそうです。スキムミルクより少し濃い味が近いでしょう。

日本では発酵バターから作っている会社はほとんどないですが、発酵バターから作っている会社もあり製造過程で出たものを商品にしたメーカーもあります。ですが、その数はかなり少ないです。

そのまま飲める?

強い酸味は火を通すことでなくなりますが、そのまま飲むには酸味があるので向いていないでしょう。稀に胡椒をかけてからバターミルクを飲むという方もいるようです。発酵バターを作った際に残ったバターミルクでも日本の甘性バターを作った際に残ったバターミルクでもそのまま飲むことは可能です。

海外だとそのままバターミルクを飲むことはよくあるようですが、日本では美味しいという方はあまりいないようですし好んで飲む方も少ないです。そのまま飲むという方は砂糖を加えて飲むという方はシナモンを入れると美味しいという方がいます。

パウダータイプもある

バターミルクにはパウダータイプもあり、日本では液体タイプのものよりパウダータイプのものが多く販売されていますので、パウダータイプのバターミルクを見かけたことがあるという方のほうが多いでしょう。

水分を取り除いてパウダー状態にしており、パウダータイプは日持ちもしますので登山やキャンプの補助食品としても便利でパウダータイプが使われることもあるようです。液体のものは日本ではなかなか見当たらないかと思いますので、ない場合にはパウダータイプを探してみるといいでしょう。

スキムミルクとの違い

バターミルクはスキムミルクの代用にできますし、スキムミルクはバターミルクの代用にできます。そうなると違いがどこにあるのだろうと疑問に思うでしょう。スキムミルクは牛や山羊の牛乳や生乳の乳脂肪分を取り除いて無脂肪乳にしてあります。水分も取り除いているので粉末状です。

脂肪分はまったく含まれていないものの栄養価は高くたんぱく質やカルシウムなどを多く含んでいます。その栄養価や保存性の高さから給食でも使われていましたが、味はそこまで美味しくないと人気はなかったようです。

ですが、現在では品質も向上しているので大手乳業メーカーが作っているスキムミルクは、以前のようにまずすぎるということはないようです。スキムミルクの味はほんのりと甘く香りも牛乳に近い香りがしますが、バターミルクよりは香りはありません。手軽に購入できるという点ではスキムミルクの方が手に入りやすいです。

バターミルクの栄養

バターミルクは牛乳からバターを作った際の残った液体ですので、牛乳と同じ栄養が含まれています。

牛乳と同じ栄養成分で低カロリー

バターを作る際に出てきた液体がバターミルクですが、栄養は牛乳とほとんど変わりません。ですが、脂肪分はバターが持っていきますので牛乳よりも脂肪分が少なくなり低カロリーです。牛乳1杯は157kcal程度で脂肪分が8.9gですが、バターミルクは99kcal程度で脂肪分は2.2gです。

実際には液体タイプやパウダータイプを製造しているメーカーによって数値が多少違いがありますので、気になる方をチェックしてみてください。

タンパク質

バターミルクはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は身体の成長に欠かすことができない栄養素で筋肉や髪の毛、肌を作るために必要です。新陳代謝がよくなるため細胞の生まれ変わりアンチエイジングにも効果が期待できます。血流も良くなるため冷え性の改善にも効果が期待できるようです。

カルシウム・カリウム

カルシウムやカリウムは骨や歯を強くしたり血液などの体液の流れをスムーズにしてくれる効果が期待できますので、骨粗しょう症や肝臓病などに効果が期待できるとも言われています。

ビタミン

ビタミンB郡は新陳代謝を良くして身体の調子を整えます。身体の代謝が上がるとアンチエイジングなど身体に嬉しい効果が多くあります。バターミルクにはビタミンも多く含まれています。

バターミルクの活用方法

ここまだえバターミルクについてやパウダータイプもあることなど紹介していきましたが、実際にはバターミルクはどのようにして使えばいいのでしょうか?そのまま飲むこともできますが、日本人からの味の評価は低いようです。チキンやビスケット、パンケーキなどのレシピに使うこともできます。

ビスケットやパンケーキをふんわりさせる

バターミルクはビスケットやパンケーキなどのお菓子を作る際に使われることが多いです。ビスケットやパンケーキ、製パンやアイスクリームを作るときに使うこともできますし、スープやシチューに入れて使うこともあります。

パンケーキにバターミルクを使うとスキムミルクを使ったパンケーキよりも乳製品の風味が生まれます。パンケーキの生地もふんわりとして柔らかく、食べたときの食感もいいです。パンケーキに入れるだけで美味しくなりますのでおすすめです。

パンケーキに入れると美味しくなる理由は、ベーキングパウダーと乳酸が反応を起こして膨らむからです。パンケーキを作る際にこの反応が起きればバターミルクでなくても大丈夫です。パンケーキやビスケットを作る際に使ってみてください。

フライドチキンの下ごしらえなどに使う

バターミルクのフライドチキンがあるようにチキンの下ごしらえに使うことができます。チキンの下ごしらえに使うことでフライドチキンのお肉が柔らかくなるようです。チキンの衣もカリッとしますのでチキンのカリッとした食感が好きという方は、ぜひフライドチキンの下ごしらえに使ってみてください。

バターミルクの代用品は?

バターミルクはフライドチキンの下ごしらえやビスケットなどのお菓子づくりに使うことができますが、日本になくて困ることもあるでしょう。以前はバターを作った残りの副産物でしたが、現在では牛乳に乳酸菌を加えてバターを作って作る場合が多いようです。

バターミルクは日本で見当たらない理由は乳製品の副産物に対して政府の規定が厳しいのが理由なようです。

スキムミルク

バターミルクがスキムミルクの代用にできるように、その反対の代用も可能です。スキムミルクは牛や山羊の牛乳や生乳の乳脂肪分を取り除いて無脂肪乳にしてあり、水分も取り除いているので粉末状です。脂肪分は含まれておらず栄養価が高いです。

牛乳を使った代用品

牛乳とプラスアルファーの材料を使ってバターミルクの代用品を作ることもできます。用意しやすい材料で作ることができますので代用品に困ったときに代用レシピを活用してみてください。

レモン汁と混ぜる

レモン汁と牛乳を使って代用レシピを作ることができます。レモン汁がない場合にはお酢でも可能です。そのレシピは、牛乳を240mlとレモン汁大さじ1を軽くかき混ぜて5分ほど置いておきます。牛乳が分離したら完成ですが、あまり反応していないなと思ったらもう少しレモン汁を加えてみてください。

レモン汁の場合にはそこまでないでしょうが、お酢を使った場合には少し加えてみてください。

ヨーグルトやサワークリームと混ぜる

牛乳とヨーグルト、サワークリームを使った代用レシピは、ヨーグルトとサワークリームに牛乳を4:1の割合でまぜてください。牛乳を少しずつ混ぜていって飲むヨーグルトくらいの硬さになるまで薄めて完成です。分量は約4:1ですがヨーグルトなど商品によって硬さが違うので牛乳の分量も変わります。

バターミルクを使ったおすすめレシピ

バターミルクはフライドチキンの下ごしらえやビスケットなどのお菓子づくりに使うことができます。バターミルクを使ったおすすめのレシピを紹介していきますので、気になるレシピがありましたら挑戦してみてはいかがでしょうか?

バターミルクビスケット

  • バターミルク(粉)40g
  • バター100g
  • 水200cc
  • 仕上げ用のバター20g
  • A中力粉か薄力粉+強力粉300g
  • Aベーキングパウダー15g
  • A砂糖15g
  • A塩3g
 
  1. オーブンを220℃に予熱して、バターミルクと水を混ぜて液体にします。
  2. Aの材料を大きめのボウルに入れてから泡立て器でしっかりと混ぜます。1cm角に切ったバターを加えます。
  3. バターと粉類をフォークやスケッパーで細かく切り混ぜます。バターが小さいダマになったら大丈夫です。
  4. 液状のバターミルクを入れてからフォークでぐるっと混ぜ、粉が見えなくなる程度になったら打ち粉をして生地を台に移します。
  5. 生地の表面に粉をまぶしてから2cmの厚さに伸ばし、生地を3つ折りにしてまた伸ばします。この作業を6回繰り返しましょう。
  6. 最後に生地を2cm程度の厚さにしたら好きな形にして打ち粉をまぶして型をとります。生地の側面には触らないように注意してください。
  7. 型をとって生地をオーブンシートを敷いた天板に並べて220℃で10分~15分程度焼きます。表面がきつね色になるまで焼きましょう。
  8. 仕上げ用のバターをレンジで溶かしてから焼きあがったビスケットの表面に塗ったら完成です。ビスケットにメープルシロップなどをかけて食べましょう。

レシピのポイントは生地を混ぜる際に粉が見えなくなる程度で止めることです。混ぜすぎないようにしてください。生地の成形時には打ち粉をたっぷりと使うようにしてください。

バターミルクの唐揚げ

  • 鶏もも肉4枚
  • 生姜1かけ
  • ニンニク4粒
  • 希釈用めんつゆか醤油大さじ4
  • お酒大さじ4
  • バターミルク(パウダー)大さじ4
  • ヨーグルトか牛乳大さじ4
  • 塩小さじ1/2
  • 片栗粉1カップ程度
 
  1. お肉は好きな大きさにカットしてから下味用の材料をすべて入れて一晩漬け込みます。ニンニクと生姜はすりおろして使います。一晩漬け込むとトロッとした感じになります。残っている水分は臭みがあるので捨てます。
  2. 衣をつけてから油で揚げます。冷たい油から揚げると中までしっかりと揚げれます。片栗粉を軽くつけてもいいです。

バターミルクのマッシュポテト

  • 皮をむいたジャガイモ1と1/2パウンド
  • A牛乳1/4カップ
  • A無塩バター大さじ4
  • B塩小さじ1
  • B胡椒小さじ1/4
  • Bバターミルク1/2カップ
 
  1. ジャガイモを水から茹でます。15分茹でたら水気をきって素早くマッシュします。
  2. Aの材料を小鍋で沸騰させないように温めます。
  3. マッシュしたジャガイモに小鍋で温めたものを入れてしっかりと混ぜます。
  4. 再度にBの材料を加えて混ぜたら完成です。

バターミルクで一味違う料理を作ろう!

今回はバターミルクについて紹介していきました。海外ではそのまま飲まれることもありますが、日本ではあまり評価はよくないようです。バターミルクはビスケットなどのお菓子づくりに使うことができます。牛乳でバターを作った残りの液体がバターミルクですので栄養は牛乳とほとんど同じです。

バターに脂肪分が持って行かれるので脂肪分が少なく低カロリーなのも特徴です。日本では乳製品の副産物に対して政府の規定が厳しいので馴染みがありませんがパウダータイプもあります。いろんなレシピに使うことができますので見かけたら手に入れて挑戦してみてはいかがでしょうか?

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