たらこに栄養はある?知っておきたい塩分やカロリー情報

食卓のお供だけではなく様々なレシピに使われているたらこは以外にも栄養価が高く、低カロリーでありながらプラスして低糖質である事を知っているでしょうか?今回はそんなたらこの知られざる栄養素の数々を説明していきます。たらこには栄養価が高い半面、塩分量や痛風の原因になるプリン体など注意すべき点もあります。たらこを日常的に食べる方や、たらこが好きな方は是非参考にしてください。

たらこに栄養はある?知っておきたい塩分やカロリー情報のイメージ

目次

  1. 1たらこの知られざる栄養と要注意の塩分量
  2. 2たらこに含まれる栄養素と効果効能
  3. 3たらこがもたらす痛風の人への悪影響
  4. 4たらこや他の魚卵のカロリーと糖質
  5. 5たらこの栄養価は高いが塩分過多に注意

たらこの知られざる栄養と要注意の塩分量

たらこの画像

たらこと言えば古くから日本の食卓に並び、ご飯のお供として親しまれてきたおかずですが、普段何気なく食べているたらこに様々な栄養が含まれている事を知っていますか?たらこは魚のタラの卵であるので、卵が育つための栄養が詰まっている為人にとっても栄養豊富なのです。

そんな栄養満点なたらこは栄養価が高い半面、コレステロールや塩分も高いので食べ過ぎには注意が必要です。特に痛風を発症してしまう恐れがある方は気をつけましょう。

ですが気をつけると言ってもどうすれば良いのか分からない方も多いことでしょう。今回は実は栄養の宝庫である、たらこの栄養素や塩分量、食べ方によるカロリーと糖質の変化などたらこについて徹底解説します。

たらこに含まれる栄養素と効果効能

たらこには様々な栄養素が含まれており、もはや健康食品の一つと言っても過言ではありません。その中でも特に効果の高いたらこの代表的な栄養素を見ていきましょう。また人体にとってどのような効果があるのかを解説していきます。

たんぱく質

元気な女性

たらこに含まれる栄養素の一つにたんぱく質があげられます。たらこには良質なタンパク質がとても多く含まれています。たんぱく質は筋肉を維持し増やしていく為の栄養で、更には免疫力を高めたり、疲労回復の為にも欠かせない栄養素です。比較的簡単に口にしやすい食品で高たんぱく質なたらこは体作りにおすすめな食品です。

たんぱく質を重視したダイエット法も多く発表されており、良質なたんぱく質はダイエットや健康な体作りに非常に大事な役割を担っています。たらこにはそんなたんぱく質が100g当たりに対し25gも含まれています。これはダイエット食品でお馴染みの鶏ささみよりも高い数値で、たらこがいかに豊富にたんぱく質を含んでいるのか分かります。

ビタミンE

肌を気にする女性

たらこに含まれる栄養素の一つに、アンチエイジング効果の高いビタミンEが含まれています。ビタミンEにはガンの予防効果や、ホルモンバランスの調整、血行促進などの効果があります。特にアンチエイジング効果に優れていて、血行促進による冷え性改善や肩こりにも効くので女性や年配の方に特におすすめです。

たらこに含まれるビタミンEは食品全体を見てもトップクラスの含有量を誇ります。100gに対して7.1mgのビタミンEが含まれており、この数値はビタミンEの代表的な食品のアーモンドの1日の目安摂取量の25粒と同程度の含有量となります。この数値を見てもビタミンEを摂取する際に、たらこがおすすめであることが分かります。

タウリン

開放的な女性

たらこにはアミノ酸の一種であるタウリンも含まれています。タウリンには悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす効果があり、血液をサラサラにする働きもあります。血圧を正常にする効能もあることから高血圧の方にもおすすめできます。

更には肝機能を高める効果もあるため、アルコールの分解を早める事で二日酔いの症状を緩和し、お酒を飲む方には心強い味方と言えます。

サプリなどの人工タウリンの過剰摂取には肝臓に負担を掛けたり、胃潰瘍のリスクが高まるとも言われているため、たらこやイカ等から摂取するのが良いとされています。タウリンは魚介に含まれる事が多いので、たらこと和えるのにも相性が良いので食べやすくおすすめです。

パントテン酸

開放的な男性

たらこに含まれている栄養素のパントテン酸は、ビタミンB群の一種です。疲れやイライラ等のストレスを緩和してくれる副腎脂質ホルモンの分泌を促す働きがあります。

パントテン酸はギリシャ語の、どこにでもあるが語源であるようにあらゆる食品から摂取出来ます。それはたらこも例外ではなく、たらこにも多くのパントテン酸が含まれています。その量は100g当たり3.68gとなっていて、厚生労働省が2015年に公表した成分表でも100位中26位にランクインするなど高い含有量を誇ります。

たらこがもたらす痛風の人への悪影響

栄養の宝庫として紹介してきたたらこですが、食べ過ぎには注意が必要です。なぜなら、たらこを初めとする魚卵には多くのプリン体が含まれているからです。たらこには痛風にどれほどの影響があるのかも含め解説します。

痛風とは?

松葉杖の画像

痛風とは血液中の尿酸の濃度が高い期間が長期化すると結晶化し、関節に付着することで炎症や痛みが起こる症状です。突然発症することから痛風発作と呼ばれることもあります。

痛風に影響するたらこのプリン体

診断表

痛風の原因としてプリン体の存在が挙げられます。たらこは栄養豊富であるが故にプリン体も多く、100gあたり120mgものプリン体が含まれています。たらこ以外にも普段食べているもので、干し椎茸やカツオなど200mgを超えている食品もあるため、たらこだけがプリン体を多く含んでいるわけではありません

プリン体の1日の摂取量には400mgと目安があります。いずれにしてもプリン体の過剰摂取には注意が必要でしょう。たらこは100gあたり120mgのプリン体含有量になるため、100gはたらこ一本分になります。こちらを目安に食べ過ぎには注意しましょう。

たらこのコレステロールと塩分量

たらこの画像

気になるのはコレステロールと塩分量です。コレステロールの1日の適正量は500〜600mgとされています。たらこに含まれるコレステロールは100gあたり350gとなっていますので、食べ過ぎには注意が必要な値です。ですが、悪玉コレステロールを下げる効果のあるEPA、DHAも同時に含まれているので不足を補う際にも食べることをおすすめします。

たらこの塩分は100gあたり4.6g程度となり少なくはありませんが、100gを一度に食べるという方は少なく、1食分を20gとして換算すると約0.9gになります。1食に換算すると多くは感じないことが分かります。

 

明太子のコレステロールと塩分量

明太子の画像

たらこに近い食品である明太子のコレステロールと塩分量も見ていきます。明太子に含まれるコレステロールは100gあたり280gと、たらこ程多く含まれてはいないものの食べ過ぎには注意が必要な値です。

明太子の塩分量は100gあたり5.5gと、たらこより少し高くなっています。同じく1食に換算すると1.1gになります。この数値はカップ麺やレトルトカレーの9分の1の数値です。こうして見ると明太子やたらこが低く感じますが、成人の1日の摂取目安が8gとなっていますのでやはり食べ過ぎには注意が必要です。

たらこや他の魚卵のカロリーと糖質

口に入れるものですからやはり気になるのはカロリーと糖質ではないでしょうか?栄養価に優れた食品であればカロリーや糖質も高い印象になりがちです。ですがたらこはカロリーと糖質ともに低く、とてもヘルシーな食品なのです。

たらこのカロリー/糖質

たらこと水の画像

上記でも伝えたように、たらこは低カロリー低糖質となっていてヘルシーなことから、ダイエットにも向いた食品です。カロリーは100gあたり140Kcalとなっています。100gでも高いとは言えず、1食分にすると約42Kcalとなります。これくらいのカロリーであれば、気にするほどのカロリーではないことが分かります。

糖質においてはほぼ0に近く100gあたり0.4gとなっていてとても低糖質ですので、たらこの糖質については頭を悩ます必要はありません。

焼きたらこのカロリー/糖質

焼きたらこの画像

では次に焼きたらこの場合はどのような数値なのでしょうか?カロリーは100gあたり170Kcalとなっています。焼くことで水分が減った分カロリーが高まった結果になっていますが、それでも170Kcalは相当低い数値と言えます。

糖質は生のたらこと同様にかなり低糖質で、100gあたりで0.5gとなります。生のたらこと比べても大きな変化はなく焼いた事での影響はあまり無いと言えます。生のたらこと焼きたらこ共にカロリー、糖質については気にする事は無い数値です。

ご飯1杯と一緒に食べた場合のカロリー/糖質

白米とたらこの画像

たらこと一緒に食べる機会が多いのはやはり白米ではないでしょうか?ご飯と一緒に食べた場合のカロリーと糖質について見ていきます。ご飯1杯分を150gとした時のカロリーは252Kcalです。一緒に食べるたらこを30gとした時のカロリーは42Kcalですので、ご飯とたらこを一緒に食べた時のカロリーは294Kcal程度と言えます。

ご飯150gの時の糖質は55.1gです。それに対してたらこは30gあたり0.1gですので、一緒に食べてもご飯の分だけ気にする程度です。糖質の調節をする場合はご飯の方を調節していきましょう。

いくらのカロリー/糖質

いくらの画像

たらこ以外の代表的な魚卵の一つにいくらがあります。いくらのカロリー、糖質はたらこに比べてどのような差があるのでしょうか?いくら100gあたりのカロリーは272Kcalですのでたらこの約倍となってます。糖質は100gあたり0.5gとたらこと大きな違いはありません。

数の子のカロリー/糖質

数の子の画像

たらこ以外の人気魚卵の数の子のカロリー、糖質はどのような数値なのでしょうか?数の子の100gあたりのカロリーは約89Kcalととても低くたらこよりも低い数値です。糖質はというと100gあたり0.6gとなっていてたらこよりも少し高い程度であまり変わらないと言えるくらいの差です。

たらこの栄養価は高いが塩分過多に注意

たらこの画像

たらこが栄養価に優れ、低カロリー、低糖質である事が分かりました。こんなに優れた食品で更に美味しいとあればついつい箸が進んでしまいますが、たらこには塩分やコレステロールが高い一面もありますので、食べ過ぎには注意が必要です。

たらこには優れた面が多いですが、食べすぎてしまうと痛風を発症してしまうなどのリスクもありますので、自身の管理をした上でたらこを堪能してください。

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