2019年05月25日公開
2024年09月15日更新
冷凍みかんの美味しい作り方と解凍のコツ!アレンジ活用法5選も紹介
冷凍みかんの美味しい作り方と冷凍のコツを紹介していきます。ただ冷凍するだけではなく下処理をきちんとしていないと美味しくできません。また、冷凍みかんは冷凍からすぐに出しても固いため解凍すると美味しいのですが、その解凍の方法にもコツがあるので、そちらの仕方も合わせて説明していきます。冷凍みかんを使ったアレンジレシピも紹介しているので、暑くなる季節に冷凍みかんを活用してみましょう!
冷凍みかんとは?
みかんは一般的には、11~1月が旬と言われています。このみかんを冷凍したものが、冷凍みかんになります。
冷凍みかんが始めて販売されたのは、1955年小田原駅のキオスクでした。従来は季節商品だったみかんを、通年販売しようというアイデアから開発されたそうです。
もっとも売り上げがよかったのは昭和30~40年代で、当時は学校給食の人気者としてもてはやされました。しかし時代が進むにつれてアイスクリームなどの競合商品の登場などにより、しだいに売り上げも降下していきました。いまだに根強いファンは健在で、スーパーやコンビニのアイス売り場などで見かけることがあります。
冷凍みかんの美味しい作り方
おいしい冷凍みかんを作るには、ちょっとしたポイントがあります。冷凍の仕方にも皮のついたまま冷凍する場合と、皮をむいて冷凍する場合に別れます。それぞれについて説明します。
皮のまま冷凍する場合
むくのが面倒な人におすすめの冷凍方法です。まずみかんを軽く洗います。農薬やごみがついている場合があるので、必ず洗いましょう。そのあとに、きちんと水気を拭き取ります。そしてラップをひいてその上にみかんを置いて冷凍庫に入れます。金属トレーの上に置くと早く凍るのでおすすめです。さらに、その時によく凍らせておくのがコツです。
しっかりとみかんが凍ったら、あらかじめ冷やしておいた水道水に冷凍みかんをくぐらせ、薄い氷の膜を作ります。そして、またラップの上にみかんを置き冷凍室にいれます。その後、よく凍ったら保存袋に入れてもいいですし、そのままラップの上のままでも大丈夫です。
皮をむいて冷凍する場合
まずみかんの皮をむきスジを取ります。細かい作業にはなりますが、美味しい冷凍みかんを作るためのポイントなので是非試してみましょう。そしてひと房ずつラップで包む、または一個丸ごとラップで包んでください。
そのあとは、皮つきの場合と同じように冷凍庫で凍らせて完成です。皮なしだと小分けにすることができて食べやすく、またデザートの飾りつけをする際にも便利です。2010年には皮なしの冷凍みかんである「むかん」という商品が福岡の八ちゃん堂から発売されたほど、皮なしの冷凍みかんは人気です。
2回冷凍すると?
家庭用の冷蔵庫では温度管理水分管理が不十分なので、売られている冷凍みかんそっくりにするのは難しいと言われています。
しかし、売られている冷凍みかんに近づけるコツがあります。それは一度冷凍したみかんを取り出した後、水道水で水にくぐらせることです。すると、みかんの表面に薄い氷の膜ができます。そして2回目にそれを冷凍すると氷の膜がさらにしっかりと凍るのです。
2回冷凍するこのコツで家庭で簡単に冷凍みかんの味を再現することができます。知ってみると簡単な方法ですが、これをするのとしないのとでは大きく違いがでます。
冷凍みかんの解凍のコツ
おいしく食べるには解凍方法も重要になります。冷凍みかんが一番おいしいのはシャーベット状になっている時です。冷凍庫のみかんはコチコチになっているため、解凍してやる必要があります。
自然解凍
もっとも楽な解凍方法は自然解凍です。冷凍庫から出して置いておくだけです。しかし、自然解凍で放っておくだけと言っても気をつけるところがあります。
自然解凍の場合解凍時間が重要なポイントになります。外皮にうっすらと霜がかかった状態になると、外皮の硬さを確認しましょう。外皮が柔らかくなった頃が食べごろです。室内温度によって時間は異なりますが、目安は30分~1時間ほどになります。
お湯にくぐらせる
食べる前にお湯につけたりお湯にくぐらせたり湯煎したりする方法もおすすめです。湯煎とは、材料を入れたボウルなどを一回り大きな熱したお湯にいれて、内側の容器中で食材を容器ごと間接的に加熱する調理方のことです。
お湯につける場合は5分ほど、湯煎の場合は30秒~1分ほどが目安と言われています。くれぐれも、みかんを暖め過ぎることのないように注意してください。
決め手は半解凍
冷凍みかんを一番美味しく食べられるのは半解凍のシャーベット状態です。完全に解凍してしまうと、本来みかんが持っている水分も、一緒に溶けだしてしまうため皮や実がべちゃべちゃになってしまいます。
皮だけを上手に解凍し中身は凍っている状態がベストな状態でしょう。小分けにして冷凍させたものをヨーグルトやアイスに入れてみても、おいしくいただけるでしょう。
冷凍みかんを使ったアレンジレシピ
冷凍みかんはそのまま食べてもおいしいですが、アレンジしてみてもいつもと違った味を楽しめます。ここでは冷凍みかんを使ったアレンジレシピを5つ紹介していきましょう。
冷凍みかんで簡単ジェラート
- 冷凍みかん2個
- 無糖ヨーグルト50g
- はちみつ大さじ2
- ミント適量
- ミカンは皮をむいて、4等分にちぎって1時間半ほど冷凍します。
- フードプロセッサーに1、無糖ヨーグルト、はちみつを入れてなめらかになるまで回します。
- 器に盛りつけミントを上にのせて出来上がり。
このレシピははちみつを使用しているので、1歳未満のお子様はお召し上がりにならないようにご注意ください。はちみつの代わりに砂糖を使うこともできます。みかんの甘さに合わせて、砂糖やはちみつで甘さを調整してください。
つやつやぷるるん丸ごとみかんゼリー
- みかん4個
- オレンジジュース120ml
- ゼラチン5g
- 水大さじ1
- 砂糖大さじ2
- チャービル4枚
- みかんの上2cmを切り落とします。切り落とした部分はフタに使います。
- 切った部分からフォークで刺して果汁を絞ります。残った薄皮は取り除き、ザルで果汁を絞ります。
- 果汁とオレンジジュースを合わせ、240ccにします。
- そこに砂糖を加え溶かします。
- 水とゼラチンを混ぜ600wレンジで15秒加熱します。
- 4にゼラチン液を混ぜみかん皮に注ぎ入れ冷蔵庫で冷やします。
- お好みでミントを飾り完成です。
みかんの皮は容器として使うので破れないように注意して果汁を絞ってください。オレンジジュースを使うことで、味が濃く仕上がります。冷蔵庫で冷やす代わりに冷凍庫に入れて、シャーベットにしてもおいしくいただけます。
冷凍みかんさっぱり焼酎
- 焼酎の水割り1杯
- 冷凍みかん1/2
- 焼酎の水割りに冷凍みかんを入れるだけ。
冷凍みかんを崩しながら飲んでもおいしいです。優しい甘さですっきりしており、氷代わりにもなります。氷代わりだと思って飲んでいると、ほんのりみかんの風味があって意外性が特徴のレシピになります。
練乳冷凍みかん
- 冷凍みかん 1~2個
- 練乳 適量
- 冷凍みかんを作ります。
- 冷凍みかんの上にたっぷり練乳をかけて出来上がりです。
冷凍みかんをたくさん作ってしまって代わり映えがしなくなってしまったときに役に立つレシピです。冷凍みかんを少し溶かして食べてもおいしいです。
プリキュア冷凍みかん魔法界風
- みかん 1個
- ミネラルウォーター 250ml
- 普通の冷凍みかんを用意します。
- アルミホイルで製氷カップを作り水を入れて凍らせます。
- 冷凍みかんをさかさまに載せます。
- みかんの半分ほど水を注ぎます。
- 冷蔵庫でゆっくりと凍らせます。ゆっくりは透明にするためです。
- 冷凍庫で凍らせた後、冷蔵庫でゆっくり凍らせます。
- はみ出したみかんに水を注ぎ完全に氷の中に封入します。
- アルミホイルを流水をかけつつ丁寧にはがして出来上がり。
魔法つかいプリキュアに出てくる「アイスドラゴンのため息で凍らせた冷凍みかん」を再現したレシピです。もっと透明に作りたい人は、薬局で売っている精製水を使って下さい。
美味しい冷凍みかんは簡単に作れる
冷凍みかんは冷凍庫に入れるだけと思っていた人は、今回の冷凍のコツを実践してみてください。今までとは違う冷凍みかんを堪能できるはずです。また冷凍みかんをそのまま食べて飽きていた人も、今回のアレンジレシピを参考にしてみてください。
冷凍みかんは着色料や添加物の入っていない素材そのものです。なので、砂糖が入っているシャーベットやアイスを食べるよりはるかに健康によくダイエットにも向いています!暑い時期にどうしても冷たくて甘い物が食べたくなったときは、冷凍みかんで乗り切りましょう。