みかんの保存方法と美味しく長持ちさせるポイントを徹底調査
冬は多くの種類のみかんが旬を迎えます。そんなみかんをコタツの上に置く…と言うのが日本の冬の風物詩。みかんを長持ちさせる保存方法とは一体どんな保存がお勧めなのでしょうか?今回は、みかんの保存方法や期間を調査するとともに長持ちさせるポイントを調査してみました!
みかんの保存方法と長持ちさせるポイント
みかんは果物の中でも比較的安価な種類です。そのため、「大量に購入しちゃった!」という方も多いようです。「安かったからみかんを大量購入したはいいけど、全部食べきれずに傷ませてしまった…」となっては、せっかく購入したみかんがもったいないです。みかんを長持ちさせるポイントや正しい保存方法って一体どんなものなのでしょうか…?
みかんの一般的な保存期間は…
あなたはみかんを購入した際、どんな保存方法を行っていますか?みかんを保存する方法として一般的とされているのが『常温保存』です。みかんを常温保存したとして、期間は一般的にどれくらい持つのでしょうか…?
みかんの保存期間は、収穫時期にもよりますが秋ごろであれば、10日程度、真冬の寒い時期であれば2週間ほどは保存できるとされています。みかんの賞味期限は、収穫から2週間~1か月間ほどだと言われていますが、スーパーなどで買った場合は、収穫後すぐとは限りませんので購入から2週間程度と考えるのが妥当でしょう。
みかんの常温保存方法ポイント①みかんの痛みをチェック
みかんを購入してきた際、まずすべき事がみかんの状態をチェックするという行為です。箱や袋からすべて取り出し、痛んでいたり腐っているみかんは取り除きます。一体なぜ、一つずつみかんの痛みをチェックするのかというと、1つでも腐ったみかんをそのままにしておくと周りのみかんも腐らせていってしまうためです。
もしも箱の下の方で潰れてしまっていたものや傷みかけているみかんがあった場合は、取り出しておいて早めに食べるようにします。「どれくらいの痛みなら食べればいいの…?」と悩む事もあるでしょうが、カビが生えていたり乾燥しすぎている・異臭がする・変な汁が出ている・ふにゃふにゃになっているなどという場合は食べずに捨てた方が良いです。
みかんの常温保存方法ポイント②通気性の良いカゴを使用する
みかんは高温多湿に弱い果物です。風通しの良いところに保管するのが長持ちさせるための大きなポイントとなってきます。箱ごとみかんを購入した方がよくやりがちなミスが、段ボールの中に入れたまま常温保存するという事です。段ボールではなく、風通しのよいメッシュ状のカゴやザルに移し替えましょう。
みかんをカゴに入れる際には、みかんのヘタの部分を下にして入れていくのがポイントです。みかんは圧力がかかる部分から痛み始めてくるので柔らかい部分より硬いヘタの部分を下にする方が圧力がかからず痛みにくいと言われています。
カゴに入れていく際、まずは状態の良いみかんから下段に並べ入れていき、傷みが出てきているみかんを上段にくるようにしましょう。こうすれば消費期限が迫ったみかんから優先的にられるので、「痛んでて食べられなかった…」というトラブルを減らす事ができます。
みかんを1段並べ終わったら、みかん同士がくっつかないように1列並べたら新聞紙を間に挟んでまたみかんを積んでいく…というのを繰り返しましょう。そうする事でみかんが美味しく食べられる期間が長くなります。みかんを箱に入れ終わったら、箱の蓋は開けたままにして湿気がこもらないように保存しましょう。
もしもメッシュ状のカゴなどがない場合は、段ボール箱の下に新聞紙をひいて段ボール側面や蓋に小さな穴を開けて保存すると良いです。新聞紙が湿気を吸ってくれるのでみかんを保存する期間が長くなり、おすすめです。
みかんの常温保存方法ポイント③暗くて涼しい場所で保存
高温多湿に弱いみかんは暗くて涼しい場所で保存するようにしましょう。暖房がきいた部屋や日の当たる高温多湿な場所での保存は避けましょう。みかんを常温保存する際の適切な温度は5℃〜10℃くらいだと言われています。冬場は常温保存でも可能ですが、夏場は冷蔵保存にしておく方がおすすめです。
みかんを冷蔵庫保存する方法と長持ちさせるポイント
暑い夏場にみかんを保存する際には冷蔵庫での保存方法がおすすめです。しかし、できる事ならみかんを冷蔵保存はあまりしない方が良いとされている様です。その理由が、冷蔵庫にみかんを保存しておくとせっかくのみかんに含まれる水分が飛んで、酸っぱさが増すからなんだとか。冬以外は冷蔵保存をお勧めしますが、寒い冬の時期には常温保存にしましょう。
冷蔵庫で保存する場合も、常温保存でご紹介したのと同様、みかんのヘタを下向きに入れるとより長い期間保存できるようです!冷蔵庫で保存する場合も、だいたい2〜3週間程度の期間が目安とされています。冷蔵庫での保存方法は乾燥しやすくなるので、みかん一つ一つに新聞紙またはキッチンペーパーに包んでさらにビニール袋に入れて保存するのがおすすめです。
みかんを冷凍保存する方法と長持ちさせるポイント
長期保存したい場合にお勧めな保存方法が冷凍保存です。みかんを冷凍保存した場合、1〜2ヶ月ほどの保存が可能になります。「みかんを新鮮な状態で美味しく食べたい!」という場合は、1ヶ月を目安に食べきるようにしましょう。
冷凍みかんと聞くと、「冷凍庫にみかんを入れるだけでしょ?」と思う方も多いかもしれませんが、実はちょっとした一手間を加えるだけでいつもの数倍冷凍みかんが美味しくなります。まず、みかんを軽く水洗いし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。その後、冷凍庫の急速冷凍できる所にラップを敷き、みかんを置いて上からふわっとラップを掛けて凍らせます。
急速冷凍が付いていない冷凍庫の場合は、金属バットにみかんを並べてふわっとラップを掛けて凍らせれば良いです。3〜4時間みかんを凍らせ、氷水または水を冷凍庫で凍りになる直前まで冷やして凍ったみかんをサッと水にくぐらせます。「なんで冷凍したみかんをわざわざ水にくぐらせるの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
一度水につけて急冷凍することで、独特の氷の膜ができます。その氷の膜がみかんの乾燥を防いでくれて、パサパサにならないようにしてくれるのです。冷蔵保存や冷凍保存をするとみかんの乾燥が気になりますが、こうした一手間を加えると瑞々しいみかんが楽しめるのです。あとはみかんをラップを敷いた冷凍室でしっかり凍らせ、凍ったみかんをポリ袋に入れて冷凍保存すれば完成です。
みかんの保存方法と長持ちさせるポイントのまとめ
みかんの保存方法・期間・長持ちさせるポイント調査まとめのご紹介はどうでしたか?せっかく大量に購入したみかんを最後の1個まで美味しく頂くには様々な工夫をするべきです。
みかんは常温・冷蔵・冷凍保存で保存できますが、本来のジューシーなみかんを楽しむのなら常温保存がダントツでお勧めです。みかんを大量に頂いたり箱買いした際には是非、今回ご紹介したみかんの保存方法を試してみてください。