ミネオラオレンジの特徴と食べ方!見た目はまるでデコポン?
ミネオラオレンジを食べたことはありますか?ミネオラオレンジの見た目はデコポンのような見た目をしています。デコポンよりは小さいサイズになりますが、それ以外の特徴はデコポンに似ています。今回はミネオラオレンジについて紹介していきます。ミネオラオレンジの特徴や旬の時期、デコポンとの違い、ミネオラオレンジの食べ方や選び方と保存方法、ミネオラオレンジのおすすめレシピを紹介していきます。
ミネオラオレンジの特徴
ミネオラオレンジを知っていますか?見た目はデコポンのような果物です。今回はミネオラオレンジについて紹介していきます。ミネオラオレンジについて、ミネオラオレンジの特徴や食べ方、ミネオラオレンジを使ったレシピも紹介していきます。
見た目はデコポン?
ミネオラオレンジは「ミネオラ」とも言われます。ミネオラオレンジはフロリダ州にある地名、ミネオラにちなんでいると言われています。見た目はデコポンと似ているので、形だけみたら見間違いそうです。
ミネオラオレンジはデコポンのようにポコッとしている場所があるのが特徴的です。ミネオラオレンジの頭の部分がデコポンみたいに盛り上がる場合があります。
歴史と品種
ミネオラオレンジの品種は、ミカン類とブンタンやミカン類とグレープフルーツとの雑種のタンジェロ類の中の一つの種類になります。ミネオラオレンジの歴史は1931年になります。アメリカ合衆国農務省にある施設で品種をかけあわせて一代雑種として誕生しました。
かけ合わせた品種はダンカングレープフルーツとダンシータンゼリンという種類です。セミノールとは同じ親になりますので兄弟関係にあたります。
産地や旬の時期
ミネオラオレンジの産地はアメリカのカリフォルニアになります。日本の市場で出回っているミネオラオレンジのほとんどはアメリカから輸入したカリフォルニア産のミネオラオレンジになります。日本国内での生産は和歌山県などで少しだけ栽培されているくらいになります。
ミネオラオレンジは2月下旬から5月ごろまで見ることができます。3月ごろから出回りはじめます。ミネオラオレンジの旬の時期は2月下旬~5月ごろになりますが、食べ頃は3月~4月が旬といえるでしょう。
味は?
ミネオラオレンジの気になる味は、さわやかな酸味があり甘みは濃厚です。ミネオラオレンジは果汁の量も多いのでジューシーさもあります。風味豊かな味があります。ミネオラオレンジの皮は少し暑いので手でむくのが難しいものもありますが、手でむくこともできます。
ジョウノウ膜やや厚いものの食べられないというまではありません。サジョウ膜の部分は薄いので、ジューシーです。果肉がやわらかいので柔らかな触感があります。この点はオレンジと同じ感じになります。
デコポンとの違い
デコポンの見た目はポコッと頭の部分がでているのが特徴的です。ミネオラオレンジとデコポンは似ています。ミネオラオレンジの方がデコポンよりも小さいという違いはありますが、それ以外はよく似た特徴があります。デコポンの品種名は不知火(しらぬい)といいます。デコポンという名前は登録商標です。
デコポンは清美とポンカンを掛け合わせて誕生しました。デコポンはさ差別化が図られており、出荷するためには糖度13度以上やクエン酸1.0%以下など全国で統一されている基準を達成しないとデコポンとしての出荷ができません。さらに名称も日園連に加盟しているJAしか使うことができないなど決まりがあります。
デコポンの色は赤みがかったオレンジでミネオラオレンジよりも薄いです。ミネオラオレンジは表面の色は濃い赤橙色でツヤがあります。ミネオラオレンジの大きさは1個140g~170g程度になり、デコポンよりもサイズが小さいです。
ミネオラオレンジと同じように果肉はやわらかでジューシーさがあります。デコポンは糖度13度以上、クエン酸1.0%と基準が決まっていましたので、甘みが強くあって酸味はおだやかで適度に酸味があり濃厚な味というのが特徴です。オレンジのような香りもあって風味もしっかりとあります。
ミネオラオレンジの食べ方
ミネオラオレンジはどのようにして食べるのでしょうか?ミネオラオレンジの食べ方を紹介していきます。手でむいたりナイフを使ってカットしたりして食べることができます。
手で皮を剥いて食べる
ミネオラオレンジは手で皮をむいて食べる食べ方もできます。ですが、ミネオラオレンジの中にはむきにくいものもあります。ジョウノウ膜である薄皮の部分は薄めになっているので袋のまま食べることができます。
輸入のミネオラオレンジなどの柑橘類は防カビ剤が使用されている場合がありますので、気になる際にはしっかりと洗ってから皮をむいて、手を洗ったあとに食べるようにしましょう。
房取りをして食べる
房取りをして食べる食べ方は薄皮もきれいに取れますし、お菓子のトッピングにするのにもぴったりです。ミネオラオレンジの果肉の美味しさを楽しみたいのなら房取りをする食べ方がおすすめです。
ミネオラオレンジの下部分をカットしてから白いわたや薄皮が残らないようにしながら、果皮をぐるっと厚めにむいていきます。房の左側の薄皮に包丁をいれながら中心まで切り込んでいき、同じ用に反対側も切り込んでいき切り離します。一周繰り返していき房をとっていきます。
果汁をお菓子作りに使う
ミネオラオレンジは味がしっかりとありますので、そのまま食べても美味しいですが、お菓子作りに使う食べ方もおすすめです。ミネオラオレンジの果汁をお菓子作りの材料にしたり、果汁を搾ったゼリーも美味しいです。果実をそのままケーキなどにのせてもいいでしょう。
スマイルカットで簡単に食べる
スマイルカットをする食べ方は手軽に食べることができます。スマイルカットはスイカやオレンジをカットするようなカット方法で、笑った口のような形にカットする方法になります。
横半分にカットしてから切り口からななめにカットしていきます。さらに実と皮の間に切り込みをいれておけば食べるときにも食べやすくなります。
ミネオラオレンジの選び方と保存方法
ミネオラオレンジの選び方と保存方法を紹介していきます。せっかくミネオラオレンジを購入するのなら新鮮なミネオラオレンジを手にしましょう。保存方法も知り早めに食べきるようにしてください。
選び方
ミネオラオレンジの選び方は、皮にハリがあるもので色は全体的に濃いオレンジになっているものを選びましょう。ミネオラオレンジを持ったときに重みを感じるものがいいです。ミネオラオレンジの果肉と皮の間に隙間を感じる皮が浮いた状態になっているものや味も落ち傷みやすくなっているので避けた方がいいです。
ヘタが枯れていないもので表面にツヤがあるものを選ぶようにするといいでしょう。色・重み・皮の状態に着目してみましょう。
保存方法
ミネオラオレンジの保存方法は、冷暗所で風通しのいい涼しい場所で保存するようにしましょう。この保存状態での日持ちの目安は5日~1週間程度になりますので、早めに食べるようにしましょう。
もっと長く保存したい場合にはポリ袋などに入れてから冷蔵庫の野菜室に入れて保存するといいでしょう。長めに保存したい場合やミネオラオレンジの量が多いときに活用してみてください。
ミネオラオレンジのおすすめレシピ
最後にミネオラオレンジのおすすめレシピを紹介していきます。そのまま食べてもいいですしレシピに活用することもできますので参考にしてみてください。
ミネオラオレンジのコンフィチュール
- ミネオラオレンジ3個(実部分のみ)
- ブラウンシュガー100g
- レモン汁小さじ1
- カレー粉1g
- オレンジの皮をむいてから薄皮と種をとりのぞきます。
- ブラウンシュガーとカレー粉をまぶします。
- 鍋にレモン汁以外の材料を入れて強火にし、沸騰したら少し弱めて10分~15分煮詰めます。
- 仕上げにレモン汁を入れて好きなかたさになるまで煮詰めたら完成です。
ミネオラオレンジの炭酸ジュース
- ミネオラオレンジ2個
- ミネラルウォーター100g
- レモン1/2個
- 砂糖大さじ3
- 炭酸適量
- ミネオラオレンジは厚い皮の部分を包丁でむいてから適当な大きさにカットしていきます。レモンもカットします。
- ブレンダーにミネラルウォーター、カットしたミネオラオレンジ、砂糖をいれて混ぜます。
- タネや皮も一緒に混ぜているのでザルでこします。
- グラスに氷とこしたジュースを入れて少し混ぜて冷やします。
- その後炭酸を注いで軽く混ぜ、完成です。
ミネオラオレンジは爽やかな香りで果汁もたっぷり!
今回はミネオラオレンジについて紹介していきました。ミネオラオレンジは甘みも強く濃厚な味を楽しむことができます。ジューシーでそのまま食べても美味しいですし、レシピに活用しても美味しく食べることができます。新鮮なミネオラオレンジを美味しく食べてみてください。