豚ハラミはどんな部位?味・カロリーや食べ方は?人気の豚ホルモンも紹介!
豚ハラミを食べたことありますか?焼き肉店でも食べることが多い豚ハラミですが、気になるのは、やはり豚ハラミの味やカロリーではないでしょうか?今回の記事ではそんな豚ハラミについて紹介していきます。豚ハラミとサガリの違いや味の特徴、食べ方やカロリーはもちろん、焼き肉では定番の牛ハラミや鶏ハラミとの違いや他のホルモン部位についても紹介していきます。また、豚ハラミを使った美味しいレシピも紹介しているので、豚ハラミを調理する際に参考にしてください。
目次
豚ハラミはどんな部位?
焼き肉店でも食べる機会が多い豚ハラミですが、皆さんは豚ハラミがどの部位のお肉か知っていますか?今回の記事ではそんな豚ハラミがどんな部位のお肉なのか、美味しい食べ方や気になるカロリーについて紹介していきます。
また、焼き肉店で豚肉と同様に食べられることが多い牛ハラミや鶏ハラミとの違いや同じ豚肉のサガリとの違い、豚ハラミ以外のホルモン部位についても紹介していきます。
さらに、豚ハラミを使った美味しいレシピも紹介しているので、豚ハラミの調理に悩んだ際は参考にしてください。
牛/鳥/豚ハラミ(腹身)の部位はどこ?
最初は肉類の中でも焼き肉で人気の豚ハラミ、牛ハラミ、鶏ハラミについて紹介していきます。牛と鶏、豚ハラミが取れる部位の場所や、3種類のハラミの特徴についても紹介していきます。
豚ハラミ
まずは、豚ハラミの部位の場所や特徴について紹介していきます。焼き肉店でも人気の高い豚ハラミですが、豚のどの部位のことを指しているのでしょうか?
豚ハラミとは豚の横隔膜のことを指しています。その中でも特に横隔膜の上部を指し、横隔膜の下部の部分はサガリといわれています。
豚ハラミはホルモンの1種ですが、見た目で赤身肉と間違える人も多く、外見も食感もホルモンとはかけ離れています。そのため、ホルモンが苦手な人でも美味しく食べることができる部位となっています。
牛ハラミ
牛ハラミはクセがなく食べやすいといわれており、男女問わず人気の部位の1つですが、皆さんは牛ハラミがどこの部位か知っていますか?
噛めば噛むほど弾力があり、程よい脂を感じる牛ハラミは牛の横隔膜の筋肉の部分となっています。横隔膜は牛だけではなく、豚や鶏にもある部位です。
牛ハラミは赤身のような見た目で柔らかい食感が特徴で、脂の甘さも程よく味わえるのでとても食べやすい部位となっています。
鶏ハラミ
最後に鶏ハラミの部位の場所や特徴について紹介していきます。鶏ハラミも豚ハラミと牛ハラミ同様に内臓をガードしている横隔膜に相当する部位となっています。
牛や豚は横隔膜であるが正肉のような食感がありますが、鶏ハラミの場合は少し異なります。鶏ハラミは筋肉質であるため、コリコリとした独特な食感となっています。鶏肉の部位の中でも珍しい個所となっているので、食べたことがない人も多いのではないでしょうか?
豚ハラミの味の魅力とカロリー
牛、鶏、豚ハラミの3種類の部位の場所や特徴について紹介してきましたが、続いては豚ハラミの味や気になるカロリーについて紹介していきます。
食感が楽しめる
まずは豚ハラミの食感について詳しく見ていきましょう。豚ハラミの食感は柔らかく、噛むごとにしたたる肉汁が口の中に広がっていきます。ホルモンの食感とは少し異なり、ホルモンが苦手という人でも食べることができる部位です。
焼き肉の際は焼き加減に注意して、表面は褐色になるまで焼き上げて、中は火を通しても脂を落としすぎないのがおすすめです。
ハラミ自体に旨みがあって味が濃い
次は豚ハラミの味について見てみましょう。豚ハラミの味は肉汁の旨味が魅力的で、しつこくなくまろやかな味を楽しむことができます。
豚ハラミ自体の旨味が非常に美味しいため、食べ方は塩コショウのみでも十分に美味しく食べることができます。タレで味を付ける際は塩ダレや味噌ダレ、醤油ダレなどがおすすめで、もみダレでも美味しく食べられます。
コクがあるのに胃もたれしにくい!
豚ハラミのはホルモンの一種となっており、脂身が含まれている部位となっています。そのため、胃もたれを防ぐためにもしっかりと焼くことをおすすめします。しっかり焼くことでコクがあり、胃もたれもしにくいお肉となります。
カロリー
最後に豚ハラミのカロリーについて見てみましょう。豚ハラミのカロリーは可食部100gあたり400kcalとなっています。
牛ハラミと比較するとカロリーは低いですが、鶏ハラミや他の部位のお肉と比べると非常にカロリーが高いことが分かります。豚ハラミはビタミンB群やミネラル類などの栄養価が高いものの、そのカロリーの高さから健康思考の人からは避けられている部位といえます。
そのため、豚ハラミを食べる際はサンチュや薬味野菜などをたっぷりと添えたり、網焼きでしっかりと脂を落としてカロリーを減らすようにしましょう。
豚ハラミの食べ方/おすすめレシピ
豚ハラミの味やカロリーについて紹介してきました。続いては豚ハラミの食べ方やおすすめレシピについて紹介していきます。焼き肉での食べ方が一般的な豚ハラミは焼き肉以外でも美味しくなる食べ方がたくさんあります。
今回はそんな豚ハラミを美味しく食べることができる簡単お手軽レシピを紹介していきますので参考にしてください。
豚ハラミのアヒージョ
- 豚ハラミ(焼き肉用)200g
- ニンニク2片
- ヤングコーン1袋
- マッシュルーム半分
- エリンギ半分
- オリーブオイル適量
- ローズマリー適量
- 豚ハラミを食べやすい大きさに切り、にんにくは皮をむいて薄切りにします。
- マッシュルーム、ヤングコーンや2等分に切り、エリンギは食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に(1)と(2)、ローズマリーを入れて、中弱火で約20分煮たら完成です。
豚ハラミのおすすめレシピ1つ目は豚ハラミのアヒージョです。一般的には焼き肉での食べ方が多い豚ハラミですが、アヒージョにすることで、豚ハラミのうま味をたっぷり味わうことができます。
フランスパンなどを浸して食べるとワインにピッタリでおすすめです。豚ハラミのアヒージョレシピは家でも簡単に作ることができるので、ぜひ作ってみてはどうでしょうか?
豚ハラミの青椒肉絲(チンジャオロースー)
- 豚ハラミ150g
- ピーマン6個
- パプリカ赤・黄各1/4個
- A:酒大さじ2
- A:オイスターソース大さじ1
- A:濃口しょうゆ小さじ1
- A:片栗粉小さじ2
- サラダ油小さじ2
- 焼き肉用の豚ハラミ、ピーマン、パプリカは全て5mmくらいの細切りにします。
- 豚ハラミをボウルに入れてAを加えてよく混ぜ合わせて、5分ほど置いて下味をつけます。
- 熱したフライパンにサラダ油を入れて(2)を加えて炒めます。その時漬け汁は残しておきましょう。
- 豚ハラミの色が変わってきたら、パプリカ、ピーマンを加えて強火で約2分炒めます。
- 豚ハラミの漬け汁をフライパンに加えて強火で1分加熱したら完成です。
豚ハラミのおすすめレシピ2つ目は豚ハラミの青椒肉絲です。簡単にできるピーマンたっぷりの豚ハラミの青椒肉絲はご飯にピッタリのレシピで野菜も摂れるのでおすすめの食べ方となっています。
豚ハラミとピーマンを炒める際にピーマンに火を通しすぎるとシャキシャキ感がなくなってしまうので、食感を残すためにも手早く仕上げるようにしましょう。
また、漬け汁には片栗粉が入っているため、漬け汁をフライパンに入れたらしっかりと強火で加熱することでとろみがつきます。ぜひ1度試してみてはどうでしょうか?
豚ハラミ焼き肉のたれ漬け
- 豚ハラミ(焼き肉用)300g
- A:しょうゆ1/2cc
- A:砂糖大さじ3~4
- A:みりん大さじ3
- A:酒大さじ3
- A:はちみつ大さじ1
- A:にんにくのすりおろし大さじ1/2
- A:しょうがのすりおろし小さじ1/2
- A:あらびき黒コショウ少々
- 鍋にAを入れて混ぜ合わせて中火で煮ます。
- 沸騰したら弱火で10分弱くらい煮詰めて少しとろみをつけます。
- 焼き肉用の豚ハラミを保存容器に入れて、合わせた調味料の半分くらいの量を加えて2時間程度漬け込みます。
- 漬け込んだ豚ハラミをフライパンで焼いたら完成です。
最後に紹介する豚ハラミのおすすめレシピは豚ハラミの焼き肉のたれ漬けです。こちらのレシピは自家製の焼き肉のたれに豚ハラミをじっくり漬け込んだご飯にピッタリの食べ方となっています。
今回紹介した自家製の焼き肉のたれは他の料理にも使うことができるので、ぜひ作ってみてはどうでしょうか?自家製焼き肉のたれに漬けた豚ハラミは冷蔵庫で3~4日保存することができるので、旦那さんのおつまみやお弁当にもおすすめです。
豚ハラミ以外で美味しい豚ホルモン
豚ハラミを使った美味しいレシピについて紹介してきましたが、続いては豚ハラミ以外でおすすめの美味しい豚ホルモンについて紹介していきます。
豚のホルモンはハラミ以外にも様々な部位が存在しているので、ハラミ以外にも自分の好みに合った部位を見つけてみましょう。
ハツ
最初に紹介する豚ホルモンの部位はハツです。焼き肉店でも注文される部位が多いのがハツです。豚ホルモンのハツは独特の歯ごたえで赤身肉では味わうことができない食感となっています。
ハツの栄養価も絶妙なバランスで非常によく、カロリーが低いのも女性におすすめです。さっぱりした味わいながら旨味が強く、豚ハラミと並んだ人気部位となっています。
テッポウ
次に紹介する豚ホルモンの部位はテッポウです。豚のテッポウとは直腸のことを指しており、柔らかい中にも弾力がある食感が人気の部位となっています。
タレともよく絡み合う部位でご飯がついつい進んでしまう部位でもあります。コスパもよくお酒にも合うので焼き肉店や居酒屋でも注文されることが多い人気部位です。
コブクロ
次に紹介する豚ホルモンの部位はコブクロです。豚のコブクロは豚肉の子宮にあたる部分になります。コブクロの特徴は柔らかな食感と主張の強すぎない淡泊な味わいです。
タレに付け込んでおくことで焼いた時に香りも同時に楽しむことができます。醤油ダレ、塩だれ、味噌ダレとどのタレにも合わせることができる人気部位です。
カシラ(トウニク)
次に紹介する豚ホルモンの部位はカシラ(トウニク)です。通常カシラとは豚のコメカミとツラミ(ホホ)を合わせて指す言葉となっています。
カシラはよく動かす筋肉部位で適度な歯ごたえと深い旨味を楽しむことができる部位となっています。串焼き店などで重宝されており、カシラを専門に提供している飲食店もあるほどです。
ナンコツ
次に紹介する豚ホルモンの部位はナンコツです。豚のナンコツは豚の舌の付け根から気管周辺までの希少部位で1頭から約500g程度しか取れないとされています。
コリコリとした食感でお酒とも非常に相性がいいため、居酒屋などでドリンクオーダーと共に頼んでしまう人気部位となっています。
ハラミとサガリの違い
豚ハラミ以外の人気ホルモン部位について紹介してきましたが、最後はハラミと間違われることが多いサガリについて紹介していきます。
サガリの部位の場所やハラミとの違い、地方での呼び方についても紹介しているので、サガリを食べる際の参考にしてください。
サガリの部位はどこ?
最初にサガリの部位について見てみましょう。サガリの部位の場所はハラミと同じ横隔膜の部分となっています。
豚ハラミは横隔膜の両サイドに位置する筋肉ですが、サガリは豚の横隔膜の中央あたりにある筋肉部位となっています。見た目はハラミ同様赤身肉のような見た目となっています。
味とカロリーの違い
続いてはサガリとハラミの味やカロリーの違いについて見てみましょう。味に関してはサガリよりも豚ハラミの方が旨味があり、濃厚な味わいを楽しむことができます。
サガリの味はさっぱりとしており、ほど良い歯ごたえを楽しむことができる部位となっています。豚ハラミと比べると脂身が少ないのもサガリの特徴の1つです。
そのため、脂身の多い豚ハラミよりもサガリの方がカロリーが低くなっています。脂身が少ない分食べやすいと思う人も多く、密かに人気のあるホルモン部位です。
北海道地方での呼び方の違い
また、北海道地方では豚ハラミのことをサガリと呼ぶことが多いことも覚えておきましょう。北海道でも昔からハラミをサガリと呼んでおり、呼び方が違うことに対して戸惑うことも多いです。
そのため、北海道旅行で焼き肉店や居酒屋で豚ハラミを注文する際はメニューをしっかりと確認してから注文するようにしましょう。
豚ハラミは焼き肉だけではもったいない!
豚ハラミの味の特徴や部位の場所、カロリーについて紹介してきましたが、どうだったでしょうか?豚ハラミには様々な食べ方が存在しており、焼き肉だけではなく家でもできる簡単レシピも多いです。
また、豚のホルモン部位にはハラミ以外にも人気の部位がたくさん存在しており、それぞれが特徴のある味や食感となっています。焼き肉店に行った際やスーパーで豚ホルモンを購入する際は、自分の好みに合わせて部位を選んで調理してみてはどうでしょうか?