2019年04月12日公開
2024年09月11日更新
ナツメとは?ナツメの効能が女性に嬉しいものばかりで話題!
ナツメは中国原産の果実で、栄養価が高いことで注目されている食材です。日本においても歴史は古く、以前は一般の家庭の庭先にも植えられており、現在では、色々な効果効能がある乾燥ナツメが女性に人気です。今回は、ナツメについて、また、ナツメの栄養成分と効果効能を徹底調査します。ナツメの特徴、味や見た目などを調べてみました。また、女性に人気のナツメ茶や、ナツメの食べ方も紹介します。
目次
ナツメの効能で女性が輝く?
ナツメは、乾燥ナツメや庭木として、よく知られている植物です。中国では栄養効果が高いことから、老化防止の効能がある食材として、古くから食べられ来ました。ナツメは、女性が気になる症状に効果効能があることから注目されており、今回は、ナツメに含まれている栄養成分や、摂取することで得られる効果効能を調べてみました。
ナツメについて
ナツメは、クロウメモドキ科ナツメ属に分類される落葉高木で、乾燥ナツメなどが有名で、我々にも馴染み深い植物です。日本では食用ではなく、庭木などとして栽培されていることが多く、夏になると芽が出ることから「ナツメ」(夏芽)と呼ばれようになりました。
ここでは、ナツメの原産国や特徴、味や見た目、歴史、生薬としてのナツメのことを紹介します
原産国や特徴
ナツメの原産国は中国とされており、主な原産地は中国から西アジアにかけて多く収穫されています。韓国、台湾などでも生産が盛んで、ほかにも南西ヨーロッパでも栽培されています。
ナツメは庭木として全国各地で栽培されていますが、食用として栽培しているのはごく一部です。福井県や岐阜県の農場など栽培されているほか、沖縄県、秋田県、山形県の農場でも少量ではありますが栽培しているようです。
味や見た目
ナツメの味は、黄緑色をした実を生で食べると、ほんのりした甘みと酸味があります。リンゴや梨に似たシャキシャキとした食感があり、ナツメには色々な品種がありますが、すべて生で食べられるといわれています。
果肉の質はリンゴとよく似ており、中心に細長い種が入っています。ナツメの産地では、黄緑色に大きく育ったころに、皮ごと丸かじりするところもあり、ナツメの品種の中には甘くてとても美味しいものもあります。また、赤黒くなったナツメの果実は甘味が増すといわれています。
ナツメの木は大きく生長すると、高さ10mから15mまで伸びるものもあります。広葉樹には珍しく葉に光沢があり、初夏になると、枝には淡い黄色の花を咲かせます。また、枝には鋭いトゲがあるのも特徴のひとつです。
夏になると黄緑色をした楕円形の実がなります。果実の大きさは品種にもよりますが、中国や韓国で収穫されるものはピンポン玉サイズのものが多く、それに比べ日本で収穫されるのもは2cmから3cmほどの小振りな果実がなります。果実は成熟するに連れて赤みを増していき、最終的には赤褐色になります。
歴史
中国原産のナツメが日本に伝えられたのは奈良時代といわれています。日本に現存する最古の和歌集の万葉集にもナツメの記述があり、長い歴史があることがわかります。
ナツメは比較的育てやすい木ですので、以前は一般の家庭でもたくさん栽培され、ナツメの果実を食べることもありましたが、最近ではあまり見ることがなくなりました。岐阜県の飛騨地方では、ナツメの果実を砂糖と醤油で甘露煮にして食べる習慣が今でもあるようです。
生薬としてのナツメ
ナツメは、東洋医学において「大棗(たいそう)」と呼ばれ、漢方薬に用いる生薬として利用されています。大棗はナツメの果実を乾燥したもので、緊張の緩和の効能、抗アレルギー効果、強壮効果、鎮静効果などがあるといわれています。また、冷えやむくみなど、女性が気になる症状にも効能があるといわれています。
中国では古くから「ナツメを1日に3粒食べれば老い知らず」という言葉があり、老化防止の食材として利用されてきました。
ナツメの栄養と効果効能
ナツメを摂取することにより、女性が気になる症状に効く効果効能がたくさんあります。ここでは、ナツメに含まれる栄養成分と得られる効果効能を紹介します。
食物繊維とカリウムでデトックス
ナツメの栄養成分と効果効能の1つ目は、食物繊維とカリウムの効果効能でデトックス効果が得られます。女性の悩みのひとつに、便通が悪かったり、排便に苦痛や不快感があるなど、なんとか改善したい症状です。
ナツメには食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消や便通を良くしてくれます。腸内に溜まった便や身体に吸収されない不要物を排出する効果効能があります。さらに、腸内環境を整えるデトックス効果が期待でき、有害な毒物を排出してくれます。
また、ナツメに含まれているカリウムには余分な塩分を排出する働きがあり、利尿作用の効能があります。老廃物や余分な水分を溜めこまないためように排出してくれるデトックス効果が期待できます。さらに、塩分が原因の高血圧予防の効能があり、女性が気になる症状の、むくみを解消してくれる効能もあります。
ビタミンとタンパク質で美肌効果
ナツメの栄養成分と効果効能の2つ目は、ビタミンとタンパク質の効果効能で、美肌効果が期待できます。ナツメには美肌に効能のあるビタミンとタンパク質が豊富に含まれています。
ナツメには、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などのビタミンB群が豊富に含まれており、炭水化物や脂肪の代謝を助ける役目のほか、美容にも効果効能があるといわれています。ビタミンB2は、健康な皮膚や髪、爪をつくり成長を促進し、ビタミンB6は、健康な皮膚や被毛を、歯をつくり成長を促進してくれることから美肌効果が期待できます。
ナツメに含まれているタンパク質は、体内のあらゆる細胞を作る切な栄養素で、筋肉や肌を作る基となります。美肌の基となるタンパク質を体内に取り入れ、美しい肌を作りましょう。さらに、ビタミン類の効果効能により、肌の調子を整え、美肌効果が期待できます。
鉄分と葉酸で血流と新陳代謝の向上
ナツメの栄養成分と効果効能の3つ目は、鉄分と葉酸の効果効能で、血流と新陳代謝の向上が期待できます。乾燥ナツメには、貧血の予防改善に効果効能がある鉄分と、造血ビタミンと言われる葉酸が含まれています。
乾燥ナツメに含まれている鉄分は、赤血球を作っているヘモグロビンの成分で、鉄分含有量は果実の中ではトップクラスです。また、丈夫な赤血球を作るのに必要とされる亜鉛と、鉄分の吸収を高める銅なども含まれています。女性には貧血気味の方が多く、貧血予防や改善に効果効能がありおすすめです。
また、ナツメには、赤血球のもとになる細胞を作る時に必要な水溶性ビタミンの葉酸が含まれています。葉酸は、赤血球を作り出すのに欠かせない栄養成分で、胎児の発育に欠かせない栄養素でもあります。めまいや立ちくらみを起こしやすい女性におすすめで、貧血予防にはもちろん、月経前にも効果が期待できます。
亜鉛やパントテン酸でリラックス効果
ナツメの栄養成分と効果効能の4つ目は、亜鉛やパントテン酸の効能でリラックス効果が期待できます。神経伝達物質を作るのに必要な亜鉛と、パントテン酸の相乗効果により、ストレス軽減や精神安定の効能を得ることができます。
ナツメに含まれる亜鉛には、神経細胞の刺激伝達がスムーズになる効果効能があり、感情をコントロールしストレスを軽減する効能が期待できます。
ナツメに含まれるパントテン酸は水溶性のビタミンで、副腎皮質ホルモンの合成を助け、ストレスへの抵抗力をつけることができます。ストレスへの耐性を高めることで、リラックス効果を得ることができます。
その他の効果
ナツメの栄養成分とその他の効果効能は、不眠の予防や軽減を期待できます。ナツメに含まれているオレアミドの効能により、睡眠を誘導するといわれています。
また、ナツメに含まれているサポニンという栄養成分の効果効能により、肥満の予防とダイエット効果が期待できます。サポニンには、中性脂肪やコレステロールを抑制する効能があり、女性が喜ぶ肥満予防とダイエット効果を得ることができます。
ナツメの食べ方
最近では、ナツメを家庭で栽培することが少なくなってきており、生のナツメを見ることが減ってきていると思います。ここでは、ナツメの食べ方を紹介します。
そのまま生で
ナツメのおすすめの食べ方の1つ目は、そのまま生で味わう食べ方です。ナツメは、リンゴや梨に似たシャキシャキとした食感があり、ほんのり甘味があり美味しくいただけます。
日本では一部の地域で食用として栽培されており、中国のものなどに比べ小振りのナツメを見ることができます。もし、店頭や産直で販売されているのを見つけたら、ナツメを生で食べてみましょう。
乾燥ナツメ
ナツメのおすすめの食べ方2つ目は、乾燥ナツメをそのまま食べたり、乾燥ナツメを甘く煮る食べ方です。乾燥ナツメは、中国の食品を扱う店舗などでよく販売されており、簡単に購入することができます。乾燥ナツメは、生で食べるよりも甘みが増し、栄養価も高くなるといわれています。
乾燥ナツメはドライフルーツとして販売されているものも多く、黒糖に似たコクとネットリとした食感があります。黒砂糖で甘露煮にしたり、砂糖と醤油で甘露煮にする食べ方もおすすめです。
なつめ酒
ナツメのおすすめの食べ方の3つ目は、乾燥ナツメを使ってなつめ酒にして味わう食べ方です。生のナツメでもできますが、手に入りにくいので乾燥ナツメをおすすめします。乾燥ナツメの方が簡単に買うことができ、栄養価も高いのでおすすめです。
乾燥ナツメと氷砂糖を交互に容器に詰め、25度以上の焼酎(ホワイトリカー)でつけます。およそ3週間くらいで飲めるようになります。3か月以上、漬け置きすると熟成され、さらに美味しく飲めます。
ナツメ茶
ナツメのおすすめの食べ方の4つ目は、乾燥ナツメを使ってナツメ茶にして味わう食べ方です。ナツメ茶には簡単なナツメ茶の作り方と、きちんと煮出して作るナツメ茶があるので紹介します。
簡単なナツメ茶の作り方は、乾燥ナツメを1個丸ごと入れて、乾燥ナツメを徐々につぶしながら味わうナツメ茶です。大きめの湯飲みに乾燥ナツメを入れて、お湯をかけて待ち、色がつき始めたら乾燥ナツメ茶を少しずつ潰してナツメ茶として味わいます。
煮出して作るナツメ茶は、乾燥ナツメを5個から6個をまとめて煮出してナツメ茶にします。乾燥ナツメに切り込みを入れ50分ほど煮出します。一度、ナツメを鍋から取り出して、種を取り裏ごしをし、鍋に戻して10分程度煮詰めます。すると、粒々のない滑らかな口当たりのナツメ茶が楽しめます。
ナツメの適切な摂取量と副作用
ナツメは栄養成分が豊富で、色々な効果効能が期待できる食材ですが、どのくらいまでなら食べれるのでしょうか?ここでは、ナツメの適切な一日の摂取量と、ナツメを食べ過ぎることで起こる副作用を紹介します。
一日の摂取量目安
ナツメの生の果実の場合、普通の果実と同じように、たくさん食べ過ぎなければ問題ありません。ですが、市販されている乾燥ナツメの場合、糖質が加えられているものが多く、食べ過ぎると糖質の取り過ぎになるので注意が必要です。
糖質の入っていない乾燥ナツメは10個まで、糖質の入っている乾燥ナツメは、5個から7個ぐらいが一日の摂取量の目安です。
副作用
乾燥ナツメは栄養豊富で、色々な効果効能が期待できますが、食べ過ぎれば副作用があります。食べ過ぎると糖分の取り過ぎで肌荒れを引き起こす可能性があります。また、食物繊維の取り過ぎは、腹痛の原因になるので、一日の摂取量を目安にいただきましょう。
ナツメの一種:乾燥ナツメのおすすめの食べ合わせ
乾燥ナツメは栄養豊富で、色々な効果効能がありますが、別の食材と一緒に食べることで、さらに効果効能がアップします。ここでは、乾燥ナツメのおすすめの食べ合わせを紹介します。
生姜と一緒で消化促進
生姜と乾燥ナツメを合わせ、お茶にした生姜乾燥ナツメ茶は、消化促進が期待できます。生姜には、胃腸の働きを高める効能があり、消化促進に役立ちます。お茶にすることで、体を温め、生姜の風味が乾燥ナツメの甘さを抑え、すっきり飲みやすいナツメ茶になります。
レモンと一緒で精神安定
レモンをナツメ茶に加えるだけで、精神安定効果が期待できます。ナツメに含まれている亜鉛やパントテン酸の効能によりリラックス効果が得られます。
さらに、神経の細胞を復活させる効能があるビタミンを豊富に含むレモンを加えることで、精神安定効果を得ることができます。甘いナツメ茶と、レモンの酸味の相性が抜群で、一味違ったナツメ茶を味わうことができます。
ナツメの効能を取り入れると綺麗な女性に近づく!
出典: https://wowma.jp
ナツメについて、また、ナツメに含まれる栄養成分と得られる効果効能を紹介しました。ナツメには、女性が気になる症状に効く効果効能がたくさんあり、健康な身体作りに役立つおすすめの食材です。
ナツメのおすすめの食べ方を参考に、ナツメを美味しくいただきましょう。また、食べ合わせが良い食材と一緒に取ることで、効果効能がアップします。一日の摂取量を目安に、毎日ナツメを味わい、綺麗な女性に近づくステップにしましょう。