2019年01月29日公開
2024年09月01日更新
魚肉ソーセージが高たんぱくで栄養豊富!カロリーや塩分は?
魚肉ソーセージの栄養や健康効果を紹介します。重要な栄養素であるたんぱく質を多く含む魚肉ソーセージは、比較的カロリーが少なめの食品なのでダイエット中の方にもおすすめです。ほかにもGI値や含まれている塩分・添加物、材料や魚肉ソーセージを使った簡単レシピを詳しく紹介していきます。健康に気をつかっている方やダイエット中の方に必見の「注意しなければならないポイント」もみていくので是非ご覧ください。
目次
魚肉ソーセージは栄養豊富で低カロリー
魚肉ソーセージとは?
魚肉ソーセージの栄養や健康・ダイエット効果をみていく前に、まずは魚肉ソーセージの定義について紹介します。魚肉ソーセージは日本農林規格(JAS規格)の品質表示基準で「魚肉の原材料に占める重量の割合が50%を超え、かつ、植物性たん白の原材料に占める重量の割合が20%以下であるものに限る」と定めています。
栄養満点で低カロリー
魚肉ソーセージは動物性タンパクの食品の中で比べるとカロリーや脂肪分が少ないです。カロリーに注目すると、青魚(サバ・サンマ・イワシなど)や豚や牛やそれらを加工した食品と比較して約20%~50%カロリーが低いです。後ほどGI値についてもみていきます。
そして脂質も青魚や豚肉や牛肉やその加工食品と比べると50%以上低いとされています。カルシウムを含む量が多い魚肉ソーセージは健康効果もある食品です。しかしEPAやDHAはそれほど多くないためそれらの添加物を材料として入れている場合もあります。
材料は?
メーカーによっても多少は異なりますが、魚肉ソーセージの材料としてあげられるのは魚肉、塩分、豚脂、砂糖、でんぷんなどです。もちろんその中でも魚肉の割合が数ある材料の中でも一番多いです。
また魚肉ソーセージの主な材料となる魚肉はすけとうだら、ほっけ、ひめじ、いとよりなどのすり身が多いです。メーカーによってはさけやまぐろを材料とすることもあります。ちなみに魚肉ソーセージに入っている黒い粒は原材料となっている魚の黒皮です。
魚肉ソーセージの栄養と健康効果
カルシウムが豊富
魚肉ソーセージの定義や材料が分かったところで続いては栄養と効果をみていきます。まず魚肉ソーセージには骨や歯など形成してくれる栄養素のカルシウムがたくさん含まれています。
カルシウムは日本人が不足しがちな栄養素の一つでもあるので、魚肉ソーセージで手軽にカルシウムが摂取できるのは嬉しいです。この栄養素は骨などを形成する他にも、筋肉・心筋機能や神経の安定などに役立ちます。骨粗しょう症の予防にも良いです。バランスの良い食事に魚肉ソーセージをプラスしてみてはいかがでしょか。
DHAやEPAも豊富
そして魚肉ソーセージには魚介類に含まれている栄養素のDHAやEPAも入っています。しかし先ほど紹介したように魚肉ソーセージの場合はDHAやEPAなどの栄養素を添加物として入れている場合もあるので、気にされる方は原材料などをチェックしてみるのも良いでしょう。
魚介類の中でも青魚に多く含まれる栄養素のDHAは脳細胞を活性化してくれる効果があります。またEPAはサラサラな血液にしてくれる効果があります。魚肉ソーセージの原材料名は日本農林規格(JAS規格)にの加工食品品質表示基準で表示されているので是非チェックしてみてください。
タンパク質も豊富
魚肉ソーセージの主な成分は炭水化物とタンパク質です。先ほども紹介したように主な材料は魚のすり身なのでたんぱく質が多くなります。商品によって異なりますがウインナーソーセージと比べると、たんぱく質は同じくらいの量で脂質はウインナーの4分の1程度です。後ほど魚肉ソーセージを使ったレシピも紹介するので是非チェックしてみてください。
ビタミンB2
そして魚肉ソーセージにはカルシウムやDHA・EPAやタンパク質だけでなく、ビタミンB2も含まれています。ビタミンB2はタンパク質と脂質の分解にも役立つ栄養素です。口内炎が出来てしまった時にもおすすめです。このように魚肉ソーセージには様々な栄養素が入っているので、バランスの良い健康的な食事にプラスすると良い食品です。
魚肉ソーセージの栄養はダイエットにも?
低カロリー
魚肉ソーセージのカロリーは100gあたり161kcalです。青魚や牛肉・豚肉やその加工品のカロリーと比べると低いです。またウインナーソーセージと比べても低カロリーです。しかし塩分も含んでいるので食べすぎには注意です。
GI値
「GI値」とは食後の血糖値上昇を示す指標となる値です。ダイエット方法として有名な糖質制限ダイエットは、血糖値が急上昇しないようにしてインスリンの分泌を抑え脂肪の蓄えを防ぐのが目的です。こういったこともありGI値はダイエット中の方や健康志向の方にも注目されています。
基本的には糖質量が少ない食品がGI値が低い食品となります。魚肉ソーセージの主な材料である魚そのものはGI値が低いとされる食品です。しかし魚肉の他にも砂糖やでんぷんなどGI値が高めの材料が入っているのも事実なので、糖質制限中の方などは食べ過ぎに注意が必要です。
栄養バランス
これまでみてきたように魚肉ソーセージにはいくつかの栄養素が含まれているので様々な効果があります。塩分が多いので食べ過ぎには注意が必要ですが、手軽にタンパク質などを摂ることができるのは嬉しいです。続いては魚肉ソーセージの注意点についてみていきます。
魚肉ソーセージの塩分・添加物に注意
塩分が多い
様々な栄養素を含んでいる魚肉ソーセージですが塩分が多いことを忘れてはなりません。魚肉ソーセージ100g(1本程度)で食塩を約2.1g含んでいます。日本人の食塩摂取量の目標値は女性が1日7.0g未満で男性が1日8.0g未満なので、魚肉ソーセージを食べすぎてしまうとすぐこの目標値を超えてしまいます。
また高血圧の方の減塩目標値は男女共に1日6g未満です。塩分を摂りすぎているとむくみや高血圧や腎機能の低下につながります。このようなことを防ぐためには日頃から注意することが重要です。魚肉ソーセージは様々な栄養素が入っていますが、塩分を多く含んでいることも意識しましょう。
添加物は?
魚肉ソーセージにはDHAやEPAなどを添加物として取り入れている商品もあります。また加工食品に使われることの多い添加物として亜硝酸ナトリウムや着色料などがあげられます。亜硝酸ナトリウムは色を良くしたり黒ずみを防ぐ役割があります。そして着色料も商品をより美味しくみせるために使われていることが多いです。
しかしメーカーや魚肉ソーセージの種類によって使っている食品添加物は異なるので、原材料名が記載されている部分をみることをおすすめします。今回紹介した添加物の他にも使用している場合もありますので、是非チェックしてみてください。
魚肉ソーセージのおすすめレシピ
魚肉ソーセージのカロリーや塩分量、健康・ダイエット効果や含まれている添加物について紹介しました。続いてはそんな魚肉ソーセージを使ったおすすめのレシピを紹介します。簡単で美味しくいただけるレシピもありますので是非ご覧ください。
きのこと豆乳のクリームオムライス
まずは健康にも良いきのこや豆乳を使ったオムライスレシピを紹介します。こちらは1人分のレシピです。とろっとした卵とクリーミーな豆乳ソースの相性が抜群の一品ですので是非参考にしてみてください。
- たまご1個
- ご飯110g
- 玉ねぎ15g
- 魚肉ソーセージ1~2本
- ケチャップ 大さじ1
- しめじ(お好みのきのこでも可)5分の1パック
- 豆乳80㏄
- コンソメ小さじ3分の1
- 片栗粉小さじ3分の2
- サラダ油適量
- みじん切りにした玉ねぎと魚肉ソーセージをサラダ油をひいたフライパンで炒める
- そこにご飯とお好みの量のケチャップを加えて炒める
- じめじやお好みのきのこ、豆乳、コンソメを鍋で煮て火が通ったら水で溶いた片栗粉を加える
- ケチャップライスを薄焼き卵で包み、3で作ったソースをかける
きのこはしめじ以外のお好きなきのこでも作れます。きのこには食物繊維が入っているのでおすすめです。またケチャップライスを薄焼き卵で包み込むのが苦手な方は、スクランブルエッグを上にのせても良いでしょう。さっぱりした豆乳クリームがクセになる美味しさです。
魚肉ソーセージで簡単ガレット
- 魚肉ソーセージ1本
- じゃがいも1個
- とろけるチーズ50g
- 塩コショウ少々
- ケチャップ適量
- フライパンにとろけるチーズを入れる(まだ火はつけない)
- 食べやすく切った魚肉ソーセージをチーズの上にのせる
- 千切り用のスライサーで切ったじゃがいもをその上にのせ軽く塩コショウで味付けする
- 弱めの中火でフライ返しで押しつけながら焼いていく
- 裏に焼き色がついたら裏返し両面焼けたらお皿にのせる
- じゃがいもの面を上にしてお好みでケチャップを添える
今回は魚肉ソーセージを使ったレシピを2つ紹介しました。いつもならハムやウインナーソーセージを使っている料理に魚肉ソーセージを使用してみるのもおすすめです。サラダや炒飯などにも合うので是非挑戦してみてください。
魚肉ソーセージは高タンパクで低カロリー食品だった!
魚肉ソーセージの栄養素やGI値、健康効果などを紹介しました。様々な栄養が入っている魚肉ソーセージですが、塩分や食品添加物が多く含まれている商品もありますので食べすぎには注意が必要です。ですが手軽にタンパク質を摂ることもできますので、バランスの良い食事にプラスしてみてはいかがでしょうか。