2019年02月22日公開
2024年09月04日更新
アガベシロップは低GIだが甘い!代用品として優秀でも危険性がある?
アガベシロップというのを知っていますか?GI値が低くて健康に良くダイエットにも効果的だとされて、海外でも人気となっています。そんなアガベシロップの効能や代用品などについてもおすすめを紹介していきます。そして、相反して果糖が多いことによる妊娠中や赤ちゃんへの直接的な影響も心配されています。アガベシロップを摂取するときに知っておいた方がいいことも紹介しますので、是非参考にしてください。
目次
アガベシロップの特徴から見てみよう
アガベシロップとは?
まずアガベですが、知っている方は少ないでしょう。アガベというのは、メキシコ等に生息している植物で、アロエに似たものです。日本では竜舌蘭との名前で呼ばれていて、観葉植物としても親しまれています。アガベシロップはというと、ブルーアガベという種類の茎の部分から糖分を取り、シロップとして作られています。
健康やダイエットに人気の甘味料
アガベシロップは、健康に良くダイエット食材としての効能が人気の甘味料とされています。海外のセレブにダイエットに効くと広まり、話題になったことがありました。他にも、美にこだわる人たちによって特に親しまれていて、有能な甘味料だとされています。健康やダイエットに興味がある人は、アガベシロップをうまく使うといいかもしれません。
砂糖より甘みが強い
アガベシロップの肝心な味ですが、とても甘いです。砂糖よりも甘く感じられるでしょう。甘みが強くて、濃厚な味わいです。
砂糖などの代用にも使いやすい
紹介した通り、アガベシロップはとても甘いので、砂糖の代用で使用することができます。砂糖をたくさん入れると体に悪く、甘さを入れるのに丁度良いのがアガベシロップとなります。お菓子作りなどの甘味料の代用適したシロップです。砂糖の代用として使うと、甘さも引き立ち、その上でダイエットに効く効能もあるので、一石二鳥です。ぜひ一度、アガベシロップを代用してみてください。他のシロップの代用でも使えます。
アガベシロップの効能
GI値が低い
まずGI値とは何かを紹介します。GI値というのは、一つの食品を食べた時にどれくらい血糖値が上がるのかを示している指標となっています。一般的に言われているのは、GI値が55以下であると、血糖値の上昇が穏やかだというふうになされています。血糖値が上昇しすぎるとあまり良くないので、このGI値は低い方が良いと言われています。
そんな中アガべシロップのGI値はどれくらいなのでしょうか?気になるアガベシロップのGI値は17とかなり低くて、血糖値をあまり上昇させません。 他の糖類と比較してみると、砂糖はGI値が51から91と言われていて、果物はGI値が40から49で、果糖はGI値が20から29だそうです。これらの糖類と比較して分かる通り、アガべシロップは低GI値の食品とされています。
アガベシロップに含まれる成分と効能
このGI値が低いことによって、アガベシロップには他にも効果や効能が多くあります。まず、肥満です。肥満の原因はエネルギーとして燃焼されていない血液の中の過剰な量のブドウ糖だと言われています。アガベシロップも含まれる低GI食品は、ブドウ糖が急激に増加するのを防ぐので、肥満症を予防するのに加えて、肥満症を治す効能があると言われています。
さらに、メタボリックシンドロームになることやメタボの悪化は内臓脂肪が関係していると言われているため、アガベシロップなどの低GI値食品は効果的です。内臓脂肪の蓄積を防止するため、メタボの予防と改善につながると言われています。なぜなら、低GI値食品は、血糖値を下げる働きのあるインシュリンというホルモンの働きを活発にしたり、そのインシュリンを分泌する膵臓にかかる負担を減らすという効能があるとされています。
また、アガベシロップは糖尿病になるのを防いで、健康な血糖値に戻すような働きを期待することができます。さらに、心臓血管系疾患になるのを予防するために、血管をドロドロにする中性脂肪だったり悪玉コレステロールだったりを少なくしていく効能があると言われています。良い影響ばかりで、色々な効能が期待できます。
アガベシロップが危険といわれる理由とは?
果糖が高いことによる害
アガベシロップは効能や良い影響が多くある一方、危険な面もあると言われています。それは、果糖が多く含まれていることからだそうです。果糖が多いことによって、身体に影響があります。砂糖よりも甘いと紹介しましたが、その甘さともいわれる果糖が害を与えてしまうので、身体への影響を考えて、果糖のことをよく知る必要があるでしょう。
果糖の過剰摂取になりやすい
果糖というのは、非常に甘い成分で、中毒症状になりやすいもので、結果過剰摂取になってしまう可能性があります。砂糖よりも健康にいいからと言って、全て一気にアガベシロップに変更してしまうと、結果的に中毒になってしまい、より甘いものを求めてしまうそうです。このように、果糖の過剰摂取が怖く、アガベシロップにも悪影響を及ぼすデメリットはあります。
赤ちゃんや妊娠中の場合の影響は?
さらに、身体に気を遣うときというのは、妊娠中であったり、赤ちゃんなどの幼い子供がいる場合など、よりナーバスになるでしょう。妊娠中の方や赤ちゃんには健康に良いものをと心がけて、アガベシロップに頼りすぎてしまうと、この果糖によって影響があるかもしれません。
果糖を摂りすぎて、甘いものに慣れてしまい、より甘いものが欲しくなってしまい、妊娠中の身体や赤ちゃんの身体には、結果的に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。妊娠中の方や赤ちゃんにあまり良くないという口コミが多くあるのはこのためです。妊娠中の方や赤ちゃんにとって、より安全な甘味料を求めたくなるものです。
自然甘味料ではないとされる製造工程
アガベシロップには、健康にいいミネラルや食物繊維などが多く含まれていて、多くの人にその効能が求められていますが、この身体に良いとされている成分が、製造工程の中で失われている可能性があります。人工的な熱処理だったり、化学処理だったりの工程によって、かなり少なくなってしまいます。製造工程によって、アガベシロップの効能が若干失われてしまうことが多いそうです。
アガベシロップ100%でない製品が多い
アガベシロップの製品の中には、アガベシロップが100パーセントの製品ではないものもあるそうです。アガベシロップというのは、アガベからとられると紹介しましたが、そのアガベはシロップを作ることができるくらいになるまで5年ほどかかると言われています。その5年を待つことがあまりできず、純粋に100パーセントというのはあまりなく、他のシロップや水を混ぜたものなどが出回っているそうです。
出典: https://beeme.jp
アガベシロップは食べても良いの?悪いの?
過剰摂取に気を付ける
ここまで紹介して、アガベシロップは身体に良いのか悪いのかどちらなのか分からなくなった方も多いでしょう。アガベシロップ自体が体にいいのは確かなので、身体に悪いものにならないように、過剰摂取に気を付ければ良いでしょう。過剰摂取を気を付けることによって、身体に良い成分としてアガベシロップを摂取することができるでしょう。妊娠中の方や赤ちゃんには特に、アガベシロップを過剰摂取しないように気を付けましょう。
製品の成分や認証をチェックする
アガベシロップが100パーセントではない製品があると紹介しましたが、その製品の成分表記や認証をチェックすることによって、その製品を買ってしまうことを防ぐことができます。しっかり、製品を見て見極める必要があります。妊娠中の方や赤ちゃんにとって、しっかり製品を見極めることが体に与える影響を大きく変えてしまうので、そこはナーバスにしっかりとチェックしましょう。
アガベシロップの選び方
アガベの産地で選ぶ
ここからは、アガベシロップの選び方を紹介します。いろいろなアガベシロップの製品があるのでそのなかからどの製品を選べばいいのか、選び方ごとに紹介していきます。妊娠中の方や赤ちゃんにとって、製品選びは特に重要です。製品を購入する際には是非参考にしてください。
アガベの原産地はメキシコや南アフリカです。さらに今では、南米でもアガベが栽培されたり生産されるようになってきています。特に、メキシコのハリスコ州周辺ではブルーアガベというアガベシロップの元となるものが自生しているそうです。アガベの栽培というのは日本では難しく、アガベシロップは輸入品ばかりです。質が良いアガベシロップは、きちんとアガベの原産地で作られています。なのでまず原産国をチェックしましょう。
無添加の製品を選ぶ
アガベシロップの製品には合成着色料によって色を付けていたり、保存料を使用しているものもあります。ナチュラルな天然甘味料が最も良いので、原材料はアガベ100%であって、着色料や保存料などは含まれていないものを選びましょう。余分な添加物が含まれていないアガベシロップであれば、アガベそのものを純粋に楽しむことができます。商品を選ぶときには、無添加の製品を選ぶことがおすすめです。
3種類の色と特徴で選ぶ
アガベシロップは、ライトとアンバーとダークの色3種類に分かれています。それぞれに風味が。ライトは、一番色が明るくて透明感があります。色は黄色です。ライトは加工するときにフィルタリングを最もしっかりしているもので、低温で煮詰めていくことによって明るい色になります。味とか風味にはクセが無く、デザートやソースを作るの。一方アンバーとダークは、ライトよりアガベに含まれている沈殿物が多くなっています。
色としては、アンバーはメープルシロップのような薄茶色で、ダークは濃い茶色です。アンバーはキャラメルや黒砂糖のような風味があり、ダークはもっとキャラメルの風味が強くあって、肉料理にかけるコクのあるソースや甘いものの上にかけるシロップにおすすめです。3種類それぞれのアガベシロップの特徴を知っていれば、その使用する用途に合わせて、アガベシロップの使い分けができるでしょう。
加工温度もチェック
アガベシロップの加工過程は、樹液をフィルターで濾過して、加温し糖化してそれを凝縮して水分調整をするという工程です。加熱して凝縮するという時の温度は、私たちからもチェックしたいポイントです。48℃以下の低温加工商品はRAWというタイプに分類されます。酵素は48℃以上の熱で破壊されるので、この48℃という数字がとても重要になってきます。よって酵素を取り入れたい場合は、RAWの表示がある製品がおすすめです。
オーガニックの製品を選ぶ
農薬を使用していないオーガニック製品が最もおすすめです。国産ではなく、輸入がほとんどのアガベシロップは、栽培される国や生産される国の基準に従うことになります。アガベシロップ自体が加工品なので、厳しい基準をきちんと通過したオーガニック認定商品がおすすめです。オーガニック製品を意識的に選んで、妊娠中の方や赤ちゃんには特に、安全に摂取できるようにしましょう。
アガベシロップのおすすめ6選
青葉貿易有機ブルーアガベシロップ
まず紹介するのは、アガベシロップを初めて購入する方におすすめのアガベシロップです。JAS有機認証でメキシコ産のオーガニックのブルーアガベを100パーセント使用しています。このアガベシロップの色は、ライトとダークの中間となっています。味わいは、特にクセがなく食べやすいです。ヨーグルトやコーヒー等、味がそのまま伝わるようなものにも、甘味料の代用として使いやすいでしょう。
ブラウンシュガーファースト有機アガベシロップピュア
次に紹介するのは、このアガベシロップです。自分の子どもに食べさせたいかどうかというのを基準にこのアガベシロップ作っているのが、ブラウンシュガーファーストのアガベシロップです。栽培方法だったり、製造工程などをきちんと明確に示して、添加物不使用で、かつ遺伝子組み換え不使用の商品だけを扱っています。とても安心できます。安心できる品質を求める方には特におすすめです。
WHOLESOME有機アガベシロップ
このアガベシロップは、合成着色料や保存料を使用していません。遺伝子組み換えされた原料も使用していません。ナチュラルでオーガニックな製品です。ナチュラルな原材料のみで作られているのが、このWHOLESOMEのアガベシロップです。WHOLESOMEは、多くの機関からたくさんの認証を受けているメーカーで、とても安心して使うことができます。
イデア有機アガベシロップ
次に紹介するアガベシロップは、1996年設立でアガベシロップの生産をメインにしているイデアです。アガベシロップの原産国である、メキシコにある老舗メーカーです。メキシコ現地でアガベの栽培を管理していて、新鮮にこだわるのはもちろん、有機栽培のアガベのみを使用しています。とてもおすすめです。
カリーノミオオーガニックアガベシロップ
次に紹介するのはこちらです。メキシコで5から10年くらいかけて長く栽培した有機ブルーアガベを100パーセント使用したものです。有機JAS認定を取得していて、合成着色料も不使用で、保存料も不使用です。オーガニックで体にとって良い影響ばかりでおすすめのアガベシロップです。
イデア有機アガベシロップローダーク
最後に紹介するのは、このアガベシロップです。イデアが2007年から販売開始をした商品で、前に紹介したRAWタイプのアガベシロップです。そのためアガベにある酵素がそのままたくさん入っているので、色は暗く、キャラメルのような風味がします。キャラメルシロップの代用として、パンケーキなどに使用すると美味しく頂けるでしょう。
アガベシロップは上手に製品を選んで適量を!
アガベシロップについて紹介しましたが、いかかでしたでしょうか?身体に悪影響を及ぼす可能性もあるため、妊娠中の方や赤ちゃんには特に気を付けなければいけない点がありますが、過剰摂取などに気を付ければ、効果や効能によって身体に良い影響ばかりです。砂糖の代用やその他甘味料の代用として使用することができるので、紹介したおすすめのアガベシロップの中から選んで試してみて下さい。