ハラミのカロリーは高いけどダイエット向き!牛・豚・鶏の太らない食べ方
焼肉の部位でも人気が高いハラミ。カロリーが高いイメージのハラミですが、実はダイエット向きなんです。高カロリーでもハラミがダイエット向きだといわれる理由はなんでしょうか?ダイエット中の焼肉時の注意点、低カロリーのお肉の部位や太らない食べ方を紹介します。
目次
ダイエット中でも肉が食べたい!
ダイエット中といえば、カロリーを気にして野菜やスープなどの、低カロリーなものを食べるべきだと思いがちです。高カロリーになりがちなお肉を我慢する、なんてことも多いのではないでしょうか?今回は、高カロリーでダイエットに不向きだと思われがちなハラミが、実はダイエット向きなその理由と、お肉の太らない食べ方を合わせて紹介します。
カロリーが高いハラミ、実はダイエット向き?
ハラミは焼肉の中でも人気が高い部位の一つです。肉の噛みごたえがしっかりしているハラミは、中にはカルビよりも好きだという人も多いかもしれません。最近では、ダイエット中ならハラミという人も多く見かけます。ハラミがダイエットに向いている理由は何なのでしょうか?
ハラミの種類
焼肉でハラミといえば牛のイメージですが、豚、鶏にもそれぞれハラミがあります。牛、豚、鶏では同じハラミでもカロリーに大きな差があります。
牛ハラミ
牛ハラミは牛の内臓肉、ホルモンの一種です。胸とおなかの間にある横隔膜のあたりを指します。ホルモンは苦手でも、肉の食感が強いハラミは大丈夫だという人も多いです。
豚ハラミ・鶏ハラミ
豚ハラミも、牛ハラミと同様、ホルモンの一種です。脂が少なくやわらかくて、しっかりとした肉は食べごたえがあり人気の部位の一つです。一方、鶏ハラミは、こりっとした食感が特徴で、牛や豚と比べて低カロリーです。
ハラミがダイエット向きな理由
お肉にはたくさんの部位があります。中でもハラミがダイエット向きだといわれる理由は何なのでしょうか?
ハラミは高タンパク質で低脂肪
ハラミがなぜダイエットに向いているのでしょうか。その理由の一つに、高タンパク質で脂肪分が少ないことが挙げられます。タンパク質は、筋肉をつくる上でかかせません。タンパク質の高いものを積極的に摂取することで、筋肉量が増え、代謝がアップします。代謝がアップすると、消費エネルギーが増えます。
ハラミはむくみ解消にも効果的
ハラミにはむくみを解消する働きのある、カリウムという成分が多く含まれています。むくみはダイエットの敵だといわれますが、むくみをそのままにしておくと脂肪や老廃物が固まり、蓄積されていくのです。ハラミに含まれるカリウムは、むくみの原因となる塩分や、水分などの老廃物を体外に排出する役割をもっています。
糖質制限ダイエットにもハラミ
ハラミも含め、肉類は全体的に糖質が低いです。そのため、糖質制限ダイエットに向いています。ハラミの糖質は、100gあたり0.3gほどです。
ハラミと他の部位とのカロリー比較
いくら高たんぱく低脂肪とはいっても、ダイエット中に気になるのがカロリーです。高カロリーなイメージのあるハラミですが、ほかの部位と比べてどれくらいの違いがあるのでしょうか。
ハラミのカロリー
ハラミのカロリーは100gあたり約342kcalと言われています。同じ量で比べてみると、上カルビ518kcal、カルビ461kcal、タン368kcalにつづいて4番目にカロリーが高いようです。つづいて、ほぼ同カロリーのロースが333kcal。ヒレ232kcal、ミノ169kcal、ハツ142kcalと続きます。内臓系の部位の方がカロリーが低い傾向があります。
ハラミの100gあたり342kcalという数字は、一食分で考える場合、そんなに高くはありません。炭水化物をとらないように気を付けて、低カロリーの野菜やキムチなどと上手に合わせて食べれば、ダイエット中でも特に問題はないでしょう。
カロリーを抑えるダイエット中の焼肉の食べ方
いくらハラミがダイエット向きとはいえ、食べる量や食べ方には注意が必要です。
知らず知らずにカロリーオーバー!タレは控えめに
ハラミに限らず、肉を食べるときは、塩やレモンなどシンプルな味付けでで食べることで、カロリーをさらに抑えることができます。甘い焼肉のタレには、砂糖などの糖分が多く含まれています。その為、知らず知らずのうちにカロリーオーバーになってしまうこともあるのです。
カロリーを抑えたいなら、炭水化物は厳禁
焼肉といえば白いご飯がよく進むものです。しかし、脂質と糖質(炭水化物)を組み合わせると太りやすくなります。シメとして冷麺やビビンパなども食べたくなりますが、ダイエット中には控えましょう。代わりに、サンチュなどの野菜で包んで食べると、栄養バランスもよくなります。
海藻・野菜を先に食べる
ダイエット中であれば、食事の順番にも気を配りたいものです。肉を食べる前に、海藻サラダや野菜サラダなどを先に食べておきましょう。海藻類や野菜には食物繊維が含まれているため、血糖値が上がりにくくなり、脂肪の吸収を抑えることもできます。
一品目はキムチを
発酵食品であるキムチには乳酸菌が含まれます。乳酸菌には、代謝を高め脂肪燃焼を促す効果が期待できます。さらにキムチには、カプサイシンを含む唐辛子が使われているため、発汗作用や脂肪分解にも効果があり、ダイエットに最適です。
ビールは我慢してウーロン茶
生ビールのカロリーは500mlあたり210kcalです。糖質も高いため、ダイエット中は我慢してウーロン茶を飲みましょう。ウーロン茶に含まれるポリフェノールには、脂肪の吸収を抑える働きがあります。
ダイエット中は焼肉?しゃぶしゃぶ?
しゃぶしゃぶは、焼肉よりもヘルシーでダイエット向きなイメージがあります。実は、焼肉の方がダイエット向きであるということを知っていますか?
高カロリーになる原因は脂分
焼肉は編みで焼くことで余分な脂分をカットすることができます。しかし、ゆでるだけのしゃぶしゃぶは、そんなに脂分はカットされていないのです。確かに、焼肉に行けば、ついついお酒や白いご飯が進み、全体的なカロリーは大きくなりがちです。ただ、肉を食べることだけに集中するのであれば、しゃぶしゃぶより焼肉の方がカロリーを抑えることができるでしょう。
太りにくい低カロリーなお肉
肉といっても牛、豚、鶏とありますが、結局どれが一番カロリーが低いのでしょうか?お肉のカロリーは部位によっても大きく違ってきます。例えば鶏の胸肉は、皮つきと皮なしの部分では、カロリーがに大きな差が出ます。ダイエット中に賢くお肉を選べるよう、部位ごとのカロリーを紹介していきます。
やっぱり鶏肉はダイエットの味方
牛、豚、鶏の中でもヘルシーなイメージが強いのが鶏肉です。鶏肉は牛や豚と比べて、全体的にカロリーが低い傾向があります。カロリー順でいえば、軟骨の部分が一番カロリーが低く、100gあたり54kcalほどです。それに続いて、ささみが114kcal、豚肉のヒレが115kcal。ダイエット料理に多く使われる、皮を除いた胸肉は121kcalです。
鶏肉はカロリー高め!皮を除いて食べましょう
パリッとした食感がジューシーでたまらない鶏肉の皮部分ですが、油が多いためダイエット中は控えることを心がけましょう。皮を除けば、鶏もも肉も100gあたり138kcalほどで済みます。
牛肉・豚肉は太りやすい?
牛肉や豚肉は、鶏肉と比べるとどうしても高カロリーになりがちです。しかし、賢く部位を選べばダイエット中にも食べることができます。
牛肉・豚のカロリーが低い部位
先ほど紹介したように豚のヒレ肉は鶏軟骨、ささみに続いてカロリーが低い部位です。ヒレ肉は脂肪分が少ない赤身の部分で、牛ヒレ肉も同じくカロリーが低いです。牛肉や豚肉を購入する際は、積極的にヒレ肉を選ぶようにしましょう。
牛・豚のカロリーが高い部位
一方で、脂身が多く高カロリーになりがちなのがバラ肉です。バラ肉は、ほかの部位に比べてカロリーが倍近くになることもあるため、ダイエット中は控えるようにしましょう。牛に関していえば、サーロインも高カロリーの部位です。もし脂身が多い肉を食べるときは、その部分をカットして食べるとよいでしょう。
お肉の太らない食べ方
ダイエット中は、お肉を食べるときに限らず、調理法や食べ合わせ、使う調味料に気を付けることも大切です。
カロリーを大幅にカットできる調理法
いくら低カロリーの部位を選んでも、油で揚げたり、衣をつけたりして調理すればカロリーが高くなります。ダイエット中であれば、シンプルに焼く、蒸す、煮る、ゆでるを心がけましょう。グリルやオーブンで油を落とすと、よりカロリーをカットすることができます。
薬味と合わせて痩せ効果アップ!
肉を食べると、消化に時間がかかります。そこで、薬味を少し足して消化のサポートをするとよいでしょう。ニンニクやワサビ、ショウガ、おろし大根などは肉と合わせて食べることで、消化を手助けしてくれます。
高カロリーな調味料には注意
焼肉のタレと同じように、ダイエット中であれば調味料のカロリーにも気を配りましょう。砂糖やマヨネーズ、ケチャップやソースなどは、糖質も多く含まれていて高カロリーになりがちです。おススメは、塩・ブラックペッパーなどシンプルな味付けです。
ハラミのカロリーについてのまとめ
いかがでしたか?今回は、ハラミがダイエットに向いている理由や、ダイエット中お肉の太らない食べ方など詳しくご紹介しました。今後はお肉を適度に食べながら、ストレスフリーなダイエットを楽しみましょう。