2019年01月11日公開
2024年08月28日更新
芋けんぴは高カロリーだがダイエット向き?嬉しいメリットや効果を紹介!
芋けんぴはセブンイレブンなどのコンビニやスーパーで売られていて、手軽に手に入るお菓子です。ほんのりとした甘さのお菓子として人気がありますが、原材料にさつま芋を使っているためカロリーや糖質が髙いのたデメリットです。そのためダイエット中の方は食べ方に注意が必要です。しかし、芋けんぴは栄養成分が豊富でさまざまな効果があります。工夫をして食べるとダイエット中でも食べることができます。ここでは芋けんぴの栄養成分やカロリー、おすすめの食べ方などを紹介しましょう。
芋けんぴのカロリーはどれぐらい?
芋けんぴの原材料
セブンイレブンなどコンビニでも販売されている芋けんぴ。手軽に買うことができる甘い優しい味わいのお菓子で、おやつにも人気があります。芋けんぴとは、さつま芋をスティック状に切って、油で揚げ、砂糖を絡めたものです。したがって、芋けんぴの原材料は、さつま芋、油、砂糖の3つです。白砂糖の代わりに、黒砂糖やはちみつを原材料とするレシピもあります。また原材料の油を使わない、ノンオイルの芋けんぴも人気があります。
芋けんぴのカロリーと糖質
芋けんぴのカロリーはレシピや商品などによって異なりますが、平均的に100gあたり206kcalととても高カロリーな食品です。他のおやつのカロリーと比べると、100gあたりのカロリーはスイートポテト約226kcal、ショートケーキ約308kcal、大学芋約231kcal、大福約42kcalで、原材料がシンプルな割にはかなり高カロリーの食品であることが分かります。
芋けんぴの糖質量はレシピや商品などによって異なりますが、、平均的に100gあたり約33gです。さつま芋を使った他のおやつと比べてみると、スイートポテトの糖質は約31g、大学芋の糖質は約35gです。また、ショートケーキの糖質は約24g、大福の糖質は約50.4gです。
芋けんぴの原材料であるさつま芋は野菜なので低糖質と思われがちですが、実は糖質を多く含んでいます。芋けんぴには原材料として砂糖も加えられているため、糖質が高くなってしまいます。
セブンイレブンの芋けんぴのカロリー
セブンイレブンで販売されている芋けんぴのカロリーは100gあたり506kcalです。原材料は契約農家より厳選した九州産のさつま芋、国産100%の米油、砂糖です。価格は108円です。セブンイレブンの芋けんぴはやや太く、ホロホロとした味わいでしっとり感があります。濃厚なさつま芋の味わいが楽しめます。
ローソンの芋けんぴのカロリー
ローソンの芋けんぴのカロリーは、セブンイレブンと同様に100gあたり506kalです。芋本来の風味を大切にした、ほんのりとした甘さの芋けんぴです。108円で販売されています。
また、ローソンの「鹿児島県産 安納芋スティック」は、セブンイレブンやファミリーマートの芋けんぴが100g入りなのに対し、こちらは30gと少量なのでダイエット中のおやつにもできます。砂糖・食塩不使用のヘルシーなおやつです。
ファミマの芋けんぴのカロリー
ファミリーマートの芋けんぴのカロリーは、セブンイレブンやローソンよりやや少なく、100gあたり475kalです。セブンイレブンやローソンと比べると細く、カリカリッとした昔ながらの味が楽しめる芋けんぴです。
芋けんぴの栄養成分による嬉しいメリットと効果
効果①食物繊維やヤラピンが便秘解消
芋けんぴの原材料であるさつま芋には栄養成分の食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性の2タイプがありますが、さつま芋には100があたり水溶性食物繊維が0.5g不溶性食物繊維が1.8g、合計2.3gの食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維は、食後の血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロールの吸収を抑制する作用があります。不溶性食物繊維は大腸の蠕動運動を促し、便秘の解消につながります。
ヤラピンとは芋けんぴの原材料であるさつま芋に含まれる栄養成分です。さつま芋を切ると出て来る白い汁のようなものがヤラピンで、そのままにして放っておくと黒いタール状になります。ヤラピンは古くから緩下剤の効果があると言われている栄養成分で、胃の粘膜保護と腸内の蠕動を活発化させます。ヤラピンはさつま芋特融の栄養成分で、食物繊維と合せて便秘解消の効果があります。
効果②カリウムがむくみを解消
芋けんぴの原材料であるさつま芋にはカリウムという栄耀成分も豊富に含まれています。カリウムは血圧を調整したり細胞を正常化する効果があり、私たちの体に欠かせない栄養成分です。ナトリウムは摂取しすぎると高血圧の原因になりますが、カリウムはその逆に血圧を下げる効果があります。
カリウムは体内に取り入れられたナトリウムや老廃物を排出させる効果があります。そのため、むくみの解消や生活習慣病の予防につながります。
効果③ビタミンB1が糖質の代謝を促進
芋けんぴの原材料であるさつま芋には、私たちの体に欠かせないビタミンも豊富に含まれています。その1つの栄養成分であるビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わるときに必要な補酵素としての働きがあります。筋肉疲労時にたまる乳酸を燃焼させる効果もあり、「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。
糖質は、インスリンというホルモンの働きによって体脂肪として体に蓄積されます。ビタミンB1を摂取すると、糖質が体脂肪になる前に体から排出されるので、ダイエットにも効果的なのです。
その他にもさつま芋にはB2、B6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸などビタミンB群が豊富に含まれていて、アンチエイジングや美肌効果もあります。
芋けんぴのダイエット向きな食べ方
ヘルシーな芋けんぴを作る
芋けんぴには優れた栄養成分が含まれていますが、高カロリーなうえ、糖質が多く含まれているのでダイエット中には食べ方を注意することが大切です。芋けんぴは砂糖を多く含んでいるので、その分糖質やカロリーが高くなってしまいます。また、はちみつもカロリーが高く、その分、芋けんぴのカロリーも高くなっているので、ダイエット中でカロリーに気を付けている方は注意してください。
芋けんぴのヘルシーで低カロリーの食べ方として、砂糖やはちみつを使わない芋けんぴを作る方法があります。砂糖やはちみつを使用しないで作ると、糖質やカロリーを大幅に減らすことができます。
皮ごと芋けんぴにして栄養をたっぷり摂る
ダイエット中の芋けんぴの食べ方として次におすすめなのが、皮ごと芋けんぴにすることです。さつま芋の皮には食物繊維やヤラピンなどの栄養成分が豊富に含まれていて、便秘解消にもなります。そのため、皮を剥かずに芋けんぴを作ると、より多くの栄養成分を摂取することができます。
ダイエット中のおやつにぴったり
ダイエット中は油で揚げたものを控えることが多いのですが、脂質が不足すると肌荒れの原因になったり、栄養不足に陥ったりします。ひどいときにはホルモンのバランスを崩したり、病気にかかりやすくなったりもします。芋けんぴは油で揚げてあるので、おやつとして脂質を取るのにぴったりの食品です。食べ過ぎるとカロリーが過剰になりますが、適量の食べ方ならばダイエット効果も期待できます。
また、芋けんぴは油で揚げてあるため腹持ちがよく、間食を控えることができます。セブンイレブンなどのコンビニで手軽に手に入れることができ、ダイエット効果も期待できるおやつとしておすすめです。
ノンオイルでヘルシー「カリカリ芋けんぴ」
電子レンジを使って短時間でできる芋けんぴのレシピです。思い立ったらすぐにできます。ノンオイルなのでカロリー控えめで、ダイエット中の方にもおすすめのレシピです。
- さつま芋 100g
- 水 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- はちみつ 大さじ1
- さつま芋を3mm程度の棒状に切る。
- 水にさらしてアクを取り、キッチンペーパーで拭き取る。
- 均等にお皿に盛り、600Wの電子レンジで4分加熱する。
- 混ぜ合わせ、再び600Wの電子レンジで3分加熱する。
- 水、砂糖、はちみつをフライパンに入れ、沸騰したらすぐに4を入れる。
- 中火で約1分絡め、色が付いたらできあがり。
揚げないのにコクたっぷり「黒糖芋けんぴ」
黒糖芋けんぴは油を使って揚げていないので、カロリーを抑えることができます。軽い食感でとてもヘルシーな芋けんぴです。コツは、さつま芋をカリカリにローストすることです。
- さつま芋 250g
- 粉末黒砂糖 大さじ3
- 水 大さじ1
- さつま芋を棒状にカットして、600Wの電子レンジに2分加熱する。
- 1を140度のオーブンで15分焼く。
- フライパンに黒糖と少量の水を入れ、2を絡める。
- すぐに食べないで少し冷ましておいておくと、カリカリ感が出る。
芋けんぴは高カロリーでも食べ方工夫でダイエット!
芋けんぴの栄養成分やダイエット中におすすめの食べ方などを紹介しました。芋けんぴはさつま芋が原材料なので、カロリーや糖質が高いのですが、繊維質やカリウムなど栄養成分も豊富です。ダイエット中の方は、糖分やカロリーを抑えるために、カロリーオフの芋けんぴを家庭で作るのもおすすめです。電子レンジを使うと簡単にできるので、ぜひ自分で作っておやつに食べてください。