みかんの皮(陳皮)の効果・効能は?意外な使い方と活用方法を紹介!

みかんの皮を捨ててはいませんか?みかんの皮は、乾燥させることで「陳皮」と呼ばれる漢方薬の材料になります。その他にも、みかんの皮には様々な効果効能があります。この記事では、みかんの皮の使い方について解説しています。みかんの皮を使ったお茶や掃除方法、みかんの皮を入れたお風呂の効果や保存方法、ダイエット方法についても解説しているので、みかんの皮を捨てる前にぜひチェックしてみてください。

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目次

  1. 1みかんの皮は漢方薬になる!
  2. 2みかんの皮(陳皮)の漢方薬としての効果・効能
  3. 3みかんの皮のお風呂での効果・効能
  4. 4みかんの皮の意外な活用方法
  5. 5みかんの皮は捨てずに使って万能漢方!

みかんの皮は漢方薬になる!

みかんの皮を捨ててはいませんか?実は、みかんの皮は様々な使い方ができます。漢方薬としての働きやダイエット効果、掃除にも使えるとても便利なものなので、捨ててしまうのはもったいないです。この記事では、みかんの皮の使い方について解説しています。みかんの皮の効果効能や便利な使用方法について解説しているので、みかんの皮を捨てる前にぜひチェックしてみてください。

「陳皮」とは一体何?

みかんの皮を乾燥させたものを「陳皮」と呼びます。陳皮とは漢方薬の一つで、風邪予防や血流の改善、整腸作用やリラックス効果を持っています。陳皮は漢方だけでなく、保存食としても使われます。陳皮は作り方も簡単で、漢方薬として使うだけでなく料理に入れるなどの使い方もあるので、陳皮の作り方や漢方としての効果を知っておきましょう。

みかんの皮「陳皮」の作り方

陳皮の作り方は、とても簡単です。みかんの皮をザルや網に広げて、日陰でおよそ1週間干せば陳皮の完成です。寒い時は夜になったら室内に取り込みましょう。すぐに陳皮を使わないのであれば、数ヵ月干すことでより良い陳皮を作ることができます。出来上がった陳皮は細かく刻んでから密閉容器に入れて保存しましょう。

陳皮の使い方①お茶にして飲む

陳皮の使い方で代表的なものが、「陳皮茶」というお茶にして飲むことです。陳皮はそのまま飲むのではなく、お茶にしてから飲むことでより良い効果を得ることができます。急須に陳皮を小匙1杯入れて、300㏄の熱湯を入れて蒸せばお茶の出来上がりです。甘みが足りなければはちみつを入れて、お茶の味を調えてください。

陳皮の使い方②料理にとりいれる

陳皮はお茶にするだけでなく、味噌汁や煮物の風味付けにも使えます。ほんのりとした柑橘の香りが料理を美味しくしてくれる上に、陳皮の効能を得ることもできるので、普段の料理に陳皮を少し加えてみましょう。

陳皮の保存方法

陳皮はキチンと保存しないと、湿気を吸ってしまいます。吸湿を防ぐ為に、陳皮の保存容器にはガラス瓶や防湿性のプラスチック容器を使用してください。陳皮の保存場所ですが、色や香りが落ちないように冷暗所で保存してください。

みかんの皮(陳皮)の漢方薬としての効果・効能

ここで、陳皮の効果や効能について解説します。陳皮はみかんの皮なので、みかんに含まれる栄養素を含んでいます。みかんは特に皮の部分に栄養があるので、みかんを食べるよりも陳皮を服用する方がより良い効能を得られます。

みかんの皮(陳皮)がダイエット効果をもたらす

みかんの皮に含まれる「リモネン」という香り成分には、ダイエット効果があります。リモネンを嗅ぐことで交感神経が活性化し、血流やエネルギー消費を促すダイエット効果を得られます。他にもリモネンには、体内で脂肪を分解する「リパーゼ」という酵素の分泌を促すというダイエット効果があります。

リモネンで血流やエネルギー代謝を上げ、体に脂肪を溜めづらい体を作ってダイエット効果を得ることができます。また、リモネンにはリラックス効果を高める効能もあります。人間の体はストレスを感じ続けると脂肪を蓄えようとするので、リラックスすることはダイエットに欠かせません。

みかんの皮(陳皮)が風邪予防に効果的

みかんの皮には、咳や痰を抑える働きがあります。これにより、陳皮は風邪予防にも効果を発揮します。また、みかんと同じようにビタミンCを豊富に含んでいるので、免疫力を高めることで風邪をひきにくい体を作ってくれます。

風邪をひいた人のイラスト

みかんの皮(陳皮)が冷え性対策に効果的

みかんの皮には、ポリフェノールの一種である「ヘスペリジン」という成分が含まれています。ヘスペリジンには末梢血管を強化する働きがあり、血流を改善してくれます。血流が良くなれば全身に血が流れやすくなるので、冷え性の改善につながります。体を内側から温めてくれるので、陳皮を使ったお茶は冷え性の改善に大きな力を発揮します。

みかんの皮(陳皮)が胃腸を健康にする

陳皮は、胃腸薬の成分として利用されています。みかんの皮には胃腸の調子を整える作用があります。消化不良や吐き気、下痢にも効果があるので、お腹の調子が悪い時は陳皮を使ったお茶を飲んで休みましょう。

みかんの皮(陳皮)がアレルギー症状を緩和

みかんの皮に含まれるヘスペリジンには、アレルギー症状の緩和が期待されています。ヘスペリジンは、末梢血管の強化や透過性を調整する働きがあり、これにより白血球がスムーズに動けるようになると言われています。白血球がスムーズに働くことにより、アレルギーによる炎症を抑えられると言われています。

Thumb陳皮(ちんぴ)で風邪予防?みかんの皮のすごい効能と使い方を調査 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

みかんの皮のお風呂での効果・効能

ここで、みかんの皮を使ったお風呂の効果効能について解説します。陳皮は漢方薬としてお茶にしたり料理に入れることでも風邪予防などの効果を得られますが、ネットなどに入れてお風呂に入れることで血行促進やリラックス効果などまた違った効果を得られます。

みかんの皮(陳皮)をお風呂に入れよう

陳皮はお茶や料理に使って体内に取り入れるだけでなく、ネットなどに入れてお風呂に入れることでまた違った効能を得ることができます。柑橘の香りによるリラックス作用疲労回復効果血行促進など様々な効果を得ることができるので、ぜひ陳皮をお風呂に入れてみてください。

みかんの皮(陳皮)のお風呂は血行促進を促す

陳皮を入れたお風呂は、みかんの皮に含まれるリモネンテルピネンという香り成分がお湯に溶け出します。お湯に溶け出したリモネンやテルピネンの成分が体内の毛細血管を拡張させることで、血行促進の効果を得られます。冷え性の改善につながるだけでなく、普段のお風呂よりも早く体の芯から温まることができるので、冬場のお風呂におすすめです。

みかんの皮(陳皮)のお風呂の疲労回復効果

陳皮を入れたお風呂は、血流を良くする効果があります。これにより、寒さによる手足の冷え肩凝り腰痛の改善疲労回復にも効果を発揮します。血流を良くすることによって疲労回復を促すので、入浴剤と同じような効果を得ることができます。

みかんの皮(陳皮)をお風呂で使うときの注意点

みかんの皮をお風呂で使う際は、必ずネットに入れてから使用してください。みかんの皮をそのままお風呂に入れてしまうと、フィルターなどに詰まってしまいます。お湯の中にみかんの皮が広がってしまわないように、必ずネットに入れましょう。また、リモネンによって肌がピリピリする人がいます。敏感肌の方や小さな子供には刺激が強く炎症を起こすこともあるので、ピリピリする場合は使用をやめてください

みかんの皮には「ソラニン」という成分が含まれています。ソラニンは紫外線を吸収して色素沈着を起こし、肌トラブルの原因となる場合があります。ソラニンが皮膚に付着したまま日光に当たるとシミになりやすくなるので、みかんの皮を入れたお風呂に入った場合は、湯船から出たあと必ず体や顔を洗い流しましょう

注意マークのイラスト

みかんの皮の意外な活用方法

みかんの皮は、漢方にする以外にも様々な活用方法があります。普段は捨ててしまうみかんの皮ですが、掃除や消臭など色々なことに使えるので、みかんの皮は捨てずに身の回りの掃除などに役立てましょう。

みかんの皮で掃除ができる

みかんの皮には、クエン酸やペクチン、リモネンが含まれています。これらの成分は汚れを落としたりツヤを出す効果があるので、みかんの皮を使った洗剤を掃除に使用するのもおすすめです。特にリモネンは油を溶かす効果があるので、キッチンなど油汚れがひどい箇所の掃除に便利です。

鍋に水400㏄とみかんの皮4個分を入れ、15分ほど煮込んで冷ましたものを霧吹きやスプレー容器に入れれば、みかんの皮洗剤の出来上がりです。これだけで家の中のあちこちの掃除に使えるので、みかんを食べた後は洗剤を作って掃除に役立てましょう。

みかんの皮で消臭対策

みかんの皮には消臭効果があります。魚を焼く前に魚焼きグリルに水を張り、みかんの皮をちぎって入れておくだけでグリルに魚の匂いが付きづらくなります。他にも、煮魚を作ったあとの鍋にみかんの皮と水を入れて煮立たせるだけで匂いを落とすこともできるので、魚を料理に使ったあとのケアにみかんの皮を利用しましょう。

電子レンジに匂いが付いてしまった時にも、みかんの皮が使えます。電子レンジにみかんの皮を入れて1分加熱すれば、みかんの皮の蒸気が庫内の匂いを取ってくれます。また、魚などの匂いが手についてしまった時は、みかんの皮を揉みながら手を洗いましょう。こうするだけで、手に付いた嫌な臭いも落とすことができます。

みかんの皮は食べるのもおすすめ

みかんの皮は、そのまま食べることもできます。実と一緒に食べれば皮の渋みがアクセントとなり食べやすくなります。皮を砂糖漬けにしたり、マーマレードにして食べることもできます。ただし、みかんの皮にはワックスなどが付着しているので、食べる際は必ず洗ってから食べましょう。

みかんの皮は肥料としても役立つ

みかんの皮には「フラボノイド」が含まれています。フラボノイドは、みかんが紫外線や虫から自分の身を守る為に使われています。これを利用し、みかんの皮を肥料にすることもできます。陳皮を作る時と同じようにみかんの皮を干して、カラカラになったら細かく刻んで土に混ぜましょう。2日から3日おきにかき混ぜることで、みかんの皮肥料を作ることができます。

みかんの皮は捨てずに使って万能漢方!

いかがでしたか?みかんの皮には、たくさんの栄養素が含まれています。普段は捨ててしまうものですが、漢方薬としての働きやダイエット効果、お風呂に入れたり掃除にも使える便利なものなので、みかんの皮は捨てずに有効活用しましょう。

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