台湾バナナの種類と特徴を紹介!日本より現地のほうが値段が安い?
バナナはスーパーに行くと必ず購入できる身近な果物です。台湾バナナには品種改良されたものなどを入れて17種類のバナナがあります。その中でも北蕉は台湾バナナのなかでも日本人に好かれている種類の一つです。そのバナナの種類と味・香り・食感などの特徴について紹介していきます。日本人になじみの深い台湾バナナは本当に日本で購入するより現地で購入する方が値段も本当に安く購入できるかを調べていきます。
台湾バナナについて詳しく知りたい!
台湾のフルーツといえばマンゴー、パパイヤ、台湾バナナが浮かんできます。日本と同じように台湾は北から南に長い島国です。台湾は日本と同じように季節があり気温差はあります。ただ台湾の南部は1年中温暖な地域なのでバナナの生産に向いているといえます。そこで台湾バナナの種類と特徴について紹介していき、日本で台湾バナナを購入するより現地で購入する方が安いのか?を調べていきます。
台湾バナナの種類と特徴
みんなああ最近休み無さすぎて🐦来れなくてごめん!😭
— 長野県YouTuber(仮)木曽郡 【POCOaPOST】 (@pcps_official) June 16, 2019
フルーツ大好き人間!
本日は贅沢にバナナを二種類買ってしまった🍌
台湾バナナの方がスイーツっぽい甘さでねっとりした感じ
普通の有機バナナの方はさらっとして甘味も爽やか!
バナナって南国のイメージだったけど台湾のも有名なんね!🍌#バナナ pic.twitter.com/A7ioJmYxIt
日本のスーパーではフィリピン産バナナやエクアドル産バナナがよくみられます。その次に日本でおなじみなのは台湾バナナでその品種は北蕉が多いようです。台湾バナナ種類には旦蕉、芭蕉、紅皮蕉(モラード)、李林蕉などあり品種改良品も入れると約17種類あると言われています。台湾バナナの種類とバナナの糖度、食感などの特徴をお話ししていきます。
台湾バナナ「北蕉」の特徴
日本に輸入されている台湾バナナの種類の代表は北蕉(ホクショウ)です。北蕉はかなり古い品種で日本の江戸時代の徳川吉宗が将軍をしている頃(1740年頃から)に河南地方から台南に持ち込まれたと言われていてそれが事実であれば250年以上となります。北蕉はバナナの奥深く強い香りがします。台湾バナナの形状はバナナのなかでも短く太いのが特徴でバナナでよくみられるとがりはありません。
今日はやっと台湾バナナを見つけて買うことができた😊
— にゃあ ^._.^ 🐾 @改名してみた (@kitoto_87) June 20, 2018
成城石井とかちょっとお高いスーパーなら売ってるみたい
種類は「北焦種」ってやつ。
よく知らないけど美味しかった!
反攻大陸(๑•̀ㅂ•́)و✧ pic.twitter.com/e5rBUuYr4B
台湾バナナの北蕉の味は比較的酸味が少なくて甘みの強い味で日本人が「これこそバナナ」という味です。北蕉の食感はバナナのなかでも果肉の密度が高いのでねっとり感があり味も濃厚な感じがします。台湾バナナの北蕉は生産性よりも味を重視しているのもありフィリピン産バナナは100日くらい樹にならすところを北蕉は120日くらい樹にならしているので熟成させてもっちりとしたバナナとなっています。
台湾バナナ「旦蕉」の特徴
台湾バナナの種類の一つの旦蕉は大人の親指の長さくらいの小さいものから7cmくらいの大きさモンキーバナナに似た形状です。旦蕉のバナナの皮は薄くてたまごくらいの大きさで一口蕉(一口バナナ)とも呼ばれています。旦蕉の香りはそれほど強くありません。食感は北蕉と同じようにねっとりとした食感です。旦蕉の甘みは強く味は濃厚ですが皮が薄いので食べやすいバナナといえます。値段は収穫量が少ないので少し高めです。
台湾バナナの旦蕉は日本の沖縄やフィリピンで生産されているモンキーバナナに似ています。モンキーバナナも旦蕉と同じように7cmから9cmくらいの大きさで小ぶりなバナナです。モンキーバナナの皮の薄く果肉もつまっています。一般的なバナナのような酸味がないのもあり甘いを濃く感じることができます。モンキーバナナの値段は旦蕉より収穫されているのもありそこまで高くありません。
台湾バナナ「芭蕉」の特徴
台湾バナナの種類の芭蕉はバナナのなかでも太っていてどちらかといえばずんぐりむっくりな形をしています。その味は酸味があり他のバナナと比べてもさっぱりとして甘みが少ないのが特徴です。芭蕉は台湾バナナのなかでも果肉密度が高くてねっとりとした重厚感があります。芭蕉は台湾ではバーシャオと呼ばれていてバナナというより野菜という感じです。芭蕉は皮が傷ついたり黒くなりやすい品種で黒くなった方が食べごろのようです。
台湾バナナの芭蕉は熟するとバナナとして食べられますが熟する前は調理の食材として利用されています。芭蕉は台湾では南華蕉と呼ばれていて普通のバナナと比べて特有の匂いがないのでバナナの香りが苦手な人も食べやすいバナナといえます。芭蕉は果物というよりも野菜という感じです。芭蕉をバナナジュースにすると牛乳と溶け合うことがないので細かく繊維が残るのもありジュースには向いていないようです。
台湾バナナ「紅皮蕉」の特徴
台湾バナナの種類の1つに紅皮蕉という品種があります。その紅皮蕉はレッドバナナやモラードと呼ばれています。モラードはフィリピン産のものも売られています。紅皮蕉は北蕉などの一般的なバナナと比べて特有な香りでりんごの香りにも似ているのもありリンゴバナナとも呼ばれています。栽培されている数が少ないのもあり普通のバナナと比べて現地で購入しても2.5倍高く売られているようです。
台湾バナナの紅皮蕉はまだ売れていない状態では皮をうまく剥くことができないだけではなく一口かじるとかなり酸味があり渋柿のように渋い味がします。紅皮蕉は追熟することで酸味も控えめになり甘さもあっさりとした味になります。追熟しているのもありもちもちしてねっとり食感を楽しむことができます。そんため購入後すぐではなく2週間くらい熟れさせることを勧めします。
台湾バナナ「李林蕉」の特徴
李林蕉は台湾バナナの北蕉よりも細長くS字に曲がっていて先端がとがっているのが特徴のバナナです。李林蕉はマレーシア原産でどの時代に台湾に入ってきたのかは不明とのことです。主に台湾の南で栽培されているバナナです。味は北蕉と比べると酸味の強いバナナであまり栽培されていないのであまり現地の市場で見かけないのもあり値段も少し高くなっています。
台湾バナナの李林蕉、牛角蕉、樹蕉、佛手蕉はすべてマレーシア原産のバナナです。李林蕉などのバナナはマレー半島から世界中でつくられるようになり台湾から日本にバナナが入ってきたのは明治時代と言われています。李林蕉の味は北蕉にかなわないようでニーズの面からも少ない出荷量となっているようです。
台湾バナナの値段は安い?
バナナは日本のスーパーで1年中みることができます。その多くはフィリピン産やエクアドル産のもので台湾バナナも真冬のすごく寒い時期以外は購入することができます。一般的にバナナ100gあたりの値段はフィリピン産で108円、エクアドル産で94円、台湾産で194円(2016年調べ)で決して台湾バナナが安くはないようです。台湾バナナは旬の時期は現地でも安くなるとのことでその値段について調べてみました。
台湾バナナの日本の値段
台湾バナナと台湾烏龍茶の為の茶器。 pic.twitter.com/f7y6HIF7cI
— 野﨑ゆた (@21_1_90nzkyt) December 17, 2019
台湾バナナが日本に初めて輸入されたのは明治36年と言われています。そのときに高級果物店が買い占めてしまったのもあり高級であるという位置づけがされたようです。今でも高級な感じのする台湾バナナの日本の値段は豊洲市場の取り寄せにて100gあたり92円となり安く購入する事もできるようです。特に台湾バナナの旬は7月で高級品の台湾バナナもより購入しやすくなります。
台湾バナナの現地の値段
台湾のスーパーで売られている台湾バナナ(香蕉)も日本と同様に北蕉が多くその値段は1カットあたり19元です(1元は約16円なので304円で1カットは約600gなので100g当たり51円となります)。日本での値段は100gあたり92円なのでやはり現地で購入する方が安く購入できます。
現地で売られている台湾バナナはバナナの旬である7月頃であれば700gの値段は40元で売られています(日本円で考えると700gあたり640円となり100gの値段は91円となります)。逆に旬ではない3月頃は600gの値段は80から85元となり(日本円で考えると600gあたり1280円から1360円となり100gの値段は213円から226円となり)かなりの価格差が生じていますので夏に購入する方がお得なようです。
フィリピンバナナと台湾バナナの値段の違い
フィリピンバナナと台湾バナナの値段の違いはその生産国の人件費や高地で栽培されているか低地で栽培されているかも値段にはかかわってきます。ただそれだけではそこまでの値段の差はないようです。ではフィリピンバナナと台湾バナナの値段の差はなにかといえば多くは関税がどれくらいかかっているかによって差が生じると考えられます。
日本に初めて入ってきたバナナは台湾バナナでしたが高級果物というのと収穫時期の偏りが生じてしまう事がありエクアドル産のバナナが入ってきましたが輸入時にむらが生じてきたのもありバナナ市場の不安材料となったためフィリピン産のバナナが日本では主流となりました。そのことから台湾バナナはフィリピン産バナナよりも高くなったといえます。
台湾バナナを食べてみよう!
台湾バナナの代表する種類の北蕉は日本人好みの甘さと果肉密度の濃さとねっとり感が癖になるバナナです。日本に入ってきたころの高級感もなくなり値段的にも購入しやすくなっています。栄養面でみてもカリウムのおかげでむくみ軽減にもなり食物繊維も含まれているので便秘解消にもつながっていくそんな台湾バナナを食べてみましょう。