キダイの特徴や旬の時期は?塩焼きや酒蒸しなど美味しい料理も!
みなさんはキダイという魚を知っていますか?キダイは鯛の一種と言われている魚です。今回はそんなキダイの特徴や旬、産地などについて紹介していきたいと思います。さらに、キダイの生態やキダイを使った塩焼きや酒蒸しなどの美味しい料理レシピ、そしてキダイの下処理のやり方や釣り方まで紹介していきたいと思います。また、キダイの生態を知ることで新しいことが見つかると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
キダイがどんな魚なのか知ればより美味しい!
皆さんはめでたい魚といえば何が分かりますか?間違いなく「鯛」です。その中でもキダイという魚がとても美味しいです。そこで、今回はキダイがどんな魚なのかについて紹介していきたいと思います。キダイの特徴や、キダイの産地や旬の時期、そしてキダイの生態について紹介していきたいと思います。キダイについて知らない人はぜひ参考にしてみてください。
キダイの特徴について
キダイの外見の特徴はとにかく真鯛と非常に似た特徴をしていることです。しかし、真鯛と比較すると成魚でも30センチ前後と小型の鯛になります。そして、真鯛と違って青い斑点が無く、目から口にかけての黄色い体色が特徴的です。ちなみに、この黄色い体が「キダイ」という名前の由来と言われています。
キダイの産地や旬の時期
キダイの産地と旬の時期について紹介していきたいと思います。キダイの生息地は主に千葉県房総半島と山形県から九州南岸まで生息しています。しかし、瀬戸内海には生息していません。主な産地は西日本、特に日本海西部がキダイの産地です。長崎県、島根県、山口県は特に有名な産地です。そして旬の時期である6月から8月にかけては最も脂が乗っている時期なので、味が落ちる時期でも美味しくいただくことができます。
キダイの生態について
キダイの生態について紹介していきたいと思います。キダイは沖の砂地や泥地等の海底付近を好む生態です。そして、小魚や甲殻類を好み捕食する肉食性の生態を持っています。キダイを専門的に狙う釣り人は旬の時期でも少ないです。しかし、オキアミや冷凍エビを使用して釣ることができます。また、初夏と秋に産卵時期を迎えます。
キダイの下処理と捌き方
キダイの生態や旬の時期、特徴について紹介してきました。旬の時期や生態、特徴を参考にしてキダイを狙って釣ってみてください。そして、キダイを釣りあげたらまず最初に行うのが、下処理です。そして、下処理が済んだキダイのさばき方についても紹介していきたいと思います。下処理のやり方についても紹介していきたいと思います。キダイの下処理とさばき方を知らない人はぜひ参考にしてみてください。
ウロコを落として三枚おろしにする
下処理をする上で初めに行うことは、ウロコを落とすことです。ウロコ取りを尾から頭へ向けて動かし、ウロコを落としていきます。キダイはウロコが大きい特徴があるので、ゆっくり尾の方からウロコを引っ掛けるような感じで取り除くことがコツです。その後、頭の付け根から胸ヒレの下を通り、腹ビレの下まで包丁を入れてください。
背中側の背ビレのところに切れ目を入れてから、尾の部分に切れ目を入れてください。背中側の身を剥ぐように包丁を数回入れ、身を持ち上げながらゆっくりと切り離していきます。内臓があるところは残すように切り離して、2枚おろしの完成です。
内臓をとったら流水で綺麗に洗い流す
2枚おろしが完成したら、内臓を取り除き綺麗に水洗いします。水洗いが終わったら、中骨が見えている方を下にしておき、同じように尾の部分に切れ目を入れてください。そして、背ビレの上あたりに切れ目を入れます。同じように、頭のところにも切れ目を入れます。キダイの背中側の身を剥ぐように包丁を数回入れ、身を持ち上げながらゆっくりと切り離してください。これで3枚おろしの完成です。
水気をしっかり拭き取る
3枚おろしまでできたら水気をしっかりふき取ってください。この時にキッチンペーパーで身をしっかりふき取るのも良いですが、おすすめの方法は塩水を使って水抜きをすることです。塩水を使うことで、キダイの身の中にある水分も取り除くことができます。また、キダイについている細かい汚れも取り除くことができます。塩水に数分つけた後にキッチンペーパーでふき取れるだけなので、ぜひやってみてください。
キダイの絶品レシピで料理の幅が広がる!
キダイの下処理のやり方やさばき方について紹介してきました。下処理のやり方が分からなかった人はぜひ参考にしてみてください。そして、下処理を終えたキダイの身を使った料理のバリエーションは十人十色です。そこで、今回はキダイの絶品料理レシピについて紹介していきたいと思います。酒蒸しでも塩焼きでも美味しいです。キダイの料理レシピを捜している人はぜひ参考にしてみてください。
キダイは塩焼きが絶品!
魚の食べ方には数多くのバリエーションがあります。酒蒸しやアヒージョ、揚げ物や丸焼きなど、様々な食べ方があります。その中でも、キダイの場合は酒蒸しか塩焼きが一番美味しいです。特に美味しいのは、キダイの身に塩をしっかりかけて塩味を染み込ませて焼くだけのシンプルな塩焼きです。しかし、シンプルだけどこれがまた絶品です。料理レシピを見ても料理ができない人はシンプルに塩焼きでキダイを堪能してみてください。
繊細な味と食感が楽しめる「キダイの酒蒸し」
- キダイ(調理済み) 1尾(約300g)
- 塩 適量
- 酒 大さじ4
- 白菜 2枚
- シメジ 1/2
- 白ネギ 1/2本
- 三つ葉 1/3パック
- 蒸し汁+水 1カップ(200ml)
- 塩 小さじ1/4~1/3
- 薄口醬油 小さじ1
- 顆粒だし 少々
- キダイの全体に軽く塩を振って30分おく。
- 白菜を2cm幅に切る。シメジは石付きを切りばらす。白ネギは斜めに切る。三つ葉は5cmに切る。
- キダイの塩を洗い流し、熱湯をかけて霜降りにします。
- 冷水に取ってウロコや血などを丁寧に洗い、ペーパーで水気を拭き取る。
- シリコンスチーマーにキダイ1切れと半分の野菜を入れ、酒を大さじ2をふりかけ、蓋をして電子レンジで5分加熱する(蒸し器の場合は、蒸気が上がってから12~15分蒸す)。三つ葉は飾り用に葉を少し残しておく。
- 蒸し汁を小鍋に移して水を加え、塩、薄口醬油、顆粒だしで味を調える。
- 器に蒸した野菜と連子鯛を盛り付けて飾りの三つ葉を添え、だし汁をかけて完成です。
旨みが詰まった絶品料理「キダイの煮付け」
- キダイ 1尾
- 清酒 50cc
- 丸大豆醤油 70〜100cc
- 本みりん 100cc
- 水 200〜250cc
- 鍋にキダイを入れ、酒、みりん、醤油を入れて強火で一煮立ちさせる。
- 沸騰したら水を加える。
- もう一度沸騰したら中火〜弱火で7〜10分ぐらい穴を開けたアルミホイルで蓋をして煮る。
- 煮ている途中で何回か煮汁を回しかける。
- 色良く煮付けができたら皿に盛り付けて完成です。
キダイの釣り方を覚えよう!
キダイを使った料理レシピや美味しい食べ方について紹介してきました。今回紹介した料理レシピや食べ方の他にも美味しい食べ方はたくさんありますので、ぜひ試してみてください。また、キダイを調理しようとしていた人は今回紹介した料理レシピを参考にしてみてください。最後に紹介するのは、そんなキダイの釣り方です。キダイの釣り方を知らない人はぜひ参考にしてみてください。
キダイは船釣りが基本!
キダイの釣り方ですが、基本的に船釣りの釣り方がベストです。仕掛けは、釣り場によって胴付きタイプとテンビン吹き流し(仕掛けの先端が針又は擬餌針の仕掛け)タイプが使い分けられています。釣り場によってはハリに装飾を施したり、ハリ数や枝間などが違ってきます。どちらにしても。深場を狙うため電動リール竿を使うのが一般的な釣り方です。
キダイのエサは?
キダイの釣り方を説明する時に大事なのはエサです。付けエサは、オキアミや冷凍エビなどを使用することえをおすすめします。キダイの具体的な釣り方としては、キダイが着く根(海底にある岩場)をダイレクトに狙う釣り方になります。なので、コマセを使用しないエリアが多い傾向にあります。大事なのは、確実に底取りを行った上で、軽く誘いを入れながらアタリを待つことです。
キダイの一番良い釣りのシーズンは?
そして、キダイの釣り方でより当たる確率を揚げたい人は、キダイが旬の期間にこの釣り方を実践することです。キダイの旬の釣り期間は、7月~11月です。この旬の期間を外しても釣れることには釣れます。しかし、あたりは7月~11月に比べて少ないです。なので、キダイを確実に釣りたいという人は旬の時期である7月~11月を狙ってみてください。
キダイ料理のレパートリーを増やして美味しい食卓!
いかがでしたか。今回はキダイについて色々と紹介してきました。美味しい酒蒸しや塩焼きのレシピや、キダイの産地や生態について紹介してきました。酒蒸しや塩焼きは自宅でも手軽にできるのでやってみてください。また、キダイの産地や生態を理解すれば、より釣り方に磨きがかかり、なおかつ美味しく頂けると思います。キダイを使った酒蒸しや塩焼きなどの料理レシピを食べてみてください。