行者にんにくの食べ方!下処理・保存方法やおすすめレシピも!

行者にんにくという野菜を知っていますか?北海道で有名な野菜なのですが、今スーパーでも販売されています。その行者にんにくの美味しい食べ方や下処理を知っていないと折角美味しい行者にんにくを手に入れても美味しく食べる事が出来ません。そこで食べ方や下処理を含めた行者にんにくの美味しい料理レシピや保存方法などスーパーの販売等色々行者にんにくについて色々紹介していきましょう。

行者にんにくの食べ方!下処理・保存方法やおすすめレシピも!のイメージ

目次

  1. 1行者にんにくとはどんな食べ物?
  2. 2行者にんにくの絶品おすすめの食べ方
  3. 3行者にんにくの下処理方法と保存方法
  4. 4行者にんにくのおすすめレシピを紹介!
  5. 5行者にんにくは食べ方いろいろアレンジ楽しい!

行者にんにくとはどんな食べ物?

行者にんにくは北海道の食べ物

北海道の野菜として注目を浴びているのが行者にんにくという野菜です。最近名前を聞く機会が多い人もいると思います。この行者にんにくはギョウジャニンニクはタマネギやニンニク、ニラなどと同じユリ科ネギ属の多年草なのですが、東北より南では高山でしか見られません。その為に「行者が食べるにんにく」ということから名付けられたという説が有力と言われている程です。そんな行者にんにくについてどこまで知ってますか?

近畿より北のエリアであればとれると言われている行者にんにくですが、その食べ方や下処理そして美味しさをキープできる保存方法やレシピそしてスーパーでも販売されているのかというとよくわからない人も多いと思います。そこで行者にんにくの食べ方から下処理、保存方法や行者にんにくを使ったレシピそしてスーパーではどのように販売されているかを丁寧に紹介していきましょう。ぜひ一度買ってみてください。

行者にんにくの旬や特徴

では最初に行者にんにくの旬と特徴について紹介しましょう。まず行者にんにくの特徴についてです。行者にんにくは普通の野菜と違い収穫がとても長いです。種を植えても収穫できるのは5年かかってしまうと言われています。しかし育成が遅いだけでなく別名キトビロやアイヌネギなどとも呼ばれ北海道の特産山菜として有名ですが、その為に根こそぎ乱獲する人も増え、現在ではその数が激減している状態が問題視されているのです。

そんな行者にんにくは1月頃からハウス栽培物が市場に出回ってきます。そして3月頃には北海道南部の天然物が出回り始め、産地を北へ移しながら4月中旬~5月中旬に最盛期を迎え6月初旬頃まで続きます。1月から~6月の間が行者にんにくの旬と言われています。そんな行者にんにくで一番美味しい食べ頃の旬は4月中旬から5月いっぱいとなります。では次にこの行者にんにくはスーパーでも販売しているのか教えて行きましょう。

行者にんにくはスーパーで販売している?

さて行者にんにくの事を少し分かった所で一度は食べてみたいとなります。しかし北海道まで買いに行くのは難しいです。スーパーで販売をしていると手に入れやすいです。また今は旬の時期になるとネット販売も展開しているので、スーパーでの販売がない人はネット販売からも買う事が出来ますが、すぐに売り切れるほど人気なのでネット販売も早めに購入がいいです。そのスーパーでの販売があるのは北海道を含めた数県のみのようです。

行者にんにくの絶品おすすめの食べ方

行者にんにくは栄養効果がすごい

ではここから行者にんにくについてもっと細かく触れて行きましょう。最初は行者にんにくの栄養効果です。その栄養価はとても高く他の野菜よりも多くの栄養を持ちます。その為に食べ方や保存方法を待ちあげると栄養効果がなくなってしまうので注意がいります。では行者にんにくに入っている栄養について触れてみましょう。行者にんにくの最大の特徴といえばニンニクよりも多いアリシンが含まれているのが栄養的な特徴です。

このアリシンこそが行者にんにくの栄養価を高めていると他言できます。アリシンビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や滋養強壮に効果が期待されています。それ以外にも免疫力を高め、がんの予防や非常に強い殺菌効果もあると医学的にも科学的にも証明されています。また葉の部分にはβ-カロテンが多く含まれ、これには抗発ガン作用や免疫賦活作用も期待されています。他にも骨を丈夫にするビタミンKも含んでいます。

行者にんにくは冷凍させると匂いが気にならない

行者にんにくは実はニラとほぼ同じ位強い香りを放します。その為にニラ系が苦手な人にはちょっと食べづらい食材でもあります。しかし栄養面を見るとやはり食べたい人言う人にお勧めなのが、冷凍保存をする方法です。というのも業者ニンニクは冷凍をしてしまえば匂いが抑え気味になるのです。行者にんにくを冷凍保存する方法があります。冷凍保存した行者にんにくであれば匂いも気にならない栄養価も残せる保存方法を紹介します。

では行者にんにくの栄養面も潰さずに匂いも抑え気味にできる冷凍保存方法を紹介します。行者にんにくは生のままでも出来ない訳ではありませんが、さっと熱湯をくぐらせてから冷凍します。使うときは凍ったまま刻むなどして調理するのが一番匂いが気になりません。業者にんにくで一番お勧めが冷蔵庫保存です。乾燥しないよう根元を湿らせたキッチンペーパーでくるみ袋に入れて冷蔵庫に立てた状態に入れておきましょう。

行者にんにくは定番の醤油漬けで間違いなし!

行者にんにくの産地では、定番の食べ方があります。それは後半にレシピを紹介しますが、行者にんにくの醤油漬けです。実はこの行者にんにくの醤油漬けこそまさしく北海道では万能の調味料とも呼ばれています。なので北海道で行者にんにくといえば醤油漬けが定番なのです。行者にんにくといえば醤油漬けが王道なのです。行者にんにくの気になる匂いも醤油漬けする事で気にならないので北海道の人もお勧めする食べ方です。

行者にんにくの下処理方法と保存方法

新鮮な行者にんにくの選び方

行者にんにくの保存方法が分かった所で次に美味しく食べる為の行者にんにくで必要な作業を紹介します。特に下処理はしっかりしておかないと行者にんにくの美味しさを味わう事が出来ませんおすすめの食べ方はレシピと一緒に紹介していきます。では最初に新鮮な行者にんにくの新鮮なものを選ぶ方法を紹介します。せっかく栄養価が高いと言われている行者にんにくなので新鮮なものを選んで食べておきたいと思います。

行者にんにくの新鮮なものを選ぶ方法として、葉が開いてないもので株がしっかりと太っているものである事です。そして葉の先までみずみずしく張りがあるもので、根元の切り口が新しいものであれば新鮮さがよくわかります。ちなみに鮮度が落ちてくると切り口が溶けてずるけたような感じになっていいます。また葉が開いてない物といいましたがソフトな風味が好みの方は開いているものでも問題はないので自分の好みで買って下さい。

下処理方法①土汚れを水で洗い流そう

ではここから美味しく食べる為に必要な下処理方法について紹介していきましょう。下処理は美味しく食べる上では大事な作業です。行者にんにくで必要な下処理は主に2つです。最初に必要な下処理は、はかまを取った後に行者にんにくの汚れを水で十分に水で洗い流す下処理です。行者にんにくは野生の山で自生するもののため、落としきれなかった多少の土やごみが付着している場合があるのです。必ずこれは必要な下処理です。

下勝利方法②硬い皮をはがそう

そして次に必要な下処理は、行者にんにくには食べれない硬い皮があります。それを必ず剥がしておかないといけません。行者にんにくを丁寧に水洗いをした行者にんにくの根元周りにある硬い皮を取ります。ちなみに赤い部分(はかま)の部分の皮を取ると行者にんにくの香りが抑えられますので、お好みで調整できるので香りが気になる人はここを調整してください。しっかり下処理できたら次は行者にんにくの料理レシピです。

行者にんにくのおすすめレシピを紹介!

カラっと揚がった「行者にんにくの天ぷら」

しっかり下処理を終えた所でここから行者にんにくを使ったおすすめ料理レシピを紹介していきましょう。どれもが行者にんにくの美味しさを味わえる料理レシピばかりです。最初に紹介する料理は、北海道でも醤油漬けの次に多く作られる行者にんにく料理レシピである「行者にんにくの天ぷら」です。行者にんにくは天ぷらにしてもおいしく食べられます。米粉を使って薄く衣づけするのがおすすめの食べ方です。レシピを紹介します。

  • 行者にんにく食べたいだけ
  • 小麦粉 適量
  • 天ぷら粉 100g
  • ビール 100cc
  • 揚げ油 適量 
  • 塩適量
     

  1. 行者にんにくをキレイに洗います。
  2. 軽く水を切ったらビニール袋に入れて、小麦粉を振り入れ、行者にんにくに絡むよう振ります。
  3. ボウルにある天ぷら粉に行者にんにくをさっくりと混ぜ、カラッと揚げます。
  4. 塩を振って出来上がりです!

レシピの中でもワンポイントアドバイスとして、最初の天ぷら粉の衣づくりには、ボウルに天ぷら粉を入れ、ビールを少しずつダマ無くしっかり混ぜておきます。そうするとサクサクの衣が出来上がり、行者にんにくの旨味を潰す事がありません。後、衣を作る前に鍋又はフライパンに油を入れ170度くらいに温めておくとすぐに上げられます。

用途色々万能に「行者にんにくの醤油漬け」

北海道では一般的な行者にんにくの保存方法で、丸ごと又は適当な長さに切ったものをさっと熱湯にくぐらせ、すぐに冷水にとってよく水気をふき取り、蓋つきの密封できるビンなどに入れて完全に行者にんにくが浸るように醤油を注ぎ、密封して保存する醤油漬けが人気です1年程は持ちますが、漬け込み時間によって味が少しずつ変わっていきます。醤油、みりん、ごま油を入れて好みの味にして作れば完成という簡単レシピです。

  • 行者にんにく 20本くらい
  • だし汁:しょうゆの割合 2:3

  1. 行者にんにくは下処理は、赤い部分を取って、洗っておく
  2. 小鍋にお湯を沸かして行者にんにくを湯通しですが10秒程度でOK
  3. 行者にんにくの水気を切って、適当な大きさに切る。
  4. 保存用のタッパーや瓶に入れる。割とギチギチめに入れておきます。
  5. 浸かるのをに半日から1日待てば完成です。

レシピを紹介しましたが、ワンポイントアドバイスとして薄味がお好みならだし汁:しょうゆの割合は1:1の割合で提供するといいでしょう。すぐ食べきるつもりでいるのであれば1:1で漬けるといいでしょう。一番は行者にんにくが浸るくらいまでが理想です

スタミナ満点「行者にんにくと豚バラ肉の炒め物」

次に行者にんにくを使ったおすすめレシピは「行者にんにくと豚バラ肉の炒め物」です。実はこの豚肉を使った料理はおすすめです。というのも行者にんにくの強い匂い成分は酵素反応と化学反応によって生成されます。この成分はビタミンB1と反応すると匂いが出ず、疲労回復効果の高い物質をつくり出す事が証明されています。つまり疲労回復におすすめ出来る料理レシピということです。夏バテ予防レシピとしてもお勧めです。

  • 豚バラ肉 150g
  • 行者にんにく 1~2束
  • しめじ 1/2パック
  • 塩・胡椒 適量
  • ごま油 適量

  1. 行者にんにく、豚バラ肉を4cm位に切る。しめじは手でばらばらにしておく。
  2. フライパンに油を入れ熱したら豚バラ肉を入れ塩・胡椒をする。
  3. その後にしめじも加え炒める。
  4. 肉に火が通ったら行者にんにくを加えさっと炒め出来上がりです。

歯ごたえのあるお浸し「行者にんにくとエリンギのお浸し」

次に行者にんにくを使ったおすすめ料理レシピは「行者にんにくとエリンギのお浸し」です。歯ごたえ抜群のお浸しです。この歯ごたえのあるエリンギと合わせたお浸しは、微妙に余ったふりかけで味付けたアイデアレシピでもあります。使うふりかけで味ががらっと変わるので、いろいろ試すことも出来るお勧め行者にんにくレシピです。今回はしそわかめふりかけを使いましたがそれ以外にはおかかなどでも美味しく出来ます。

  • 行者にんにく 50g
  • エリンギ 1本
  • A醤油 小さじ1
  • Aしそわかめふりかけ 1袋(2g)

  1. 行者にんにくは3cmくらいのざく切りに、エリンギも3cmくらいの棒状に切り、沸騰した湯で茹で、再沸騰したら湯切りします。
  2. 軽く水気を切り、Aで味付けします。
  3. 好みの味になればそれで完成です。

ちなみにワンポイントアドバイスとしてふりかけのメーカーによって塩加減も異なりますので、醤油、ふりかけの量は調整しておくといいでしょう。目分量よりは自分の舌で味を確認しましょう。

いつも餃子に一工夫「行者にんにく入り餃子」

最後に紹介する行者にんにくを使ったおすすめ料理レシピは「行者にんにく入り餃子」です。ニラと同じタイプの行者にんにくなので、ニラの代わりに入れても美味しいです。また行者にんにくをニラと一緒に混ぜ込んだ餃子として作るのにもおすすめです。今回はニラと一緒に混ぜたレシピを紹介していきましょう。強い香りで食欲が増し、いつもよりたくさん食べてしまうかもしれません。ではレシピの紹介です。

  • 行者ニンニク、ニラ合わせ 1/2束
  • 豚ひき肉 100g
  • タマネギ 1個
  • キャベツ 3~4枚
  • A生姜、ニンニク 各1片
  • A塩、コショウ 少量
  • A砂糖、ごま油、醤油、水 各小さじ1
  • 片栗粉 大さじ1
  • サラダオイル(焼き用)適宜

  1. 行者ニンニクとニラを小さく刻み、タマネギをみじん切り、キャベツを細かく刻み、ニンニク生姜は細かいみじん切りにします。
  2. ボールにひき肉、Aの調味料を加えて、粘りが出るまで、手で良く練ります。
  3. 行者ニンニク、ニラ、タマネギ、キャベツを加え、混ぜます。
  4. 包み終えたものは、片栗粉を敷いた盤に乗せて置きます。
  5. フライパンにサラダオイルを熱し、餃子を並べます。
  6. 5~6分蒸し焼きにします。
  7. お湯がほとんどなくなるまで加熱します。
  8. 底面の焼き上がりを確認して、器に盛り付けて完成です。

ワンポイントアドバイスとして、焼き方としては蓋を外し、サラダオイル大さじ1を、回しかけ、蓋をせず、更に加熱すると、パリッとします。また底に焦げ目が付いたら、具の1/3が隠れるくらいのお湯を加えて蓋をするとより美味しいでしょう。また包み始めに中心から右半分、次に左半分の順で、工程を分けると、包みやすくなります。

行者にんにくは食べ方いろいろアレンジ楽しい!

ここまで行者にんにくについて下処理から食べ方そしてスーパーでの販売や保存方法やおすすめレシピなど色々紹介してきました。特にスーパーで買いたいと思っていた人には申し訳ないですが、北海道を含む数県のみでのスーパー販売なので、ネット販売で買う方がお勧めです。しかしもしかすれば地元のスーパーにこっそり入っているかもしれません。一度見かけたら行者にんにくを使ったレシピ料理を作ってみてください

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