2018年12月22日公開
2024年08月25日更新
プチヴェールは芽キャベツ+ケールの野菜!特徴やレシピも紹介!
フランスの言葉で「小さな緑」と呼ばれるプチヴェール(プチベール)という野菜を知っていますか?これは芽キャベツの種類の一つで、葉がフリルのようになっているのが特徴です。芽キャベツとケールを交配させて作られたキャベツの一種になります。今回はそんなプチベールの旬の時期や栄養価、どんなプチベール選び方が最適か?またレシピや値段なども調査していきます。いったいプチベールとはどんな野菜なのか?どういった栄養があるのか?どんな個性があるのかなど詳細を調べていきます。
目次
プチヴェールは芽キャベツとケールが交配されたもの!
最近話題の野菜プチヴェール
栄養価も高く、値段もそんなに高くないと近年話題になっているプチベール(プチヴェール)どんな野菜なのでしょうか?プチベールはアブラナの一種と言われています。芽キャベツと似ていて、同じ芽の出し方をします。本場の周りに芽を出すのですが丸まってない、いわるゆ非結球なのが特徴です。名前にも意味があり、プチヴェールはフランス語でプチ(Petit)小さいという意味とヴェール(Vert)緑と意味が合わさったものです。
ケールと芽キャベツが合成され生まれたプチベールはビタミンなどの栄養が豊富で糖度も高いのが特徴の一つです。プチベールは野菜ジュースにも向いています。糖度は11度から13度とキャベツ種にしてはとても高く、フルーツのイチゴなどと同じレベルなのは驚きです。しかし実際にかぶりついてフルーツのような甘みがあるというとそうではなく、ほんのり香るタイプの甘さです。
実は日本で生まれた野菜
プチベールはフランス語で小さい緑という意味ですが、実は日本で生まれたキャベツの一種なのです。詳しく書くとアブラナの一種になります。1990年代に増田牧場で芽キャベツとケールを交配した結果産声を上げました。ケールと芽キャベツの間の子という新しい新種のキャベツになります。親種のケールはビタミンCやβカロテンが豊富で他にもケールには良い栄養が含まれています。プチベールはそのケールの良さも引き継いでいます。
プチヴェールの値段はどのくらい?
プチベールはいったいいくらぐらいの値段なのか気になりませんか?スーパーなどではあまりお目にかかれないのがプチベール、ネット通販などでお求めになる方が手に入りやすいです。MASUDAオンラインショップのサイトではプチベール1袋300円という値段で、10袋だと2850円という値段、20袋だと5400円という値段で期間限定ながら予約販売しています。楽天市場では410円という値段で売られているのを確認しました。
プチヴェールの特徴や旬・栄養などを紹介
糖度が高い甘いおいしさが特徴
豊富な栄養が含まれているプチベールですが、もっとも大きな特徴として糖度の高さです。青汁のジュースにできるほど甘く、前述でも触れた通り、イチゴにもみかんにも負けないくらいの糖度を含んでいます。その糖度は11度から13度という高さです。しかも苦味がないので青汁などにしやすく飲みやすいものにできます。自然な甘みが特徴のプチベールは野菜が苦手な方でも手のひらサイズですし、食べやすいです。
冬から春にかけてが旬
プチベールの旬は寒い時期です。芽キャベツと収穫の時期が被っており、旬と言われるのは秋が深まった頃から春まであたりになります。市場へも11月下旬から3月にかけて出回っていてそのあたりの時期が旬だと分かります。寒くなってくる時期が旬です。他の野菜と同様に鮮度が命ですので旬の良い時期に手にいれたいものです。
ビタミンCが特に豊富
寒い季節に煮込み野菜の料理などに使うといいプチベールですが、その特徴として膨大に含まれたビタミンCの量があげられます。実にプチベールはキャベツの4倍のビタミンCを含んでいるそうです。親種のケールが81mgほどなのに対してプチベールは倍以上のビタミンCを含んでいるというのですから驚きです。これなら美味しくレシピなどで調理しながらサプリではなく美味しくプチベールでビタミンCを摂取した方がおすすめです。
他の栄養バランスも抜群!
プチベールには栄養だけでなく、他にも魅力的な栄養が多数含まれています。上の画像を見ていただいても分かるとおり、カルシウムは牛乳110gに対してプチベールは457g、繊維はさつまいも2.3gに対してプチベール6.7g、ビタミンEはほうれんそう2.3gに対してプチベール4.7g、カロテンはかぼちゃ730μgに対してプチベール4323μgと対比した野菜に比べてかなりの差をつけてプチベールは栄養満点なことがわかります。
プチベールの100gの栄養成分はカロリーが60kcal、水分81,6g、タンパク質4.4g、脂質1.0g、炭水化物11.5g、食物繊維7.3g、カロテン2490μg、ビタミンE1.2mg、葉酸80μg、ビタミンC175mg、ナトリウム6.1mg、カリウム606mg、カルシウム93.2mg、リン104mg、鉄分が1.99mgだそうです。βカロテンは癌に対する抵抗力を高め、粘膜や皮膚、視力の維持などに効果が見込めます。美容に良い効果も期待できます。
プチヴェールの選び方と保存方法
色が鮮やかで元気なものを選ぼう
どんなプチベールを、選び方をすればいいのかですが、選び方としては芽がしっかりしていて色が鮮やかなものにするのが選び方としては正しいでしょう。選び方として葉の先の方まで少々固さを感じるものを選ぶべきです。葉の張りが元気なものを狙う選び方がいいです。食感にも選び方には気をつけましょう。柔らかくて歯ごたえがあるものが良いのでそういうプチベールをみつけるべきです。
大きすぎないもののほうが食べやすい
大きく育ちすぎたプチベールよりも小ぶりのプチベールの方がおすすめです。大きすぎないものを選びましょう。なぜならプチベールは大きくなりすぎると固くなる傾向にあるのです。小さめの方が柔らかいので、もし栽培しているのであれば大きくなったのは避けて、小ぶりの物を選びましょう。小さい緑という名前らしくこのキャベツは手のひらに綺麗に乗る程度の物が何より食べやすく、一番美味しいのかも知れません。
乾燥を避けて保存
プチベールは乾燥してしまうことがなりよりの敵ですので、乾燥しないように保存用の袋にプチベールを入れて冷蔵庫にある野菜室に入れましょう。日数にして4~6日ほど持ちます。冷凍保存する時のコツは沸騰した熱いお湯に30分ほど入れて茹で、冷まします。そして熱をとって冷ましたものを、プチベールを平らにして保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。再び使う時は自然解凍しましょう。こうすると7日ほどは持つようです。
プチヴェールのおすすめの食べ方・レシピ
シンプルな味わい!プチヴェールのサラダ
プチベールのサラダのレシピを紹介します。とてもシンプルですが、好みのドレッシングなどを使って味をアレンジしやすいレシピです。
- プチヴェール50~100g
- トマト1個
- 茹でたロマネスコ適量
- 塩少々
- 小ぶりのプチヴェールをザルに入れます。
- 水を鍋に張って塩を入れて沸騰します。この時変色を防ぐためにお酢を入れます。
- プチヴェールを鍋に入れて2分くらい茹でます。
- ざるに上げて熱に取ります。
- プチヴェールを絞ります(水気を取る)
- トマトをカットし、ロマネスコと一緒に更に盛り付けてプチヴェールのサラダ完成です。
レモンが爽やか「桜海老とプチヴェールとペンネのサラダ」
春らしい、プチヴェールと桜海老を使ったサラダレシピになります。レモン汁が爽やかなアクセントになってさっぱりしている美味しいレシピです。タプナードもポイントになります。
- 桜海老50g
- プチヴェール1袋
- マッシュルーム3個
- ペンネ50g
- オリーブオイル大さじ1
- 酢大さじ1
- レモン汁 大さじ1
- タプナード大さじ1
- 塩少々
- 電子レンジで桜海老を30秒ほど加熱し、ペンネは入っている袋に書いてある時間茹でて冷まし、水切りをしておきます。
- さっとプチヴェールを茹でておき、冷まして水を切っておいて、マッシュルームは薄切りにします。
- ボウルに桜海老、プチヴェール、ペンネ、マッシュルームを入れます。
- 他の器にオリーブオイル、お酢、レモン汁、タプナードを投入して混ぜ、3とざっと混ぜて桜海老とプチヴェールとペンネのサラダできあがりです。
プチヴェールの白和え
- プチヴェール50g
- にんじん30g
- 木綿豆腐100g
- 醤油小さじ1
- 砂糖小さじ1
- すりゴマ小さじ2
- 予め豆腐の水気はとっておきましょう。(切った豆腐をキッチンペーパーで包み、重しを乗せると短時間で水気がとれます)
- プチヴェールは房を切り分け、熱湯で2分程度茹で、冷水に落とし、水を切ります。
- にんじんを4cmにカットします。この時短冊切りにして茹でます。
- 木綿豆腐をざくざく荒く潰し、醤油、砂糖、すりゴマを加え、混ぜ合わせます。
- 4と豆腐にプチヴェールをあえるとプチヴェールの白和えの完成です。
プチヴェールでおいしく健康になろう!
プチヴェール(プチベール)は芽キャベツとケールの良い所が合わさった野菜です。プチベールにはビタミン郡やカロテンなど美容や健康に良い効果が期待できる成分が含まれている事も調査で分かりました。糖度の青汁にしても美味しくいただけます。今回はそんなプチヴェールとはどんな野菜か?美味しく食べるレシピなど紹介しました。ぜひ、参考にしていただきプチベールを美味しく食べて健康になりましょう。