2018年12月10日公開
2024年08月23日更新
北海道で人気のワイナリー7選!おすすめ人気の見学ツアーもご紹介!
品質の良さに定評がある北海道のワイン。こちらの記事では北海道で人気のワイナリーを紹介しています。北海道の気候はワインを作るのに最適で、最近の北海道ではぶどうの栽培から醸造までをになうワイナリーが増えています。そしてワイナリーは、観光名所としても人気が高く、ワイナリーの工場見学ができるツアーが組まれるほどです。記事を参考にしながら、地域ごとに特徴が異なるワインの風味を楽しみましょう!
目次
北海道で人気のワイナリーを大紹介!
四季がはっきりしている北海道にはワイナリーが多い
北海道の涼しい気候や、カラリとした空気はワインを作るのにとても適しています。ぶどうの栽培はもちろん醸造まで行うワイナリーが増え、北海道産のワインは今、人気急上昇中です。また最近では、観光目的でワイナリーを訪れる人も多く工場の見学ができるワイナリーのツアーは人気となっています!地域ごとに特徴が異なる道産のワイン。初めての人にも分かりやすいように、おすすめの銘柄やアクセス方法なども紹介しています。
工場見学ができるワイナリーもあり!
北海道のワイナリーで人気の「余市ワイン」や「はこだてわいん」ではワインの製造工程の話を聞きながら、工場の見学をすることができます。試飲とはいえ、ワインを味わいながら旅ができるのは大人の特権!「余市ワイン」や「はこだてわいん」以外でも、工場の見学ができるワイナリーをいくつか紹介しているので、ぜひ一度訪れてお気に入りのワインを探してみてください!地域ごとに特徴が異なるワインの風味が楽しめます。
北海道でおすすめの人気ワイナリー「余市ワイン」
ウイスキーの街として有名な余市町
北海道・小樽に隣接する「余市町」は、ウイスキーとフルーツで知られる日本海に面した街。新鮮な海の幸と果樹園が多くあり、意外にもグルメタウンとして人気です。そして余市と言えば、朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台になり、ニッカウヰスキー創業の地として「余市町」は全国に知れ渡るようにようになりました。今では、ニッカウヰスキーの余市蒸留所や高品質のワインを作る余市ワイナリーは人気の観光スポットです。
余市町は海と山に囲まれた町で、対馬海流の影響により北海道では珍しく温暖な気候に恵まれています。夏の平均気温は20℃前後、冬はマイナス2℃前後、積雪はあるものの最低気温がマイナス10℃を超えることはないのだそう。そして夏から秋にかけては雨も少なく爽やかな天気に恵まれます。その温暖な気候活かし余市町ではリンゴやブドウなどの栽培が盛んに行われるようになり、ブドウは北海道一の生産量を誇るまでになりました。
余市町で栽培されているブドウの品種(ワイン醸造用)は全てドイツ系の品種で、敷地面積順で言うとケルナー、ツバイゲルト、レーベの順にどれも耐寒性がある品種を栽培しています。寒暖差の大きい余市の気候は日照時間や平均気温がワインの本場ドイツと似ていることから、ワイン用のブドウを育てるのに最適な地であるとされています。
そして余市町には、ぶどうを一つ一つ手作業で摘み、ワイン造りに情熱をかける生産農家の方がたくさんいます。恵まれた気候と生産農家の人たちの丁寧な仕事が、ワインをより美味しいものにしています。「余市ワイナリー」は、2011年にオープン。余市で育ったブドウを余市の地で仕込み、地域に根付いたオンリーワンのワイン造りを目指しています。見学やワインの試飲をしながらお気に入りの1本を見つける事ができるスポットです。
余市ワインへのアクセス方法
温暖な気候を活かし「余市のぶどうを使ったワインは数あれど余市ワインはただ一つ」をコンセプトに、余市で育ったぶとうを余市の地で仕込み、地域に根付いたワイン造りを目指している余市ワイナリー。アクセス方法は鉄道の場合、JR小樽駅から函館線に乗り普通列車で25分で余市駅に到着です。小樽中心部から車で移動の場合は国道5号線経由で約20㎞。ちなみに、JR余市駅からはタクシーや車で5分程(国道5号線)で到着です。
レストランや直営店もあって楽しめる
「余市ワイナリー」には、大自然を満喫しながら美味しいワインと料理を楽しめるレストランがあります。人気のランチには全部のメニューに、サラダ、スープ、パン、ドリンクのバイキングがついています。手作りの石窯で焼く、北海道産の小麦を使ったピザやパスタ、牧場牛を使ったハンバーグなどメニューも豊富。もちろんワイナリーで製造されたワインも楽しめます。その他ワインショップやギャラリーなどもあり人気のスポットです。
公共見学も可能!
北海道で人気の「余市ワイナリー」では、ワインの醸造棟、瓶詰め、貯蔵棟を自由に見学することができます。時間は10:00から16:30までで、大きな発酵タンクや、冷却装置、樽熟成している様子やワイン樽など普段お目にかかることのないワイナリー見学は別世界に来たようで、非日常を体験することができます。また、あらかじめ問い合わせをしておくとワインの製造工程の話しを聞きながら見学することもできます。
余市ワインおすすめの銘柄
北海道にある「余市ワイナリー」の人気のワインを紹介。まずは栽培面積が最も多い品種ケルナーを使ったワインその名も「ケルナー」です。余市産100%のケルナーを使った白ワイン。ほんのり甘口ながらも切れのある酸味とマスカットの香りが楽しめる上品な味わいが特徴です。ワイン初心者でも飲みやすいおすすめの1本です。辛口白ワインがお好みな方は、同じく余市産ケルナー100%の「ケルナーシュールリー」がおすすめです。
「余市ワイナリー」人気の赤ワインは余市産100%のツヴァイゲルトレーベを使った「樽塾ツヴァイゲルトレーベ」。赤ワインらしく重厚なボディと味わい、華やかな後味が特徴のワインです。フレンチオーク樽を使って長期熟成させた「余市ワイナリー」こだわりの1本です。ワインを口に含んだあとの余韻や重厚感は華やかを感じることができ、北海道の肉料理に良く合います。
その他余市ワイナリーには、人気のスパークリングワインもあります。余市産100%のナイアガラという品種で造られていて、生食用のぶどうなので甘みと独特の香りが特徴です。一口含むとフルーティーで爽やかな味わいが楽しめる人気のワインとなっています。気軽にワインを楽しみたい時や、ホームパーティーでの乾杯や食前酒としておすすめのワインです。
北海道「余市ワイナリー」には職人さんが1本1本丁寧に造るこだわりワインがあります。北海道には、余市産のぶどうを使ったワインが多くありますが、余市の地で仕込み、余市に根付いたワインは紹介してきたこの余市ワインだけ。北海道の雄大な自然を楽しみながらお気に入りのワインを探しに「余市ワイナリー」へぜひおでかけください。
北海道で色々な種類のワインが楽しめる「はこだてわいん」
日本人の味覚に合うワインを作る「はこだてわいん」
北海道の主要都市の一つ函館市。函館山の頂上からはガイドブックでもお馴染みの印象的な夜景を見ることができます。そんな函館にも人気のワイナリーがあります。「はこだてわいん」は日本人の味覚に合わせたワイン造りを目指していて、カジュアルなものから本格的なワインまで数多くのワインを製造しています。その中でも「無添加ワイン」には定評があり、製造技術は国産ワインコンクールで「金賞」をとり高く評価されています。
はこだてわいんのおすすめ銘柄
「はこだてわいん」では無添加ワインを始め、独自の製法で作られる「しばれづくり」というワインが人気です。しばれづくりとは、ぶどうを凍結させ搾汁し、果汁成分を凝縮して醸造していきます。赤、白どちらのワインも甘口ですが、深いコクとフルーツの酸味や香りを楽しめる一味違ったワインとなっています。ワインが苦手な方でも飲みやすくおすすめです。
その他「はこだてわいん」のフルーツワインもおすすめです。北海道だけではなく各地の特産フルーツを使ったワインで、優しい甘さとフルーティーな味わいが人気です。豊浦のイチゴを使ったいちごわいんや、ざくろわいん、北海道のメロンわいん、苫小牧のハスカップわいんなどその種類はバラエティーにとんでいます。「はこだてわいん」は日本人の好みやライフスタイルに合わせたワインが揃う人気のワイナリーです。
はこだてわいんは予約で工場見学も可能
「はこだてわいん」でもワインの仕込みや瓶詰め作業を行う様子を見学することができます。見学するには予約が必要となり前日までに電話又は、ファックスで申し込みます。工場に隣接する「葡萄館」のスタッフによるガイドツアーで、約30分かけて工場を見学することができます。夏季は11:00/14:00/15:30の1日3回、冬季は11:00/14:00の1日2回行われています。
「はこだてわいん」に隣接する葡萄館では工場見学の他に、常時5種類以上のワインの無料試飲やワインを使ったソフトクリームなど様々なワインを使った商品を楽しむことができます。多くのワインが揃っている「はこだてわいん」でお気に入りの1本を見つけてみませんか?
はこだてわいん工場へのアクセス方法
「はこだてわいん」へのアクセス方法は、車かタクシーを使うのが便利です。JR新函館北斗駅から6キロ約10分ほど、函館駅からは22キロ約30分ほど、観光名所の「大沼国定公園」から12キロ約17分ほどで到着です。国道5号線沿いにあるワイナリーです。外国産のワインが苦手な方も「はこだてわいん」なら飲める1本を見つけることができるかもしれません。北海道の旅の思いで作りにぜひ「はこだてわいん」へおでかけください!
北海道で人気のワイナリーを他にも紹介
生産本数が限られる幻のワイン「さっぽろ藤野ワイナリー」
北海道札幌市に「さっぽろ藤野ワイナリー」があります。札幌中心部より南へ車で30分ほど南下した場所にあり、道内の契約農家と自社の畑で栽培したぶどうだけを使ってワインを製造しています。酸化防止剤を使わず自然に寄り添った体に優しいワイン造りを目指し、あえて濾過をせず発酵も自然任せ。ぶどう本来の風味を活かしたワインは生産本数も限られ発売されるやいなや、すぐに完売してしまう人気のワインとなっています。
「さっぽろ藤野ワイナリー」のワインは赤、白、辛口、ロゼと各種揃い、今では常時10本のワインをラインナップしています。その中でもおすすめのワインは「キャンベルサンスフル」野イチゴを思わせる豊かな香りと軽やかでなめらかな口当たり、柔らかな酸味が特徴の赤ワインです。「さっぽろ藤野ワイナリー」では常時ワインの試飲ができます。併設されているレストランでも美味しい料理ともにワインを楽しむことが出来ます。
さっぽろ藤野ワイナリーのもう一つのおすすめのワインは「シードルブラムリー2015」。酸化防止剤を使わずぶどう本来の美味しさがたっぷり詰まった1本で体にも優しく、さっぽろ藤野ワイナリーに魅力を感じることができます。サイズはフルボトルとハーフボトルの2種類があります。発売されるとすぐに売り切れてしまう人気のワインです。気になる方は早めの購入をおすすめします。ワイン初心者にもおすすめのワイナリーです。
バランスがとれたワインを堪能「ふらのワイン」
「ふらのワイン」はワインの風味やバランスがとれているのが特徴です。赤ワインは渋みが少なく、程よい酸味と甘みで赤ワインが苦手な人でも飲みやすいワインとなっています。白ワインはスッキリ爽やかな口当たりと柑橘の香りが特徴的で「ふらのワイン」はワインが苦手な人でも美味しく飲めるのが魅力で日常使いできるところが魅力です。また、ワイン工場の見学も可能で観光スポットとして人気を集めています。
北海道・富良野はドラマのロケ地やラベンダー畑が有名な道内でも屈指の人気観光スポットです。夏は過ごしやすい気候に恵まれ冬はグッと冷え込む、寒暖差が大きい土地ですがヨーロッパの土壌と似ていることからワイン用のブドウを栽培するのに適した土地だとされ、農業振興の一つとしてワイン造りが行われてきました。そして、自然の恵みがたっぷり詰まった「ふらのワイン」は地元の人や観光客にも人気のワインとなっています。
また、ふらのワイン工場周辺には、「ふらのワインハウス」というレストランがあり、丘の上から富良野市街を一望できます。目の前に広がるラベンダー畑や田園風景は絶景で、レストランではふらのワインはもちろん、ふらのチーズなど地産地消をコンセプトにした美味しい料理を楽しむ事ができます。美味しいワインと富良野の絶景は優雅なひと時をもたらしてくれます。
ワイン好きにおすすめ「十勝ワイン」
「十勝ワイン」はこだわりのワイン。十勝は北海道内でも激しい寒暖差で知られている地域で、冷害などの自然災害の影響により財政難に苦しめられていたそうです。しかし、当時の池田町長が山に自生する山ぶどうにヒントを得て、ワイン造りを始めようと1963年に日本で初めての自治体が運営するワイナリーを設立。寒暖差が激しくぶどうの栽培には不向きな土地で品種改良を重ね、試行錯誤を繰り返し誕生したのが「十勝ワイン」です。
北海道・十勝地方で製造されている「十勝ワイン」は、ぶどうの酸味をダイレクトに味わえる辛口が特徴です。スッキリとした風味のワインは、料理の味を引き立たせてくれるのでテーブルワインとしても楽しめます。特に人気のワイン「トカップ赤」は酸味と香りのバランスが良く肉料理によく合います。北海道の厳しい冬を表すかのようなスッキリとした辛口の「十勝ワイン」は生産者の努力と思いが詰まったこだわりのワインです。
また、十勝ワイナリーでは、ワイン工場の見学や試飲ができます。そして敷地内にドリームズ・カム・トゥルー・ヴィンヤード」という施設がありこれは池田町出身のアーティスト(吉田美和さん)の事務所が共同で運営しているぶどう園です。ここにはドリームズカムトゥルーの資料を保管、衣装などを展示しています。こちらも自由に見学することができます。
多数の賞を受賞 世界を魅了する「おたるワイン」
「おたるワイン」は、生食用のぶどうを使ったフルーティーな風味が特徴で、果汁のみずみずしさをたっぷりと味わう事ができるワインです。北海道小樽市に本社がある北海道ワイン株式会社で作られていて、自社が持つ「鶴沼ワイナリー」は垣根式のぶどう畑となっています。ここで様々な品種のぶどうが栽培され、ワイナリーの広さは日本最大級。ワインの生産量も道内最大量を誇っています。
「おたるワイン」は糖度の高いぶどうを使っていることからやや甘口な風味が特徴。その為、ワイン初心者や女性からの人気がとても高くなっています。おすすめのワインは「おたる特選ナイアガラ」。コンクールでの受賞歴も多数とった自信作で、マスカットの風味が豊かに香る非加熱、生詰めされている白生ワインです。アルコール度数は10%。他に同じナイアガラの辛口など様々な種類のワインを揃えています。
小樽市の朝里川温泉に、北海道ワインの醸造所とギャラリーがあります。ギャラリーではスタッフやソムリエによるワイン講座やワイナリーの紹介がされており、醸造所では瓶詰め作業や発酵タンクを見学することができます。「鶴沼ワイナリー」はワインの本場ドイツ人による指導を受け、豊富な種類のぶどうの栽培に成功しました。品質も良く数多くの賞を受賞し、日本のみならず世界も認めるワインを造っています。
北海道ワインは道内最大の生産量を誇る人気のワイナリーです。ワインはそれぞれシリーズ化されており「おたるわいん」を始め、限定ワイン、鶴沼シリーズ、厳選シリーズ匠シリーズがあります。中でも匠シリーズと呼ばれるワインは、契約農家の中から厳選されたぶどうの栽培農家の名前が付けられている限定ワインだそう。鶴沼ワイナリーへは、国道275号線を経由し、「道の駅つるぬま」を目指して行きます。
手に入りにくいことで有名なワイン「ドメーヌタカヒコ」
ワイン好きな人なら知らない人はいないのではないでしょうか?「ドメーヌタカヒコ」で造られているワインは「ピノ・ノワール」。手に入りにくい事で有名なワインです。「ドメーヌタカヒコ」は北海道の余市町で家族で経営されている醸造所で、農場には約9000本のピノワールだけが植えられています。独自のこだわりのもと、自然に任せた製法で出来るだけ手を加えず、繊細な感覚のみを大切にし造られています。
「ドメーヌタカヒコ」渾身の1本は「ナナツモリ・ピノ・ノワール(赤)」。すぐに完売してしまうことから、1人1本しか購入できない幻のワインです。力強く複雑な香りが多くのファンを魅了しています。「ドメーヌタカヒコ」では、農場の見学やお客さんへのワインの直接販売は行っておりません。契約販売店のみで購入することができるので、興味がある人は「ドメーヌタカヒコ」のホームページを確認することをおすすめします。
北海道のワイナリー見学ツアーに行ってみよう
試飲などを楽しみたいなら車で行くよりツアーがおすすめ
北海道には、たくさんのワイナリーがあります。そして最近では人気のワイナリーを巡るツアーが人気となっています。北海道の豊かな自然と恵みをたっぷりと受けて造られたワインは、ワイナリーによって個性がありつつも、どれも北海道の自信作ばかり。試飲をしながらワイナリーを巡るのは大人の旅の醍醐味です。人気のワイナリーへ行くなら車よりだんぜんツアーがおすすめです!心おきなくワインを楽しめます!
北海道体験.comでは人気のワイナリーツアーが検索可能!
北海道を丸ごと楽しめる「北海道.com」では人気のワイナリーツアーを探す事ができます。現在ツアーで楽しめるのは先程紹介した十勝ワインを見学する「ワイン城とDCTgardenIKEDA見学」。ヨーロッパ風のワイン城では熟成樽やワインの製造、試飲、買い物を楽しめます。「DCTgardenIKEDA]では人気アーティストのドリカムの衣装や展示を楽しむことができます。所要時間は約5時間大人1400円子供900円となっています。
その他、期間外プログラムとなっているワイナリーツアーもあるので、気になるワイナリーがあればこまめにチェックするのがおすすめです!北海道を訪れる際はぜひワイナリーツアーで北海道自慢のワインを楽しみましょう。
北海道の人気ワイナリーに行ってみよう
いかがだったでしょうか?北海道に来たらぜひ訪れて欲しい人気のワイナリーを紹介してきました。ワインは土地や気候によって大きく左右されます。広大な土地を有する北海道でも地域によってワインの風味は異なります。ワインが好きな人でも、苦手な人でも北海道ならお気に入りのワインを見つける事が出来るかも知れません。この記事を参考に、ワイナリーツアーなどを利用して北海道のワインを心おきなく楽しんでください。