札幌の狸小路商店街でおすすめグルメは？ラーメンやイタリアンなど紹介！

札幌を代表する老舗商店街といえば「狸小路（たぬきこうじ）」です。地下街直結で行けるので、雨風にさらされることがないアーケード街なのが嬉しいです。新旧の店が入り混じり、さまざまな発見があります。美味しい食事を楽しめる店からゲームセンターやカラオケ店、そして映画館まであり、端から端まで歩いてみると、新しい発見ができるでしょう。雪が降る季節も、アーケード街は寒さ関係なく楽しめる便利な商店街です。

札幌市電が横切る姿など、狸小路ならではの札幌の風景も見れる場所です。土産売り場や北海道食材を扱う店なども多く、観光客におすすめなスポットです。今回は、札幌の狸小路商店街でおすすめグルメは?ラーメンやイタリアンなど紹介します。懐かしさや新しさが交錯するディープスポットである狸小路商店街のグルメな魅力に迫りましょう。

札幌の狸小路商店街は、北海道で最古の商店街の1つで、2018年で145年目（明治6年~）を迎えました。また、規模も最大級で7ブロック総延長約900m･店舗数約200軒の全蓋アーケードを持つ商店街です。現在のアーケードは、二代目（昭和57年完成、一部を除く）で、国道部分を除き交差する路上をも覆う、ロングアーケードです。

発祥は1869年（明治2年）に明治政府が「北海道開拓使」を札幌に置いた頃、現在の狸小路2丁目、3丁目辺りに商家や飲食店が建ち並びました。明治6年頃に、その一角が「狸小路」と呼ばれるようになりました。そして1916円（大正5年）狸小路3丁目の3カ所に横断街灯が設置されました。その後1927年（昭和2年）、狸小路5丁目をかわきりに、各丁競って「鈴蘭灯」（鈴蘭の形した街頭）が設置され、狸小路の「新顔」になりました。

1936年（昭和11年）には5丁目に初めてネオン8基が設置され、続いて2~6丁目に鈴蘭型ネオンが揃いました。しかし、1937年（昭和12年）の日華事変勃発以降、太平洋戦争時には狸小路のシンボルであった鈴蘭灯も応召され、商店街自体幾多の岐路に直面しました。やがて1949年（昭和24年）に鈴蘭灯が復活し、徐々に戦前の華やかさを取り戻しました。鈴蘭灯復活の年に始まったのが今でも年2回の風物詩「現金つかみどり」です。

鈴蘭灯に続く狸小路の顔となった全蓋アーケード街は1958年（昭和33年）に狸小路3丁目に設置されたのを皮切りに、1960年（昭和35年）狸小路2丁目の完成をもって、狸小路1~7丁目の街路が屋根付きとなり「横のデパート」と呼ばれました。初代のアーケードは、各丁目ごとにデザインが異なり、個性を競い合ってきました。1982年（昭和57年）には2代目となる現代のアーケードとカラー舗装が狸小路1~6丁目に設置されました。

そして国道部分を除き、交差する道路部分も屋根続きのロングアーケードとなりました。2002年（平成14年）にはアーケードの大改装が行われました。天板や電機設備の改修、光ケーブルと無線による商店街LANの構築、LED掲示板、防犯カメラ等が設置され、商店街はもちろん、利用者に居心地の良いアーケード街として、ますます札幌市民に親しまれています。

狸小路商店街への行き方は、札幌駅南口を出て大通をひたすらまっすぐ歩きます。大通公園もこえて左側の歩道を歩いているとドン・キホーテがあり、アーケード街の狸小路商店街に到着します。ひたすら直進すること15~20分くらいで行けますので、街をぷらぷらしながら散策する感じで行きましょう。また地下街直結なので、雨風にさらされず移動ができるので、晴天時は地上、雨天時は地下と、利用客の安定化も図っています。

狸小路商店街の公式サイトでは、イベント情報やマップ情報が確認することができます。イベントは年間を通してあります。その中でも1949年（昭和24年）より続いている「現金つかみどり」というイベントがあります。これは、狸小路商店街で買い物をすると、抽選券がもらえ、ガラポン抽選で当たりが出たら最高額30万円の現金つかみ取りの権限が得られるといったもので、地元住民にも人気あるイベントです。

また、毎年7月最後の土曜日に開催される「ナイトバーゲン」は、各丁趣向を凝らした出店や特売品などで大変盛り上がります。5丁目にはAIR-G'特設ブースも設置され、人気DJがアーケード内しか聞くことのできないオフエア放送も行っています。ウェブサイトでは、狸小路のガイドマップをダウンロードして利用することができます。札幌を訪れた際には、狸小路商店街にも立ち寄れるよう、ガイドマップでおさらいしておきましょう。

札幌の狸小路商店街で美味しいラーメンのおすすめ店は、背脂系の豚骨醤油ラーメンで札幌で一大ブームした「らーめんてつや南七条本店」です。現在では店舗数を計7店に増やして（道内6店、東京1点）一世風靡した人気店です。メニューはみそ、正油、塩らーめん、とんこつ辛か麺（ピリ辛系）、じゃんじゃんめん（ピリ辛系）などがあります。てつやの代表作「正油らーめん」は、1ヵ月程寝かせた秘伝の正油ダレを使っています。

その秘伝正油ダレとして、てつや究極の白湯スープを掛け合わせ、仕上げにはスープの表面に背脂を散らし、まろやかな味に仕上がっていて、810円です。また、本店だけの裏メニューとして「まかないらーめん」も密かに人気です。味のベースはもちろん「正油味」です。このラーメンの特徴が「麺かため」「油っこく!」「味濃いめ!」の三拍子で780円です。これにごはん（小）追加したり半熟玉子を入れたら最高です。

店までのアクセスは、地下鉄東西線西11丁目下車徒歩10分、市電西線6条駅下車、徒歩5分、西線6条駅から350mです。営業時間は11:00~翌3:00で、定休日は水曜日になります。座席数11席でカウンター席のみの、こじんまりとした店です。駐車場も用意しています（店舗裏4台）。各駐車スペースには「てつや」のプレート有です。ぜひその美味しさを堪能して下さい。

札幌の狸小路商店街で美味しいラーメンのおすすめ店は、スープが美味しい!と口コミでも人気の「らーめん空」です。すすきの駅から徒歩7分ほどのところにある「らーめん空」は、ラスベガス、フィリピン、シンガポールなどに支店を持つ人気店で、純すみ系の味噌ラーメンにすりおろした生姜を配合しているのが特徴です。味噌･醤油･塩のスープで提供していますが、味噌味が一番人気です。意外と味噌と生姜がよく合います。

行列のできるラーメン屋さんですが回転率も良いので、美味しい味噌ラーメンが食べたい方は訪れてみて下さい。トッピングのチャーシューも大きくてボリュームがあります。また、平日のランチタイムサービスとして、大盛無料券もあり魅力的です。その他、深夜まで営業しているので、飲んだ後のシメの一杯に最高です。月曜定休で、月~木11:00~翌4:00（L.O3:30）金土は翌5:00（L.O4:30）日祝は翌1:30（L.O1:00)です。

札幌の狸小路商店街で美味しいイタリアンは、スパイスとハーブで味わうイタリアン系ヒュージョン料理の店「Source（ソース）」です。Sourceは「源」を意味します。美味しく良質な素材の持ち味を最大限に引き出しイタリアンをベースに、フレンチ、スパイニッシュなど世界各国の食文化を源流に持つスパイスやハーブ料理を提供しています。料理に国境はなく自由に、クリエイティブに、道産食材を中心に素材を厳選しています。

ランチでは「ベーシック(1,280円）」で、週替わりパスタ3種、米料理2種からどれか1品選び、ビュッフェ（サラダ、フルーツ、ドリンクが付く）です。次に「スペシャル（1,480円）」は、ベーシックにプラスしてデザートが付きます。その他に「プレミアム（1,980円）」はスペシャルにプラスして肉料理（ビーフ、ポーク、チキンから選ぶ）が付きます。11:30~15:00(L.O14:00）17:00~23:00(L.O22：30）営業で無休です。

アクセスは、札幌市営地下鉄「大通駅」から徒歩1分で、東急ステイ札幌1Fです。定休日は無休になります。座席数は59で、予約も可能です。夜のディナーは、2,500円から提供しています。営業時間は11:30~15:00（L.O14:00）17:00~23:00（L.O22:30）です。ランチはもちろんのこと、ディナーも美味しいので、記念日利用にも最適です。

札幌の狸小路商店街で美味しいイタリアンは、パスタが100種類以上で飽きのこない店「チロリン村 南2条店」です。店内の総座席数は40で、オープンキッチンになっているので、カウンター越しに調理風景が観察できます。スタッフと話ながら注文した料理が目の前で出来上がる様子を見ることができます。また、カウンター席の他に友達とワイワイ楽しむことができるテーブル席もあります。

料理に使用している食材は、国内産のものにこだわっています。カルボナーラなどに使用している生クリームやチーズは、北海道産の上質で濃厚なものを使用しています。そして、この店のこれだけは食べてほしいベスト3が、自家製ミートソースが特徴な「超絶濃厚チーズミート」は、自家製オリジナルミートソースに北海道産の濃厚な生クリームを原材料としてチーズソースを使って仕上げており、ミートとチーズのバランスが良いです。

次のおすすめパスタは、幅広い世代で人気の「ナポリタン」です。トマトの旨みがパスタに絡み、思わず食べ進めてしまう1品です。店のランチメニューで1番人気です。次のおすすめパスタは、厚切りベーコンが特徴の「カルボナーラ」です。厚切りベーコンと北海道生クリームを使い、濃厚なソースをパスタに絡めた1品です。生クリームの甘みとベーコンの塩分のバランスがとてもいい1品です。食べ応えのあるパスタです。

最寄駅は、札幌市営地下鉄東西線大通駅徒歩4分、札幌市営地下鉄南北線すすきの駅徒歩5分、札幌市電山鼻線西4丁目駅徒歩5分です。営業時間は11:00~22:30（L.O22:00）で無休になります。美味しいパスタが食べたい時は、ぜひチロリン村を訪れて下さい。

札幌の狸小路商店街でランチにおすすめの人気グルメは、食べログで1位にある、スープカレーの美味しさにハマる「ラマイ札幌中央店」です。バリ島で生まれ、札幌で育ったという店のコンセプトで、2003年のオープン以来、独自性と来店された方の立場に立った店作りを第一に考えています。人気のスープカレーは定番のチキン(1,100円）の他、ポーク、エビ天2本、ビーフなどがあります。

ラマイ厳選の香辛料が複雑絡み合い、コクのある仕上がりになっています。ラマイのスープカレーはチキンベースのスープです。また、フルーツやキャベツも沢山入っていることが特徴です。スパイスも調理直前に挽きなおして、よりスパイス感を出しています。さまざまなスパイスといくつかの隠し味がラマイの特徴です。辛さのレベルは10段階あるので、好みの辛さに調節できます。また、ライスの量も選ぶことができます。

トッピングも種類豊富に用意してあり、飲み物も充実しており、アルコールはもちろんのこと、コールドドリンク、ホットドリンクも豊富です。バリコーヒーも提供しているので、雰囲気でスープカレーを食した後にオーダーしてみませんか?座席数は44席あります。11:30~21:30（L.O21:00）営業で、木曜休みになります。店までのアクセスは、地下鉄東豊線福往駅より徒歩15分です。

札幌の狸小路商店街でランチにおすすめの人気グルメは、狸小路でのんびりランチに最適な「モディッシュカフェ」です。リッチモンドホテル1Fにありますが、狸小路から直カフェに入れるところが、ホテル感がなく、オープンな雰囲気でホッとします。店内は広いので、ゆったりとくつろげるところも人気です。店内中央に吊るされたパネルには白黒の洋画が流れているのもまた、いい雰囲気です。ホテル内なので接客は丁寧です。

昼のランチメニューはパスタやピザ、オムライス、ハンバーグなどのランチプレートがありますが、その中でも人気なのがハンバーグのランチプレート（1,200円）です。値段は少し高めですが、ハンバーグには黒豚･黒毛和牛を使用しています。これにライスかパン、ドリンク付きです。11:30~15:00が営業です。ゆったりランチができるのが嬉しいです。定休日は第2、第4火曜日になります。狸小路4丁目、地下鉄大通駅徒歩3分です。
 

札幌の狸小路商店街でディナーにおすすめの人気グルメは、狸小路7丁目付近にあるレトロな居酒屋「下町ウルフおさかな店」です。大きな看板が目印なので、分かりやすいです。ここは気軽に新鮮な海鮮がいただける居酒屋です。店内はまるで昭和にタイムスリップしたかのようで、ワクワクします。灯りもこんもりした雰囲気で落ち着きます。椅子を見てびっくりのプラスチック製のビールケースで、よりレトロ感を出しています。

こういった受け狙いのユーモアが好きな方は利用すると楽しいです。若い店員さんに客層も若者が多い店という口コミの情報もあります。テーブル席の他に座敷席もあるので、宴会にも使われ、客層によっては活気溢れた感じです。単品をいくつか頼んでも良いですし、コース料理もおすすめです。特に豪華なのは刺し身の盛り合わせで、サンマ、まぐろ、北寄貝、サーモン、ハマチ、シシャモ、ホッケと、珍しい刺身も勢揃いです。

店までのアクセスは、地下鉄大通･すすきの駅、資生館小学校から180mの場所です。定休日は無休になります。営業時間は、月~土18:00~翌5:00、日祝18:00~翌1:00です。総座席数60で全面喫煙可です。駐車場はありません。飲み放題コースも3000円以下から用意しております。駅の中心地からは少し歩きますが、昭和レトロで気取らない雰囲気が好みの方は、ぜひ訪れてみて下さい。

札幌の狸小路商店街でディナーにおすすめの人気グルメは、札幌で旬の味を楽しめる炉端焼き「めんめ」です。暖簾をくぐると店内は落ち着いた雰囲気で、炉端から立ち上がる香ばしい匂いに包まれます。カウンターには脂ののったホッケの開き、大きなホタテ貝、春から初夏が旬の極太アスパラなど、吟味されたとびきりの食材がずらりと並んでいます。ここでのおすすめは、やはり「めんめの炭火焼き」です。

道東の浜言葉で、きんきのことを「めんめ」と呼びます。1本釣りを仕入れて開き、味付けをして干した自家製の干物です。皮目がパリッと、身はふっくらでしっとりして、脂の上品な余韻がたまりません。そんなめんめの炭火焼きは、身を味わった後にもお楽しみがあります。皮をもう一度カリッと焼いて出汁をかけ、吸い物にして提供しています。これは道東では定番の食べ方だそうです。ぜひ訪れた際には味わってもらいたい1品です。

時期によって高価な魚ですが、満足度の高さは折り紙付きです。また鮮度ばかりでなく、その日の食材に手をかけた一品料理も揃えています。炉端を設けたカウンター席の他、テーブルや小上がりも用意しています。特にカウンター席は人気なので、予約をするのが確実です。北海道の選りすぐりを堪能できる特別な店です。場所は地下鉄東西線大通駅より徒歩6分、資生館小学校前駅から151mで17:00~24:00(L.O23:00）日曜休です。

札幌の狸小路商店街でディナーにおすすめの人気グルメは、北海道食材が満載の鍋が楽しめる「札幌相撲茶屋狸小路 ぽんぽこ亭 北海道うまいもん笑舗」です。リーズナブルにボリュームあるランチやディナーが楽しめるとあって観光客のみならず、地元の方にも人気店です。ここのランチの総合ランキングは、6位「ちゃんこ炊き込みご飯セット（880円）」5位「白老牛とチーズの焼カレー（750円）」4位「入門ちゃんこ鍋（750円）」

3位「ちゃんこちゃんめん（750円）」2位「北海道うまいもん弁当（880円）」1位「横綱ちゃんこ鍋ラーメン（1,000円）」です。どれもボリューム満点で大満足なメニューです。汁物は寒い雪国には身体を温めてくれます。夜は3,500円からのコース料理があります。食べログから予約をするとコース料理が安くなるのでおすすめです。アクセスは地下鉄南北線すすきの駅（大通駅）から徒歩3分、札幌狸小路3丁目に位置します。

営業時間は11:30~15:30（L.O15:00）、17:00~23:00（料理L.O22:00、ドリンク22:30）で、定休日は無休（大晦日と元旦は休み）になります。席数は100席です。個室は大人気のため、早めの予約が確実です。貸し切り宴会は50人から可です。駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングを利用下さい。

今回は、札幌の狸小路商店街でおすすめグルメは?ラーメンやイタリアンなどを紹介しました。狸小路商店街は歴史が詰まり、今も地元住民に愛されている憩いの商店街だということが分かりました。狸小路商店街の守り神「本陣狸大明神社」で沢山の人々が参拝し、商店街の活気と繁栄が後世も引き継がれていくでしょう。皆さんも札幌を訪れた際には、狸小路商店街の現代とレトロを行き来しながら買い物や食事を楽しんで下さい。